市会だより臨時号　正副議長からの新年のごあいさつ

　あけましておめでとうございます。平成31年の年頭にあたり、市民の皆様に謹んで新年のお慶びを申し上げます。
　さて、昨年は、10年に及ぶ復元工事を経て完成した名古屋城本丸御殿の完成公開や、名古屋城周辺に新たな交流やにぎわいを創出する金シャチ横丁のオープンなど、本市の都市魅力向上策が実を結んだ一年でありました。
　こうした中、今後は、本市にとって世界から人を引きつける魅力的な国際都市へと飛躍するチャンスとなる2026年の第20回アジア競技大会の開催や2027年の品川－名古屋間のリニア中央新幹線開業が予定されており、その準備を加速すべき重要な時期として、未来につながる好循環を生み出す投資を積極的かつ戦略的に行っていく必要があると考えております。
　その一方で、6月の大阪府北部の地震、7月の西日本を中心とした豪雨、9月の北海道胆振東部地震、気象庁が一つの災害との認識を示した記録的な猛暑など、各地でさまざまな災害による甚大な被害の発生を受け、本市においても南海トラフ巨大地震をはじめとする災害に備えた防災・減災対策は、一層の危機意識を持って進めていかなければならないと強く感じているところであります。
　また、人口減少の本格化や高齢化の進行が見込まれる中、安心して子どもを生み育てることができる環境づくりや、誰もが安心して暮らせるまちづくりなどにも、着実に取り組んでいかなければなりません。
　名古屋市会といたしましては、こうした認識のもと、今後とも議会としてのチェック機能をしっかりと果たしてまいるとともに、皆様のさまざまな声に耳を傾け、市民の視点から今何が必要であるかを見据えた政策立案・政策提言を行い、市民の皆様の生命と財産を守り、この地域の活力と元気を一層高めるため、全力を傾けてまいる所存です。
　本年が皆様にとりまして幸多い年となりますよう、心から祈念申し上げまして、新年のごあいさつとさせていただきます。