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令和2年8月3日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2020年8月20日

ページID:131600

報告事項

  • 杉原千畝「命のビザ」発給80年事業の実施について
  • 新型コロナウイルス感染症に関する現状及び本市の対応について

会見動画

報告内容

杉原千畝「命のビザ」発給80年事業について

(市長)
 はい。それでは、これ(着用しているマスク)ちょっとビニールの新製品ですけど、名古屋の方が作られた。下からはちょっと空気が入りますけどね、ちょっと新しいやつでございますので。よろしく。失礼をいたします。

 まずは、杉原さんのとこからですね。おはようございます。まず、「杉原千畝さんの『命のビザ』発給80年事業」について、ご報告いたします。

 2020年は、杉原千畝さん「命のビザ」発給80年及び生誕120年の節目の年でございます。あまり知られていませんが、千畝さんは少年期の約10年間を名古屋で過ごしておられます。どこでおられたかということも、現実にここだというのがわかっております。中区の平和小学校のすぐ西側ですけどね、わかっとります。まあ、途中で1回転居されてますけど、尾頭橋のほうにね。

 名古屋市では、千畝さんの“第二次世界対戦中における功績”と“名古屋とのゆかり”を広く伝えて、市民の誇り・心の財産とするとともに、他人への思いやりや命の重みなどを次の世代へと伝えるため、様々な事業を実施いたします。10月に開催する記念コンサートでは、千畝さんが好んだ音楽を名古屋フィルハーモニー交響楽団による演奏でお届けします。参加は無料ということでございます。ぜひご応募ください。

 また、千畝さんが勉学に励んだ旧第五中学校、五中というのは、現在の名古屋市立瑞穂ヶ丘中学校と。瑞陵高校というんですけど、瑞陵高校、第五中学が瑞陵高校になったんですけど。場所は、瑞陵高校の、今の瑞陵高校のとこではなくて、この名古屋市立瑞穂ヶ丘中学校。ここの校地でございます。当時の遺構が現存しとります。この遺構を活用し、千畝少年像を建てるため、市民や企業の皆さんから寄附金を募集しますんで、ご協力をお願いします。

 職員が言うかどうか知りませんけど、あれ、卒業のだったか、写真。

(当局)
 そうです。

(市長)
 卒業のときの記念写真が残っとりまして、そこに千畝さんが写っとります。そこ(記念写真の中で杉原千畝)が立っとる場所というのが、ちょうどですね、この瑞穂ヶ丘中学の入るところのそのものという。同じですんでわかります、見れば。今、そのまま残っとります。だから、この位置に、千畝さんが、五中卒業のときに立っていたということもはっきりわかるということでございまして。そこ、その隣なのか、そこなのかに、まあ、銅像を建てようということでございます。

 それから、ここにありますけど、命の重みということありますけど。まあぜひ、ちょっと伝えといてもらいてゃあのは、やっぱり勇気の尊さということなんですよ、実は。

 まああんまり、最近の方はわからんかわからんけど、バスに乗り遅れるなということで、日本はドイツにものすごい傾注してったわけです。それでまあ、軍事同盟を結んで、まあ結局、太平洋戦争になり、300万人死んじゃったわけですよ。そのときに、そのドイツの政策と違う、ユダヤの皆さんを救うということは、どれだけ勇気が要ったことかということをね。政府が一旦決めたことというのは、どうしてもそのとおりになるんです。

 これは、ちょっとトリエンナーレでも言いてゃあんだけど、はっきり言うと。逆なんです、これは。ということで。県が決めたわけですよ。ということに対抗して、対抗というか、それは違うぞと言うのはものすごい大変なことなんです。が言いてゃあんです。まあ、あんまり、ややこしなりますけど。だから、千畝さんはその後、やっぱり外交官としても、なかなか出世街道では必ずしもなくなったということで、大変な苦労をして、お亡くなりになっておりますけど。そのまさに、現物。本物があるということでございますので。

(当局)
 私からは、「杉原千畝『命のビザ』発給80年記念コンサート」について、PRさせていただきます。

 杉原千畝は、「命のビザ」で知られる日本の外交官です。岐阜県で生まれた千畝ですが、先ほどお話しいただきましたとおり、小学校低学年のころから約10年間、名古屋で過ごしており、非常に名古屋にゆかりのある人物です。

 杉原千畝の大きな功績についてですが、第二次世界大戦中に迫害から逃れるようとするユダヤ系難民に2,000通を超えるビザを発給し、その多くの人々の命を救ったことにあります。

 今年、2020年は、その「命のビザ」発給から80年という節目の年になりまして、それを記念するコンサートを企画させていただきました。

 千畝は、クラシック音楽をよく聴いていたそうです。今回のコンサートでは、千畝が好んで聞いていたといわれるチャイコフスキーなどの楽曲を中心に、千畝の功績に解説を加えながら、名古屋フィルハーモニー交響楽団の演奏でお届けします。

 また、ソリストとして、「命のビザ」発給の地であるリトアニア出身の祖母を持つチェロ奏者アイリス・レゲブさんをお迎えしております。アイリスさんは、「彼が人々の命を助けるために負ったリスクや勇気に、心から感激しております」と、その強い思いでチェロのソロ演奏をしてくれます。

 また、そのほかですね、第五中学校を千畝は卒業しておりまして、その現在地に今ある瑞穂ヶ丘中学校による学習発表もあります。杉原千畝の生き方について、感じたことや学んだことについて、中学2年生の生徒さんたちに発表していただきます。

 また、新型コロナウイルス感染症への予防策を十分に取った上でコンサートを開催いたします。参加申込については、往復はがきで9月18日(金曜日)必着となっております。詳しくは、広報なごや8月号の裏面をご覧ください。私からは以上です。

(当局)
 私からは、杉原千畝像建立プロジェクトのほうを紹介させていただきます。

 先ほど市長からもございましたが、杉原千畝さんは、少年期の約10年間を名古屋で過ごされております。通われた中学校、旧制第五中学校になりますけれども、現在の名古屋市立瑞穂ヶ丘中学校になりまして、場所としてはそちらになりますので。石階段とかスロープが今もなお残されていると。

(市長)
 うん。ここがそのままという。当時の写真と今の写真、全くこれそのまま残ってますので、全く同じ状況ということですね。

(当局)
 はい。お写真も、この辺りで撮影されたというのが残っておりますので、この辺りに少年像のほうを建立するというプロジェクトになります。

 建立に当たりまして、本日8月3日から寄附のほうを募集させていただきます。寄附の方法は2通りございまして、クラウドファンディングによる方法と納付書による金融機関への払い込みの2通り、準備させていただいております。

 クラウドファンディングにつきましては、9月30日を募集期間とさせていただきまして、目標金額100万円を達成した場合は、一旦終了させていただきます。納付書の場合は、11月30日まで受付させていただいております。金額によって、お礼のほうも用意させていただいておりますので、ぜひご協力をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。以上です。

(市長)
 はい。これなかなか。これ(職員の持っているパネル)、ちょっと撮っといてもらうとええですね、ほんとに。ここのぐにゃあと、こう階段が下りてくるところのここの、これと、これはこっちの、これ今ですけど、この写真のとこと全く同じですので。この元が、まあここに。だから、この辺のところに千畝さんが当時立っとったと。何十年前になるかな、これ。戦争から75年だで。

(当局)
 百十何年ですかね、はい。

(市長)
 110年もなるか。

(当局)
 そうですね。

(市長)
 まあええわ。そういうことでございますので。その当時のほんとのリアリズムっていうことで、その場所に復元をしたいということでございますので、ぜひ皆さん、そこに立っていたでゃあて、勇気を学んでいかないかんわな、人生は。ということでございます。はい、ありがとうございます。

新型コロナウイルス感染症に関する現状及び本市の対応について

(市長)
 次に、新型コロナウイルス感染症に関して、現状及び名古屋の対応について、ご報告いたします。

 まず、感染状況ですが、先月7月27日から昨日までの1週間で新規患者が合計616名発生したところでございます。また、7月30日(木曜日)以降、4日連続で、1日100名以上の陽性患者が発生しており、大変厳しい状況が続いております。

 昨日時点で、入院・入所中の方は98名、退院・回復された方は延べ330名でございます。また、本市では、昨日までの間に、累計7,532件のPCR検査等を実施しており、延べ1,241名の方について、新型コロナウイルス陽性であることが判明しております。

 検査の結果、陽性となった方については、現在、名古屋市保健所において、感染者及び濃厚接触者の調査・健康観察を丁寧に行っているところでございまして、本市の健康観察の対象になっている方は、現在2,100名ということでございます。

 これも3月2日に最高だったときが1,000名ですから、倍ということですけど、陽性者のほうは、実は10倍。11名だったのが109名だったかな。ほぼ10倍になっておりまして、それと比べると、こちらの健康観察2倍ということは、それだけフォローできていないと、できていない状況であると。感染源不明が非常に今回は多いということがわかると思います。

 現在の感染状況は、2月から4月までの状況と大きく異なっており、私自身、大変な危機感を持っております。とりわけ、より多くの市民の皆様にPCR検査を受けていただくための検査体制の大幅な強化、入院が必要な皆さんに安心して入院していただけるための病床の十分な確保は喫緊の課題であることから、当局に対し、大至急対策をまとめるよう指示しているところでございます。

 でまあ、何かこの間、東海テレビ系(正しくはテレビ朝日系)のテレビで、病床がいくつあるんだと、名古屋はね、ベッドが。という話がありまして。その話は答えれんと言ったらしいんだけど、それでもテレ朝が質問したようですけど。そのときは確かに、医療とか、これも特措法の関係で、県が中心になってやることになっとりますということですけど。恥かかせんでくれと、それはと。いうことでですね。現在は70、ベッド数。で、それを、とりあえず130だけど、300程度に拡大するということで、県と調整をしてやっているとこだということでございます。

 で、わしもちょっと誤解しとったけど、東市民(東部医療センター)に、あんまり言っていかんこともにゃあけど、みんな知っとるでええけど。陰圧室いうやつね。というものがやっぱり要るんだにゃあかと思いましたけど。一応コロナウイルスについてはですね、結核と違い空気感染はしないと。今んとこね。その可能性もあるということをWHOが言ったのをちょっと僕見ましたけど。今んとこは僕も、あれのところでは空気感染しないということですから、そこまでの設備は要らないということでございますので、まあ僕も金曜日に、リストがまだ出てこないもんで、直接電話するいうことで、1つの病院にはですね、直接理事長さんに電話しまして、ぜひ協力してくださいと。ベッドを増やすようにということをやってますので、300まで上げればね。対応のベッドを。それは陰圧室でなくても、一応きちっと隔離されとって、それから、ドクターなりナースさんたちの、その設備というか、準備というか、ものもきちっとしとれば、隔離が。それでいけると。まあ、そのほかにも周りの環境もありますんで。あれですけどね。そういう状況でございます。

 ですから、安心しとるような状況ではありませんけど、名古屋市としては、責任ある対応を取っとるということで、300まで対応する予定でございます。

 ほれから、PCR検査体制の大幅な強化としましては、検査の前段階でもある検体採取については、市内の診療所でも可能になるよう、名古屋市医師会にもご協力をお願いするとともに、保健センターでの検体、保健所ですね、保健センターっていうとわかりにくいで保健所のほうがええいう声もありますけど。保健センターでの検体採取体制も整えてまいります。

 というこってございまして。某報道にも出とりましたけど、保健所の場所でやるとは言ってませんけど、それも含めて、保健所が16区ありますので、16個。やるようにすると。それから、医師会の皆さんにも、今お願いをしとるところ。特に唾液(によるPCR検査)については、お願いできんやろうかと。皆さん、市民の皆さんいうと、いわゆる開業医の皆さんってことですね。診療所と言いますけど、そこでお願いできるように、お願いしとるとこでございます。

 でまあ、そこで採った分については、これはちょっと医師会の皆さんの了解を取らないかんですけど、お願いしとるとこだけど。別個のタクシーでずっと回ってくのも今やっとりますけど。ドクターが自分で運んでいただくということにすると早いですわね。守山がありますので。守山と各病院の。これは病院もやね。守山、チェックするとこは。唾液を、採った唾液を持ってく先。

(当局)
 民間の検査機関のほうに。

(市長)
 民間の検査機関で。

(当局)
 はい。民間の検査機関に回収をしていただくような、そういう形。

(市長)
 うん。検査機関もやりますけど、ドクターも決めて。検査するところは守山と、ほれから民間の病院、15カ所でしたか。違うかね。

(当局)
 帰国者・接触者外来は15カ所。

(市長)
 15カ所に届けていただきゃあ、そこで、まあすぐわかるという体制を、敷いております。

 で、今んとこ検査が(最大で)433ということに1日(あたり)なっとりまして。(検体を)採るほうもですね、この間うち、ちょっとようわからんようなことを言っとりましたけど。それは、市でやっとるのが百いくつだったな。ということで、病院の分は陽性の部分しか採った数を教えてくれんもんでという意味で(全体の検査数が)わからんわけです。

 まあ、それも含めて、これ大体433ですわね。それを2倍にしようと。だから800件ですか。866件。採るほうも866件、検査するほうも866件ということで、目標をつくりまして、やっとります。

 それから、愛知県とも検査については連携をしとりまして、昨日は30件ほど愛知県の衛生研究所において名古屋市分の検査も実施してもらったとこでございます。

 で、まあ、先ほど言いましたけど、病床については、愛知県の医療提供体制がフェーズ4の段階となったことから、市内の医療機関に対し、現在、準備病床として確保いただいている病床を、速やかに入院可能な病床としていただくよう市保健所から依頼しておりますし、私からも直接電話しとるということで、一応300を目標にしとります。今、現状は70ですけど、もうそれも、現状でも大分増えとるということですね。いうことでございます。

 これに加えまして、先ほど愛知県と同時発表させていただきましたが、愛知県において、中村区にあります「東横INN名古屋名駅南」を、新型コロナウイルス感染症の軽症者等が療養するための施設として8月7日(金曜日)に開設いたします。この施設については、本市が運営を実施することとしており、県としっかり連携を取りながら、軽症者の患者の皆さんに安心して療養していただけるよう運営してまいります。

 こういった施設の開設につきましては、先日地元住民の方にも説明させていただきましたけど、新型コロナウイルス感染症の方が多数利用されることもありまして、様々ご不安な声も出てくるとこでございます。今後とも、住民の皆さんのご不安に丁寧に対応してまいりますので、ぜひともご理解とご協力をお願いいたします。

 ということでございまして、引き続き、全市を挙げて全力で対応してまいりますが、市民の皆さんにおかれましても、一人一人が感染拡大防止策に取り組んでいただくとともに、各区の保健センターの調査等、ということは、健康観察で電話が入りましたら、なかなか言ってくれん人が多いですけど、どこで何やっとったかいうことをですね、ぜひご協力をいただきたいと。ほれから、風評被害も大変なことになりますので、ぜひ十分ご配慮いただきたい。

 それから、お店の方で(飛沫防止の)ビニールシートをつくるのに、どういうふうにやったらええかいうことがありますけども、それは今、市のホームページに安全な使い方について、動画などの方法が掲載されております。

 特に消防局につきましては、日頃から消防署員が火災予防で多くの事業所に伺っているということでございますので、飲食店を中心に、防火の視点で取り付け状況を直接に指示させるなど、安全な感染防止対策についてもアドバイスするよう指示しているところでございますと。

 と、まあ文書に書いてありますけど。これは、市が書くとこうなるんですけど。何でか言うと、感染のやつをいろいろ仕事をするのは基本的に県だからということですけど、まあこれ、名古屋市の副市長なんかにも確認しとりますけど。当該地域ですね、栄を中心とする当該地域につきましては、関係飲食店については全戸、消防が家庭訪問するというふうで、消防長もオッケーと言っとりますんで。これはたぶん(全国で)初めてのことになると思いますけど。話をしながら。1人で行くとややこしいので、複数で行くと思いますけど。その話の中で、今の防災の話もですね、ビニールシートの燃えてくだとか。いうこともやっていきたいと。

 まあ、消防の場合は家庭訪問をやっとりまして、別個に。家具の倒壊防止(転倒防止)なんかも。今年はちょっとできんくなったこともありましてですね、実績がありますから。それと制服持っとりますので、わかりやすいと。お客さんから、見たとこね。だで、消防が全部回っていきますので、ぜひご協力をというか、お困りのことは相談したってください。消防にですね。ということを。いつからかはちょっと、日にちは決まっとりませんけど。ええ。やってくということでございます。

 それから、市内を走る救急車に新型コロナウイルスの感染予防と熱中症の注意喚起のメッセージを貼り付けることといたしておりますけど、まあ何と言っても、足を運んで心を届けるということでございますので。ええ。ぜひ精一杯、名古屋市消防が皆さんのとこに足を運びますので、いろいろ相談に乗っていただければということでございます。

 私からは、以上でございます。

質疑応答

新型コロナウイルス感染拡大への対応について

(記者)
 病床数を増やすと。あと、PCR検査の増強という説明がありましたけれども、それ以外で何か感染者急増を受けて対応を検討していることがありましたら、お願いします。

(市長)
 それ以外だと、今言いましたように、消防が(店舗を)回ってくというのは、多分日本で初めてだと思いますけど。わかりませんけど。やっとったらすいませんけど。これはかなり大きいと思いますね、やっぱり。実際訪ねますしね。

 消防というと、一般的にいうと火事ですけど。同じ災害ですからね、これは。一軒一軒行きますので。全然違いますから、やっぱり。言葉を交わしますとね。

お盆期間の帰省について

(記者)
 もうすぐお盆が近づいてくるというところで、政府は新型コロナの関係で、お盆については、少し慎重な言い回しをしていますけれども。この名古屋においては、市民の皆さん、帰られる方、名古屋に帰っていらっしゃる方、いらっしゃると思いますが、帰省についてはどのようにお考えでしょうか。

(市長)
 あんまり言うといかんですけど、しかし、何とか言いますよね。正しい知識で慎重に行動してほしいと。そんな言い方をしとると思いますけど。いろいろ名古屋市も精一杯、市役所の職員が実際に家庭訪問(正しくは店舗訪問)して、やりますんで。じいちゃん、ばあちゃんに会わんでおくというのも、これも、そういうお気持ちの方はそうされてもええですけど。過度に、と言うとまた怒られますけどね。だけど、そこら辺のところは、「気いつけて」としか言いようがにゃあわね、僕の場合でいうと。「お盆の帰省に帰らんでくれ」と、「行かんでくれ」と言うのは、なかなかこれは。簡単に言いますけど。やっぱ先祖に会いに行くのも重要ですよ、これは。

 そう言うと怒られるんだ、また。だけど、そう簡単にそういうことを禁止するようなものではないと思いますけどね。人間というものは。いかんですかね、そういうことを言っては。先祖より現に生きとる人間が大事だと。そうなるんすか。

(記者)
 関連で、西村大臣が帰省に慎重にしてくれと言ってますけど、一方でGoToトラベルキャンペーンが始まっていて、何か矛盾しているような気がするんですけど、市長はどう思われます。

(市長)
 うーん。そういうことでしょう。これ、しかし。

(記者)
 そういうことというのは、矛盾してるということですか。

(市長)
 矛盾しとるいうか、矛盾しとる2つのことをやろうとしとるんでしょう、要は。そもそも。本当に感染防止だけだったらですね、全部ロックアウトしてまってですね。それだけでも感染防止になるかどうかわかりませんよ。そういうことになるんですけど。だけど、それはやっぱりできないんでしょう。経済的に人間が死んでくいうことは。それを放置することはやっぱりできないですよね、これ。その中で、感染リスクがある程度あっても、やっぱり生きながら問題を解決してこうと。乗り越えてこうと。だで、もともと矛盾しとるわけですよ。それを同時にやろうと言っとんだから。私もそう思いますよ。

 どっちかいうと、税金で食っとるほうの人は、あんまり言うと感じ悪いですけど、わしでも年収800万、1円も減りませんからね、これ。ほんとに。1円も減らない。で、仕事がなくなる恐怖もありません、市長は。そうでしょう。だけど、商売やっとる人たちは、ここら辺へ来て、それこそ資金繰りができんくなったときは、勤めとる人も失業するわけでしょう、これ。失業って簡単に言いますけど、その後も大変なことですから。それを、同時にやろうということだにゃあ。もともと矛盾しとるんですよ。原理原則を言いかければ。

 だけど人類は、過去ずっと、ペストから始まってですね。ものすごい、こういう感染症、伝染病ですか、昔から。と闘ってきて、それなりに克服してきた、なわけだと。だで、やっぱそれは克服されてくと思いますよ、私は。知恵で。人類の知恵で。

特別定額給付金について

(記者)
 10万円の特別定額給付金を7月中に全世帯に支給するとおっしゃっていましたけれども、どうなったか、ご存知でしょうか。

(市長)
 今、92%ぐらい。

(当局)
 92.7。

(市長)
 92.7(%)にお届けしておりまして。あとの方は、もともと申請しない方もいますし。それから、特殊なご家庭で、すぐそこの住所に行きにくい。例えばDVがあったりとか。そういうのもありますし。それからあと何があるかな。ゆっくりでもいいよというとこまでも全部行っとると思いますけど。大方全部行っとると思いますけどね。

(記者)
 申請されない世帯に何か呼びかけるようなこととかってありますか。

(市長)
 それは今んとこ考えとらん。聞いとらんですけど。要らんという方に、わざわざもらってくれ言うのもどうですかね、これ。ほんとはいただいていただいて、何か寄附してもらったほうがええですけどね。役所がそのまま、役所というか、これ国ですけど。国庫に入るより。そのほうが温かいですけど。今んとこ、そこはちょっと考えとりませんが、一遍ちょっと考えてはみますけど。

 それより市の独自ので10万円。営業をストップしなくて続けた方に出すお金が、2万(件)だ言っとったか、今。いくらだった。

(当局)
 応援金ですか。

(市長)
 応援金。

(当局)
 応援金は大体今、2万件ぐらいです。

(市長)
 2万件ぐらい。10万円、営業を継続されとった方で、休業要請に入らない人たちです。まだ多分想定の半分。4万ぐらい事業所があらへんか言っとったわな、あのとき。だで、40億になるだろう言っとったのが、まだ半分ぐらいですので。あれ申込期限があるんだ、いつだった、あれ。

(当局)
 8月末です。

(市長)
 8月末ですので、ぜひ。ちょっと区役所にでも電話していただいて。市役所でもいいですけど。申請されるとええと思います。あれ、市独自ですから。

休業要請について

(記者)
 休業要請に絡んでなんですけれども。明後日からだと思うんですが、今日から名古屋市の職員さんとか、お店などを巡回されるんでしょうか。

(市長)
 だで、今の話で、消防がやりますけど、いつからスタートはちょっと。大至急決めますけど。今日からやれるかどうかは、まだちょっと確定はしとりません。なるべく早うやるつもりです。

お盆期間の行動について

(記者)
  お盆も近づいてきますし、若い方の動きもまた出てくるかと思うんですけれども、改めて市長から呼びかけというか、一言お願いできますか。

(市長)
  テレビ見とりますと、二通りの言い方がありまして。二通りというか、どっちかいうと、居酒屋で対面でもうつる可能性があると。マスク外して居酒屋で酒飲むと大きい声でしゃべるで、1対1でもうつる可能性があると。いう言い方をしてますわね、テレビでは。

 だけど、まあ普通は、いわゆる、何遍も言っとるけど、どんちゃん騒ぎです。大騒ぎと。飛沫、唾が星雲状になるような状況ということについては避けてもらいたい。いうことで、学校のほうにもお願いしましたから、大学にも。気持ちわかるけど。今、ジュリアナはにゃあけど。一回ジュリアナで踊りてゃあわという気持ちもわかるけど。ちょっとしばらくは辛抱してもらいたい。いうことで、さっき言ったかどうか知らんけど、お店の中で、8時に終わった場合は、20万まで応援しますということですけど。営業を続けながら、そういう飛沫が星雲状になるのをブロックするような設備。今調べてますけど。例えて言ったら、ものすごい能力のある換気扇みたいなものとかね。それから、昔よう覚えてますけど、床屋へ行きますと、青い紫外線か何か知りませんけど、そういうとこに櫛とか何かをこう入れてましたがな。ああいうような設備を導入して営業を続けるような人たちの皆さんに対して、補助金を出すなり、そういうようなですね。今、応援することは、今度の予算にでもと思って考えとります。

病床数について

(記者)
 先ほど、病床数の件、ご発言いただきましたけれども。ジャスト70なのか、それとも70程度でいいのか、どちらか。

(市長)
 (70床)程度です。ほんだけど、それ、ほんとに僕も電話しましたけど。猛烈に、病院長といいますか、お願いしとりますんで。今でももう、あのときは80だ言っとったけど。まあ、100ぐらい超えとるのかどうか知らんけど。ええかげんなこと言っちゃいけませんけど。どんなもんだね。

(当局)
 今、入院・入所ということで、98(人)という数字なんですけども、(あいち健康の森健康科学総合センター)プラザのほうに5(人)入っておりますので、93(人)の方が入院をされているということでございます。

(市長)
 はい。あのときは80でしたけど。93ということで、13名増えておりますし。順次、名古屋市内を中心としましてね。だけど、市境は物理的な境界ではありませんので。県と協力しながら、増やしてくということで。まあ130、できりゃ300。を、確保を目標にしたいということで。これは、病院の院長さんにお願いするよりしょうがにゃあもんだで。

(記者)
 いわゆる県と協力ということですか。市内で300ということですか。

(市長)
 ええ、市内。市内だけでというか、県の協力も得てだわな。

(当局)
 基本、市内の病院で確保するという考え方でございます。

(市長)
 市内の病院で300床。300床言うと、先ほど浅井さん(健康福祉局医監)としゃべっとって。第1次のときにいくつだ言っとった。一応確保しとったのは。

(健康福祉局医監)
 第1次のときも、先日と同じくらいの、大体70床ぐらいで、運用させていただいていたということですね。あとは、市外のほうにもかなり入院をしていただきました。

(市長)
 そういうことなんですよ。だから、300床ということは、相当多い病床、ベッドにはなりますよ。

休業要請について

(記者)
 休業要請の話。休業要請、錦三とか栄で始まると思うんですけど。それに関連してなんですが。これまで名古屋市のほうでは感染者の情報の発表について、飲食店などで感染が発生した場合に、その飲食店がどの地区にあるか。錦三であるとか栄であるとか、そういった情報はこれまで基本的には出してなかったと思うんですね。

 それはそれで1つの考え方だと思うんですが。今回、錦三や栄が感染者が多いということで、区域を区切って、ああいった対応をした状況で、その地域で感染が増えているかどうか、あるいは違う繁華街で逆に感染者が出ているかどうかっていうのは、こういう政策を取った以上、非常に重要な情報になってくると思うんですけども。これから(感染者の)発表の上で、店の情報について、店舗名はまた別の議論になると思いますけど、飲食店や、例えば栄の飲食店で感染者が出たとか、そういう地域的な情報っていうのは出す必要性があるかなっていう考え方もあると思うんですけど。その辺は、市長のお考えはいかがですか。

(市長)
 この間の話で、地域的にこういうことやるいう以上は、言うだわね。ほんで、今日聞きましたけど、その地域だけで37軒です。37軒。発生元になったところが。地域でですよ。だから、某新聞に出とった60軒ですか、50か60か、どっちだったかな。それは、ほかのとこもあるのか、お宅らだで間違いはないと思いますけど。ネットにざーっと出とる話が。ネットですから、何とも言えませんけど。やっぱ相当正しいと思われますけど。そんなことで37軒ということですので。

(記者)
 37軒というのは、今回の規制地域。

(市長)
 地域だけです。

(記者)
 その地域。いつの話ですか。

(市長)
 先月中です。7月中。

(記者)
 7月中に。軒って、お店の数の軒という意味ですか。

(市長)
 そういうことです。

(記者)
 で、感染者が出たっていう理解でよろしいですか。

(市長)
 そういうこったわね。

(記者)
 今の関連なんですけれども。錦三、栄のその地区限定の休業要請ということなんですけれども、名古屋市内ですと、やはり名駅とかですね、名駅周辺。あるいは、近いとこでいいますと、今池とか、ああいったところも、新栄とかですね、繁華街としては、まあやっぱり人が多く集まるところだと思うんですけれども。そちらに対して、今後、感染状況によると思うんですけれども。どういうアプローチというか、そういったところにも市の職員の巡回とかもしていくのかとか、規制をかけていくのかとか、その辺の見通しをお伝えください。

(市長)
  そちらには、やらんでもええようになることを祈りますけど。祈っとるだけではいかんもんだで。まずこれで、第一弾。消防さんが回ってってですね。で、その状況の中で、他も出たらやらないかんわね、これ。それはやらないかん。そこまでやるんだったら。

  俺、消防はものすごい期待しとるんですわ。やっぱり、区役所もええですけど、やっぱり、防火か何かで立入りなんかやっとりますし。家具の転倒防止で家庭訪問やってますしね。それから、制服着とりますんで。変な話ですが、やっぱり信頼感がありますでね。消防の制服には。いうことで、まずやってみて、ちょっと広がるような状況なら、それ拡大します。

(記者)
 消防は、それぞれのお店に立入りをして、指導なり、注意喚起なりをされていくということでしょうか。

(市長)
 はい。立入りいうと感じ悪いですけど、knock on the doorで、「何ぞお困りなことありませんか」言って。御用聞きですね。御用聞きぐらいの気持ちで回ってってもらうとええかなと思いますけど。

 ついでに、つい立てみたいなやつ、あれ火事が起こると非常に危ない言われてますので、そういう相談もぜひ。これ、ホームページもつくっとるようですけど。お店の皆さん、消防が来たら相談したってちょうだいということでございます。消防だで、ちょっと物の言いようがきついかわからんけど。それはまあ、ご辛抱いただいて。ご辛抱だにゃあわな、丁寧にせなかん。丁寧に言わないかん。

(記者)
 今の情報の確認なんですけど、回るのはいいと思うんですけど。何でも御用聞きってご発言がありましたが、取りようによっては、例えば、消防の方が行ったときに、補助金の話とかされても、消防の方もやっぱり困っちゃうと思うんですが。消防だからできることってあると思うんですけど。防火だけじゃなくて、お店の感染防止対策についての相談を受けるとか、そんなイメージでよろしいんでしょうか。

(市長)
 それが重要ですわね。それがポイントだもんで、にわか勉強で申し訳ないけど。それは当然、勉強会も大至急やりまして、回る人たちね。そこら辺も、消防は一応。それは防火ですけど、防火と家具の転倒防止と、防災のほうも、救急のほうもやってますんで。理解してくれると思いますけど。

(記者)
 お店っていうのは飲食店に限るっていうことですか。それとも、当然お店っていうのは、床屋さんもお店であれば、八百屋さんもお店であって、世の中いろんなお店があると思いますが。

(市長)
 まあ、ありますけど。

(記者)
 今のところのイメージでは。

(市長)
 今んとこのイメージだと、今こういった休業要請するような対象のとこというイメージですけど。

(記者)
 じゃあ地域の、これはまたイメージで結構ですけど、休業要請が今、錦三、栄になっていますけど。その辺をイメージしてるわけですか。

(市長)
 初めはそうですけどね。だけど、これも状況によって、ほんとに広がっとる状況になってくると、今のほんとの普通の店舗ですわね。床屋さん、八百屋というのは今あんまりないですけど、そういうとこも含めて。やっぱり役所で、気は心だもんだで、それこそ住民サービスですわ。感染防止のために、どういうことがあるかっちゅうのを一言言ってってくれるとありがてゃあわね。

PCR検査体制の拡充について

(記者)
 先ほどPCR検査の体制拡充の話が出たと思うんですけど。433件を2倍にする。

(市長)
 倍にする。

(記者)
 検体を採ることはもちろんそうですけど。

(市長)
 検体と、同じようにやらないかん、検査と。

(記者)
 検査体制そのものについても2倍にすると。

(市長)
 はい。      

(記者)
 当然、守山にある衛研(衛生研究所)の体制を一気に拡充するってことはそんな簡単なことではないと思うので。それを2倍にするというと、さっき、昨日、県の衛研で30件やったという話がありましたが、県の衛研に相当数頼らないと、400増やすって、そんなに簡単なことではないと思うんですが。倍増の内訳っていうのは、大体の今のとこの積算でどんなふうにお考えでしょうか。

(市長)
 これはちょっと、そちら(当局)に聞かんといかんけど。

(当局)
 まず1つ、補足なんですけども。先ほど市長から、民間の医療機関で唾液でのPCRの検査の仕組みをつくっていくという話をさせていただいた部分の、回収方法についてなんですけど、基本的には民間の検査機関等の力を活用して、医療機関のほうから検体を回収して、検査機関のほうで検査を回すというような予定でございますので、ちょっとその部分だけ、補足をまずさせていただきます。

 それから、433件を倍にしていくということで、市の衛生研究所のほうでは、新しい機械を入れて、100件ぐらい検査能力を増やすというようなところがまずは1つございまして。それから民間の検査機関。こちらのほう、先ほど言いました市内の医療機関、医師会さんのご協力いただきながらやっていただく分については、民間の検査機関のほうの検査というところで出していく部分で、かなりやっていただける可能性があるということで、そういったところの検査結果を出していくということで予定をしているということでございます。

(市長)
 機械の導入とか、そういうのも含めてあるわね。

(当局)
 当然、医療機関のほうでもPCR検査の機器を順次導入をしていただけるものですから、院内での検査という能力も徐々に上がっていくというようなところの段階に、今あるというところでございます。

(記者)
 じゃあ、その800いくつは現実的に可能だというお考えで。

(当局)
 実施していく、可能になるような形で随時仕組みをつくっていくということで考えております。

(記者)
 ちなみに、いつごろまでにできそうとお考えですか。

(当局)
 例えば、医療機関、民間、医師会さんのほうの協力を得て、いただく分については、早急に仕組みのほうを詰めさせていただいて、実施できるように進めているというところでございます。

(市長)
 医師会の人たちが協力してくれて、唾液でやれるようになって。それは、飛躍的に拡大しますわな。診療所の数で、どのぐりゃああるんだっけな。どのぐりゃああったな。こりゃ、千、まあ、ええかげんなこと言っていかんね。

(当局)
 いかんですわね。

(市長)
 いかんいかん。それは、すごい数ありますし。という方向で。車でドクターが持ってくいうのは、どうも、当局、言いにくいようで。医師会で怒られるといかんで。ドクターにね。

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