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第2章 トレーナーのお仕事が知りたい!

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このページを印刷する最終更新日:2015年9月4日

ページID:73350

第2章 トレーナーのお仕事が知りたい!

前回のあらすじ

ベルーガは可愛らしい見た目だけでなく、頭も良く人懐っこい性格で、またトレーナーさんにも優しくし接してくれるようです。

そんなベルーガの飼育係さんって、一体どんなお仕事をしているんでしょう?

本文

司:

日課を教えてください!

森:

はい。では、一部を紹介していきましょう。

一緒に紹介するのは、ここ名古屋港水族館で生まれ、先日3歳になったばかりの「ミライ」です。ベルーガは大人になるにつれ体の色が真っ白に変化していきます。ミライはまだ子どものなので灰色をしています。

まずは毎朝、体温を測ります。

 

体温が測りやすいようじっと待つ

ミライ:
(体温が測りやすいようこの態勢でキープ)

森:

直腸温を測っています。体温は、体調の変化に気づくための大切なバロメータです。

この流れで行っているのが、採血です。

 

尾びれを動かさないようじっと待つ

ミライ:
(血管のある尾びれを動かさないようじっと待つ)

森:

もしもの時に採血することになっても、日ごろ練習しているので戸惑わないようにしています。

では、トレーニングをしていきましょうか。

 

トレーニングの様子

ミライ:
(気持ちよさそうに泳いで、森さんにボールを運ぶ)

トレーニングの様子2

ミライ:
(胸ビレをばたつかせて、水しぶきを飛ばす)

トレーニングの様子3

ミライ:
(大きなプールに移動してさらにトレーニングを続けます)

森:

はい、こんな感じで。今日この後は、公開トレーニングをしていく予定です。

司:

すごい!間近で見ると大迫力ですね!貴重な体験をさせていただきありがとうございました。

 

―――ここからは、打合せスペースに移動してじっくりとお話しを聞いていきます。

 

素顔の森さん

司:

さて、基本的なことですが、森さんはなぜこの仕事に就いたのですか。

森:

うーん、高3で進路に行き詰ったときに、テレビで水族館の飼育係の特集を見て、これだと思ったのがきっかけですかね。

司:

ビビっときた感じですか?

森:

いや、ビビビではないですけど。(笑)

特集されていた方の経歴が自分と似ていたんですよね。その方も進路に行き詰ったとき、自分の特技はなんだろうと考え、「水泳です」って言っていました。私も進路に行き詰っていて…、水泳は昔からやっていたので。

司:

え?

森:

競泳をやっていました。

司:

水泳と水族館のお仕事は関係あるのですか?

森:

非常に関係があります。採用試験で水泳の試験があったんです。

司:

え、泳げないとダメなんですね!

森:

やはり水のなかで余裕がないと仕事にならないので。ここで働いている皆さんは、潜水や競泳が得意ですよ。

司:

そうなんすか。僕は採用されませんね。(笑)

飼育員って獣医みたいな仕事なんだと思っていました。

森:

飼育係と獣医は一緒に作業もしていますが、別の仕事です。ちなみに、獣医も泳力試験がありますよ。獣医も潜水して仕事をしますので。

私の採用試験のときは泳力試験とは別に体力試験もありました。

司:

体力試験は何を?

森:

何分間で腹筋が何回できるかや踏み台昇降の後、心拍数を計ったり。

司:

ええー!全然知らなかったです。体育会系なんですね。笑

森:

ザ・体育会系ですよ!

若いうちはなんなく乗り切るけど、年取るとぐったりしてくるあたりとか。笑

 

次章へ続きます。第3章飼育係は狭き門!

目次

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