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平成30年4月9日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2018年5月2日

ページID:104155

報告事項

  • 郷土の歴史を学ぶ副読本「ナゴヤ歴史探検」の作成について
  • 名古屋市科学館における「ノーベル賞受賞者顕彰施設 基本計画」の策定について
  • 名古屋市美術館特別展開館30周年記念「モネ それからの100年」について

会見動画

報告内容

◎郷土の歴史を学ぶ副読本「ナゴヤ歴史探検」の作成について

 それでは、4月9日(月曜日)でございますが、会見を始めたいと思います。

 本日は「ナゴヤ歴史探検」と、「知っておきたい15の史実」ということで、郷土の歴史を学びます副読本「ナゴヤ歴史探検」の作成について、お知らせをいたします。

 名古屋の子どもの皆さんが郷土の歴史を知ることによって郷土愛を育み、名古屋に、より誇りと愛着を持ってもらおうと、郷土の歴史を学ぶ副読本「ナゴヤ歴史探検」を作成いたしました。

 名古屋は私もこれ400年ほど住んでおりますけど、何といいますか、特に戦争でむちゃくちゃになりまして、その後、広い道路ばっかりつくっておったもんだで、何となく諦めに似たような気持ちが何か微妙にありますわね、これ。

 だけど、やっぱりそれはすさまじい名古屋の歴史というのがありまして、それに絞りまして、そこから日本の歴史をまた見てみようということでございまして、特色は、やっぱりここの表紙にですね、これ、表紙の写真ですわ。これは名古屋城が燃える前に写された写真でございまして、同じのが名古屋駅の駅西のたばこのスモーキングエリアというところに使ってあります。なかなかこれでかいですよ。見ますと立派ですよ、これやっぱり。やっぱり国宝1号だったんだというのが、余り知らんですわね、これ、本当に。

 「昭和実測図」というのがある。それから「金城温古録」というものすごい百科事典みたいなのが江戸の幕末の藩主が残していってくれたということの一覧ですけど、ぜひそういう、過去を知る人というのは、勉強するのは、建物もそうですけど、古い建物とか人間に優しくなるんですよ、結局。

 ぼんぼんぼんぼん壊して、計画どおりにまちをつくっていくとか、建物もとにかくちょっと建ったらみんなぶっ壊れて新しいのがええという思想は、若干、全体主義的につながるとこがありましてということで、みんな名古屋の都市の持っておる魅力に触れていってほしいと。

 一番最後に私のメッセージが書いてありますけど、まっとまっと名古屋を好きになろうというのが書いてあります。これは、教育委員会で郷土の歴史を学ぶ副読本として作成をいたしまして、一般書店で発売したものとしては政令指定都市で初めてということのようでございます。
 これは、今月、名古屋市立の中学生の全員に配布して、社会科の授業や総合的な学習の中で活用してもらうものでございます。

 内容は、歴史を教科書とは違った視点、郷土・名古屋から見たものとして、縄文から昭和に至るまで15のテーマを取り上げ、歴史の局面に登場する名古屋について楽しく学べるものでございます。

 ほかにもスマートフォンと連動させまして、誌面のQRコードから名古屋城や志段味古墳群などの臨場感あふれる動画を見ることもできます。

 また、この副読本は中学生だけでなく、広く一般の方にも親しんでいただける内容となっておりまして、来週の19日より書店にて一般販売を行います。1冊、税込みで896円ということでございます。ぜひ、多くの皆さんにご覧いただいて、名古屋をまっとまっと大好きになっていただきたいということでございます。

 私の気持ちは、一番最後のページ、ページで言うと106ページです。一番裏表紙のところに、私からのメッセージというのがちょっと出ておりました。裏表紙に、このコメントの裏に使ってあるのは、「焼ける名古屋城」と「燃える名古屋城」ということで、これは何遍も言っておりますけど、初めての方もおみえになりますので。

 私も調べましたところ、太平洋戦争で7つだったかな、確か。昔のお城が燃えるなり壊れております。有名なところでは広島城、それから岡山城、それから和歌山、それから大垣、それから名古屋、7つか、ちょっと全部はちょっと忘れまして申しわけないけど、その中で実際に燃えているところの写真があるのは、今のとこ僕が調べたところでは、この名古屋城だけということでございますので、一つの悲劇のシンボルですね。

 これと同時に大体8,000人から1万人ぐらいの方が亡くなっております。兵士を別にしましてね、一般市民の方が。一般市民の方が亡くなったところにも補償しようというので、杉山千佐子さんがずっと努力されておって、本当に国は早くやらないかんですよ。何をやっとるかね、一体、これは、本当に。

 ということで、空襲被害者の皆さんに補償したのは、浜松市がちょっと前にやっておりますけど、(浜松市)と名古屋市だけだと。名古屋市はこのたび、(民間戦災傷害者援護見舞金を)増額というか、大分亡くなられましたので、お金の枠から言いますと増やせますので、お金も増やすことになりましたけどね。そういう悲劇を経て、名古屋はどうなってきたのかということで、まず1つは、名古屋の大悲劇はなぜ起こったのかと。日本の大悲劇ですけどね、これは。

 300万人もの日本の方が亡くなったと。それについては自衛のための戦争だったという説と、いやいや、侵略戦争であったという説と、大きく分かれておりますので、それをやっぱりよく勉強しながら、いろんな空襲の跡なんかも名古屋だと歩けますので、シンボルが名古屋城ですわ、何と言っても。今度は木造になります、これが。そのシンボルが名古屋城ですけど、どうしてこんなところに日本、名古屋は突入してしまったのかと。自衛のための戦争であったのか、侵略戦争であったのかというのは、深く勉強しましょうと、これが一つのメッセージ。

 それから、もう一つは、ここに書いてありますけど、なぜ行きたくないまちナンバーワンになってしまったのかと。

 これも一遍よう考えていただくと、いろんな意見があると思いますけど、これは何遍も言っております、途中に出てきますけど、50メートル道路、100メートル道路と、それから平和公園の18万7,000基にも及ぶ大量なお墓の移転と。東京は3,000ですから、大阪は2,000、名古屋は18万7,000基の墓を平和公園に移転したということによりまして、反対に都心にたくさん宅地等をつくることはできたと。

 それでずうっと1本入った道を、真っすぐの道にして、路地をなくしたということで、それはどうだったんだというような、これが書いてあるのは余りないと思います。みんな役人に遠慮しますんで、これ。これは関係ないですと、別に市民にとって。

 ただし、いわゆる路地みたいなのがないですから、これはある大学の先生が、「消毒都市」だと言ってますわね。毒を消した都市と。何遍も言ってますけど、昔、路地というのは非常にじめじめして、非衛生的なとこだったんです。今でこそ「月の法善寺横町」とか大人気ですけど、BSなんか夜、見ておりますと、世界のいろんな街角が出てきますけど、みんな路地ですわ。

 「吉田類の酒場放浪記」、「おんな酒場放浪記」もありますが、よく私見ますけど、やっぱり路地が圧倒的に多いですね。ちょっと入ったとこのごちゃごちゃとしたとこで、みんな一杯飲むと、そういうのを名古屋は意図的に無しにしちゃったということになりますと。そこでどうかと、人間くさい味は出んのかと。都はるみが出てきて1曲歌うと、そういう雰囲気は出んのかと。大阪しぐれだったかな、ああいうような感じとか、それから村田英雄の王将だとか、通天閣を見てということになるわけで、だから、そういう戦後の都市計画というのが、どう評価したらええんだということも一遍考えてくれというふうに呼びかけてあります。

 もう一つは、何遍も言っておりますけど、「シティ オブ ドリームズ」と「シティ オブ フレッシュスタート名古屋」ということで、これは昨日、一昨日もベトナムの皆さんがみえたときにも確か言ったはずですけど、名古屋のまちを一言で言うと、「シティ オブ ドリームズ」夢のまちと、「シティ オブ フレッシュスタート」、「リスタート」と言ってましたけど、どうもアメリカ人に言わせると、余りそれはよくない。「フレッシュスタート」というのが正しい言い方だと。英語らしくて格好ええですね、「シティ オブ フレッシュスタート」というのは。あれは英語できるなあという感じますね。外国人みたいだなという感じですけど、もう一回やり直しが、フレッシュ、新しいスタートができると、そういうまちだと。

 それはすなわち先ほど言いましたように、焼け野原になったまちから、今や税金上納率日本一と、これね。財政危機だ財政危機だいうのは、もうやめてもらわなあかんですよ、本当にこれ。名古屋港の貿易黒字が7兆円と、7兆円ちょっと弱ですけど、愛知県の工業出荷額46兆と、第2位が神奈川県の17兆と。半分トヨタ自動車、部品で言うと6割で、おかげですけど。

だから、日本中に経済的な利益をここで名古屋、名古屋だけじゃないですけど、この伊勢湾周辺で稼いで、それが上納されて、ずっと分配されていくというところになったということでございまして、そういう気持ちで、一番最後に締めくくってありますのは、「この副読本でナゴヤを学び、実際に歩き、そして感じよう。皆さんの住むこのナゴヤを、まっとまっと大好きになろみゃあ!!」というふうにやってありますが、そういう趣旨でございます。

 ぜひいろんな人に読んでいただいて、やっぱりジャーナリズムの力が圧倒的にでかいですから、ぜひご宣伝をお願いしたいと思います。皆さんの支局長ぐらいには読んでもらうように、1冊買えやいうてね、1,000円以下ですから、というふうに思っております。中学校、教育委員会でやりましたけど、それに限らず、本当に一般の人にも読んでほしいですね、これは。名古屋の歴史と。

 会見でございますので、これ以上しゃべらんですけど、これはなかなかのもんですよ、これ。名古屋のたどってきた歴史いうのは。大変に御三家筆頭で、本当は将軍にならないかなんだけど、吉宗にうまいことやられまして、将軍になれなんだ、それからの悲しみの歴史がずっと続いておるということでございますけど。

 青松葉事件なんか、ほとんど今までは余り出さなんだですけど、それもきちっと書いてありますんで。本当はここの中に城山三郎さんの「冬の派閥」というのを書いておくとよかったとさらに思いますけれども、第1版ですので、また今後とも入れるということになります。


◎名古屋市科学館における「ノーベル賞受賞者顕彰施設 基本計画」の策定について

 次に、名古屋市科学館における「ノーベル賞受賞者顕彰施設 基本計画」の策定について、お知らせをいたします。

 ノーベル賞受賞者顕彰施設は、名古屋市・愛知県の共同事業としまして、愛知・名古屋ゆかりのノーベル賞受賞者の業績などをわかりやすく伝える施設として、名古屋市科学館内に整備することとしております。

 このたび、施設の展開イメージを取りまとめた基本計画を策定いたしました。本施設は、次世代の科学技術を担う人材の育成や愛知・名古屋の先進性・魅力の発信を図るものでございます。特に、子どもの皆さんを対象に、科学技術に対する好奇心や探求心、夢を触発する展示にしたいと考えております。

 本施設が、子どもたちの、科学者や技術者への夢を醸成する、世界に誇れる科学技術の学習・観光拠点となるよう、2020年度内のオープンに向けて、愛知県との連携のもと、しっかりと整備を進めてまいります。

 ということで、科学館がありますけど、何が世界の経済を引っ張るかというと、やっぱり技術革新ということが通説だと思いますけど、よりよいものをより安くする、つくる力と。やっぱり文化系もありますけど、理科系がどえらい事業なんですわ、やっぱりね。そのイノベーションが世界の経済を引っ張っていくということでございまして、ノーベル賞の学者をたくさん輩出したい。私、ちょっと関係者に聞いたら、やっぱり名古屋大学を中心として、どえらい自由な雰囲気があると言ってましたね。

 ぜひ名古屋もこうやって何だかんだ言いながら、日本を引っ張っていくナンバーワンの都市になってきたんだもんで、ぜひこういう科学技術の力を絶対に落とさんようにということで、理科系の中学校、高校にみんな進んでもらって、ノーベル賞ぐらい目指してちょうと。そんな内申点がちょこっとばかり悪かって、何言っとんだという話ですわね。そういうような趣旨でございます。

(当局)
 まず、こちらの施設については、整備場所、名古屋市科学館の生命館地下2階のサイエンスホールを改修して、整備する予定としております。

 整備の面積につきましては約720平米、このうち展示室の面積については300平米を予定しております。

 施設で顕彰する受賞者の方につきましてですが、2001年化学賞を受賞されている野依先生から、2016年生理学・医学賞を受賞された大隅先生まで、7名の方、県内の大学や研究機関に在籍実績のある方々を顕彰することとしております。

 展示ゾーンの概要につきましては、「ゾーン1 大型映像展示」、「ゾーン2 受賞者ユニット展示」、「ゾーン3 現交流型展示」、「ゾーン4 ノーベル賞解説展示」といった4つのゾーンで構成することとしております。

 ホールにつきましては、壁面収納式の座席と、あと可動式の展示を用いることによりまして、科学技術関係の講演会を行えるようなホール機能も有したホールとなっております。

 最後に、整備スケジュールと整備費につきましてですが、まず、整備費につきましては、約9億円を見込んでおります。整備スケジュールにつきましては、今年度、2018年度に設計、2019年度以降施工という形で、2020年度、平成32年度内にオープンを目指して愛知県と協力して進めてまいりたいと考えております。

(市長)
 名大の中にもあるだろう、ノーベル賞の。

(当局)
 はい、あります。

(市長)
 あれとはどう違うの。

(当局)
 こちらはやはり子どもたちにもわかりやすくノーベル賞の内容を知っていただきたいということなので、名古屋大学に施設としてございますが、そちらよりもよりかみ砕いた形で、科学館として教育施設として、わかりやすく説明したいと思っています。

(市長)
 なかなかノーベル賞をとるのは大変なことでございますけど、これね。ノーベル賞と受験勉強の差はよう言われますけど、受験勉強というのは、そもそも結論がわかっておるやつを探す作業だと。ノーベル賞いうのは、結論がまだわかっとらんと。青色に発光するダイオードはないかと、無理だというやつから発展していくというのがノーベル賞だというように、一般的にそう言われておって、正しいかどうか知りませんが、私はそういう理解と思っておるということでございます。


◎名古屋市美術館特別展開館30周年記念「モネ それからの100年」について

 次に、名古屋市美術館にて開催される開館30周年記念特別展「モネ それからの100年」について、お知らせいたします。

 市美術館は昭和63年4月に開館し、本年度に開館30周年を迎えます。それを記念して開催する最初の特別展として「モネ それからの100年」が4月25日(水曜日)から始まります。

 印象派の巨匠として知られるクロード・モネは、その後の芸術家に大きな影響を与えました。展覧会では、時代を超えて現在にまでつながるモネの芸術の深みと広がりを、彼の精神を受け継ぐ現代美術の作家たちと比較することにより明らかにしていきます。

 「睡蓮」や「積みわら」といったおなじみのモネの作品26点に、ロスコ、ウォーホル、リキテンスタイン、福田美蘭さんといった現代の美術を代表する国内外の作家の作品63点をあわせた89点を展示します。

 あらゆる人々を魅了し、刺激し続ける巨匠モネの永遠の魅力を実感していただける展覧会でございます。

 また、展覧会をわかりやすく解説した「ジュニアガイド」を配布し、展示室には、ジュニア向けの作品解説も設置いたします。中学生以下は、入場無料となっております。ぜひ、ご家族、ご友人でお出かけをください。

(当局)
 名古屋市美術館、今年度開館30周年を迎えます。このモネ展ですけども、モネといいますと、やはり日本人が一番好きな画家の一人だというふうに言われております。

 名古屋市美術館では過去に実は3回、もう既にモネ展を開催しておりまして、今回が4回目の開催になります。4回目と言いましても、もちろん毎回同じ内容というわけではなくて、毎回違う内容でございます。

 今回はどういうモネ展なのかということなんですが、そこはこのタイトルですね、「それからの100年」というタイトルが今回のテーマでございます。「それからの100年」一体いつからの100年なのかということなんですが、これはモネが現在、パリの真ん中にオランジュリー美術館という美術館がございます。睡蓮の壁画、2つの大きな部屋、ちょうどこの部屋と同じぐらいの大きさだと思いますけども、楕円形の部屋で、壁に全部睡蓮が描かれているという部屋が2つございまして、大変有名な作品でございます。

 モネがあの作品を最初に描き始めましたのが、1914年でございます。ということで、あの壁画を描き始めてからちょうど100年たちましたと。100年たっている間にモネの作品がどんなふうに評価されているのか。実は、モネは印象派の巨匠だけではなくて、現代美術の生みの親でもあると。ですから、ここに「ロスコ、リキテンスタイン、ウォーホル、全てはモネから始まった」というふうに書いてございます。

 モネは印象派の巨匠だけではなくて、20世紀美術の生みの親でもあるというところを今回の展覧会では見ていただくというのが狙いでございます。

 現代美術といいますと、どうしても何かわかりづらい、わけがわからないというふうにお思いの方が多いかと思いますが、モネから引っ張ってくることによりまして、原点にモネ、皆さんがよくお好きな、ご存じのモネから引っ張ってくることによって、ああ、実は現代美術のこういう表現は、こんなところにオリジナルがあったのかというふうにわかっていただける。ふだんは難しいと思っていらっしゃる現代美術について、より親しみやすく見ていただける。

 あるいは逆に、モネの作品に関して、モネなんてもう百数十年も前の印象派の画家で、新しいところがないというふうにお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、実は現代美術につながる非常に斬新な要素を含んでいるというふうに、両方の視点からこの展覧会を楽しんでいただければというふうに思っております。

 4月25日(水曜日)から7月1日(日曜日)まで、2カ月余り開催しておりますので、ぜひ大勢の方にごらんをいただきたいというふうに思っています。

(市長)
 広報なごや今月号、モネではないですけど美術館開館30周年で書いておりまして、あれは誰も褒めてくれんですけど、本当にインタビューしまして、私が書いておりますけどね。前からちょっと議論になったことがあるけど、美術館で夜、一杯飲んでくつろげるようにならんかと、どうなったあれは。

(当局)
 昨年一度やりましてですね、有料なんですけども、シャンパンを、ランス美術館展のときに「シャンパンと解説会」というのをやりました。

(市長)
 別にシャンパンでなくても焼酎でもええんですよ。そんな上品なやつは金がかかるから、まず。

(当局)
 そうですね。

(市長)
 ほならそういう楽しい、あれ何で見たかな、夜のBSもありますけど、向こうの場合、美術館か何かで、イタリアか何かでやっとったかな、みんなよう集まって、一杯飲んで、みんなで。

(当局)
 レセプションなんかの時ですね、展覧会の開会式のときに、夜、招待者の方に一杯といいますか、ロビーなんかでそういうパーティーをやるということはよくございます。

(市長)
 レセプションだけなのか、通常はないのかな。

(当局)
 多分、通常、館内でやっているところは余りないと思います。

(市長)
 いいですけど、そういうのも楽しいんじゃないかと。

 それで名古屋市美術館協力会というのがありまして、友の会みたいなもんですけど、入っていただくと作家と話ができたり、いろいろある言うてましたわね。

(当局)
 そうですね。特別な内覧会みたいなことも、協力会の会員向けにやっていますので、ぜひこちらのほうにもご参加いただきたいと思います。

(市長)
 名古屋城から大須、熱田神宮のほうにかけた流れの中で、美術館というのも一つ重要な立ち寄りスポットと、デスティネーションとしてなるとええわね。

(当局)
 そうですね、30周年ですから。

(市長)
 30周年で、秋は枯れ葉が舞い散ると、イブモンタンか何か知らんけど、わかりませんけど、そういう雰囲気もありますよと。仕事を終わったら、ふっと寄ってねと。夜やらな行けれんですよね。

(当局)
 金曜は夜8時までやっています。

(市長)
 夜8時までやっとる。ちょっと早いけどな、一杯飲むには。ぜひまたおいでいただきたいと思います。


質疑応答

◎文部科学省の授業問い合わせについて

(記者)
 文部科学省の授業問い合わせの関係なんですけれども、国会で野党が追及しているものの、文部科学省としての答弁は依然変わりがないんですけれども、それを受けて名古屋市としての対応を今後何か考えられていることがあれば。

(市長)
 教育委員会からすると、現時点としてはちょっと特にというのはないということは言っておりましたけど、現時点ではですよ。またこれ明日か何かあるのかね、確か、参議院で、ありますし、僕はこれしかし、はっきり余り適当ではなかったという、文部科学省からきちっとそういうご回答をいただいておりますのでね、これ。

 理由の一つが、校長さんは、その前の(前文部科学事務次官の)前川さんの過去といいますか、過去というと変な言い方ですけど、色々やめられた経緯、そういうものについてご存じなかったんではないかというのが一つ。それから、もう一つは、出会い系のバーへ行くということは、いわゆる道徳的に問題があると、あると断定しているんじゃないけど、あの文書をどう読んでもあるということを遠回しに言ったということでございますので、適当ではないと、適当であるとは言えないという確か評価をいただいておりますので、本当にそうなのかということをやっぱりしっかりしないと、もう財務省、防衛省、この文部科学省と、みんなうやむやと、これ。みんなうやむや路線、これは。これでは本当にいかんと思いますよ、これ。文部科学省なら文部科学省、堂々と言えばええじゃないですか、別に、と思いますけど。

 何で役人と、多くの人が、役人がそんなことやるわけないと、役人だけで、裏には政治がおるんだろうと、みんな思ってますわな、はっきり言ってこれ。それについてまたうやむやかと。うやむや三連発ですよ、これ、多分。事実的な順番で行きますと、何ですか、まず一発目がどっちだ、財務省。それから次がこれ、それから防衛省ですかね。

 済んでってしまうというのは、どうしてですかね、これ。本当はこっちで真偽を明らかにしたいんだけど、やっぱり東京でやらないかんもんで、これね、一応、国会でやらないかんもんで、しっかりやってもらいたいというふうに思いますよ。


◎名古屋城入城8,000万人の達成について

(記者)
 名古屋城に関して2点なんですけれども、8,000万人、今日達成されることについての受けとめが1点目、2点目が、天守閣の立入禁止まで1カ月切ったんですけれども、それについて市長として考えられていることがあればお願いします。

(市長)
 それはようけ来ていただいてありがたいことですけど、その間、今のコンクリートのお城については、非常にご苦労、お疲れさんでございましたというふうに、サンキューベリーマッチと言うだわね、これ。という感じでございますが。

 私は古い建物を壊さないというほうのフェチなんですけど、今度の場合は、もともとのあった姿に戻すんですから、いわゆる壊して新しいもんをつくるんとちょっと違いますので、これは、図面があるんで。だで、今のコンクリートのお城も、これは木造になるんだったらよかったなあ言って、ぎょうさんの人に来てちょうよと言っておられると、そういう言っとる声が聞こえる気はしますけど。それが一つ。もう一個は何やった。


◎名古屋城天守閣の立入禁止について

(記者)
 もう一つが、天守閣立入禁止まで1カ月切ったけれどもということで。

(市長)
 本当に地震で危ないもんで、はっきり言って。震度6強の地震で倒壊する危険性が非常に高いという評価じゃなかったかね、あれ。早いことせないかんのですわ。なので入場禁止は早くしないといかんと。工事中なんかでもなったら、瓦でも仮にね、どかんと倒れるというのは余りないからと言ってますけど、揺れて瓦だとかいろんなもん落ちてきましたら、本当、危ないですよ、工事やっとる人。いうことでございますので、入場禁止はやむを得ないと思いますけど。

 ぜひ金シャチ横丁やらお店の人もござるもんだで、ようけの人が来るようにいろいろ知恵を絞って、来てもらう人が少なくならんようにやっていきたいと思いますけど。楽しいイベント等をたくさんやってね。


◎郷土の歴史を学ぶ副読本「ナゴヤ歴史探検」の作成について

(記者)
 「ナゴヤ歴史探検」のほうについてなんですけれども、現在、市も歴史観光にも力を入れていると思うんですけれども、市長の思いとして、どうでしょう、市民にもっと郷土の歴史を知ってもらいたいみたいな気持ちもやっぱりあったりするんですかね、どうですか。

(市長)
 そりゃあ、どえらけにゃあありますわね。どっちか言うと観光よりも市民の皆さんの中に名古屋に対する好きになろみゃあと、それはずっと過去を知ることによってね、そりゃ好きになりますよ、やっぱり。ああ、こんな苦労があったんだということですわ。

(記者)
 その認識度というところでは、まだ市民には、そういう名古屋の歴史というところは浸透していない部分もあるというお考えとかはあったりしますか、どうですか。

(市長)
 わしも余り言いたないけど、おまえさん、よう言っとるがね、青年都市だったんだよ、名古屋。青年像って、あの青年像の評価がどういうことないですよ、駅前に、こうやって何か裸の兄ちゃんの像が立っとったんですよ。青年都市というのは、今考えると、どうして青年都市なんか名古屋が、これ。熱田神宮から言えば1900年、名古屋城から言えば400年ですよ、これが。

 そういうまちになっちゃって、それでわしも名古屋城、今だって仕事で何遍も行きますけど、昔は小学校のときのあれだね、絵を描くときに行ったぐらいですわな、これ。いかんがや言うて、これコンクリートだで言って。正直言ってですけど、本当のこと言うと、そういう心理ですよ、これ。

 やっぱり自慢できるものを持ちたいがね、市民というのは。都市に対する愛情があり、世界の人に名古屋はこうだと、ニューヨークには自由の女神があるんやと、パリには凱旋門があるんやと、それからロンドンにはビッグベンがあるわねと、いうのを持ちたいじゃないですか。

 ところがコンクリートって、言ってみると、反論する人があってもいいですよ、反論してもらえばいいけど、わしは少なくとも名古屋の400年前から感じると、国宝第1号で333年も残っておった名古屋城ですよ、国宝第1号の。コンクリートで、どうやって自慢するのと、これ。だで、いかんわとこれはというような諦めに似た気持ちはありましたわね、正直言って。

(記者)
 重複しちゃう部分があるんですけれども、市民の認知度としては、どうでしょう、まだまだ低いか高いかと言ったら、どうでしょうか、その名古屋の歴史に対するっていうことでは。

(市長)
 そりゃ、諦めとる人がぎょうさんおりますよ。根底的には結構、名古屋郷土愛ってあるんですけど、みんな。だけど現実的に広い道ばっかりになってしまったもん、これ。その代わり、住みええことは住みええわなと、住みええ中の理由のナンバーワンは、東京と京都に近いということですけど、これ実はね。真ん中にあって、ということなんだけど、ここまで来る、産業では明らかに日本一のまちになったわけだ、日本中を牽引していく。それまでには空襲やら、どえらけにゃあ庶民の悲しみが詰まっておるんだと、これは。ということを理解してほしいですわな、これ、本当に。本当ですよ。

 だで、北海道の八雲なんか行かないかんけど、城山三郎さんの「冬の派閥」って読むと、大分変わってきますよ。ああ、こうだったのか言って。実は尾張藩の悲しい歴史ですわ、これはね。それで傷ついた人たちが北海道の八雲へ行って、ものすごい、その開墾ですか、どえりゃあ苦労しとるわね、これ、尾張藩から。これは御三家筆頭だって、本当は幕府を守らにゃいかんのだもん。それが突然ころっとと言うと怒られますけど、錦の御旗のほうになったわけでしょう、これ。えらいことですわ、そりゃ。


◎文部科学省の授業問い合わせについて

(記者)
 さっき文部科学省問題が出ましたけれども、以前、市長は国でしゃべる機会があったらしゃべってもいいよということをおっしゃったと思うんですけども、今、ご心境はいかがですか。変化ありますか。

(市長)
 いや、全然ありません。国会の審議に協力すべきは当たり前なんであって、それは別に党と関係ないです。自民党さんでも、そうでないとこでも、来てしゃべれいうんだったら、教育委員会と一緒にやらないかんですね、本当はね。だけど、喜んでじゃないけど、やっぱりこっちも明らかにしてもらいたいもん、もう、うやむや政治でやめてもらいたいじゃないですか、これ。役人と議員がつるめば、何でもわけのわからんようになるのかと、いかんと思いますよ、それは。

 だけど、あんだけのことを国が言ってみえたんだから、これですね、やっぱり俺からすれば、文書は誰がつくったんだと。ほんだもんで発信者、公開したじゃないですか、発信者を。これ課長補佐さんの名前も全部、そりゃ出さないかんいうて。そりゃ私文書じゃないもの、何言っとるんだいって、それこそ。だで、そういう人たちにも反対に反論する機会をつくってあげたようなもんですよ。私はメールのスイッチを押しただけであって、文書をつくっておりませんと言うなら、そうやって言ってもらえばいいじゃないですか。

 財務省の場合は、それ聞けれえせんがね、刑事訴追の恐れがあるとか言って。今回、刑事訴追の恐れはありませんから、しゃべってもらわないかんですよ。そういうことですよ。議員なら議員さんに言われた、議員さん言われたんでないなら、自分で書きましたと、このようにちゃんと本当のことを言ってもらわないと。今後ともこういうことが再発するわけでしょう、これわからんと。これ、やっぱりいかんのでないの。

 文部科学省も堂々と言えばいいがね、別に。俺たちは立派な文部科学省の役人だと。名古屋のそんな役所みたいな町役場が何をほざいとるかと。そういうことは言わんと思いますけど、まあこれね、言わないかんでしょう、はっきりさせないと。

(記者)
 今、市長がおっしゃられたことを実現するために、自ら。

(市長)
 公開させていただいたもんで、何で聞かなんだかしらん思っとるんですよ。その人たちの意見を。国会は一応、与党がうん言わんとなかなか、実際誰を呼ぶいうたら難しいんだけど、実際は。それはほんだけどちゃんと呼ばれたらええと思いますから、担当者を。

(記者)
 市長ご自身からはっきり伝えないんですか、国のほうに。

(市長)
 俺、言っとるよ、そう言って。そういう趣旨でもって公開したんだから。どちらか言うと、ああいうものを公開するというのは、いいとは言えないと言われとったんですから。あんまりしゃべると感じ悪いけど。そんなこと言うもんや、私だって800万もらっとるもんで、言うのは義務じゃないですか、はっきり、これ、今後のためにも。

 そりゃ、ちゃんと出てきて、本当のことをみんなが言うと。特に公務員は言わないかんですよ、やっぱり。俺たちじゃないんだと、政治なんだとかですね。また、逆であったりね、意外と。言わないかんですよ、と思いますけどね、わしは。

(記者)
 それを実現するために市長は先陣を切って。

(市長)
 先陣というか、そりゃ一応国会でやらないかんですから、文部科学省とか国会議員さんの問題だもんだで。そこにもし出て来いというんだったら、いつでも行きます。そりゃ、自民党でも何でも行きます。そりゃあ、協力すべきは務めでしょう、今後のためにも。

 今後のためにも結構でかいですよ、これ、(地方行政教育法の)第53条ですか。こういう調査が、これ乱発というか頻発というのか、されるんですかね、これ。

 それと、本当に理由の中に、適当であるとは言えないというような、ちょっと文言は不正確かわからんけど、言われておる中で、やっぱり校長さんが事実について調査せずにというのが書いてあるでしょう。僕はもう本人に、携帯で本当に聞きましたけど、やっぱり天下り問題で責任をとってやめられたということは知っていましたと、はっきり。だけど、3カ月停職相当であるということは知らなかったと。だけど、僕も知らなんだがね、それいって。どうやって報道されたか今調べてますけど、私は、前川さんが、あれ「万死に値する」と言ったのは、前川さんじゃなかったですかね、確か。違うか、あれ。「罪、万死に値する」と言われた、違うかな。違っとるとちょっといかんですけど、そういう天下りの集団的あっせんですか、それを責任を感じてやめられたというのは、僕、それはしっかり、それがわかっておればええと思いますよ。

 あと、出会い系のバーというのは、本人も反論しとるし、これですね。あれって大丈夫かな、名誉毀損にならへんかね、これ。わかりませんけど。ちょっとわかりませんけど、道徳的だと、まあ、何もなかったとしても、行くこと自体が道徳的でないと言えば、それは一つのご判断かもわからんけどな。それで反論するんでしょう、大抵。

 それが本当に正しいのかね。前川さんは、なごや子ども応援委員会を視察に来てますからね、高針台中学へ。だから、やっぱり現場が好きな人いうと怒るかわからんけど、そういうご性格の人だと思いますけどね。僕にも名城大学のオープンのときに横に前川さんがたまたま座って、いろんなことをえらい気軽に話しかけてくるからね。子ども応援委員会に取り組んでいる名古屋は(子育て支援の)トップランナーだで、どうのこうの言って、いろいろ協力してやりたいと言ってましたよ。


◎郷土の歴史を学ぶ副読本「ナゴヤ歴史探検」の作成について

(記者)
 4月19日販売ということですが、初版はどのくらいを刷る予定で、もう刷り上がった部数を教えてください。

(当局)
 1万1,500冊です。

(市長)
 1万1,500冊ということです。

(記者)
 市長としては、今年度、どのくらい出れば合格点か。

(市長)
 これはベストセラーというと100万部ぐらいかな。

(記者)
 100万部と言ってよろしいですね。

(市長)
 まあ、目標はと。割と楽しいですよ、これ本当に。写真がようけ入っとるし。絵で書いてありますし。

(記者)
 売れることを祈っております。

(市長)
 ぜひお願いしますわ。皆さんの力量次第で。


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