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平成21年4月20日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2009年4月28日

報告前

  • 春姫道中

報告事項

  • 本丸御殿復元工事見学コーナー

名古屋城本丸御殿の復元

  • 博物館特別展「新たな国民のたから 文化庁購入文化財展」

図書館・美術館・博物館

話題事項

  • 定額給付金コールセンターの開設

記者会見内容

 皆さん、おはようございます。今日が最後の定例記者会見になろうかと思います。
 
 昨日、春姫道中に参加してまいりました。15回継続してこられた、その熱意、エネルギーに感心すると同時に、大変ありがたいと思いました。初めて参加した子どもさん達もおられました。この子ども達は名古屋の歴史、あるいは春姫をそんなに深くは承知しておられない様子でしたけれども、この子達がこれからの名古屋の文化を担ってくれると思いました。
 
 多くの市民、企業の皆様の格別のお力添えによりまして、本丸御殿の復元に「平成の市民普請」として取り組んでこれました。その大きな力が、この春姫道中だと思っています。
 
 本丸御殿は、復元過程を公開しながら工事を進めていくこととしています。来月11日、工事現場に隣接した場所に、見学コーナーを設置します。
 
 この見学コーナーでは、復元工事の概要に関するパネル、あるいは本丸御殿に使われる各種木材の実物、木組みの様子、木材の木目といったものを目で見てわかっていただけるようにします。その他、鉋(かんな)や鑿(のみ)といった大工道具の実物も展示する予定です。
 
 夏には工事現場を素屋根、大きな倉庫の屋根のようなものですが、素屋根で覆いまして、秋頃にはその素屋根の中に見学通路を設ける予定です。より身近に復元過程を見ることができるようにしたいと考えています。
 
 先日、名古屋で木造建築の権威である東京大学名誉教授の坂本 功(さかもと いさお)先生と、短時間ですがお話しする機会を得ました。坂本先生は、本丸御殿が復元に向けて着々と進んでいることについてつまびらかに承知されていませんでしたが、御殿のことは大変よく知っておられ、「これを復元することは、伝統技術・技法の粋を集めた、とびはなれて最高のもの。最高の木造建築物になる。21世紀中、今後ともこれだけの事業・工事はできないだろう。」とおっしゃっていました。
 
 本丸御殿は近世城郭御殿の最高傑作であり、昭和初期の調査計測によって残された実測図、写真、絵図、障壁画、礎石など300年以上前の姿を今に伝える豊富な資料が大切にされています。
 
 この話をするにあたって、もう一度、昭和初期の計測調査の記録を読み返してみました。昭和5年に国宝に指定された後、昭和7年から実測調査に入っていますが、実測図が完成したのは昭和27年です。20年かかっている。非常にびっくりしました。と申しますのは、昭和20年5月14日、戦災によって御殿は消失しています。消失した後も、実測図を作る作業は7年もかかって続けられた。一生懸命、実測図を作ってきた人達にすれば、焼けたしまったということで、虚脱感に襲われたと思います。そんな中で、さらに7年間も実測図を作る作業が続けられた。このことに、大変、私は心打たれました。
 
 昭和20年5月14日に焼けた後、焼け跡から焼損金具を拾い集めた名古屋城の関係者の健気な努力といったものを強く意識していましたが、実測図を作っている担当者がさらに7年もかかってやっていたという事実。これはすごいことだと思いました。
 
 非常に貴重な実測図が残っている文化財ですから、消失前と同様の歴史的、文化的価値を有する御殿を復元することができる。改めてこの文化事業の価値を認識しました。
 
 熊本城の本丸御殿が復元されて、九州の集客拠点になりつつあります。あらゆるツアーが、熊本の本丸御殿を見るといったことを中心に組まれるようになってきました。九州新幹線、そういったものができた時も、これが観光のひとつの拠点となっていく。それが如実に現れたのが、熊本城の本丸御殿の復元です。名古屋城の本丸御殿も復元されたのであれば、観光集客都市、文化都市名古屋のシンボルになるものと思います。
 
 次の話題ですが、6月20日から、名古屋市博物館で特別展「新たな国民のたから 文化庁購入文化財展」が開催されます。文化庁が近年購入した、絵画、工芸、彫刻など各分野の優れた作品がまとまって展示されるのは中部地方で初、また国立博物館以外の博物館で初めての機会となります。
 
 私はかねてから、文化というものを守り伝えていくためには、行政は一定の役割をはたす必要がある、そのために税金の投入はすべきという考え方をしていました。この展覧会が、そういった国民の「宝」を守り伝えていくことの重要性に気づくきっかけになればよいと、文化庁がこのような企画を持っておられるということを知りまして、名古屋が手を挙げた。それで国立博物館以外では、初めての展示がなされることになりました。
 
 文化というものは、かたちとなって国民の財産になっているものがございますから、そういうものを保存していくことは大事ですが、広く国民に公開して、自分達の持っている「宝」に気づいていただくことが大事だと思っています。
 
 平成12年に、城山三郎先生から大変貴重な資料をいただきました。それがきっかけとなり文化のみち二葉館が建設できました。名古屋城から徳川園に至る「文化のみち」の整備も、こういったものが中間点にできることによってより進みました。この文化のみち二葉館は現在では情報拠点、あるいは文学資料館とし実に貴重な働きをしています。多くのボランティアのみなさんが今も数十人参加されておりまして、資料の整理、二葉館の運営、あわせて文化の発信をしていただいています。とてもありがたいと思っています。
 
 学生の小さな営みから始まりました「にっぽんど真ん中祭り」、いわゆる「どまつり」も、2万人の踊り手が集まるような大きなイベントとなりました。名古屋の夏の風物詩へと成長してまいりました。
 
 こういったものを思いますと、他にもまだたくさんの宝が名古屋にはあるのではないかと思いました。こういったものを見つけ出し、磨き上げる。「あるもの探し、あるもの磨き」が大切だと思っています。
 
 名古屋は来年、開府400年を迎えますが、先人たちの夢や知恵、絶え間ない努力が、400年の時を超えて脈々と受け継がれてきました。だから、今の名古屋があると思っています。2010年のカウントダウンも始まっており、あと256日だそうです。歴史や文化に裏打ちされた魅力溢れる名古屋を未来の子どもたちへしっかりと贈り届けてほしい、と願っています。

 あと少し、話しをさせていただきます。
 
 ご心配をかけておりました、定額給付金ですが、子育て応援特別手当もあわせまして、来月5月11日(月)から、申請書を各世帯へ配布することになりました。
 
 それに伴いまして、申請書の書き方や、制度の内容など、市民の皆様からのお問合せに対応するため、本日より、専用のコールセンター、最大50回線を開設いたしました。
 
 電話番号は、957-9239、キューフ サンキューと言うんだそうです。2のところをフと読む。
 
 今後は、申請手続きの注意点等につきましては、広報なごやや名古屋市公式ウェブサイトなど、様々な広報媒体を活用して、市民の皆様にお知らせをしてまいります。
 
 最後、もうちょっとなにか言うことがないかと思っていましたが、今日はこれだけです。定例会見はこれで終わりになります。記者クラブの皆様には、12年間本当にありがとうございました。2週間に1度ですが、時には、厳しいご指摘もいただきました。その時どきの情報を市民の皆様方に迅速にお伝えいただいたこと、心から感謝いたしております。市政に関しまして共に皆様が案じてくださいましたことを、心から感謝いたします。
 
 最後もうちょっと気の利いたことを言おうかと思いましたが、そういったことを言えないのが私の性分ですので、お許しいただきたいと思います。以上でございます。

このページの作成担当

市長室 広報課報道係

電話番号

:052-972-3136

ファックス番号

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電子メールアドレス

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