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市会だより第159号 個人質問から

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このページを印刷する最終更新日:2020年4月1日

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 11月28日から30日の本会議では、24人の議員が個人質問を行い、市長はじめ市当局の考えがただされました。主な質問・答弁の概要は次のとおりです。 (発言順に記載してあります。)

11月28日(火曜日)

松井よしのり議員(自民)

名古屋城天守閣木造復元におけるエレベーターの設置

【質問】名古屋城天守閣木造復元において、エレベーターを設置せず、階段昇降機など他の手法で対応するとの考えが示されたが、外付けエレベーターも手法の一つに考えては。
【答弁】木造復元について、不自由な思いをされている方と相談してやらなければいけないと指示していた。いろんな技術が開発されているので、チームをつくり検討する中でいい方法が出てきて、喜んでもらえるようになると思う。(河村市長)

うえぞの晋介議員(民進)

ムクドリの被害への対応

【質問】街路樹や電線などに大群でムクドリが群がる現象がある中、市内各所で鳴き声やふんによる悪臭などの被害が発生している。被害への対応については、道路管理者だけではなく、生活環境の悪化の観点や、区役所における対応など、全庁的に取り組むべきでは。
【答弁】場所にもよるが、ムクドリに恐怖を感じるような場面もある。日本中や世界の取り組みについて調査し、先進的な事例を取り入れることも含め、全庁的に取り組みたい。(河村市長)

福田誠治 議員(公明)

災害対策本部の体制強化

【質問】市役所の東庁舎8階にある災害対策本部のスペースは手狭であり、大規模災害発生時には災害対応業務への支障が懸念される。こうしたハード面の課題がある中、東庁舎内を有効活用するなど、災害対策本部の体制強化についての考えは。
【答弁】災害対策本部の体制強化は早期に解決すべき課題であり、東庁舎を中心とした既存施設の有効活用も視野に入れ、適切なスペースを確保できるよう、スピード感を持って取り組んでいく。(防災危機管理局長)

災害対策本部(情報センター)の画像

災害対策本部(情報センター)の様子

高橋ゆうすけ議員(共産)

本務教員の欠員解消に向けた取り組み

【質問】平成29年4月の権限移譲により、本市の教員数について、県を通さず国に直接要望できるようになったが、毎年続く本務教員、いわゆる正規教員の欠員解消に向けた今後の具体策は。
【答弁】本務教員の欠員は、当初想定した学級数や国からの定数措置による加配数の見込みにずれがあることなどにより発生する。権限移譲のメリットを生かし、次年度の学級数や加配数の見込みなどを精査し、欠員数をできるだけ減らしたい。(教育長)

手塚将之議員(減税)

名古屋駅における福祉車両の乗降場所の確保

【質問】名古屋駅には、福祉車両の優先的な乗降場所がない。2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、太閤通口の一般車降車場に速やかに確保すべきでは。
【答弁】工事に伴い、福祉車両による乗降が可能だった駅西側の自動車整理場が閉鎖され、十分な対応ができていない。駅前広場におけるタクシーや一般車の乗降機能とあわせた、福祉車両による乗降のための方策を関係者と協議し、福祉部局とも連携して検討したい。(住宅都市局長)

浅野有議員(自民)

都市機能の誘導と容積率の緩和の方策

【質問】リニア開業を見据え、民間活力によるまちづくりの促進策として、一定のゾーンにおいて都市機能を誘導するため、インセンティブとして容積率を付与する考えは。
【答弁】容積率の緩和によるまちづくり誘導策は、国内外へのアピールになり、幅広い投資に資すると期待される。来年度の早い時期に議論できるように、平成29年内には都市機能誘導と容積率緩和の方策について考えを取りまとめ、早期に実現していく。(住宅都市局長)

塚本つよし議員(民進)

市長部局におけるスポーツ行政のあり方検討

【質問】多くの政令市では、市長部局にスポーツを担う部署がある。本市の都市戦略・都市政策として、市長部局がスポーツ行政の責任の所在を明らかにし、市長部局としてスポーツ行政を推進すべきでは。
【答弁】本市におけるスポーツ施策は教育委員会事務局が所管し、全庁的にスポーツ推進に取り組んでいる。今後も市長部局と教育委員会事務局との連携を一層密にし推進に取り組むが、まずは他都市の実情を調査したい。(新開副市長)

マラソンフェスティバルの画像

マラソンフェスティバルの様子

長谷川由美子議員(公明)

学校司書の配置

【質問】今年度、市内の小中学校16校に学校司書が配置されたが、全校配置を早急に実施する考えは。
【答弁】配置校では、学校司書のアドバイスなどにより、来館者数や本の貸出数がふえ、授業でも、調べ学習における資料の準備などでより充実した学習が行われる例も見られるなど、一定の効果があると考える。人材確保などの課題が考えられるが、他都市の例を参考にし、全小中学校への学校司書の効果的・効率的な配置に向け、しっかりと検討していく。(教育長)

11月29日(水曜日)

くれまつ順子議員(共産)

県営名古屋空港の航空機による騒音

【質問】名古屋空港を利用して市の上空を飛行するF35について、機数が増加し、騒音被害がふえるような状況になっても、現状どおりの監視体制でよいのか。
【答弁】騒音測定にあたり、F35は主要な航空機には位置付けていない。F35を含めた自衛隊機に限らず、航空機の離着陸回数が大きく増加するなど、定期監視の測定結果が現状より高くなっていくような場合は、国のマニュアルに基づき、騒音監視体制の見直しを検討したい。(環境局長)

浅井康正議員(減税)

わかりやすい避難所運営スタッフの識別化

【質問】南海トラフ巨大地震が発生した場合、多くの被災者が避難所に殺到することが予想されるが、スタッフの識別化のため、色分け帽子を導入しては。
【答弁】スタッフの色分け帽子着用は、人混みでもスタッフを識別しやすくするなどの利点もあるが、運用面や衛生面での課題がある。各学区での指定避難所運営訓練などの場を通じて、現場の実情を踏まえ、よりよいスタッフの識別方法の導入について検討していく。(防災危機管理局長)

斉藤たかお議員(自民)

都市伝説「幻の柳橋新駅構想」

【質問】柳橋新駅の整備費用や整備スケジュール、駅のホームなどのレイアウト、出入り口の場所などの検討を加えたまちづくりの調査をすべきと考えるが、市長の考えは。
【答弁】柳橋には市場があり、堀川から名古屋駅、四間道のあたりまで含めたところに世界に冠たるグルメ天国をつくりたい。新駅の設置はまちづくりの起爆剤になる。ちゃんと投資しないといけない。来年度にも、新駅について具体的な調査の予算を立てたい。(河村市長)

トンネル内の「柳橋構造物」の標記の画像

トンネル内の「柳橋構造物」の標記

日比美咲議員(民進)

医療用ウイッグの購入費助成

【質問】抗がん剤治療の副作用などによる頭髪の脱毛に悩むがん患者の社会参加を後押しし、安心して治療に専念できるよう、医療用ウイッグの購入費助成を導入する考えは。
【答弁】医療用ウイッグの購入費助成は、がん患者の身体的・精神的な負担などを和らげるもので、重要な視点である。制度の導入に向け、補助基準額の設定、対象疾患、対象用具、ニーズなどについて課題を整理し、当事者の意見も聞きながら前向きに検討したい。(健康福祉局長)

近藤和博議員(公明)

抗体が失われた小児へのワクチン再接種

【質問】骨髄移植手術などのため、予防接種で一旦ついた抗体が失われ、免疫力が低下した小児へのワクチン再接種については、国による救済措置が構えられておらず、全額自己負担となっている。全国の予防接種行政を牽引してきた本市として、一日も早く費用助成制度を創設すべきでは。
【答弁】ワクチン接種において、本市は厚生労働省を引っ張っていると自負している。失われた抗体のワクチン再接種に対する助成を直ちに始めたい。(河村市長)

さいとう愛子 議員(共産)

なごやアクティブ・ライブラリー構想(案)

【質問】構想案では、築40年以上の守山・名東図書館の施設整備について、売却も例示されているが、図書館を廃止し、施設や用地を「売却」することもあり得るのか。
【答弁】利用状況などの分析や外部有識者などの意見を聴取しながら、ブロック内全体の図書館機能の再配置の中で検討していく。なお、図書館サービス網の再構築を進めた結果、現在の資産に余剰が生じた場合には、売却などによる有効活用を図るものとしている。(教育長)

名東図書館の画像

名東図書館

髙木善英議員(減税)

SNSを活用した「いじめ防止対策」

【質問】面談や電話で相談することは心理的ハードルが高いと考えている相談者の立場に立ち、LINEなどのSNSを活用した「いじめ防止対策」を導入する考えは。
【答弁】いじめで悩んでいる子どもが、ひとりで悩みを抱え込まず、まずは誰かに相談することができる環境を整えていくことが大変重要である。他都市の状況を踏まえ、気軽に相談できる環境づくりとして、SNSを活用した新たな相談窓口の導入について検討していきたい。(教育長)

服部しんのすけ議員(自民)

中央卸売市場本場の環境整備策

【質問】中央卸売市場本場の交通安全対策として、さらなる照明灯設備などの設置を早急に行うべきでは。また、施設環境整備について、10年・20年後の市場のあり方を論議する場を検討しては。
【答弁】明かりが不足する場所という観点も加え、必要な箇所に照明設備を設置していく。また、計画的な修繕や施設の維持保全を図るため、まずは実態把握を進める必要がある。市場関係者と十分協議し、市場の役割を果たせるよう努めたい。(市民経済局長)

11月30日(木曜日)

森ともお議員(民進)

市内一斉同報無線の吹鳴訓練

【質問】今年度末に同報無線の全体整備が完了する機会を捉え、市内一斉で同報無線の吹鳴訓練を実施し、市民の防災意識の高揚を図るとともに整備状況を検証しては。
【答弁】市民に本番さながらのサイレンと音声を聞いてもらうことは、防災意識の高揚にもつながり、音の伝達状況の把握などにも役立つ。来年度の出水期までのできるだけ早い時期に市内一斉吹鳴訓練を実施し、音の伝達状況の具体的な検証方法について検討していく。(防災危機管理局長)

佐藤健一議員(公明)

プログラミング教育の必修化

【質問】2020年度の小学校におけるプログラミング教育の必修化に向け、早急に教職員研修を実施すべきでは。また、民間の人材を活用することで、より興味が持てる、わかりやすい授業が期待できるのでは。
【答弁】プログラミング教育の内容や指導法を伝える機会を設けるなど具体的に推進していく。また、他都市の事例を参考にし、外部人材の活用のあり方についても、モデル校での実践研究を進める中で、具体化を図っていけるよう努める。(教育長)

江上博之議員(共産)

人口減少社会克服の人口目標

【質問】結婚や出産についての市民の希望をかなえるため、具体的な施策を進めるには、人口目標を示す必要があるのでは。
【答弁】結婚や出産などについては個人の意思が尊重されるべきである。具体的な人口目標は掲げていないが、現状の出生率や社会移動の改善に向けた対応は必要であり、子どもを産み育てたいという市民の希望がかなうとともに、住み・働き・学ぶ場所として選ばれるまちとなるよう、引き続き取り組みを推進していく。(総務局長)

佐藤あつし議員(減税)

どんぐりひろばと児童遊園地の利用促進

【質問】どんぐりひろばや児童遊園地は、子どもの遊び場という本来の目的での利用が減ってきているが、利用促進に向けた工夫や提案が必要では。
【答弁】市公式ウェブサイトに情報を掲載しているが、さらに情報が行き渡るよう、スマートフォン向けなごや子育てアプリ「NAGOMii(なごみー)」に情報を掲載することを検討していく。また、日常的に管理している方々の意見も、実態調査の中で工夫しながら聞き、今後の参考にしていきたい。(子ども青少年局長)

どんぐりひろばの画像

どんぐりひろば

吉田茂議員(自民)

イエローチョーク大作戦

【質問】宇治市では、放置された犬のふんを発見した人がふんの周囲に黄色チョークで丸をつけ、発見日時を書くなどのマーキングを繰り返すことでふんの減少を図るという、イエローチョーク作戦が大きな効果を上げた。本市でも導入しては。
【答弁】看板や回覧板などによる注意喚起や、マナー啓発冊子の配布といった現在の取り組みを進めながら、イエローチョーク作戦についても調査を進め、早期に実施できるよう検討していきたい。(健康福祉局長)

うかい春美議員(民進)

駅そばまちづくりにおける縦割り行政の打破

【質問】人口減少社会では駅そば生活圏の役割がますます重要となるが、駅そばまちづくりにおいては、それぞれが単独で施策を行う縦割り行政の打破が必要では。
【答弁】駅を中心とした歩いて暮らせる圏域に、多様な施設が適切に配置された都市構造を目指す駅そばまちづくりに取り組んでいる。年度内を目途に取りまとめるまちづくり方針に基づき、地域の実情に目を向け、関係施策と連携して、総合的に進めたい。(住宅都市局長)

ばばのりこ議員(公明)

認知症に関する条例の制定

【質問】認知症高齢者が増加する中、公費による賠償責任保険契約などを盛り込んだ、認知症に関する実効性ある条例を制定すべきでは。
【答弁】条例の制定は、認知症施策をさらに牽引するものになると考える。また、公費での賠償責任保険については、さまざまな観点から議論を重ねる必要があるが、他都市の例も参考にしながら前向きに検討したい。今後、有識者会議を立ち上げ、条例の制定に向けて精力的に検討を進めていきたい。(健康福祉局長)

土居よしもと議員(民進)

道路の効果的な維持補修

【質問】道路の補修と下水道など占用管の更新について、予算の効率的な執行や地域の負担などの観点から、工夫や調整が重要では。
【答弁】道路の補修と埋設管工事の箇所が合致する場合には、道路管理者と占用企業者などで構成する道路占用調整協議会での事前調整の結果により、道路管理者が舗装復旧を一体的に行っている。今後も調整を密に行い、現場状況を確認しながら、さまざまな工夫により、効率的・効果的な維持管理に努める。(緑政土木局長)

会派の略称説明

会派の略称説明
自民自由民主党名古屋市会議員団
民進民進党名古屋市会議員団
公明公明党名古屋市会議員団
共産日本共産党名古屋市会議員団
減税減税日本ナゴヤ
立憲立憲民主党名古屋
1月1日付で、「民進党名古屋市会議員団」は、「名古屋民主市会議員団(略称民主)」に会派名を変更し、くにまさ直記議員が同議員団に加入しました。

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