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有松の歴史と沿革

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このページを印刷する最終更新日:2018年9月27日

ページID:8989

有松の歴史と沿革

 有松は、慶長13年(1608年)に鳴海・池鯉鮒(知立)両宿の間宿(あいのしゅく)としてつくられました。耕地も少なく、茶屋集落としての営みにも限界があったため、尾張藩の奨励によって副業として絞染を工夫しました。この有松絞は、東海道の旅人にもてはやされ、有松は繁栄を誇りました。
 天明4年(1784年)の大火からの復興の際、火災に備えて漆喰による塗籠造(ぬりごめづくり)や卯建(うだつ)が取り入れられた建物がつくられました。今も当時の面影を残した豪壮な町屋がたち並ぶ、全国的にも有名な歴史的魅力あふれるまちです。

建築意匠用語の説明

1 塗篭造り(ぬりごめづくり)

壁や軒裏を土で厚く縫って、防火構造としたもの。

2 海鼠壁(なまこかべ)

土蔵造りの建物の外壁仕上の一つ。方形の瓦を並べ四隅を釘止めとし、目地に漆喰を塗り上げてその断面を海鼠形にしたもの。耐火性の強さから民家の土蔵造りの腰壁に使われるようになった。

3 虫籠窓(むしこまど)

町屋の厨子2階に開けられている窓で虫籠格子を持っているもの。通気孔と。して開けられたのが、その発生と考えられる。虫籠格子とは、窓枠や格子木の4寸角の材を6つ割にしたものを心にして縄を巻きつけたものを格子として土を塗って作る。後に、漆喰塗りとして防火構造にした。

4 卯建(うだつ)

近世民家、特に町屋において、建物の妻側に設けられた小屋根付の袖壁。隣家と互に接して立ち並ぶ町屋では、卯建をあげることで屋根のけら場を隣家に出すことなく収め、狭い土地を有効に利用することが出来た。また、壁面を土で厚く塗って小屋根を瓦葺きにすれば、防火の効果もあった。

5 土庇(どびさし)

絞の店頭販売のための庇の巾は半間あり、下が土間であるため「土庇」と呼ばれている。

6 懸魚(げぎょ)

破風(はふ)の拝(おがみ)の下又はその左右に取り付ける装飾

有松の伝統的建造物

服部家住宅

▲服部家住宅(県指定有形文化財)

県指定文化財の服部幸平家住宅の倉

▲服部幸平家住宅、倉(県指定有形文化財)

竹田家住宅

▲竹田家住宅(市指定有形文化財)

岡家住宅

▲岡家住宅(市指定有形文化財)

小塚家住宅

▲小塚家住宅(市指定有形文化財)

有松のまつりと山車

有松絞りまつり

▲有松絞りまつりの様子1(後は登録有形文化財の中濱家住宅)

有松絞りまつり2

▲有松絞りまつりの様子2(後は登録有形文化財の棚橋家住宅)

有松山車まつり

▲秋祭りの様子(例年10月の第1日曜日に開催)

東町布袋車

▲東町の布袋車(市指定有形文化財)

中町唐子車

▲中町の唐子車(市指定有形文化財)

西町神宮皇后車

▲西町の神宮皇后車(市指定有形文化財)

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