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富田地区お地蔵さんマップ

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このページを印刷する最終更新日:2015年1月29日

富田地区お地蔵さんマップ

 

 富田地区は、11世紀の末頃(寛治年間)に成立した藤原氏領冨田庄[とみたのしょう]にそのルーツを持ち、14世紀に描かれた「尾張国冨田荘絵図」(鎌倉円覚寺蔵)が示すように、中世以降、その集落を発展させてきました。また、地名・集落遺跡・まちなみ・山車等、歴史的な遺産が今なお残っています。

 富田支所では、そうした地域の歴史的な遺産の一つとして、昔からの集落には必ずと言ってよいほど残されており、今も地域の方々の手によって守られているお地蔵様に注目し、調査したところ、なんと富田地区の9学区(戸田、春田、豊治、長須賀、西前田、万場、千音寺、赤星、明正)のうち8学区に計100体を超すお地蔵さまが、道端で、神社やお寺で、墓地で、人々の日々の暮らしを見守ってくださっていることが分かりました。

 それぞれのお地蔵さまが建立されたときには、それぞれに謂われがあったと思います。地域の方からは、あるお地蔵さまは、戸田川の中から歩いて来られたのでお祀りしたとか、可愛がっていた白馬が亡くなったので、その供養のためにお祀りしたといったお話もお聞きしますが、今となってはほとんど定かではありません。また、地域の開発や建替等に伴い無くなってしまうお地蔵さまもあります。そこで、そうしたお地蔵さまがどこにおられるかを紹介し、地域の歴史的な遺産の一つとして、記録と記憶に留めていただけるようにしました。

 

富田地区お地蔵さんマップ

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お地蔵さまとは

 

 お地蔵さまは、地蔵信仰が伝わった奈良時代から今日まで、多くの人々にとって最も身近な仏さまとして生き続けてきました。

 釈迦如来が入寂[にゅうじゃく]してから五十六億七千万年続く無仏の間、お釈迦さまの依託を受けて六道[ろくどう]の衆生[しゅじょう](生きているもの全て)を救済教化しようと大悲願を持たれたのがお地蔵さま(地蔵菩薩)です。すでに菩薩の位置にありながらも、六道の衆生をことごとく救済するまでは比丘[びく](僧)の姿のままで衆生と共にありたいとお誓いになったのです。

 お地蔵さまの姿は、中国・唐の時代の『地蔵菩薩儀軌』という経典に、「内に菩薩の行を秘し、外に比丘を現じ、左手に宝珠を右手に錫[しゃく]杖[じょう]を持し、千葉[よう]の青[しょう]蓮華[れんげ]に安住す」と記されていることに基づいて造形されましたが、六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天のことを言います)の衆生を救うために、六種の姿に分身してそれぞれの世界に行きます。われわれが時折見かけるお地蔵さまの姿、特に持ち物がそれぞれ異なっているのはそれをあらわしているのです。

 このように、生前にお地蔵さまを信仰し礼拝すれば、死後六道のいずれに赴こうとも必ず苦痛を救ってくださるというものが本来のものでした。

 しかし、お地蔵さまの衆生済度の行(生きているものすべてを迷いの中から救済し、悟りを得させること)はガンジス河の砂のように無限であると言われており、一心に信仰し礼拝すれば十種のご利益[りやく](十種とは人間生活のすべての面を表す)があり、現世にあっても、ありとあらゆる願いを叶えてくださると人々は長く信じてきました。お地蔵さまが右手に錫杖をお持ちになっているのは、昼も夜も六道を駆け巡って、苦痛に悩む者を探し求められる地蔵菩薩の大願の象徴であり、左手にお持ちになる宝珠は、衆生に十種の福徳を授けられるご利益を表したものだと考えられています。

 このお地蔵さまの誓願とご利益は、多くの民衆の心の中に、慈悲溢れるありがたい仏さまとして生き続けてきました。そして現在に至るまで、各地に伝わるお地蔵さまにさまざまな名がつけられ(西区那古野の子守地蔵、熱田区花町の畑中地蔵、南区笠寺の青木地蔵、白区島田の毛替地蔵etc.)、縁起が伝えられています。

 

※芥子川律冶著「尾張名古屋のお地蔵さま」(文化財叢書第75号)、新修名古屋市史第9巻民俗編より一部引用

 

六地蔵とは

 

 平安後期に発した六地蔵の思想は鎌倉時代に至って六地蔵像の造立をもたらし、室町時代にはこれが庶民の間にも普及し、いたるところの葬場にこれが建立されるようになりました。   

 今日墓地などに見られる六地蔵の三昧耶(さんまや)(持物)と名称は概ね次のようになっています。

  1. 右手を高めに、左手をやや低めにして念珠を持っている持地地蔵または護讃地蔵
  2. 右手を施無畏印、左手を引接印にしている陀羅尼地蔵
  3. 合掌した姿の宝勝地蔵または破勝地蔵
  4. 右手をやや斜めにして錫杖を執り、左手に如意宝珠を持っている半跏趺坐像、鶏亀地蔵または延命地蔵
    ※ 現在の六地蔵のほとんどは立像となっています。
  5. 両手で柄香炉を左の方に向けて持っている法性地蔵、または不休息地蔵
  6. 右手を低めに、左手を高めにして幢幡を左肩の上に出すように持っている法印地蔵または護竜地蔵

 

※芥子川律冶著「尾張名古屋のお地蔵さま」(文化財叢書第75号)、新修名古屋市史第9巻民俗編より一部引用

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