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平成30年8月6日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2018年8月17日

ページID:107650

報告事項

  • アジア競技大会について
  • 名古屋市次期総合計画中間案の公表及び市民意見募集の開始について
  • 第20回にっぽんど真ん中祭りについて
  • 平成30年度全国高等学校総合体育大会水泳競技大会の開催について

 

会見動画

報告内容

◎アジア競技大会について

 それでは、おはようございます。Good morningいうことで、8月6日(月曜日)でございますけど、会見を始めたいと思います。

 最初にアジア競技大会について、3点ご報告をさせていただきます。

 1点目は私のインドネシアへの海外出張についてでございます。

 8月18日(土曜日)より9月2日(日曜日)までの16日間、インドネシア共和国ジャカルタ首都特別州及びパレンバン市におきまして、第18回アジア競技大会が開催されます。

 2026年の愛知・名古屋大会に生かすため、私も今月の17日(金曜日)から21日(火曜日)までジャカルタへ渡航してまいります。

 18日(土曜日)には大会開会式に、翌日の19日(日曜日)にはアジア・オリンピック評議会(OCA)の総会に出席します。

 OCA総会では、開催都市契約につきまして、OCAアハマド会長、日本オリンピック委員会(JOC)竹田会長、大村知事とともに、契約書にサインする予定でございます。また、愛知・名古屋大会や当地の魅力などを紹介する時間もいただけるようですので、しっかりとPRしてまいります。

 その他、タマンサファリ動物園を訪問し、コモドオオトカゲ、コモドドラゴンとも言いますけど、コモドオオトカゲ(コモドドラゴン)について、東山動植物園の超目玉動物として導入できるよう、動物園の責任者であるヤンセン総合園長にお願いしてまいります。

 2点目は、第20回アジア競技大会の会期案についてでございます。

 会期については、2026年9月19日(土曜日)から10月4日(日曜日)までの16日間と設定しまして、今年8月18日(土曜日)のOCA理事会に提出してまいります。

 なお、この会期案は8月19日(日曜日)に開催されるOCA総会でも、県市から提示する予定です。

 3点目は第18回アジア競技大会の開催にあわせたPRについてでございます。

 ジャカルタ大会の開催期間にあわせ、愛知・名古屋大会のPRを実施してまいります。

 まず、8月15日(水曜日)から21日(火曜日)までの1週間は、名古屋駅前のナナちゃん人形をディスプレーします。

 また、8月11日(土曜日)から9月2日(日曜日)にかけては、オアシス21の夏休みイベントと連携したPRを実施いたします。

 その他、ジャカルタ大会においてもPR活動を実施してまいります。


◎名古屋市次期総合計画中間案の公表及び市民意見募集の開始について

 次に、名古屋市次期総合計画中間案の公表及び市民意見募集の開始について、ご報告させていただきます。

 本市のまちづくりの方向性とその取り組みを示した「名古屋市総合計画2018」が、今年度をもって計画期間を終えます。

 これ(「名古屋市総合計画2018」)は「歴史に残る街・ナゴヤ」というスローガンでございまして、これは私がかねがね強く主張しとるとこで、名古屋城の木造復元ばっかりじゃありませんけど信長攻路でいろいろありますけど、実現を、物事は100%にはありませんけど、してきたということでございます。

 次の総合計画策定に向けては、昨年度から検討を進めてきたところですが、このたび「中間案」を取りまとめましたので、本日公表するとともに市民の皆様からの意見募集を始めます。

 これは中間案ということでございますので、題名につきましては「NAGOYAをつくろう!」といって、これは川崎をつくろうでも何の変化もありませんし、神戸をつくろうでも変えりゃ同じことですし。こういう無機質な言葉は要らんと私は言ってありますけど、とにかく中間案ということで、中身も含めて大いに議論していただくと、何もたたき台がないではいかんでということでございますので。それならそれでしょうがないわなと。なかなかポリティカルアポインティー(政治任用制)になっておりませんので、私は言いたいことは山ほどありますけど、そういうことでございますので。

 アリバイづくりじゃなくて各区を回ってきますので、そのときにまたいろんなお話をしていただいて、文字どおり中間案と、実際はそういうことをいってなりませんけども、それにはしませんので、名古屋ならではの個性のあるやつを出さないかんと。それから何遍も言っておりますけど河村みたいなろくでもにゃあのと思っていただくのは結構ですけど、しかし選挙は経ておりますので、これは。やっぱり市長のこうしようというのはやっぱりいきないかんです。私は政治で責任をとるんですから、これ。いかんかったらやめるんです、これは。だからそういうような姿勢がこもったものにしないといかんということでございますわ。そういうこと文句を言っとってもしょうがないで、これは出しますので。

 ポリティカルアポインティーになっとらんで。正直に言っとるだけですよ。ほかの自治体全部とは言いませんけど、そういうようなとこが多いと思いますけど、そういうものではありません。やっぱり市長が政治的責任を負っとりますから、800万円給料をもらっとるんです、税金で。だからそれなりにきちっと自分のおる姿勢を示さないかん、市民の皆さんに。それでいかんかったらやめないかんのです。そういうもんなんですよ、これ。ということでございます。

 まあそういうようなことでございますので、ぜひいろいろおっしゃっていただきてゃあということだけど。基本的にはそういうのをやっぱりつくるあれが要りますわな。まあ言っとったってしょうがないけど。ポリティカルアポインティーはトランプさんが、トランプさんに限りませんけど、3,000人ぐらいおるでしょ、あれ。たしか、アメリカは、大統領だと3,000人ぐらいかわるということです、ごぼっと。ロサンゼルスもたしか前の市長に聞きましたけど、5人局長をかえると言ってましたね、ごそっと。局長で5人ですから、その下もざっとかわりますので。

 そういう仕組みをつくらないと、せっかく市民から直接選ばれた市長というふうにならんでいかんということですけど、その中で奮闘しとると、苦しみながら、ということはご理解いただきてゃあと。奮闘しながら、途中でうそは言わずに、800万は守り続けとるけど、70(歳)にまあすぐなると。晩節を汚さないようにいきましょうというのが私の信念でございます。

 この中間案は2030年ごろを見据え、子どもや親の総合的な支援、高齢者にも障害者にも、みんなに優しい福祉の実現、強い経済力や魅力の創出など、今後の未来を描いております。

 市民の皆様からのご意見・ご提案をいただきながら、引き続き次期総合計画を検討してまいりたいと考えております。中間案は区役所の情報コーナーや図書館などで、ご覧いただくことができますので、ぜひご意見・ご提案を郵便・ファクスなどでお寄せください。

 10月からは私も参加して、各区でのタウンミーティングも予定しております。市民の皆様とともに、新たな“NAGOYA(名古屋)”を創造していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 私がマニフェストに書いてある一番のスローガンは、税金を1円でも安く、日本一の福祉を届けたい。これが私の市民の皆さんへの選挙でのお約束だったということで、何とそれが実現されていると。まあ100点にはなかなかならんかわかりませんが。税金が1円でも安くなりますと福祉が悪くなると、みんな思ってますけど、違うんですよ、やっぱりそれは。可処分所得を増やしますから、減税すると。そうすると税収は増えて、日本は、まあ名古屋は日本一の福祉だと僕は自信を持ってええと思いますよ、これは。そういうまちが展開されておるということでございますので。いろんなご意見を伺えることを楽しみにしております。


◎第20回にっぽんど真ん中祭りについて

 次に、にっぽんど真ん中祭りについて、ご報告いたします。

 国内外から210チーム、約2万3,000人の踊り手が集結する、日本最大級の踊りの祭典、「にっぽんど真ん中祭り」が、8月23日(木曜日)から8月26日(日曜日)の4日間にわたり開催されます。

 「にっぽんど真ん中祭り」は1999年の第1回開催より、今年で20年目を迎えます。観客数は225万人にのぼり、まさに名古屋の夏の風物詩といえるイベントになりました。

 これは今月号の広報なごやに出ておりまして。ちなみに何遍も言っとりますけど、広報なごやの河村さんの市長インタビューは本当に自分で書いとりますので。インタビューしまして、それで自分でまあ、つかれるというか、800万もらっておりますので仕事ですから、自分で書いております。

 この中の今年のやつは、ど真ん中まつり20年と。初めは学生5人だったよと、門前払いだったというのが、今ど真ん中まつりの事務局長をやっています水野さんが言っておられたことで、大変な苦労だったようですね、一番最初は。

 大体名古屋まつりと同規模になっておりますけど、大体1億円から2億円と。名古屋まつりはご承知のように税金で賄っておりましてですね。それは文句ばっかり言うわけじゃないけど、戦後やっぱり焼け野原になった名古屋では、しょうがなかったことじゃにゃあかと。そういう焼け野原になった名古屋を盛り上げるためにということで、税金でやってきたということですけど。水野氏はえりゃあもんで、学生5人でずっと企業訪問をされて。何が一番苦労だったかとこの間聞きましたら、やっぱり金集めということを言っとりましたね。そういう気持ちでひとつ見ていただくと、大変ご立派なもんだということでございます。

 記念すべき20回目となる今年は名古屋城会場が新たに仲間入りします。名古屋城を背景に、パワーあふれる踊り手たちの熱い演舞が繰り広げられることを私も楽しみにしております。

 このほか星ヶ丘三越会場、星が丘テラス会場も新たに会場に加わり、愛知県内23会場で開催予定でございます。

 8月26日(日曜日)のファイナルコンテストでは、最優秀チームに対し名古屋市長賞を私から授与させていただきます。

 暑い暑い名古屋のまちを舞台に数々の感動のドラマが生まれる、第20回にっぽんど真ん中祭りにぜひご期待ください。ということで、そのインタビューの中で聞きましたけど、わしの疑問は、名古屋の人間というのはやっぱりどっちかというと固いですわ。真面目というか、武士だで素朴・質素ということで、何であれだけ踊り狂うんだと。どういうふうに、何があれだけ変わったんだと言ったら、水野さんも、僕もわからんと言ってましたけど、ということでございます。


◎平成30年度全国高等学校総合体育大会水泳競技大会の開催について

 次に、平成30年度全国高等学校総合体育大会水泳競技大会の開催について、ご報告いたします。

平成30年度全国高等学校総合体育大会水泳競技大会は8月17日(金曜日)から8月20日(月曜日)までの4日間、日本ガイシアリーナで行われます。名古屋での開催は、昭和58年以来35年ぶりの開催となります。

 本大会は、高校生最大のスポーツの祭典である、多くのトップアスリートを輩出してきた伝統ある大会でございます。

 例えば、リオデジャネイロ五輪で金メダルを取りました萩野公介選手も高校時代、本大会で活躍した一人でございます。

 今年もリオ五輪出場者の今井月さん(豊川高校)を初めとし、石川愼之助さん(中京大中京高校)など、注目選手が出場しますので、大いに盛り上がることを期待しております。

 本大会は日本全国から多くの観衆や関係者の方々が名古屋にお見えになります。この機会を生かして、日本全国に名古屋の魅力をPRしてまいりたいと思います。また、本大会の盛り上げのため、西陵高校の生徒の皆さんにご協力いただき、PRブースの出展も行います。

(西陵高校生徒)
 おはようございます。西陵高校3年生です。

 名古屋市立西陵高校では3年次の商品開発の授業選択者により、毎年商品開発を行っています。平成23年度に株式会社ローソン様から発売した、みかんパンを初めとして、松永製菓株式会社様との、八丁味噌しるこサンドと小倉トーストクリームサンド、名糖産業株式会社様との4種のフレーバーの発泡仕様のキャンディー、コミュキャンを経て、平成27年度から地元テーマパークや全国のサービスエリアの土産商品を中心に提供している、地元の長登屋株式会社様との共同開発を行っています。

(西陵高校生徒)
 名古屋土産をテーマにして、でりゃあおいしい海老かきもちと、小倉トースト風バウムクーヘン。小倉プチシュー。今年度は名古屋コーチンの卵を使用した、こちらの名古屋コーチンスティックケーキを販売いたしました。個包装で6本入りで友達ともシェアできる、新しい名古屋土産です。

 8月17日(金曜日)、大会初日にも会場で販売いたします。ぜひ一度。

(西陵高校生徒一同)
 ご賞味ください。

(市長)
 うみゃあか、大丈夫か。

(西陵高校生徒)
 おいしいです。食べますか。

(市長)
 いっちょうくれ。

(西陵高校生徒)
 ぜひ食べてください。

(市長)
 クッキーかい。

(西陵高校生徒)
 スティックケーキです。

(市長)
 何や、それは。英語にすりゃええいうもんじゃない。

(西陵高校生徒)
 チーズケーキです。

(市長)
 チーズケーキか。そうすると柔らきゃあわけだ。

(西陵高校生徒)
 そうです。

(市長)
 なるほど。あの辺は割と西区で菓子なんかをやっているところがあるでな、ぎょうさんあるで。これを1個食べさせていただく。うまい、うまい。

(西陵高校生徒)
 ありがとうございます。

(市長)
 ベリーグッド。どえりゃあうみゃあと、ベリーグッド。

(西陵高校生徒)
 また、インターハイ当日は同じ高校生として会場を盛り上げていくとともに、名古屋市のことをPRしていきます。以上です。

(市長)
 何かせっかくだで、質問したってちょう。

(記者)
 8月17日(金曜日)の初日にブース出展されるということですか。

(西陵高校生徒)
 そうです。

(記者)
 それで、その後の8月18日(土曜日)、19日(日曜日)、20日(月曜日)はどういうふうに盛り上げていくんですか。

(市長)
 8月17日(金曜日)は、日本ガイシアリーナ、笠寺のところでやるんだわね、これ。それでこれを売ってと。それで18日(土曜日)以降は何をやるかということだ。

(西陵高校生徒)
 応援にいきます。

(市長)
 応援にいくということか。あんたのとこからは出るの、西陵(高校)から。

(西陵高校生徒)
 水泳部が出るので、水泳部がやってくれます。

(市長)
 選手で出るの。

(西陵高校生徒)
 補助員として、大会運営のお手伝いをさせていただきます。

(市長)
 しっかりと雰囲気を盛り上げたってちょうだい。

(西陵高校生徒)
 はい。頑張ります。

(記者)
 どのぐらいを当日にご用意されて、どれぐらいで完売を目指しておられるんですか。

(西陵高校生徒)
 全部で販売数は80個ぐらいを予定しています。

(記者)
 目標としては、何時間ぐらいで売れるでしょうか。

(西陵高校生徒)
 おいしいので、多分午前中には売り切れちゃいます。

(市長)
 うみゃあですよ、本当に。食べやすいでね、ソフトでね。普通あられみたいな菓子だと思ったら、あられもいいけど、こういうソフトな感じもええですよ。

 結構です。

(西陵高校生徒)
 ありがとうございます。

(市長)
 ありがとうございます。サンキュー・ベリーマッチ。


◎第2次世界大戦における空襲被害について

 ちょっと僕から言わないかんのは、本当に、今日幹部会でも言っていましたけど、今日は8月6日ということで、原爆の日でございまして、午前8時15分。

 うちのおっ母が、たまたま広島だということもありますので、私も毎年黙禱をさせていただいておりますけど、僕の印象からすると名古屋も同じという感じですね。やっぱり原子爆弾ですから、ちょっとまたこれは特別ですけど、これは、今日はですね。だけど、放射能ということでは違いますけど、亡くなった人の命からすりゃあ同じことなんであって、名古屋も名古屋空襲ってものすごかったんです。東京大空襲と同じくらいの爆弾が投下されたと言われておりまして。一番最初というか、一番最初はパンプキン爆弾か何かありましたけど、あそこの今のナゴヤドームのところで、あそこに三菱重工業株式会社(名古屋発動機製作所)のいわゆるゼロ戦のエンジンの工場がありましたので、ものすごい空襲で、東邦商業、などの学徒動員で、ようけの生徒が亡くなっております、あそこでね。

 ということで約8,000人、いわゆる空襲被害者の方がね。うちのおふくろのおふくろも死んでおりますけど、あの武平町のとこでですね。それから軍人が大体2万人。これはまたおふくろの兄貴がガダルカナルで死んでおりますけど。そういう大悲劇を経験したまちがこの名古屋であったということでございます。

 死者はあんまり数でいうものじゃありませんけど、言いますと、一番多いのはやっぱり広島ですね。今日の報道では約30万人だと言っておりましたけど、当時は14万人ぐらい。それから2番目が沖縄とか、東京大空襲は大体10万人。それから3番目が長崎で7万人から8万人。4番目が大阪、名古屋の約8,000人という、大悲劇を経験しておりまして、名古屋城も(昭和20年)5月14日、午前8時ぐらいの、焼夷弾が一発目が当たったのが午前8時ぐらいと言われていますけど、3時間かけて燃えたと。

 ちなみに名古屋城だけが、焼失する途中の写真が残っておりますので。大きく出とるのは、この間出しました「ナゴヤ歴史探検」という副読本に大きく、僕のちょっといろんな文章が書いてありますけど、その背景に使っとるのが名古屋城です。

 あれはいろんなところに確認しましたけど、戦災焼失しているお城の写真が残っとるのは、やっぱり名古屋城だけということでございます。

 広島の場合は原爆ドームが金属でしたので、中は鉄骨がありましたので残ったと。名古屋城は木造だったために、何にもなしになったということでございますので、僕からするとほぼ同じイメージがあるという感じですね。放射能はちょっと違いますよ、原爆の深刻さは大変なことですから、あるということでございまして。

 (名古屋城天守閣は)全くなくなったけれども、何と図面を描いててくれたと、先人はですね。それも文部省が描いたらどうと、「慫慂(しょうよう)」という言葉を使っています。英語でいうとpersuade(パースウェイド)というかどうかあれなんですけど。慫慂しまして名古屋工業大学の学長さん、それから名古屋市役所の職員の皆さんなんかが中心になって、昭和5年が国宝第一号に名古屋城、昭和6年が国宝第二号に姫路城、昭和7年から20年間かけて、戦後も含めて残ったやつでもありますので、詳細な実測図をつくっといてくれた。またその実測図は、当時国宝であった障壁画の避難と同じところに避難しとってですね。だからあれでやっぱり、いかに大事にしとったかと。何かあったときにはまたもう一回本物につくりかえてくださいよという、すさまじいまでの先人の情熱があっただろうというふうに私は思っとります。

 ですから、何か新しい建物ができたなんて、とんでもないことをいうところがありますけど、それはむちゃくちゃな話なので、やっぱり歴史的建造物の復元、特に名古屋城みたいな、この空襲で無くなったと、多くの人命と一緒に。それで図面が残っておるというものについては、いわゆる新築建造物でありません、これ。建て売りとかツーバイフォーでないんです、これは。

 全く同じものが残る、世界でただ一つの建造物だということでございますので、そういう気持ちでぜひ、僕からすれば見ていただきたいと。今日ちょうど8月6日の原爆ドームもね、黙禱のときにおきまして、皆さんにお願いしたいと思います。


◎消防局のツイッターについて

 それから2つばかり、市民目線で行政をやらないかんという中の1つで、消防の評判はええですね、最近。消防のツイッターで何か、必ず助けにいきますからというのが1つ。それからもう1個は、ものすごい早く動きますでね、名古屋の消防は。コンビニで休憩するけど文句言わんでちょうと。文句言わんでちょうとは書いてありませんけど、ご理解をしてちょうでゃあということを、市民目線で発信したというのはベリーグッドだと思いますよ、これ。なかなかにゃあことですわ。

 消防の職員というと、何か声をかけると怒られそうな感じがするでしょう。忙しいで変なことを聞くなとかですね、そういうイメージの中で、ああいう市民のほうを見て、フランクに話しかけるというのは大変ええことだと思います。


◎名古屋城旧天守閣の鬼瓦について

 それから今日は幹部会で言いましたけど、テレビ東京・テレビ愛知系列の「開運!なんでも鑑定団」におきまして、1週間ぐらい前だと言っていますけど。私もよく見るんだけど、見なんだんですよ、それをたまたま。それで市民の皆さん3人ぐらいか、4人ぐらいかな、私に「河村さん、開運!なんでも鑑定団でよう」と言って、名古屋城の燃えたときに残った鬼瓦ですね、銅製の鬼瓦と言っていましたけど、それが出品されて、それが300万円だったんですね。私、昨日初めて某手段によりまして、このテレビ番組を見ましたけど、300万円ですわ。それでそこで今田さんか、あの司会者。

 今田さんだな、あれ、おもしろいの。ああ河村さんと言って、名古屋城だでと言って(鬼瓦を)持っとらっせる女性の方が、それで、名古屋に寄附してもええと言いました、ちゃんと。それだで市長、ちゃんと行かないかんがやと言って、市民の皆さんから話を聞いてびっくりこいて。悪いけどあんまりいうと何ですけど、役所から何のアナウンスもないもんで、1週間ぐらいたって。ほんでこれはいかんがねということで、昨日某手段によりまして、近代技術によりまして、その番組を見ましたけどですね。本当にそう言っとるね、名古屋に寄附しますと、オーケーオーケーと言って。河村市長、取りにきてくださいと、言っておりましたので。

 大変ありがたいことでございましてですね。超レア品だって言って、このジャッジといいますか、専門家、エキスパートが言っていまして。ありがたいことで。昨日ほんだで連絡とれぇせんもんだで、テレビ愛知に電話をしたんだわ。普通は大体報道かなんかだと電話を持っとるけどなあ。だけど留守番電話になっておりましたので、留守番電話に。

 それで今日、そんなんで電話をしたんです、秘書室の人に。社長はちょっと出とるでと言っておられました。

 そういうことで、ぜひありがたいことだで、こっちからもそういうプロポーザルをいただいたので喜んで、本当に寄附していただけるなら受け取りにいきますわと。サンキュー・ベリーマッチと、appreciate very muchですね。という話がありまして。これはだから非常に本市にとってもありがたいことですし。

 もうちょっといろいろ言いますと、金鯱が実は200キロから300キロぐらいあったと言われてるんです、焼ける前は。金がね、あれは雄と雌とありまして。ああいうことになりまして、溶けてなくなったと言われております。気化したと。4キロだけ残っとるんです。だけど私がプロにいろいろ確認しましたら、融点は超えておると、液体にはなるけど気化はしないと。沸点は二千何百度で、気化しないということになっておりますと、どうなったんだと、これはと。(昭和20年)5月14日(月曜日)の夜に、というような話があると。これ以上言うとややこしくなるけども。それはそれですけど、しかしそのときの瓦が出てきたということは、ちゃんと裏に彫り物が入っておりますので間違いはないと。つくった人の名前も。ということが出てまいりましたので、これも名古屋城の本物性というかね。悲しみの記録ですけど。過去を正視しない人間はまた繰り返すとよくいいますね、これは。だで歴史を学ぶんだと、これは。平和になるようにということでございますので、大変重要なことだというふうに思っております。


質疑応答

◎世界コスプレサミット2018について

(記者)
 昨日まで世界コスプレサミットが無事終わりまして、相当盛り上がって、冒頭に台風とかありましたけれども、相当盛り上がって閉幕しましたけれども、市長も今回もコスプレをされて登場されたということですが、ご感想等をもしいただければと思いまして。

(市長)
 ど真ん中まつりとよう似ていますけど、こういう名古屋みたいな固いまちでですね、侍のまちですから、ああいうファンキーなものは、何でこれほどまでに盛り上がるかっちゅうのは、なかなか理解に苦しむものがありますけどね、これ。

 しかし、それだけにおもしろいんじゃないですか。秋葉原にとられんように。大須もすごいですよ、これ。去年か何か行きましたが、大須はどえらいですよ、コスプレの、あれ。ここら辺のとこだけのような印象を持ちますけど、大須は。だでまあコスプレの聖地になるように、骨折りてゃあなと。みんなくそ暑いのに、こうやっていろいろやって騒ぐだがやということで。人生ろくでもないことが多いですから、ああいうコスプレして、1日でも若干イメージを変えてですね、また明日からしょうがない、元気にやるかと、そう思う糧になりゃええですわな、これ。そういうことでございます。

 あっこのパレードは、中止になったみたいね、あれ。

(記者)
 ラグーナですとか何かが台風の影響で…

(市長)
 ラグーナといえば、そこの国際ホテルの前の錦通りのところをずっと世界のコスプレイヤーと一緒に私も出てやっとったんだけど、今年は中止になったみたい。そのかわり盆踊りをやっとったということですけどね。

 まあそういうことで、大いにおもしれぇで盛り上げないかん。ど真ん中まつりと何かよう似たセットで、両方で協力してやっとると言ってましたけど。ええことでにゃあかと思いますけども。

 調べてみますとあれだもんな、戦後すぐの場合は、市役所は名古屋まつりか何かで、助役だとかそういうのはみんな変装して歩いとったみたいな。仮装パレード、みたいですよ、これ。だからそういう伝統があったのかもわからんな、これ。


◎愛知県庁の銅板落下について

(記者)
お隣の愛知県庁で、先月屋根から銅板が落下する事案が相次いでますけれども、市役所の庁舎も県庁より古いということで、県の方が老朽化も1つの原因ということを仰っていたのですけども、市の庁舎の中で、そういった落下とか、これが剥がれたとかいうような報告は受けられていますか。というのが1点と、県庁の件を受けて、市も調査に乗り出すとか点検するとかいうような話があれば教えてください。

(市長)
 それは本当にあれですね、全然知らなんだね。No informationですわ、本当に。

(記者)
 県庁の件も。

(市長)
 県庁も知らなんだ。市役所も昔落ちたものがあって、網みたいなのを張っとるというのは聞いたことがありますけど。最近においてというのは、No newsですね。

 ほんだでまあ、それは一遍ちょっと県のことも聞いてみまして、免震構造になっておりますので、ここは、一応。だけど上から落ちてくるということもあり得ますので、それは気ぃつけないかんですね。地震じゃなしに自然落下みたいな格好で。銅板ですか。どこら辺の高さから。

(記者)
 40メーターです。

(市長)
 40メーター、危ないなこれ。そんだもんで俺、名古屋城のことを言っとるんですよ、ほんだで、本当に。あっちのほうが危ないですよ。建物の強さが全然違うから、耐震性が、これ本当に。一番上はあそこは銅板ですけど、1階は瓦ですから。本当に、これ。

 なるほど、よう調べまして名古屋も必要な対策はとりたいと思います。


◎コモドオオトカゲ(コモドドラゴン)の導入について

(記者)
 市長の海外出張の関係で何点かお願いします。

 (ジャカルタ)滞在中に動物園に行かれて、コモドドラゴンの関係のお願いをするということでしたが、これは具体的にどのようなお願いなんでしょうか。

 譲渡なのか、あるいはレンタルなのかですとか。あるいは既にこの交渉が始まっていて進捗がある話なのかというのが1点と、かつてロサンゼルスの動物園との関係でも、このコモドドラゴンを譲る譲らないという話があったようなのを記憶しているんですけれど、それがその後どうなったのかというのを教えてほしいのと、あと市長ご自身は、このコモドドラゴンについては思い入れがかなりおありそうなんですが、どういった背景でこれをお願いするかということの3点を教えていただきたいと思います。

(市長)
 東山動物園っていうのは、名古屋に住んどると当たり前みたいにありますので、当たり前みたいに思ってますけど、これはなかなかの動物園ですね、動植物園、これ。日本に冠たるものにできることはできるんですよ。世界に冠たるものというか。それでやっぱり世界の超目玉動物を導入せないかんということ、これは指示しておりまして。で、出てきたのはレッサーパンダとか出てきますけども、まあ、これはこれで。レッサーパンダが怒るといかんで、あんまり言ってはいけませんが、まあしかしこれはこれでええだろうと。

 何かまっと、どえらけにゃあもんにゃあかと。ニシキヘビで人間を飲み込んだやつがありますけどね、そういうやつとか言ってまして。これはやっぱりコモドドラゴンと。爬虫類の好きな友達がおりまして。それで今のところ日本にはにゃあと、これが。だで、インドネシアの国宝だと言われておりまして。3メーターぐらい。グーグルで見ていただければ、ぼおっと出てきますんで、コモドドラゴンが写真つきで、3メーターぐらいあるオオトカゲですわ、これ。

 昨日は甲子園で始球式がありました、ゴジラのでかいやつだと思って、まあいいですけどね。そういうイメージでございまして。ものすごい強いですよ。コモド島で生物連鎖のトップにあるということでございますので、まあ強いイメージですね。それで子どもさんたちが、みんなよう、忙しいで大変なんですよ、内申点か何かでごちゃごちゃやられて、みんな。本当にひどいですわ、日本の教育というか。国連が3回も警告してますから。あまりにプレッシャーが多いと、日本の教育は。そういう中でコモドドラゴンのように、強く生きやぁと。関係にゃあか。

そういうイメージです、強く生きやぁと。生物連鎖でトップにあると言います、コモド島の中でね。インドネシアの国宝ということでございますので。

ロサンゼルスの話は本当かね、それ知らなんだ、俺。ロサンゼルスにあったわけなんですか、昔。

(記者)
 市長が会見で仰っていたような。

(市長)
 そりゃあ何か、聞き間違いじゃないか、それ。それはちょっと知らなんだですけど、今のところ日本にはありませんし、これ。だからやっぱりなかなかヒットしますし。子どもさんが喜ぶわね、こういうの。

 レンタルになると思いますけど。それなりの設備もつくらないかんし。入れる場合はペアで入れることになりますし。それは頭を低くしまして、とにかく頼むわと言って、園長さんにですね。相当長く交渉はしとってくれて、わしも政府関係に頼もうかと。

 なんぞちょっと、コモドドラゴンと、

 それから交渉状況とか。かえって言ってまったほうが、引き返しがつかんようになるもんで。言ってもらったほうがええ。

(当局)
 市長さんのほう、コモドドラゴンが今ご紹介がありましたけれども、世界最大の爬虫類ということで、まだ今ちょっとそこを展示する施設が今ありませんので、今後準備して、市長さんと一緒に今回行かせていただきますので、向こうの園長さんにぜひ導入できるように、一生懸命お願いしたいというふうに思っております。

(市長)
 なかなかほんだで、まあまあええ雰囲気なんだろ。

(当局)
 今のところ、東山動植物園で調べてる限り、出してくれそうなのは、その動物園ぐらいしかないかなと、ちょっと思ってます。

 繁殖の実績ですとか、インドネシアの動物園ということで、実際に展示もされてますし。そういったことから一応交渉するには、いいお相手かなと思っております。

(市長)
 大体まあまあのええ感触はあるとか、どうなの。

(当局)
 そこは行ってみないとわからないです。

(市長)
 行ってみんとわからんか。

(当局)
 これはファーストコンタクトになるんです。
 直接お会いするのは。

(市長)
 会うのはね。

(当局)
 メールなんかでやりとりしてますけれども、まだ具体的なお返事はいただいておりませんし、実際に会うのは今回が初めてになりますので。一緒に頭を下げたいと思っております。

(市長)
 4時間ぐらいは、何か片道かかるとか言っておりますけど。

(当局)
 ジャカルタの、市長の(宿泊する)ホテルからは少し遠いです。

(市長)
 遠いですけど、それは名古屋の子どもさんのためにですね。日本の子どものために、これ。楽しいやつですからね、ぜひゲットしてゃあということで。

 こういうところで言うと引き下がれんようになりますので、本当に。そういう気持ちでやらないかん。

(当局)
 頑張ります。

(市長)
 まあそういうことでございます。

(当局)
 はい、よろしくお願いします。

(記者)
 展示施設がないということなんですけど、もしつくるとしたら、どこら辺のイメージですか。

(当局)
 今、東山動植物園再生プランというのをやってますので、そういった中で、いい場所を探したいと思ってますけども、これからです。

(市長)
 爬虫類のところを直すだろ、若干。

(当局)
 少しさわりたいと思っておりますので。

(市長)
 そうだで、それと一緒にやるかだな。

(当局)
 そういう中でやるというのも1つの方法と思っております。

(記者)
 今のは、その導入が決まったらつくるということでよろしいんですか。

(当局)
 はい。

(記者)
 前々からつくっておいてということではないんですね。

(当局)
 (導入決定前につくっておくということ)ではないです。実際の交渉の中で、やっぱりそういう話が多分、相手のインドネシア政府ですとか動物園のほうから出てくると思いますので、そういった条件はクリアしていかないといけないと思ってます。

(記者)
 あと、コモドドラゴンを他国に譲渡するにあたっては、インドネシアの政府の許可が必要なんですか。

(当局)
 必要です。絶滅のおそれのある動植物の、いわゆる輸出入の規制がワシントン条約というんですけれども、それで附属書1ということで、一番厳しい、原則輸出入が禁止で、繁殖とか研究目的でないと出せない動物のひとつにマークされてますので、インドネシア政府の意向も当然入ってきます。

(記者)
 その場合は政府間交渉みたいなことで、こちら側もその日本政府のしかるべきその政府機関が入る必要があるのですか。

(当局)
 そうですね。まず個体を確定して、その上でになると思います。

(記者)
 わかりました。

(市長)
 インドネシアの国宝だとか言われとるだろ、あれ。

(当局)
 そうですね、インドネシアはたくさん野生動物がいるんですけども、コモドドラゴンは別格といいますか。

(市長)
 ええでしょう、これ。一匹しかおりません。パンダはおるけど、あれはああいうかわいいシンボルもええけど、このパワーのシンボルと。なあこれ、強く生きよと教えてくれた。

(当局)
 はい。

(市長)
 子どもに強く生きよというイメージです。

 ということで、ここで発表しときゃあまぁ下がれぇへんもんで、熱入れてやるだわね、これ。本当に必死になって、ということです。

 なかなか現地で努力してくれて、大使館なんかに行ってやろうかと言ったんだけど、やっぱり現場が重要らしいんです、動物園の意向が。だから非常に熱入れてくれまして。ああいう慎重な言い方をしたけれど、俺はグッドだと思いますけど。acceptできると。

 来てもらえると。喜ぶで、子どもさんたちがみんな。3メーターのオオトカゲ。


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