表紙 名古屋市文化芸術推進計画2030 令和8年3月 名古屋市観光文化交流局文化歴史まちづくり部文化芸術推進課 はじめに 文化芸術を取り巻く国際的な潮流をみると、多様性、包摂性、持続可能性をキーワードとした新たな社会の実現に対して、文化芸術の果たす役割が大きいということが共通認識となりつつあります。すなわち、文化芸術そのものの価値を高めるだけでなく、関連分野との積極的な連携を通じて、新たな社会的・経済的価値を創出することが求められています。本市においても、こうした潮流を踏まえ、文化芸術そのものの振興だけでなく、文化芸術の持つ創造性を活かした新たな価値の創出を図っていく必要があります。 本市はこうした考えに基づき、私たちの暮らしに彩りをもたらし、 世代や地域、言語や価値観を超えて人と人をつなぐ力を持つ文化芸術の力を都市の持続的な発展に活かすべく、令和6(2024)年度に「名古屋市文化芸術推進基本条例」を制定し、市民とともに文化芸術を育むまちづくりを目指しています。 本計画は、名古屋市文化芸術推進基本条例の掲げる理念を体現するもので、今後の5年間を見据えて、文化行政の着実な推進や、文化芸術を社会課題の解決に活かしていくための指針として策定するものです。「芸どころ名古屋」の歴史を背景に、文化芸術的視点からの創造性を中核に据え、他分野を横断する取り組みを推進することで、文化芸術の持つ多様な価値を好循環させる創造都市の実現へつなげてまいります。 本市は、本計画を市民、文化関係者、民間事業者、行政など多様な主体が連携し、その創造性を十分に発揮できる環境を整備する羅針盤とすることで、魅力と活力にあふれる名古屋(まち)の実現を目指します。 脚注 本計画においては、活用するという意味の「いかす」を「活用」の「活」で「活かす」と表記しています。