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ペットからの感染症に気をつけましょう

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このページを印刷する最終更新日:2005年4月11日

ページID:8754

ページの概要:ペットからの感染症(動物由来感染症)に気をつけましょう

動物のペットは、人間にとって心をいやしてくれる存在です。しかし、付き合い方によっては、ペットから感染症を移される場合もあります。

特に、最近、犬や猫以外の輸入動物をペットとして飼う人が増えています。しかし、飼えなくなってしまって捨てる、逃走する事例が増え、生態系への影響や、人への危害発生の恐れがでてきています。

ペットとの付合い方の注意点

飼主の皆様は、動物由来感染症から身を守るために、以下の事項を守ってください。

  1. 過剰なふれあいは控えましょう。
    病原体が動物の口や爪の中にいる場合があります。口移しで餌を与えたり、スプーンを共用したり、一緒に寝て引っかかれたりすると感染するので注意が必要です。
  2. 動物にさわったら必ず手を洗いましょう。
    気づかないうちに、唾液や傷口、糞尿等にさわってしまうことがあります。必ず動物にさわったら手を洗いましょう。
  3. 動物の身の回りは清潔にしましょう。
    飼っている動物はブラッシング等きめ細かく手入れをするとともに、獣医で定期健診を受ける等日常の動物の健康管理に注意しましょう。小屋や鳥かごなどもよく掃除をして清潔を保ちましょう。
  4. 糞尿はすみやかに処理しましょう。
    糞尿に直接ふれたり吸い込んだりしないように気をつけ、早く処理しましょう。
  5. 室内で鳥等を飼う場合は、換気をこころがけましょう。
    動物の排泄物等が乾燥し空中に漂う場合もあります。換気を心がけましょう。
  6. 体に不調を感じたら、早めに医療機関に受診しましょう。
    体調に異常を感じたら、早めに医療機関に受診しましょう。その際、ペットを飼っていることを伝えてください。特に子供や高齢者は感染しやすいので要注意です。

主な動物由来感染症

犬やねこから感染する主な動物由来感染症
病名病原体感染経路主な症状国内発生
狂犬病ウイルス感染動物に咬まれる。唾液に接触する。知覚麻痺、錯乱等、発症すると100%死亡
ネコひっかき病細菌咬まれる。引っかかれる。全身倦怠、発熱、頭痛、関節痛等
サルモネラ症細菌動物と接触し、経口感染する。嘔吐、下痢、腹痛等食中毒症状
トキソプラズマ原虫ネコの糞便中の原虫を経口的に摂取する。妊婦が感染すると、胎児に障害
トリから感染する主な動物由来感染症
病名病原体感染経路主な症状国内発生
オーム病クラミジア感染鳥の排泄物の吸引、経口的接触全身倦怠、悪寒、発熱、呼吸器症状
クリプトコッカス症真菌(カビ)感染鳥の排泄物等の吸引発症はまれ。さまざまな症状を呈する。
サルモネラ症細菌動物と接触し、経口感染する。嘔吐、下痢、腹痛等食中毒症状
トキソプラズマ原虫ネコの糞便中の原虫を経口的に摂取する。妊婦が感染すると、胎児に障害
ネズミ、ハムスター、ウサギや爬虫類から感染する主な動物由来感染症
病名病原体感染経路主な症状国内発生
腎症候性出血熱ウイルス感染動物の排泄物に直接間接に接触・吸引発熱、出血傾向
野兎病細菌感染動物の血液等との接触、ダニが媒介悪寒、発熱、リンパ節腫脹等
レプトスピラ細菌等感染ネズミの尿に直接・間接に接触全身倦怠、悪寒、発熱、頭痛
サルモネラ症細菌爬虫類の糞便で汚染された水と接触嘔吐、下痢、腹痛等食中毒症状

動物由来感染症が問題となっている背景

人やもの(動物を含む)の国際的移動の増加、土地開発等による自然環境の変化、野生動物のペット化等を背景として、動物に由来する、いままで未知であった感染症の発生や、忘れ去られていた感染症がその勢いを取り戻しつつあります。最近問題になっているSARSや鳥インフルエンザ、生物テロに使われた炭疸も動物由来感染症のひとつです。

このページの作成担当

昭和区役所昭和保健センター 健康安全課食品衛生・動物愛護等担当

電話番号

:052-735-3959

ファックス番号

:052-731-0957

電子メールアドレス

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