名古屋市会では、市の仕事を6つに分けて常任委員会を設置しています。常任委員会は、定例会や臨時会における条例案や予算などの審査のほか、閉会中も活発に活動をしています。
また、特定の問題を調査するため、6つの特別委員会を設置し、議員全員が常任委員会と特別委員会にそれぞれ1つずつ所属しています。
このほか、市会の運営などについて協議するため、議会運営委員会を設置しています。ここでは、名古屋市会の委員会について常任委員会を中心に紹介します。
閉会中における常任委員会の活動
市の仕事のチェック
市が新しい仕事を行う場合などには、市から説明や報告を受けて質問や要望を行い、市の仕事をチェックします。
施設などの調査
市が新しく施設をつくった場合などには、実際にその場所へ行き、状況を調査します。
先進都市などの調査
今後のまちづくりの参考とするため、先進的な取り組みを行っている都市などを調査します。
請願・陳情の審査
請願・陳情として市会に提出された要望について審査を行い、必要がある場合には、市長などにその実現を求めます。
常任委員会
活動の一例を紹介します。
総務環境委員会
- 第20回アジア競技大会について議論しました。
- 大気環境目標値について議論しました。
- 鳴海工場(ごみ処理工場)を視察しました。
- 名古屋市立大学病院を視察しました。
財政福祉委員会
- 市民税5%減税の検証について議論しました。
- はつらつ長寿プランなごや2018(案)について議論しました。
- 動物愛護センターを視察しました。
- 東部医療センターを視察しました。
教育子ども委員会
- 魅力ある市立高等学校づくり推進基本計画(第2次)(案)について議論しました。
- なごやアクティブ・ライブラリー構想(案)について議論しました。
- ひばり荘(乳児院・児童養護施設)を視察しました。
- なごや小学校を視察しました。
土木交通委員会
- 長期未整備公園緑地の整備プログラム(第2次)(案)について議論しました。
- 市バスを県営名古屋空港まで延伸する社会実験について議論しました。
- 東山動植物園を視察しました。
- 交通局研修所を視察しました。
経済水道委員会
- ランス市との姉妹都市提携について議論しました。
- 犯罪被害者等支援条例(仮称)の検討状況について議論しました。
- 名古屋城を視察しました。
- 露橋水処理センターを視察しました。
都市消防委員会
- 大規模災害時受援計画(案)について議論しました。
- 名古屋駅周辺のまちづくりについて議論しました。
- 防災指令センターを視察しました。
- ささしまライブ24地区(名古屋駅南の大規模再開発エリア)を視察しました。
特別委員会
- 大都市制度・広域連携促進特別委員会
- 防災・エネルギー対策特別委員会
- 産業・歴史文化・観光戦略特別委員会
- 都市活力向上特別委員会
- 公社対策特別委員会
- 安心・安全なまちづくり対策特別委員会
委員会の開会日数(平成28年1月から12月)
常任委員会
- 総務環境委員会 40日
- 財政福祉委員会 43日
- 教育子ども委員会 40日
- 土木交通委員会 34日
- 経済水道委員会 43日
- 都市消防委員会 39日
特別委員会
- 大都市制度・広域連携促進特別委員会 7日
- 防災・エネルギー対策特別委員会 6日
- 産業・歴史文化・観光戦略特別委員会 6日
- 都市活力向上特別委員会 9日
- 公社対策特別委員会 10日
- 安心・安全なまちづくり対策特別委員会 9日
議会運営委員会
延べ開会日数 317日
名古屋市会の委員会の開会日数は、政令指定都市(20市)中ナンバーワンです。(平成28年実績)
本会議や委員会活動のほか、一部事務組合議会(愛知県競馬組合議会、名古屋競輪組合議会、名古屋港管理組合議会)や愛知県後期高齢者医療広域連合議会にも名古屋市会から選出された議員が所属し、活動しています。