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平成30年10月1日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2018年10月24日

ページID:110212

報告事項

  • 台風24号について
  • 乳がん月間における取り組みについて
  • アッセンブリッジ・ナゴヤ2018について

 

会見動画

報告内容

◎台風24号について

 それでは、10月1日(月曜日)ということで会見を始めたいと思います。皆さん、こんにちは。How are youということで。

 本日は、まず台風24号について、ご報告させていただきます。このたびの台風で被害を受けられた方々には心からお見舞いを申し上げます。

 1年に2回、非常に強い勢力を維持したまま日本に上陸するのは、上陸時の風の強さの統計を取り始めた平成3年以降初めてとなり極めて異例ということのようでございます。

 本市では、災害対策本部を(9月30日(日曜日))午前10時21分に設置し、午後1時には体制を強化して、職員約3,900人を動員し対応してまいりました。

 9月4日(火曜日)の台風21号と同様に、高潮への警戒を強め、午後3時に港区の防潮壁から海側の地域に対して、高潮災害に対する避難勧告を発令し、午後7時には中川区と港区の一部地域に対しても潮位の上昇により避難勧告を追加で発令し、避難の呼びかけも行ってまいりました。実際に避難された方は市内で1,126名、開設された避難所は168箇所と聞いています。

 前回の台風21号の記者会見でもお話しましたが、この地域では、伊勢湾台風当時、59年前と比較して考えることが理解しやすいと思います。高潮に対しては、高潮防潮堤や防潮壁が整備され、建物の構造も木造から鉄筋コンクリート造りになり、台風の情報も伝達の手段が充実し、進路予想や注意点などが早い時点で伝えられ、早目の備えをとることで被害を少なくすることができるようになっています。引き続き、市民の皆様の生命、身体、財産を守れるよう防災施策に取り組んでまいります。

 10月に入りましたが、日本の南海上にはまだ台風25号も発生していますので、市民の皆様におかれましては、防災対策の点検をいま一度お願いしたいと思います。

 ということで、まあこうやって書いてありますけど、わしは何遍も言ってますけど、私小学校5年のときに伊勢湾台風は経験しておりますので、古出来町でしたけども、壁が全部抜けまして、東から西全部抜けたもんだで、ほんだで、天井は抜けなんだですけどね。まあ大変な状況で、まさか5,000人以上の方が亡くなったということは全然わからなかったですね。

 そういう状況の中で、もう一回伊勢湾台風と同じようなものが来た場合に、これで1,000年に1回の津波が来た場合で、それでも伊勢湾台風より30センチメートル下なんですよ、シミュレーションで、これが。

 ということは伊勢湾台風と同じものがもう1回来た場合に、堤防の中に水を一滴も入れないというような防災ができれば、まあ一応犠牲者はなしで済む、ということになっておりますんで、その比較をちゃんとするようにって何遍も言ってまして、これ。

 こんなもんではいかん、まあ皆さん知らんもんだでよ、何のこっちゃと思ってみえるけども、伊勢湾台風経験した人は僕らで小学5年生ですから、まだどえりゃあおりますわ。おられると。

 あのときと比べてどうなんだと。今回同規模の台風が来るって言っとったじゃないですか、盛んに。となると5,000人亡くなった規模ですので、じゃあ何で今回は犠牲者ゼロなんだ、ということになりまして、その比較をちゃんとするいうのはどえらい重要なんですわ、これは。伊勢湾台風(の時の最高潮値が)が3.89メートルで、今回は2.2メートルということですから、その違いはどうなんだとか。

 それから、台風により潮位が上がるのではなくて、本当に満潮で上がるのが、これまあ僕らでも全然誤解させられておりましたけど、あのときはいわゆる満潮の中でも相当高い満潮だったということで、それに台風が重なってあんなことになったんだと。伊勢湾台風ね。そう言われておりましたけど、実は潮そのものでいうと、伊勢湾台風のときは40センチメートルか。今回80センチメートルかね。ということで今回のが40センチメートルもたきゃあんだわな、これ、基本的に。

 そういうことや何やらで、もう一回きちっと皆さんが市民の皆さんに報道してもらいやすいように、伊勢湾台風との違いを。またきちっとつくるように今言っとりますんで、わかりやすいの。いうことですわ。

 基本的には防潮壁が4.58メートルというのがありますんで、3.89メートル(の高潮)が来てもということになるんですけども。じゃあ昔何だったって、昔は防潮壁が無かったということで、堤防だけだとどんなもんでゃあな。

(当局)
 8号地の貯木場で3.38メートルです。

(市長)
 3.38メートルあったのこれ。だから3.89メートルいうたら50センチメートル上回っただけだな、実際は。だけど越水しますと向こう側から何ですか、水が入って、堤防の決壊につながっていくということもこれはあるということですけど、それと貯木場のラワンが大量に流れ出て、子どもさんなんかが大悲劇を起こしたということも、やっぱり俺はまた何でそのときにどうなっとったんだ一体、ということは検証せなあかんと言っとるんですよ、こういうことを。

 まあそういうことでございますので、伊勢湾台風の経験を経てきた人はようけみえますんでね、その違いはどうだったんだということをまた改めてきちっと皆さんにご報告をしたいと思っとります。


◎乳がん月間における取り組みについて

 次に、乳がん月間における取り組みについて、ご報告いたします。10月は「乳がん月間」ということで、本日のバックボードは「ピンクリボン」となっております。

 ピンクリボンは、乳がんについての正しい知識の普及と、早期発見・早期治療の大切さを伝えるための世界共通のシンボルマークでございます。胸のピンクリボンバッジをお指しくださいと書いてありますので指しますと、まあここにあるやつがね、これがいわゆる乳がんのピンクリボンバッジでございます。

 今日から10月末まで、私を初め、課長級以上の職員がこのバッジを着用いたします。

 名古屋市では、ワンコインがん検診や無料クーポンなど独自の取り組みを平成21年度から順次実施しており、乳がん検診の受診者数は平成21年度の、平成21年度っちゅうのはわしが市長になったときです。平成21年度の3万5千人から平成29年度には5万3千人と、約1.5倍に増加いたしました。

 こうしたなか、10月の「乳がん月間」では、さらなるがん予防やがん検診の受診を呼びかけるため、名古屋市全体で、乳がんの予防や早期発見・早期治療に向けた取り組みを実施してまいります。

 皆さんも、ぜひ、乳がんの予防に努めるとともに、がん検診を受けていただきたいと思います。


◎アッセンブリッジ・ナゴヤ2018について

 次に、10月6日(土曜日)から12月2日(日曜日)の約2カ月間開催します「アッセンブリッジ・ナゴヤ2018」について、ご報告します。

 この事業は、名古屋港エリア一帯を会場にした、音楽と現代アートのフェスティバルです。

 音楽の部門では、ポートハウスや、地下鉄駅、名古屋港水族館、飲食店などいつもの町なかをコンサート会場に、クラシック音楽からポップス、ジャズといった広いジャンルの音楽公演を開催いたします。

 例えば地下鉄名古屋港駅では、名フィル七重奏による上質な音楽をお楽しみいただけるほか、名古屋港水族館ではマイワシのトルネードと金管五重奏によるコラボレーションも予定しております。アッセンブリッジ・ナゴヤだからこそ実現する多彩なプログラムを実施いたします。

 アートの部門では、「地図」や「風景」をキーワードにして、作品の展示のほか、アーティストによるワークショップやトークイベントなどを多数開催いたします。

 文化芸術の魅力に触れながら、港まちのさまざまな風景をお楽しみいただける「アッセンブリッジ・ナゴヤ2018」にぜひお越しいただきたいと思います。

(当局)
 アッセンブリッジとは「集める」という意味の「アッセンブル」と、「橋」の「ブリッジ」を組み合わせた造語になっておりまして、文化芸術が架け橋となって街や人がつながり、新しい文化が育まれていくようにという意味がこめられています。

 1番の見どころとしては、町なかの施設などを会場にしてコンサートや展示を行うことで、ホールや美術館とはまた違った臨場感を味わうことができるというところです。

 今年で3回目の開催になりまして、期間は10月6日(土曜日)から12月2日(日曜日)までの約2カ月間、場所は地下鉄名古屋港駅から築地口駅の区間のさまざまな会場でイベントを開催させていただきます。今週末から始まります。よろしくお願いいたします。

(市長)
 ということでございまして、港が大いに盛り上げなあかんということで、今のところ圧倒的な貿易量では名古屋が断トツトップになっとりますけど、やっぱり情緒いうのが、美空ひばりの「港町十三番地」じゃあにゃあけど、港にまつわる歌っていうのはどえりゃああるんですけど、日本中に。まあ、そういう雰囲気がなかなか出んと。

 まあ、エクスキューズというか言い訳はありますけどね。横浜とか神戸はやっぱり港からできた街だということでございます。名古屋港の場合は熱田から埋め立ててった街、港ということはありますけど、そういうエクスキューズばっかり言っとってはいかんわなあ言って。7兆円も貿易黒字があるのにということと、大体港、ベイエリアっていうのは普通は高級マンションがならんどって、今どえらい人気のあるところです、大体は。

 そういうふうに何とか近づけれんかということで、いろいろやらさせていただいとるということでございますが、まあ、こういうのはあれだけど、やっぱり港っちゅうのはああいうちょっと、どういいますかね、セクシーなというか、ああいう雰囲気ですわね、やっぱり港街っていうのは。

 そういうところは猥雑性というのか、界隈というのか、あれがやっぱり何といっても港町のムードですけど、それについては今言った言い訳もあると、名古屋の場合はね。熱田神宮から埋め立ててったとこだもんだで。

 港横浜はちょっとあれですけど、神戸なんかもともと神戸に港がある。長崎もそうですわね、これ結局。ということで何とかならんか、というふうに今考えておるとこでございますが、酒飲むとこも少ななったね、まあ港も。本当に。

 やっぱり酒があってうみゃあものがあって、音楽があって演歌があると。男と女の別れがあると。それがやっぱり港の情緒っていうもんですけど、まあそういうのをちょこっとでも近づけてこうと、そういう試みでございます。


質疑応答

◎名古屋ボストン美術館ついて

(記者)
 今月10月8日(月曜日・祝日)に閉館を迎える名古屋ボストン美術館について、現在の跡地利用の状況、どこまで進展しているかと、今後の見通しについてお聞かせください。

(市長)
 まあ、あの内容はわからんけど色気なしで申しわけないけど、今まあ今後の準備を進めとるとこだで、まあちょっと時間ちょうでゃあということでございます。

(記者)
 当初の予定より大分遅れているということになると思うんですが。

(市長)
 そうなるかな。まあ、もったいにゃあで早く考えなあかんけど。金山の辺も面白くする拠点にせないかんけど、ねえ。

(記者)
 ちなみに、ここまで思うように進んでいないというふうに見られる状況については、どういう理由からこうなっているのでしょうか。

(市長)
 ほうですかねえ。今誰が考えとるか知らんけども、やっぱりこういうとこで事業をやるというか、本当の事業やる人に聞いたほうがええと思いますよ、仮に。想像でええけど。実際に契約するのはその後コンペでやりますんで、これ。

 やっぱり人がぎょうさん寄ると会社が儲かる。人が来んと倒産すると、そういうリスクのある人が考えなあかんですよ、やっぱり。と思いますけど。

 わし全部自分でやっとれえせんもんでよ、これ。誰がどういうふうに、申し訳にゃあけど、交渉しとるか知らんだわ、これ。これは。誰がどういうふうにという細かいことね。全体は知ってますけど。という状況ですわ。あそこ長いことほったらかしにしといても給料が同じ人ばっかで考えとるもんだで、何ともならせんわ、これ。そういう話だわ。

(記者)
 改めてですが、あそこの場所はその美術館としての利用っていうのが前提として話が進んでいるのか、もっと枠を広げたいのか。

(市長)
 ほりゃ枠を広げてもええと思いますよ。やっぱり美術館というのは相当の、やっぱりハイグレードですからね。ほうでしょう、美術館ってのは。

 音楽のがもうちょっと庶民的ですわね、楽しみからいいますと。だから美術館で成功するいうことは、やっぱり相当なもんですよ、これ。だから、それをやるには、本当に美術館で経済的にもやっていけるいうことになってくるとすれば、よほどのチャレンジがいりますよ、これは。と思いますけどね、私は。

(記者)
 そうすると、建物の改修等が必要になってくるかと思うんですが、そこまで手を出すんでしょうか。

(市長)
 まあ、いろんなこと言いますけどね。横浜だったらラーメン博物館とかあるじゃないですか、そういうやつが。そういうやつ、ねえ。

(記者)
 (ラーメン博物館)がつくりたい?

(市長)
 まあ、例えばそういうまっと庶民がみんな集まって、そこには音楽がまずあって、演歌もあって、クラシックでもええですよ。そういうふうにつくって、そこにちょっとええ絵がかけてあるぐりゃあの感じがええんじゃないですか、わしが思うには。わしが思うにはですよ。

 名古屋が突然ルーブル美術館みてゃあなふうになりゃええですよ、そりゃ。そのかわりモナ・リザが要りますわね、そうだったら。モナ・リザが。

 ということだもんで、どういうふうにちょっとやっとるかよう知りませんけど。わしはそういうような、ぎょうさんの人があそこへ集まって、まあ美術館にしとったやつは設備はどうなっとるかちょっとようわからんもんで、いろんなこと言ってましたわな、これ。美術館用のあれになっとるの、たてつけが。だからそこの中でどうかと。

 その企画するやつが、やつが言ったらあかんけど、本当にまあその、倒産するか、金儲かりゃいいですけど、どっちかのリスクを持った人間がやらんと進めへんで、本当に。俺が言っとってあかんけど。これ役所がやるいうことになっちゃっとるもん、こういうもの。

(記者)
 ちなみにその閉館した後、しばらく活用できない期間がこれでできるっていうことになると思うんですけど、そのことについては。

(市長)
 そりゃあ、まあ普通だったら自分の財産でやっとるんだったら、こんでまあ銀行に借金返せんで倒産するだわな、ほんなら。

 自分の財産で借金でやっとるんだったら、銀行から金借りて、ほんでビルをつくって、その賃貸料で飯を食っとるとしますわね。ほうするとそりゃあかん、まあこれアウトですよ、そうなったら。そうなりますわね、これ。破産するのかということになる。そうならへんでいかんわ、税金の場合は。

(記者)
 そうするといつまでにこう決めたいと。

(市長)
 まあ、はようやるんだけど、おもしれえもんつくるということですわね。どうなっとるかな。ほんだで、そういう人に聞かないかんわ。

(記者)
 事前に言ってるので調べといていただけると嬉しかったな、と思うんですけど。

(市長)
 こうやって書いてあるだけだもん。正直に言いますと。

(記者)
 改めて、その20年でその閉館を迎えることへのお気持ちだけでも最後にお聞かせください。

(市長)
 まあ非常に高尚なものを狙ってやったということでしょう。まあ、ボストン美術館って有名ですからね、日本のいろんな文物を収集しとるのでは。ほんだで、そういうとこもやってくいうことで、そりゃあなかなか高尚なお話ですわ。ハイクラス・ムードですわ、これは。

 まあそれも1つだったでしょう。そんな悪いこと言ったってしょうがない。チャレンジするということです。僕だったらまっと庶民的な楽しいもんつくりますけど。

(記者)
 これからチャンスじゃないですか。

(市長)
 まあ、チャンスかわからんで一遍ちょっと聞いてみますわ。吉本新喜劇がかつてだけど大須に出店して、出てってまうようなね、そういう名古屋ではいかんもん。

 美術というのはやっぱり、こういうとちょっと語弊があるけど、やっぱり音楽よりどっちかいうとハイクラスの人が多いですから、これは。だで余程の決意を持ってやらんと庶民のものにならんわね。ええですよ、別個に1個ものすげえのをつくるいうのも、これが。そんじょそこらにないと、いうことなのも1つはええですけどね、余程の決意がいりますわ、それやるには。美術だと。


◎陽子線がん治療施設整備事業に係る訴えの提起について

(記者)
 陽子線の訴訟の件ですが、改めてなんですけど、今回その提訴する意味合い、ちょっとお聞かせ願っていいですか。

(市長)
 今、委員会でやっとるもんで、変なふうになるといかんで、あんまり言わんほうがええんじゃにゃあの、これ。

(記者)
 言える範囲で。言える範囲でいいです。

(市長)
 言える範囲、そりゃはっきりさせるということですよ。名古屋の主張というか、名古屋市民の権利というかね。多分これ、やっとるんでしょ、今までの中で。

 5、6年前からあって、要するに始まるのが8カ月遅れたわけだね、何だかんだいって。そうすると、やっぱりその委託費は当然少ななるわけですよ。もらうほうも仕事やっとらん委託費もらっちゃいけませんからね、これ。

 だけど、その当時はけつ(契約の終期)も延びるというような話があってですね、おかしいな言って、こんなこともおかしいわなと言っとって、やっぱりきちっと最近になって、ADRやられた弁護士さんも一緒に入ってですね、これ確定期日で平成43年ですか、3月31日にその契約の期限がきちっと終わりますんで、短くなった分はやっぱり減額してもらわないかんということを、きちっと確定していくと。

 いうふうになったということですが、何遍も申し上げますけど、今この間陽子線のパフォーマンスが非常にようなった言ってますけど、3カ月止めたやつでキャンサーボードいうのを導入したわけですよ、これ。わかっとる、これ。一遍見てきた、みんな。あそこの医療センター(西部医療センター)でキャンサーボードやっとるで、見てこなあかんわ。(非公開の会議のため見学は不可)

 何かいうと、英語だでいかんけど、要するに学者がそろってですね、医者がそろってこの人にこの陽子線で治療することはええか悪いか、すなわち、がんが転移でも2種類あるんですけど、普通は転移の場合は治らんと言われております、陽子線当てても、普通はね。だで、そういう場合は診察をお断わりすると、これは。

 いわゆる金儲けではやらないとなるけど、市民の税金使っとるから、やっぱり。医療は正しいもんでないといかん、いうことで、キャンサーボードによって今半分はねてますわね。だから800人で400人。ちょっと審議中ですから、俺の言うことはめちゃくちゃだ、いって言われると困るけども、大体間違いないです。

 400人はねておりますと、当時(陽子線治療と健康保険の対象となる他の治療の費用が)200万違っとったから8億です、これ。その人たちがそこまで、その前からも外しますけど、そこで外しとるもんで、要するに正確なデータをがん学会に送ることができるような、まあ、データというかエビデンスといいますけど、ことになったと。そういうことですよ。

 だから、3カ月止めるのは、止めずにそれがわかると確かに1番よかったかわからんけど、それはなかなか難しかったんですね、あれ。名古屋の陽子線がん治療設備はそういうことで単なる金儲けではやらないと。わかりやすくいうと、転移しとって、もう治らん人にはやらないんですよ、これは。正確な医療を提供する、そのために3カ月がまあ必要になったということで遅れた。

 しかし、キャンサーボードを導入してますから、非常にいい医療データをこの学会に提供することができるということで、まあ再開、それだったらキャンサーボード入れて、そういうええデータをがんの学会ないし、関係の皆さんに提供できるということだったら、当時でいうと、いわゆる前立腺も適用がありませんでしたし、これね。保険のね。

 となると、いわゆる庶民の方の市民税でなりたっとるんだけど、そういう人たちもそういうええデータを、エビデンスを提供するんだったら、そりゃまあええかな、ということで再開したということでございまして。

 ちゃんと頭入れてかなあかんよ、そこんとこ本当に。キャンサーボードを見に行かなあかんわ、まずジャーナリズムが。どういうものか。キャンサーボードやってますから、これ。俺確認したわ、どういう人が治療に来とるか言って。あそこだしゃせんもんで、自分で3人見つけまして、陽子線(の治療を)受けた人。当時聞きましたけど、効くからええよと。まあほぼね。ちょっと若干違うけど、ニュアンスが。効くからええよ言って治療受けてますよ。

 違うのいって。じゃあ効かんわけじゃない。効かんでやったら詐欺罪ですよ、効きますけど、当時のIMRT(強度変調放射線治療)っていいますけど、そういう保険の効く治療に比べてこれは20、30万、40万と収入によって違いますけど、でこちらのほうが280万から300万ようけ払うだけの、優位性は証明されていないというのが当時の状況だったということでございますんで。

 何で止めたかについてちゃんと正確に知っとってもらわなあかんよ。そのためにはキャンサーボード見に行かなあかんわ、ジャーナリズムは。本当に。やってますから。わしゃ見に行きましたけど。

(記者)
 この時期になったのはその先ほど市長が言われた、最近になってその何ですか、減額の期間がはっきりわかったからってことでよかったんでしたっけ。

(市長)
 まあ、それは(契約が)けつに延びるようなものではないと。きちっと終わるものだということになると、その分短くなればそりゃ減額せないかんですわな、そりゃ。向こうも認めとるじゃないですか。

(記者)
 そういうことが最近になってわかったからと。

(市長)
 最近になってはっきりわかった。おかしいなと思っとった、わしは。だからADRをのまなかった理由の1つですよね。ADRのまなかったことで大きいのは、民事訴訟法上の、わしゃ民訴じゃにゃあで、刑訴のほうですけど、よう知らんけども、損害賠償ではないけども、あれは。条文によるあれが遅れた場合は請求できるという規定ですけど、それについても、そのお金を請求する人は自ら立証責任を負う、というのが原則ですわね。だからいくらかかるんだったら、全部領収書きちっと見せてもらって、全部。

 それからこの方法しかなかったかどうか。こっちもでかいんですよ、実は。入り口を変えただけですから、あれ。だけ言うと怒るかわからんけど。その方法が1番合理的だったのかということまで証明してもらわないかんです。

 3カ月で数億ってどえりゃあ大きい金だでね、実際。ものすごい金ですよ、これ。だで、わしは市民の皆さんの税金を使うんだで、そんな証明できんようなことではいかんがね言って。ことと、今言った話です。やっぱりどうもおかしいなあと。やっぱり期間が短くなったんだで、短くしてもらわないかんやないかと。委託料を少なくしてもらわにゃいかんやないかと。それが何かぐずぐずしとりまして、そのときは。後ろへ延びるんだという議論をしとった人がおるんです。おかしいな言って。という話だったと。

(記者)
 関連で、和解というものに対しての市長の考え方というのはどうなりますか。

(市長)
 それはまあ、この世のことですから、いろいろ和解するのはいいんじゃないですか。内容によりますけど。別にこっちが拒んどるんじゃないですよ、これ。訴えてきたのは日立製作所のほうから訴えてきたんですから。当時、当局はこんな250億もの膨大な契約ですから、まあ、この今の契約期間が短くなる、委託費のこともあったかどうか知らんけど、まあ考えていただくのじゃないかと言ってましたけどね。わしもそうじゃないの言って。とは言っとったけど。

(記者)
 どんな条件であればっていうのは。

(市長)
 まあ、そりゃ和解勧告が仮に出れば、そりゃそこで考えるということですけど。市の権利も言っとかないかんでね、言っときますけど、これ。悪いけど日立製作所さんに満額払う必要はありませんよ、ほりゃあ。実際に委託期間が短くなったんだから、こりゃ。8カ月。そうでしょ。仕事やってないんだから、これは。

 (契約期間が)けつに延びるというような話がかかったのはそうでもないと。確定期限で、まあ、その期限のこと自体もありますけど、そのときになるとまたいろんな技術も出てきて、平成43年だったか、ほうするとあと13年もあるんかね、これ。確か。13年後ですから、またいろんなことが起きてくるだろうということで、まあ、やっぱりちゃんと清算せないかんわね、一遍ぴしっと。いうことで。


◎ふるさと納税について

(記者)
 ふるさと納税に関して総務省が今、高額返礼品などをめぐって制度の在り方を検討してるわけなんですけれども、これについて市長のお考えとか、制度自体がどうあるべきかを含めて、お聞かせ願いたいです。

(市長)
 まあね、そんなもんに負けんぐらいに魅力のある街をつくりゃええって言ってますけど、あれでも結局、まあ一遍、あれ何か(フジテレビ系列の)「新報道2001」でしゃべりましたけど、結局、自治体任せいうことになるわけです、これね。どっかへ寄附するいうんだけど。あれでしょ、自治体任せになる。本当は個人が選択して、自分の出したいところへ出すという方向に世の中は向かっていかなあかんですよ。何々市へご寄附いたしますということじゃないですか。ふるさと納税だとしても、これが。

(記者)
 そうすると、今総務省が検討してるような高額返礼品、ある程度の規制の中でちゃんとやりなさい、というような見直しの方法はいいことだという風に思っていらっしゃる。

(市長)
 まあ、あんまりひでえのはね、ふるさと納税いくつかやるとかえって儲かっちゃうようなですね、そういう話もありますわね、今。全部返ってくる金全部足すと儲かるんだ言って。やっぱり異常は異常ですわね、これは。

 まあ、自治体への寄附いうのも、確かに個人の皆さんに全部判断してくれいっても、なかなかどの(寄附)先がええかわかりにくいもんで、まあ自治体へ任せるということになりますけど、使ってちょう言って。

 だけど本来はそういうもんじゃないでしょ。本来はというか、それも1つだけど、もう1つは自分でこれに使うと。高齢福祉なら高齢福祉の金に使うというふうに、やっぱ個人が、納税者が選択するというとこがええとこなんですよ、寄附というのは。だで、そういうふうにはよ持ってかないかんですよ。なれへんでかんわ、これがな。

(記者)
 市長、関連して、ふるさと納税で碧南市が、碧南市へのふるさと納税を紹介した税理士さんに対して10%手数料を払いますっていうのを働きかけているんですけども、税収が流出する側の名古屋市としてはどう感じられますか。

(市長)
 まあ、そうなってくでしょう。ほんだけど、がたがた言わんとその分ぐらい経済力つけて儲けりゃ、立派な街になればええがね、本当に。どうせそういう風なんだもん。役所が持ってくんだもん、みんな。ほうでしょう。個人の選択でどこどこ行くいうやつは、これはもう素晴らしいことだけど。碧南市なら碧南市でええじゃにゃあですか、まあ、本当に。

 あと、名古屋市で頑張るのは、それこそ(名古屋城)天守の木造化でじゃあないですか。ほうでしょう。そういうことでいくらでも考えられるじゃないですか、努力をすれば。文句ばっかり言っとってどうすんの、いうことですわ。思いますよ。まあ、それだけやっぱり碧南なら碧南の皆さんも必死だ、いうことでしょう。

 本来は連結決算にせないかんのですよ、これ、尾張地区なんかは。ものすごい経済力ですから。港を持っとるとこが有利になるに決まっとるんだもん、これ。港と空港を持っとるとこは。ほうでしょう。

 碧南だろうが、この知多半島なんかはみんな尾張藩で、昔の尾張藩の殿様は、みんなその辺の廻船問屋に借金しとったぐりゃあですから、これ。だで、全体の経済によってみないと、こういうことが起きますわね。江戸時代に誰が線引いたのか知らんけども、自治体を勝手に分けてですね、そりゃ港持っとるとこは有利になるに決まっとるもん。ほうでしょう。だで、そんなとこに文句言ったってしょうがないがね。必死の努力のなせる技と。名古屋は名古屋でしっかりやると。ようけの人が来てもらうようにと。やっとるんだけど、いかんやいろいろ。何だかんだでな、本当に。そういうことです。


◎名古屋城天守閣整備事業について

(記者)
 今名古屋城のお話し出たんで聞いていいですか。10月(の文化庁の現状変更許可取得については)どうですか。

(市長)
 まあ何遍も言っとりますで。まあ、あれですがな。今ご提案があった話を詰めとりますわね。石垣部会から、ご提案のあった、こうしたらどう、というお話を。

(記者)
 確認なんですけど、一応10月の現状変更許可を目指すという当初のプラン、これはもう崩れたでいいんでしょうか。

(市長)
 崩れとりませんがな。何遍、何を言わしてんの。今言った話で、もっと名古屋でそんな碧南さんに文句を言うより、そうやってやっぱり経済的な地力をつけなあかん言っとるときにですね、そんな後ろ向きのような話ばっかりしてまったってどうにもなりゃせんじゃないですか、そんなもん。本当に。何なんすかね、ようわからんけど。

(記者)
 後ろ向きな発言を引き出したいというよりは、現状どこまで進んでいて、どこが駄目なのか。

(市長)
 現状は、だから今石垣部会さんから提案があったのは初めてですから。俺からすりゃ何でもっとはよ聞き出さなんなんだと。それぞれね、話して。当然じゃないですか。1年半も、ということになりますけど。まあいくらやっとったっていかんもんで、あの、何ですか、言われたことを、やっぱりしっかりこなしてやっていくということで。石垣は石垣でちゃんとやりますよ。45億ですか、あれ。予算に入ってますわね、すでに。石垣の予算。

(記者)
 それじゃあ改めて確認なんですけど、どういう提案があって、今どういう話をしていて、どうすれば10月に間に合うのかっていうのを。

(市長)
 それはまあ、名前言ってもええと思うけど、役所がいかんて言わはる。そういう石垣を調査するような機関があるわけです。調査ではないけど、石垣にまつわることをやる機関があって、そこで一遍よう相談してちょうだいと。というお話しです。だで、今そこへ行ってきまして、近々委員会開かれるんじゃないですか。

(記者)
 石垣部会ですか。

(市長)
 石垣部会じゃなくて、そのそちらのね、お尋ねするほうの。

(記者)
 文化庁ではなく。

(市長)
 文化庁じゃない。


◎外国人への災害緊急情報の提供について

(記者)
 愛知デスティネーションキャンペーンが始まった関係で、市公式ウェブサイトでも台風接近を外国語でも発信できるように、名古屋国際センターのページとリンクさせたりとか、いろいろな外国人の方にその台風の情報を知ってもらおうという動きをいろいろやられたみたいですけども、今回の台風を受けて、外国人の方にどの程度その情報が伝わったのかという、その成果と課題の洗い出しっていうのはいつごろを目処にやられるんですか。

(市長)
 それはちょっと考えとらなんだけど、一遍、どうやってやったらええか知らんけど、調べてみるとええわな、本当に。外国人の皆さんが。

(記者)
 じゃあ、アンケートはやるという。

(市長)
 アンケートやるの?これ。外国人に向けて、昨日の台風の情報を?

(記者)
 はい、どれぐらい的確に役立ったか。

(市長)
 名古屋のやり方がということ?

(記者)
 名古屋のやり方。

(市長)
 それはまあ、ちょっとようわからんけど、どうやってやったらええんか知らんけど。何でやったんですか。インターネットでやったわけ。

(記者)
 市公式ウェブサイトで(名古屋国際センターのウェブサイトに)リンクを貼っただけなんですけど、リンクがなかなか(つながりにくいなど)いろいろあったりとか、課題もあったみたいですけれども、もともと市公式ウェブサイトが使いにくいという声も一部あるということもあるということで、そこら辺の見直しも含めた。

(市長)
 まあ、一遍調べてみますわ。ほんならちょっと。


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