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第5回第6期名古屋市男女平等参画審議会 記録

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このページを印刷する最終更新日:2015年6月29日

第5回名古屋市男女平等参画審議会会議録

日時:平成27年3月26日(木曜日)午後3時から

会場:名古屋市男女平等参画推進センター 第1相談事業室

出席者:男女平等参画審議会委員 13名

副市長、総務局企画調整監、総合調整部長、男女平等参画推進室長

傍聴:0名

1 開会

(進行:総合調整部長)

2 副市長の挨拶

(略)

3 議事

(進行:会長)

(1)男女平等参画に関する基礎調査について

(事務局より、「男女平等参画に関する基礎調査について」説明)

質疑応答

【委員】問12-1で「あなたは将来働きたいとお考えですか」という問いがあるが、若い世代の回答がわかるものがあるか。

【事務局】3月の下旬に、調査の結果全体をとりまとめて冊子にするので、その中に入れる。

【委員】問21「配偶者や交際相手からの暴力の目撃や相談」で設問の意図がわかりづらい。対象は、DVを受けた人に聞いたのか、全体に聞いたのか。

【事務局】全体に聞いた。

【委員】「職場や学校等で配偶者からの暴力」を目撃したという表現に違和感を覚える。

【事務局】前回の調査から継続して聞いている質問で表現は改善した。目に見えるアザなどを目撃したということを含む。精神的なDVは目に見えないが、そういった相談をされたことがありますかという設問。

問23で自分自身がDVを受けた場合どこに相談するかという設問がある、前回の公的相談施設は10.7%だったが今回は33.8%ということで認知されてきた。逆に相談窓口を知らないという設問に6.4%が答えていたが今回は2.7%ということで公的施設が増えてきて広く認知されたということがわかった。

(2)次期男女平等参画基本計画の策定について

(事務局より、次期男女平等参画基本計画の策定について説明)

【委員】基本計画の策定の目標1から5を決めるときの議論となるかもしれないが、総合計画のこの順序は何の順番か。意味があるのか。総合計画では、施策が44あり男女平等参画は施策14になっている。

【事務局】総合計画2018は名古屋市全体の計画で、個別の計画はこれに沿って作っている。次期男女平等参画基本計画もこの個別計画にあたり、男女施策について具体的なことを決めていくもの。今回の特色、重点戦略の1は、「子育て世代に選ばれるまちをつくるとともに、地域の活力を高めます」ということで、若い世代に選ばれるまち、若い世代と元気な高齢者が助け合って暮らせるまちづくりにしている。

2つ目は「市民・企業・行政の総力で大規模災害に備えます」で、南海トラフ巨大地震への備えです。避難所運営における女性の意見などはここに入る。

3つ目は「国際的な都市間競争を勝ち抜く大きく強い名古屋をつくります」で、リニア開業や、オリンピック等の開催で都市間競争に負けないようにやっていこうというもの。

男女平等参画は戦略1の中にあり、若い世代や女性が活躍できる環境づくりというところの、重点においてある。掲載の順番は優先順位とあまり関係ないが、その中でめざす都市像1「人権が尊重され、誰もがいきいきと過ごせるまち」という中にある。

【会長】総合計画では私も委員として、意見を言わせてもらったが、概要版のイラスト部分で固定的役割分担にとらわれたとても残念なところが何箇所かある。概要版の作成については、委員が意見をいうところではなかったが、もう少し気をつけて作成していただきたい。

第6期の委員の皆さんには、基本計画2015の推進状況の中間評価や、次期基本計画に向けて人権部会、活躍推進部会においてご議論をいただいた。この資料を、7期の審議会で活用していきたい。本日は6期の最後の審議会なので、各委員からご意見をいただきたい。2年間の振り返りや次期計画に向けての思いなど、自由に発言いただきたい。

【委員】「目標4雇用等における男女平等」について。中小企業団体中央会では、中小企業の労働条件について調査をした。特に女性の管理職の動向、非正規雇用の現状について毎年の内容に項目を加えて調査をした。県内の中小企業の約半分にあたる758事業所に回答いただいた。女性管理職はいるかという問いに対して、29%がいると回答した。中小企業にも規模はあるが、規模によらず女性管理職がいるという内容であった。ただ、実数でみると3万人の従業員の中で、課長級以上は336人で1%、100人に1人ぐらいしかいない。管理職はいるが、数が少ないという現状を認識した。

女性の社会進出は言われているが、発想としては女性の労働力を活用したいというものであるが、男女平等参画という発想からも必要であると思う。

【委員】私の専門は家庭科教育なので、学校教育の中から男女平等が意識され、さらに推進されていくとよいと思う。「目標2男女平等・男女の自立のための意識変革」に関連して、小中学生向けハンドブックの活用や、若年層向けデートDVのリーフレットを作成するという話があったが、具体的にどのように活用されているかを、もう少し細かく見るとよいと思う。

家庭科の教科書を作る際のイラストのチェックでは、男女の数や着ている服の色まで、細心の注意をはらっている。市役所が発信する印刷物を市民の皆さまが見ることを考えると、男女平等参画推進室が総務局にあるということをもっと活用し、市の印刷物から、かくれたメッセージを送っているというところにも気を配っていただきたい。

【事務局】ありがとうございます。広報物ガイドラインを各局に徹底してまいりたい。

【委員】子ども・若者支援の会議に出た際に、子どもの貧困や貧困の連鎖、生活困窮者など、貧困が起きる前の支援が話題になっていた。それに比べると、現行の基本計画2015では、女性の貧困についての言及が少ないと思ったのが中心的な感想。あるいは、国に比べても人権的な感覚が名古屋市は薄いかと思い、そこを中心に意見をさせてもらった。男女平等の問題はどこからどこまでかというのが、他分野が専門の私からすると分かりにくい。優先順位や、原因とか結果が男女の性差に関係しているから男女の基本計画で扱うのかという仕訳のようなところに苦労した。人権部会に参加したが、貧困に関して、男女間の経済格差は依然としてあり、女性の貧困率が高いということは、健康で文化的な生活ができないという意味で人権問題である。貧困であることは、教育や暴力から逃げるとか、自立するとか、次の機会を奪い、いろんな問題の中でも、後に引き続く問題で、否定的な影響力を及ぼす。次回の計画に、この問題を反映していくことが課題だと思う。

【委員】私がキャリアコンサルタントになったきっかけは、女性の再就職支援。基本計画の策定においても、「目標3方針決定過程への女性の参画」や、「目標4雇用等における男女平等」に目がいきがちだった。ただ、こう言った審議会に参加し、自分のものの見方に偏りがあると思った。たとえば人権という論点から見るといろんな見方があるのだな、と私個人としては多くのことを学んだ。

また、目から見てイメージが固定化することの影響は大きい。テレビアニメ「サザエさん」には、ジェンダーの問題が含まれていると思う。女性の固定的な役割があり、それを子どもたちが見て育っている。家電メーカーがスポンサーのためか、家電は進化しているが、家族構成には変化なく、それぞれがやっていることは旧態依然としている。コマーシャルも家電製品を女性が使っている映像が多い。それをどうやって覆すか。審議会からきっかけづくりを提起していくことができたらよかったというのが感想。

【委員】現行計画では、それぞれ男女の人権の尊重や、意識変革を進めていただいた。小中学校や女性会でも勉強させていただいた。DVは身近ではなかったので、基礎調査の結果を見て、こんなに数字があるのかと驚いた。

子育てや介護、男性が育児休業をとることが、マスコミでも取り上げられているが、出産のためにどうしても休暇をとらなくてはいけない女性と男性を同じラインで比較するのは難しい。管理職やリーダーとして女性が活躍するには、そういう面も含めてなかなか進んでいかないと思う。また、少子化や虐待などの対策も必要であり、そのためには親子の関わりが必要だと思う。働くには、早いうちから子どもを保育園に預けることになるが、母親とのふれあいも本当に大切だと思う。

私は子育て支援、青少年育成、高齢者への声掛け、地域での世話焼きおばさんの活動を十数年やり、地域で活動している。青少年の犯罪の低年齢化など、ふれあいの時間が少ないことが一因となって問題がでてきているのではないかと思う。PTAや子ども会に私も参加していたが、女性会の役員も引き受けていただける方が少なくなっている。地域の育児なども非常に大切な仕事だと思っている。

【委員】私自身は仕事で社会保険労務士をやっているので、中小・零細企業を相手にしている。また、3人の父親という視点で意見を言ってきた。他の委員の言うとおり、父親と子どものふれあいは大切だと思う。日本でも、高度成長期までは、父親は早く帰宅していた。24時間働くことになったのはバブル期以降の話である。「サザエさん」でも父親は早く帰宅している。家族のコミュニケーションが大切だと思う。うつ病も多いが、睡眠時間とも関係があり、男性の長時間労働を解消しないと様々な問題の解決、女性の活躍にもつながらないので、そこをなんとかしないといけない。もっと踏み込んでいかないと、本当の意味での男女共同参画は進まないと思う。しかしながら、労働行政の問題でもあるが、名古屋市として直接企業に何が言えるのか、言える立場ではないのでなかなか難しい。現在では、企業内でイクメン・イクボスセミナーなど、少し前では考えられないことが行われており、男女平等参画に向けた風が吹いているなと感じる。名古屋市では、女性の活躍推進企業を表彰しており、企業に対してもっとPRしていければよい。

また、小1の壁も課題。名古屋のあり方は異質。選択肢があるのはいいが、利用料の差や利用時間も複雑で選択が難しい。女性が短時間勤務にして対応することになり、そうするとキャリアに影響が出る。放課後児童に関するアプローチのあり方を考えていかないといけない。

【委員】中高・大学そして教育委員会の事務局、行政の場でも務めた経験がある。基礎調査の結果によると、学校教育の場は、職場や家庭生活などと比べて平等感が極端に高い。これはいいことだが、しかしながら例えばセクハラの相談者が学校で相談することは非常に少ないのが現状。教師のあり方、考え方が問題で、そこを変えるともっと大きく変わってくる。手引書の改定には私も関わったが、これをどのように教師が使って、子どもたちに学習させるかということ。大人はだめだということではないが、頭の柔らかい子どものうちに、徹底的に理解させることが大切。手引書を作り、学校に配布、それを教師にどう使わせるかということに取り組むべきだと思う。

総務局から出している、また市が出す印刷物について、最近はイラストも考えられて、市民の皆さまが見やすいように考えられている。しかし、名古屋城をシンボルにしたものも多く、その時代に作られた差別が今も続いているということを理解していただき、どこかが指摘して、名古屋のシンボル的なものとして使わないようにしていかなければいけない。

【委員】DVの相談事業の件数のことなどが話題になっているが、相談者が実際に行動をするまでには時間がかかると思う。私の経験でも、問題がすっかり解決した依頼者が、「男女平等参画推進センターの相談員に挨拶に行かなければ」と言うことがあった。「相談を受けていたの?」と聞くと何年も前に受けたと答える。何年も前に受けた相談が、ずっとその人の中に響いていて、ある時行動をおこす。すぐに効果がなくても、すごく貴重な事業だということを認識してほしい。

DVは見えにくい問題で、私自身が依頼者に話を聞いていても、その方がDV相談に来られた方だとわかっていない場合、何回か相談を受けていてやっとDV被害者だと気づくのが大半のケース。DV被害者であることは、自分からは言わないし、発信しない問題。相談事業は、充実してほしいと思う。これがあるおかげで、10年度誰かが助かることを理解してほしい。

また、小1の壁についても意識するようになった。私は、子どもを預ける選択肢は多い方がよいと思う。子どもにも個性があるので、この学童が合わなくても別のところに行けるという選択ができることは重要。希望の保育所に行けないという方が、それが壁になって働けず、職場の近くに引っ越したという話も聞く。あるいは、クラスで子どもが合わない、いじめまではいかなくても、子どもの環境のために引っ越すというたくましい親もいる。児童委員の方に聞いたが、小学校に入るときに、人口大移動がおこるそうだ。小学校入学時に、熱を出した時にだれに面倒をみてもらうか?祖父母が来てくれるか?と考えたときに、引っ越しを考える。流出したり、シャッフルしたり、人間は環境を求めて動くのだな、と感じた。いろんな切り口で考えなければいけないが、選択肢が利用者にとって選べるというのは流動化しやすくなり、働く立場からするとありがたいと思う。

【委員】何名かの意見があったが、印刷物のイラストとかテレビアニメの影響は大きいと思う。桃太郎の主人公を女性に変えた桃子という話もあるそうで、性差の問題がなくなり、そういった物語がどんどん増えていくといいと思う。女性の貧困問題について。私は民間会社に勤めているが、若い社員が結婚する際に、女性は退職してしまう。最近は結婚時の退職は減ったが、次は出産のタイミングで辞めてしまう。最近は、離婚率も高いので、今度また仕事をしようと思っても、よほどのスキルを持っていないと正規雇用は難しい。海外勤務時代には、父親の家事・子育ての参加や会社の協力で女性が働き続けることができる環境を見た。離婚や、シングルマザーになったときに、一番大きいのは経済力だと思う。退職する前に、次のキャリアについて考える機会や、再び正規社員に戻ることは難しいという事実を知る機会が必要だと思う。

この審議会で、委員の皆さんから意見や質問があった際に、総務局の中で決められることだけでないので、調整しますという事務局の回答が何度かあった。市役所が縦割り組織だということはわかるが、できれば男女平等のプロジェクトで、横軸の組織があれば、もっと解決できたのではないかと感じた。

【委員】2年間、様々な視点でこういった審議がされているということを知り勉強になった。特に感じたことは、親や教師が、男女平等参画という感覚をもたないと、子どもたちに伝わらないので、未来に引きずる問題となるということ。他県の公開講座を受けて感動したのは小学校の先生が長期にわたって男女平等参画のプログラムに取り組んでいたこと。そういったこと自分の勤めていた会社でもやれば、もっと進んだのかと思う。

名古屋市でも、小中学生ハンドブックなど、いろんな資料を配るシステムはあるので、もっと有効に活用してほしい。

女性の活躍推進企業に前職の会社が表彰された。圧倒的に、管理職に男性が多い会社なので、応募してよかったのか?と感じていたが、全国展開の中で、名古屋市から他の地域も広め、女性管理職に入っていただけたらと願う。

【委員】市民委員として参加した。私は20年以上勤めた会社を、子育てや介護で、どうしてもやめざる得ない状態になり退職した。地元名古屋に戻り、第2のキャリアを築く中で、審議会にも参加した。退職すると、もう一度!というパワーが出ない。そのパワーに比べたら、(辞めずに)維持するパワーの方が楽だったかと、後悔めいた気持ちがある。

退職してから、この審議会に参加したが、想像以上に名古屋市が市民のことを考えてくれて、こういう基本計画ができていたのだということを知り、非常に感謝するとともに、実際に自分の子どもたちが、学校で男女平等参画について、何を聞いてきて、親に話すかということの目線でも見ていた。教育現場はいろいろやっていて、学ぶ順番もあるが、家庭の場にはない。主婦仲間の意識を見ていても、ついていっていないのが現状かと思う。男の子だから、これはしなくてはいけないとか、女の子はしなくてよいとか。人間関係に配慮し、客観的なものを伝えながら、男女平等参画を伝えていきたい。

仕事では、大学でのキャリアカウンセラーをしており、大学生と接する機会がある。新4年生が、企業にエントリーするときに、会社名で選ぶと大企業ばかりになってしまうので、よい中小企業を紹介してくださいと言われた。ここでの経験をいかし、子育て支援企業などを紹介した。どういった切り口で評価されているかが参考になるのではないかとアドバイスすると、目を輝かせてこんな会社があるのかと驚いていた。ここで経験したことを伝えていきたい。

【副会長】この場にいると、すてきな議論がかわされていて居心地がよいが、この場を離れて現実を見てみると、男女平等参画が進んでいない現実を見る。私は、部活動や学校の事故のことを調べているが、男の子ばかりが重度の事故を起こしたり、亡くなったりしている。会社の管理職やトップには男性ばかりだが、他方で、その男性が重度の事故を起こしている。男性はどういう生き物なのかなと悲しくなる。男女平等参画というところを考えていくことによって、少しでも安心・安全な社会になるようにがんばっていきたいと思う。

【会長】委員の皆さん、貴重な意見をありがとうございました。会長としてとりまとめをしてきたが、皆さんの協力のおかげで、それなりに成果をあげることができた。今の委員のご意見を伺って、多様な家族があるのだということを確認した上で、名古屋市が今後も男女平等参画をどう進めていくかということを考えていきたい。冊子も含め第6期審議会の意見を第7期審議会に引き継いで、次期基本計画の策定に生かしていきたいと思う。

4 閉会

閉会

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総務局総合調整部男女平等参画推進室男女平等参画推進担当

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