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平成29年8月28日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2017年9月12日

ページID:95228

報告事項

  • やっとかめ文化祭について

会見動画

報告内容

◎やっとかめ文化祭について

 それでは、8月28日(月曜日)でございますが、会見を始めたいと思います。おはようございます。

 本日は、「やっとかめ文化祭 -芸どころ・旅どころ・なごや-」の開催について、ご報告をいたします。

 今年度で5回目の開催となります10月28日(土曜日)から約3週間にわたって、伝統芸能の公演や、各種講座・ワークショップ、歴史まち歩きなど、町中を会場にして多彩なプログラムを開催いたします。

 恒例の「辻狂言」に加えて、大変好評だった「ストリート歌舞伎」や「お座敷ライブ」など、今年もバラエティに富んだ企画を用意しました。

 年を追うごとに、多様なつながりが生まれ、内容も深まってまいりました。内外の専門家やアーティストによる、多彩な「寺子屋」にもご注目いただきたいと思います。

 今年は、私も東海学園大学の安田文吉先生と、ささしまエリアの109(イチマルキュウ)シネマズ名古屋で、徳川宗春さんについて「おしゃべりサロン」と題しまして、トークショーを、私と安田さんとで行います。

 また、町歩きは、先日テレビ放映されました「ブラタモリ」にちなんだ新しいコースなども用意しておりますので、市民の皆さんも参加して、地域の新たな魅力を発見していただきたいと思います。

 3年後には東京オリンピックを控えまして、これまで以上に都市の個性や魅力が重要視されております。長い歴史の中で育まれてきたオンリーワンの資源をもう一度見詰め直し、未来へと着実に文化を育み、奥行きのある魅力的な都市を目指していきたいと考えています、とまあ、書いてありますけど、本当にテレビ見ますと、東京のテレビばっかでね、この町並みは。何とかならんか、これ、本当に。

 特に、飲んだり食ったりの「吉田 類の酒場放浪記」を筆頭としまして、「おんな酒場放浪記」もおもしろいですけど。まあ圧倒的に東京ですね。それが割と拡散しとるわね、東京のど真ん中からこうずっと。そんだけ人口が多いということも事実ですけど。何かうみゃあものは東京にしかないかしらんと思うわな、これ。

 あれ見とって思うのは、NHKの夜のBSの世界の街角もわしよう見ますけど、みんな路地なんですわ、はっきり言いまして。路地で。50メーター道路、100メーター道路で飲んだり食ったりなんか見たことない。東京も大体そうですね。駅おりて、ちょこっとした、ごちゃごちゃいうところに居酒屋があるわけですわ。赤ちょうちんがぽつんとともっとるところをやるということでございまして、名古屋の大変な課題ですけど、戦災復興事業で、50メーター道路、100メーター道路のことをよう言いますけど、お墓を移転しましてね、もう平和公園、18万7,000基、役所の論理だとそれで内部に土地をつくったもんでその土地を仮換地の指定先に活用できたといいますけども、区画街路は、商業地域、及び工業地域内は幅員8メートル以上を標準とする都市計画をやってまいりましたので、真っすぐになりまして、みんな、たあっと道が、片側1車線、両側で2車線、歩道つきで。そういうのが1本入ったとこの名古屋の道が多いということで。そこの中でどうやって皆さんのテレビ番組に名古屋の居酒屋いうやつをもっとやってもらえるかいうのは、最大の課題です。都市をおもしろくするには。

 この間、お寺の住職にちょっと話しとったら、あれはやっぱり失敗したと、もうみんなお寺へ来なくなったと、お寺へ来るのは、みんな墓参りに来るんだと。墓参りは、みんな平和公園へ行ってしまいますので、ほんでお寺のおっさまが平和公園に出張しとるわけですわ、お経あげに。いうことで、肝心かなめのお寺のとこへ来んようになっちゃったと、全然、というような話でございました。

 ここには、こう書いてありますけど、何とかその中で考えないかんもんで、名古屋のこの8メーター以下の道路をつくらないと路地のにゃあ町という、あんまり話が長なりますけど、話としてこれ、井澤知旦さんいって、名前言ってくれてもええよと言ってましたけど、名古屋学院大学、熱田の。あの人は自分の文章の中で、消毒都市といってますね、名古屋のこと。毒を消したと。すなわち、お墓をみんな移転して路地を潰して、路地というのは、今でこそ大変な人気がありますが、明治時代なんかは、結核か何かで文章書いとる人が亡くなったりという、非常にじめじめしたとこだった、非衛生的なとこだったわけ、昔は。それを名古屋は、全部ぶっ壊して、さんさんと太陽が当たるところにした。住んどる人はそれはそれでええともいえますよ。それが、最大の課題ということをまあ言っておきます。

 ということで、職員から。こっちへきてもらって。

(当局:今年で5年目を迎えるイベントです。昨年は、歴史の面影が残る有松をポスターイメージしたんですけれど、今年はリニア開通など発展を期待するエリアであります、あと未来へつないでいきたいという意味を込めて、この笹島のモチーフにしました。

 市長が先ほど申し上げましたけど、今年は寺子屋に参加していただいて、このイベントを盛り上げていただきたいと思います。

 見どころとしましては、町中披露での狂言だとか、歌舞伎など、ふだん間近で見ることができないというところを、ぜひご覧いただきたいと思います。

 また、50人ほどの着物を着た参加者が、名古屋城をバックにしゃちほこのポーズを披露するしゃちほこチャレンジプロジェクトも、今年も名古屋城で行いたいと思います。

 3週間余りの期間のイベントですが、名古屋って知らないことやおもしろいことがいっぱいあります。名古屋を新しい視点で見て、もっと名古屋を好きになるきっかけとして楽しんでいただけるようなイベントにしたいと思いますので、ぜひ見にきてください。)

(市長)
 ということで、中身で頑張らせていただくということですけど、ちょっとした路地でやるほうが雰囲気出るわな。そればっかり言っとるけど。本当は、そういうことです。

 私が聞いたのは、本町、ここのいわゆる碁盤割りになっとる名古屋のとこだけど、もともと河文さんの前でも歩道ぐらいが昔の道だったらしいな、あれ。あそこは真っすぐですけど、江戸時代からそういう町並みつくったんだけど。そのくらいだったらしいですよ。今や、どえらい広いし、ほんだで、外国の方が来るときれいな町だなといって、クリーン・アンド・ピースフル言いますね、何か。平和な町だといいます。まあ、ええわ。ということでございました。

(記者)
 来場者目標だけ。

(当局: 昨年が、6万余のお客さんが見にきていただいてますので、6万5,000ぐらいを目指して頑張りたいと思います。)

(市長)
 いいですか、これで。
 はい、それでは、ありがとうございます。
 今日は、私からは以上でございます。


質疑応答

◎平成29年度全国学力・学習状況調査の結果について

(記者)
 全国学力テスト、4月に行われましたけれど、その結果が今日公表されると思うんですけれど、今年度から初めて政令指定都市でも公表されることになりますね。その政令指定都市で公表することの受けとめをお願いしたいんですけども。

(市長)
 学力テストですか。私は、あんまりそういうのは、何かね。やらんとっても、塾でいくらでもやってますし、みんな。だで、改めて子どもさんと学校に、そういう順列をつけるいうのは、あんまりお上がやる必要はにゃあと思いますけど、私。もう塾でも嫌というほどやっとるじゃないですか。子どもさんらも忙しくて、もう大変ですわね、親にぎゃあぎゃあ言われて。

 どっちかいうと、そういうほうですけどね、僕は。

(記者)
 一応、今回から文部科学省も小数点以下は表示しなくて、あまり競争をあおらないようにという配慮の公表方法に変更はしたらしいんですけれども、それでもあまり…

(市長)
 あんまりそんなことをお上がやらんとってもええんじゃないのと、日本は塾が発達しとるで。アメリカなんかは塾がにゃあもんで、いうことでしょう。だで校長なら校長も別個に選びますから、校長を。だで、やっぱり校長が自分とこの学校がどんだけ成績上がったかとか、反対に苦しんどる子どもさんたちがどんだけなくなったかいうのを、一定の標準化する必要があると思うけど、日本で要りますかね、こんなの。本当に。あんまりピンと感じんわね。

 先生は、生徒さんの成績を全部知るわけですけど、日本標準で、これは。だけど、公開するわけじゃないでしょ、1人ずつ全部。親にも。これも何かね、ちょっとピンとこんけどね、これ。


◎南海トラフ巨大地震の対策について

(記者)
 南海トラフの巨大地震に関してなんですけれども、先週金曜、中央防災会議の有識者会議が、南海トラフ巨大地震は予測ができるという前提でこれまでやっていたのを、実際できないという報告書の案をまとめまして、その周辺の自治体に関してそうやって防災対策を今後ちゃんとやっていってくださいということだったんですけれども、名古屋市としてはどう受けとめられていますか、というのが1点と、防災週間に合わせてこの9月、何かやることがあったら教えてください。

(市長)
 昔から、地震予知は無理だいう説が大変多くありましたので、だから国的にいうと、どんだけ金を使ったかと、地震の予知で。結局できなんだということだわね、これ。どうもできんようですよ、これ、何か、と思いますけど。

 かといって、東北の震災だって15メーターの津波がきたわけだけど、15メーターから20メーターの。70センチしかこないとかね。だから、そういう行政の過ちが救われるもんではないと思いますよ、私。だから過去をちゃんと、名古屋でもそういうことですけど、災害の場合はものすごいやつはちょっと別として、大体1,000年か2,000年ぐらいのとこで起きたことが起きますので、それに対する対応はきちっとしていかないかんと。

 特に名古屋は、これ本当に危にゃあですわね、これ。地震でいうと、濃尾震災が明治24年か。あれがほぼ国内最大級だと言われてますわね、これ、直下型の地震として。次が、三河の大地震で、昭和20年と、いうことだもんで、本当に危にゃあですよ、これ。

(記者)
 南海トラフの対策については、どうですか。

(市長)
 こうやって言うことだがな、これ。だで、明治24年の濃尾地震と、昭和20年の三河の地震、特に濃尾震災のことをいろいろ掘り起こしゃやあよと言っておるんです、僕は。昔、何が起こったかと、いうことと、よう言ってますけども、旧町内ごとにやらないかん言って。今さっきの後の質問になりますけど、防災訓練でも学区でやるでしょ、今、多くは。学区いうのは、あとお上が勝手に図面を引いたとこであってですね、歴史的なものというのは、何もないいうといかんけど、とは違うの、旧地名がそうです。旧町内。これは、例えば、山の端のとことか、ここに川があって川沿いだとか、船がきたから船附町ってありますけど、ここの北区のすぐ向こうにですね。あ海がきとったのかと、そういうことがわかるんで、それなりに防災というのは、災害繰り返すことからいうと、小学校区ではなくて、旧町内ごとにやらないかん、いってあります。名古屋は、やっぱりそれが大事だと思いますよ。旧町名の復活もいいですわね。ものすごいですよ、旧町名の復活は防災ということでは。

(記者)
 今回この地震予知が無理だってはっきり国のほうが、報告書案として、まだ案ですけれども、まとめてきたのを受けて、名古屋市としてはそういう旧町名とかをちゃんと意識しつつ、またさらに防災対策を進めていきたいとかそういったこと。

(市長)
 そうそうそうそう。この間、区ごとにつくったでしょ。学区もやってる人おったけど、区ごとでなかったかな、ちょっと歴史的なやつをつくりました。あれなかなか格好いいですね、あれ。

 もう繰り返しますので、今、都市になってわっかりゃせんけど、旧町名にあるんです、そのヒントが。ここは、何があったところかと。今池なら今池で池があったで今池ですからね、これ。それから泥江町いうのもありましたけど、泥江町って泥の江と書きましてね、だからずっと海がきとったと。びっくりされるけど本当に船附町ってあるんですよ、この名古屋城の北側のところに、なんで船だといったら入り江がずっと入ってきとったということだもんで、旧地名を中心とした旧町内ごとの防災訓練いうか、消防もそういうとこへ出ていって、町内ごとに言わないかんて、といっておりまして。まぁそろそろ始まっとると思いますけどね、それは。そういうチームに予算つけたがね、昔。消防がいろんな細きゃあところへ行って話ししてゃあいうもんだで、「ええよ」言って。俺のとこの町内きとれへんけど、本当にやっとるのかいうんだけどよ、これ。あんまり言ったらいかんけど。まあ、そういう。

(記者)
 2つ目の防災訓練的な、何か、もしやることがあれば教えてください。

(市長)
 いや、ほんだで今の、今やっとるのを否定するもんではないよ、それはそれで学区ごとに避難所つくったりもあります。だけど、やっぱり旧町内ごとの防災訓練の、小さいやつでもいいけど、住んでまっとる人に防災訓練の前に、あなたの住んでりゃあすとこは昔どういうとこだったと、いうことをいうだけでものすごい違いますわね。実は池の上につくって埋め立てたとこだとか、あんまり聞きたにゃあかもわからんけど。今は昔のハザードマップつくってもらったもんだで、わかっとるから、それ説明にいくということですわ。みんな大体災害いうのは、わしは大丈夫だいってみんな思ってござるで、いうことだわね。

 旧町内ごとにやるって、日本で初めてじゃないですか、本当に。ほんで、旧地名を参考にして防災訓練。だで避難所でも、大体小学校なっとるけど、本当は近所の3階建てか4階、まぁそれは浸水の場合だけど、3階建てか4階建ての家にぱっと集まって逃げたほうが早いですよね、これ。日ごろから頼んでおかないかんし、そういうことだったら、普通の家だったら。いうこともありますわね。

(記者)
 結局、大規模地震対策特別措置法の見直しで市として何か対策を、変えないといけないことはあるのか、地震予知は無理だという前提がもとからあって、そういう対策をこれまでにもちゃんと進めてきたのか、現状としてはどんな感じなんでしょうか。

(市長)
 僕からすれば、地震予知は無理だと思ってましたんでね、これ。ようけ国の金使いましたけども。だで今の歴史に基づく旧町内ごとの、繰り返しますけど、身近な防災を徹底すると。あなたの現に住んどるうちはどういうとこにあるんだと。過去、台風と地震と両方ありますけど。地震でいえば、濃尾震災。それから台風でいえば、伊勢湾台風のときにどうだったということをわかってもらうようにするのが、一番大事なんじゃないの、やっぱり。

(記者)
 すると今回は、提言というか指針を示されたことで、名古屋市として対応を変えるということは基本的にはないという理解で…

(市長)
 今のところちょっと考えとらんけどね。

(記者)
 そうすると、地震予知を前提としてない対策としては、どんなことをやっていらっしゃった。

(市長)
 地震予知を前提としていない。だから、何遍も繰り返しますけど、過去の相当詳しい歴史的にどういうことがあったのかということは、ものすごい熱入れてますよ。名古屋大学の中にある防災館、あそこでもなかなかおもしろいですよ、あそこ行きますと。そういう歴史をものすごい大事にしとる。繰り返すし、また忘れたころにやってくるんですよ、必ず、残念ながら。

(記者)
 ありがとうございます。


◎災害備蓄用飲料水について

(記者)
 2つありまして、1点目は、防災関係ですけど、今、市長がお飲みになっていらっしゃる名水の件ですが、名古屋市には趣旨の違いで備蓄水が別にございまして、別の局はその水を常備してるということで、今、市に2つ備蓄水があるということで、この現状についてお考えをいただきたいということがまず1点。

 もう1点は、アスナル金山がちょっと契約を延長するということで、若干、テナント収入も落ちているということもあって、延長期間中のてこ入れ策について、もしお考えがあればお聞かせいただければと思いまして、2点お願いします。

(市長)
 水道、どういうことだと聞いたら、透明のペットボトルは、端的にいうと、直射日光が当たったりすると劣化するおそれが強いと。だできちっと市が保管しとる冷暗所ですか、普通の場合は。そういうとこならペットボトルでもええけど、ご家庭でということになると、こちら(アルミボトル缶)のほうがいいんではないかということであるんだと、そういうふうだけなぞと。なるほどと。普通は大体1個にしますけど、いきさつはちょっとわしもようわからんけど、そう言っとったですわ。

(記者)
 じゃあ、そのまま併存してもそれはやむを得ないという認識でしょうか。

(市長)
 別にだからといって、そういうイメージはあんまり2つあってなんか悪いかと思いますけどね。

 こちらで結構高きゃあでしょう、こっちの、缶々のほうは。だで、1個にするとええのかだけど。なかなかうまく感じるけどね、缶に入っとるやつは。こっちはちょっと大きくなったもんだで、一気に飲みきるのは大変だもんでよ、これ。意外と水の無駄が生じとれへんかしらんと、私、意外と思う、自分で飲みますと。前ぐらいのやつは一気に飲める。缶ビールぐらいやろ、大体。イメージとしては。まあええけど。


◎アスナル金山の運営期限延長について

 それと、何だ言うとった。アスナルですか。聞いたとこによりますとですよ、これは。ご承知のように、市民会館、今は特殊陶業会館ですか。NGKか。スパークプラグ会館になっておりますけど、あれは移動してかないかんもんで、全体の構想をつくらないかんということがあるんで、その途中にアスナルが切れてはいかんということで、延長したと聞いておりますけど。そうかなと。

(記者)
 てこ入れについては、何か腹案はありますか。

(市長)
 てこ入れいって、あれは外郭団体ですけどね、あれのほうはね。しっかりやってもらわないかんけど、普通だったらビルメンテナンスの会社がやるということになりますけどね。コストもどえらい違うと思いますけど、私は。

 だで、熱田神宮も早よ盛り上げないかんわ、金山盛り上げるには。話が飛ぶかわからんけど、やっぱり目的地が重要なんですよ、目的地が。交通手段のそういう接続するところもそうですけど、熱田神宮が盛り上がると、金山も盛り上がりますよ。伊勢神宮と匹敵するぐらいのおかげ横丁みたいなのができると。そういうことですわ。

 SLでも走らせるかね、あそこも。


◎映画などのロケーション撮影誘致について

(記者)
 今度水曜日に福山雅治さんが、名古屋市のほうに来られて、映画の何か、映画というかPRみたいなの、PRを名古屋市役所でするというんですが、フィルムコミッションというのが全国的に今、重要な、映画を誘致して、それを町の宣伝とか観光につなげるということが重要になってると思うんですけど、名古屋市としての強みと、それから全国の中でも名古屋市に来てもらうということで、どういうことが必要だと、市長として考えますか。

(市長)
 それは町並みはようにゃあと来てもらえせんで、ちょっとでも来てくれるのはありがてゃあけど、どこを撮ってきゃあす、名古屋市役所来てかね。

(記者)
 はい。

(市長)
 市役所のあそこの、いつもそこばっかりやっとるけどよ、これ、入り口のとこ。ほんで、まぁしみゃあですか。

(記者)
 入り口と休憩室ということで。

(市長)
 これは、それで撮ってもらうのは、ありがてゃあけど。先ほど言いました、問題だわ、ほんだで。町並みの魅力、どうやってつくるでと。一遍ちょっと聞いてみてや、どういう感じがええかって。今のとこ、市役所の入り口だけでは寂しいわな。何といっても。名古屋城は、木造になってみや、ものすごいあれになりますんで。あれきっかけですけど。ざーっと江戸時代の名古屋のお城を復元していくいうのは、それは、そんなところ世界中にあれへんですから。

 まっとようけ撮っていってもらえると思うな。どうしたらええですかね。平和公園の巨大な墓地の団地を撮ってもらおうかね。ないですよ、あんなの、本当に。18万9,000基のお墓を移転した。

(記者)
 意外と多く、そういう名古屋市でここですというような表もできてるんですけど、例えば市政資料館とか、ああいう古い建物がいくつかあって、そういうところで撮られたりとか、歩道で撮ったりとか、そういうこともドラマとかであるようなんですが、そういう意味では名古屋市はそんなに、何というんですかね、劣ってないというか、むしろそういうのが結構撮られてる印象があるんですけど。市長としては、そういうご所感はないですか。

(市長)
 ご所感という敬語を使ってもらうような問題ではないですけど、前やってましたけど、鳥久さん燃えてまうしよぉ。ほれからようけ建物があっても、いいかげんにしといてくれと、この昔のよすがのある建物を壊してなくするのは。どっちかいうと、そういうイメージですけど、わしは。うちの前の母校も壊れてまったし、本当に。瑞陵高校はちょっとあそこは残りましたでええけど。もうとにかく青年都市だいったわけでしょ、これ名古屋。何で青年都市なんですか、名古屋は、これ。振り返ると、青年像とかいって、市役所の駅の前にあったけど。そういう町をつくったんでしょ、わざわざ意識的に。空襲で軍事都市だったもんだで、全部焼けちゃったから。過去の体験というのは、やっぱりどっちかいうと、悲しいイメージのが多かったんじゃないですか。なので、そういう中では、あれかな、生まれ変わってというのもええかわからんけど、最大の課題だわ。本当に。

 市政資料館はええですよ、それはそれで。

(記者)
 要するに、映画とかそういうドラマを名古屋市で撮ってもらうと、それを見た人が名古屋に来たり観光にも結びつくことがあるわけですけど、そういうのって積極的にもっとやっていくとか、そういうお考えというのはありますか。

(市長)
 そらええことだわね。それは前からそういうのやっとるんじゃない、市の政策の中でも確かやっとったはずですよ。

 その割に古いものを壊したりとかな。だで、名古屋は、今度、ちょっと今、言っとるけど、一遍この文化というやつですわ、文化。それについて、どう考えるかというのをちゃんと一遍議論せないかんね、これ。文化というやつを。

 効率のほうが多かったわけでしょ、多分。そのかわり住みええわということになって、路地に住んどった人なんかは、住んでみるとそりゃぴかぴかになりましたもんで、ええかもわからんけど、住んどる人はね。わからんけど。

 どうやってやったらええですかな、これ、本当に。昔の家並みを取り戻すには。


◎名古屋城天守閣木造化について

(記者)
 名古屋城の天守閣の木造化の関連なんですけど、8月中に一応文化庁の調査の許可が出ると、文化庁の最初の今の工程の調査の結果が出ないと工程を見直す可能性もあるというふうに市のほうで発言してございますけど、多分今週中に行かないといけない思うんですけど、市長のほう把握されてますか。

(市長)
 8月中には出すいってましたよ。8月中には。

(記者)
 もう、それできちんと通るという。

(市長)
 はい。そりゃまあご理解いただけると思いますし、文化庁のほうは後ほどまとめて、この間石垣部会で僕のコメント言ってやったやつですけど、参議院の文教科学委員会だったかな、松沢成文議員が質問、応援団だで言っとった、電話しましたら。だから、名古屋城きっかけにして、木造の石垣も石垣で大事にするんだけどということで質問させてもらったと、そのとき文化庁が答えてますので。

(記者)
 指摘の中で、学芸員の人が名古屋市、今、教育委員会の分と併用して1.5人で、熊本城とかは8人とかいて、木造化するとはいってるものの、体制に関してはかなり不備があるんじゃないかと、もっと整えるべきなんじゃないかというふうなことで、先週の経済水道委員会では、そういうふうに人員というのはきちんとしていきたいというふうにおっしゃってましたが、市長としてはどういうふうにお考えなんでしょう。

(市長)
 それは、増やしますよ。もう今、誰をどうするかいって、今検討に入ってますわ。これは。

(記者)
 何人ぐらいまで、今、学芸員1.5人というふうになってると思うんですけど。

(市長)
 あれは、熊本はいわゆる学芸員さんだけではにゃあと思うけど、例えば、図書館の司書とかああいう感じの人も入れて15人ぐらいおるんじゃないですか、確か、熊本。

(記者)
 城は8人、城の関連は多分8人。

(市長)
 城が8人かね。だから同じようなところにもっていかないかんし、もっと増やしてええがね、別に天守だけじゃないもん。多門櫓だとか、いろいろずっとやってくですがな、これから。でしょう。

 それと、文物集めないかんわ、もっと。それもよう言っとるんですよ、博物館にも鶴舞中央図書館にも。要するに、徳川の藩主が書いた掛け軸とかね、例えば。そういうような、ありますわね。こないだも織田信長の書いた書状が出てきたというんだけど、織田信長の書状って本当に少ないもんだで、ああいうのだって、それはあれですよ、名古屋でもし買っとけばですね、ものすごい財産、市民のためになりますに、それは。そういうことをやる人もいます。ソフト部門も要るんですよ、やっぱり。だから、近世武家文化のいろんなものを集めないかんですわ。

 そういうための学芸員さんなのか、それとも図書館にござる人なのかですね。そういう人でええでしょ、別に。学芸員という名前が絶対的についとらないかんかどうか知らんけど。絶対的についとる人でも必要な数は、やっぱり確保して、それは文化庁のいわっせるようにはしますよ。

(記者)
 それは、希望なのか現時点で目途がついてるのかというと、まだ希望だったり。

(市長)
 いやいや、もう目途はついとります。目途いうか、誰をどうするかということがちょっとあるだけで。それは、ちゃんとやりますよ。総職員2万5,000人もおるんだもん、これ。2万5,000人。ものすげえですわね、これ。誰でもええとはいいませんけど、そういう文化的なものに非常に造詣の深いというか、やる気のある人はね、入ってきてもらうといいわね。

(記者)
 今の話に関連して、恐らく専門、考古学の専門の方でないと務まらないと思うんですが、その方は市の2万5,000人の中でも一定数いらっしゃる、そういう理解でよろしいですか。

(市長)
 考古学といって、どの辺の分類か知らんけど、ちょっとそういう人が何人おるかちょっと知りませんけど、相当ござるんじゃねぇの、しかしあそこで。考古学というと普通は、埴輪かあの辺の時代になってきますけど。そうでにゃあとできんかね、本当に名古屋城のことは。

(記者)
 史学が専門の、歴史学が専門でないといけない、ではないですか。そういうわけではないと。

(市長)
 いわゆる、先ほど言ったように、学芸員の人も熊本で9人だった、何人だった。

(当局:熊本が、正規が8人。)

(市長)
 正規が8人。学芸員という名の。

(当局:学芸員、先ほどの考古とか含めて、学芸員と言われる方が、正規の職員で8人です。)

(市長)
 私はもう、正規の分は正規の分で確保していかないかんけど、まあ図書館なんかでもやっとる人おりますし、いいんじゃにゃあかと思いますよ、これ。

(記者)
 その人はそこでお仕事があるわけで…なかなか僕は目途が立ってるようには見えないんですけど。

(市長)
 そうかの、ござるんじゃないの、それ。

(記者)
 新規で採るというお考えはないんですか。

(市長)
 新規はまだ一応話には出とらんと思うけどね。どうでんな。

(当局:今年度につきましては、教育委員会さんの応援を含めて、体制の強化を考えるということでございまして、来年度以降については、どういう体制でするかは、先ほど言った熊本城とかいろいろありますから、そういうことを参考にしながら、関係局さんと調整していきたいと思っています。)

(記者)
 ちょっと具体的な名称は避けますけども、あるお城の資料館の石垣調査の新規採用で、名古屋市内の大学の大学院生が、今年の新卒で入られたんですけれども、名古屋に有利な人材がいながら、そういう人材が外に流出しているというのは、ちょっともったいないような気がするんですけど、それについてはどういったことをお考えでしょう。

(市長)
 それはもったいにゃあわな。そりゃあ。今までそんなことはなかったもん。コンクリートで修繕するといっとったんだもん。コンクリートで、天守も、そういっとったんだ。博物館でええわいうことでしょ、要するに、そういうふうだったんだもん、今まで。だから、今度流れをちょっと変えるんでしょ、今言ったように。本物主義で、これ。ほや、やっぱりそういう人もあったら、あれだわね。そりゃ、名古屋にきてもらうとよかったね、それ。

(記者)
 キャリア形成という面もあるので、新規採用で採るのであれば早い手を打たれるのが賢明かなと。

(市長)
 まあ、それもそれだし、今まで中におる名古屋市の職員の中で我こそはいう人は、やってもらってもいいんじゃないですか。学芸員のあれ資格はどういうふうになっとるか知らんけど、採用のときにそれしかだめなのかね、あれ。今のとこは、学芸員として採用するわけやろ。そういう仕組みになっとるわけだもん。わしは別に中でそれなりの試験なりしてですね、それで本当に好きなやりたい人が、人生の中でそう思うときもあるでしょ、人間っちゅうのは。ほんだで、そういう人がやってもらういうのもええと思いますよ。特に図書館の関係のやっとる人だったら、相当十分ではないのかと、それはそれでね。

 勝手にできるのかできんのか知らんけど、それは、職制がありますので、地方公務員法か。知らんけど。やる気が一番大事だわ、やる気が。好きだということですね、やっぱりね、大事なことは。情熱があると、そういう人にやっぱりやってもらえるようにということだけど、正規の決まったことはやっぱりやっていったほうがいいわね。


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