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中川まちなか博物館「万場の渡し」

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このページを印刷する最終更新日:2016年4月14日

ページID:78504

銘板の概要

尾張名所図会、佐屋街道図会などから江戸時代の佐屋街道の万場の渡し、万場宿を偲びます。

万場の渡し
銘板の本文

佐屋街道は、熱田から岩塚、万場、神守佐屋を経て桑名へ渡る陸路六里、海路三里の行程で、江戸時代の東海道の脇街道として大変賑わった。熱田(宮)ら海路桑名へ渡る「七里の渡し」が一般的だったが、風雨による欠航や船酔いを避け、陸路を望む人たちも多かった。

尾張名所図会の川舟には多くの人、荷物や馬までが乗っており、昼夜を分かたず渡船することができたが、渇水の時期には歩いて川越えができても許されていなかった。舟賃は一人一文、中水のとき三文、大水のとき八文、荷物も五文、十文と区分されていた。(「尾州領郷帳」他参照)

万場宿には本陣と問屋とを兼ねた家もあって、やや宿場としての体裁をたもっていたが、一ヶ月のうち上十五日は万場宿でつとめ、下十五日は岩塚宿でつとめる慣行で、万場の渡しは万場宿が管理していた。渡しの痕跡として秋葉社の南に常夜灯が残っている。

設置場所

万場大橋南西の秋葉社敷地内
富田町大字万場字北畑東(秋葉社内)

このページの作成担当

中川区役所 区政部 地域力推進室 地域力推進係
電話番号: 052-363-4321
ファックス番号: 052-362-6562
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