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平成29年5月22日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2017年5月30日

ページID:93616

報告事項

  • 平成28年度 なごや子ども応援委員会の相談等対応の状況について

会見動画

報告内容

◎平成28年度 なごや子ども応援委員会の相談等対応の状況について

 それでは、5月22日(月曜日)ですが、記者会見を始めたいと思います。今日、広島で指定都市市長会がありますから、行かんならんで30分ということでお願いしたいと思います。

 まずは、平成28年度のなごや子ども応援委員会の相談等対応の状況についてまとまりましたので、ご報告いたしますということで。これは本当に何べんも言っておりましたけど、いろいろと取り扱ってもらっておるマスコミさんも多いですけど、全国に本当に広がりゃせんで、これが。このたび、ぜひ文部科学省で聞いてもらうといいけど、あれは学校教育法の要綱が変わりまして、スクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーが正式に要綱上、認められる。その認められる中に入ってくることにはなったと。しかし、名古屋がやっているような、いわゆる常勤の専門職に対する対応ということは、本当に広がらんのですよ、これ。

 文部科学省に聞いていただきゃええけど、名古屋が間違いなくフロントランナーだと言っておりますので。また、このたび、仙台だったかな、この間、いじめの話があったのは、仙台でなかったか、一日、二日前に。また、子どもさんの残念なことが起きました。これ年間1~2回は必ずあるでしょう、全国で。そうすると、みんなよ、マスコミの論調もよ、あんたらに文句言うわけじゃにゃあけど、もう決まっとる。担任はなぜ早く気づかなかったかと、学校側は何をやっとったかと、地域社会はどうなんだという話で。大体結論じみた話からすると、やっぱりもっと早く気づいて、地域住民も協力して対応すべきだと、で終わりと。何年この報道が繰り返されておるのかということで、非常に私は悲しいですね、これ、本当に。まず、1回、書いてあるやつだけ読むか、とりあえず。初めから力んでおってもしょうがないんで。

 平成28年度のなごや子ども応援委員会の相談等対応の状況についてまとめてまいりましたので、ご報告します。昨年度1年間の相談等対応件数は、延べ数で12,078件でした。児童生徒の実数で2,333人でした。去年1年間だけです、これは。

 子ども応援委員会の存在と役割が、より一層周知され、前年度の2倍近い相談件数でした。活動を開始した平成26年度から3年間で相談等対応の件数は約2万件、児童生徒数の実数では4,000人を超える子どもの皆さんの応援をしたことになります。

 これお金は書いてないですけど、お金でトータルで30億円ぐらいだと思います、確か。トータルで30億円ぐらいの名古屋市民の皆さんの血税を子どもさんのこういう悩み、それはお母さんの悩みでもありますけど、に使わさせていただいたということでございます。

 その効果というと感じ悪いですけど、3年間で約2万件の相談件数と、児童生徒さんの数で4,000人を超えているということです。内容別では「不登校」が最も多く、大体4割だと思いますけど。大体私が言っとることで間違いないと思いますが、いろんなところでしゃべりますんで、一応、わかりやすい数字だけを覚えるようしておるので、大体これ対応件数4割、対応人数かな、どちらか忘れましたが、4割が不登校です。次に「精神的不安」が続き、3番目は、親子関係の悩みや経済的な悩みといった「家庭の問題」と続いております。

 私たち大人が人生の「針路」、これ何べんも言っておりますけど、「進む路」ではなくて「針」のほうです。大きくなったら何になるのと、「What do you do in your future」英語で言えばそういうことですけど、人生の針路、大きくなったら何になるんだということを応援することで、一人でも多くの子どもたちに自信を持って、輝く人生を送ってもらうため、今年度、さらに子ども応援委員会の取り組みに力を入れてまいりたいと考えております。

 ということで、以上でございますけど、これはそんな難しいことじゃないんですわ。ノーベル賞と違うんですよ、これ。あまり私は自分のことはあれでないですけど、もう3年か4年前になりまして、記者も変わった方がおみえになりますので、言いますけど。南区ですね、亡くなられた子どもさんが遺書の中で、「もし来世があったら、見ています」と。「さようなら、ありがとう」って亡くなったわけ。それを私は、そういうことは忘れないんですよ、私は、これは。何でか言ったら、800万円、ちゃんと給料もらって、税金で食ってますから、これは、忘れません。

 それで、ロサンゼルスへ行きまして、ロサンゼルスは、ネットで(会見の中継を)見とる人、わけわからんと思いますけど、姉妹都市を55年ぐらいやっとるのかな、一番古いですけどね。ロサンゼルスにとっても一番古いと言ってました。そこで、アメリカというのは、どういうふうに対応しとるんだと、こういういじめなんかの問題にね。アメリカというのは、やっぱり多民族国家ですから、ものすごいようけ発生するはずなんですよ。子どもの悲しみ、おっかさんの悲しみがということで行きましたら、何べんも言いますけど、アメリカの教育委員会、教育委員会のあり方そのものが、向こうは公選制だということもあって、ちょっと違っておりますけど、それは知っていますよ、誰でもじゃないけど。

 そこで、4人だったかな、向こうのスクールカウンセラーですね、アメリカのスクールカウンセラー、ロサンゼルスのスクールカウンセラー、女性でしたけど。その人が言われたのは、私たちは数学の授業は苦手なんですと。だけど、数学の先生は私たちのような仕事は苦手なんですと。私たちと数学の先生なんかは、対等なんですと。こう言われたのにびっくりこきましたね、これ、私。

 なぜびっくりこくかというと、これ対等だというとこでびっくりこかないかんですわ、ちょっと勉強しとるなら、これが。日本においてもスクールカウンセラーありまして、みんな大変努力されておりますけど、日本はパートタイマーです。これは大体週1回です、来るのが。対等というのは考えられないんですよ。

 えっ、ということで、それから猛烈にいろいろ調べまして、日本で初めてになりますけれども、導入しようと。初めの年、3億円だったと思いますけど、これも大変にもめましたよ、実は予算編成のときに。だから、これは最後は独断でというと悪いですけど、これをやるんだということで、一応、市長で予算調製権者になっておりますので、やるということで始めまして、それが3年、4年前になりますかね、もうこれ。

 それが今の数字になってきておると、4,000人を超えているということでございまして。この間も、事務次官が名古屋におみえになって、調査におみえになりましたよ、これ。それで、さすが文部科学省はわかっておったんですよ、これ。名前を言うと感じ悪いですけど、某政府高官に、わしも正直なこと恥ずかしい話でにゃあで言いますけど、総理を狙う男だということで、一応、あらゆる安全保障から介護保険から、この教育の問題のメニューをつくって、いろいろ勉強しとる河村ビジョンってあるんですよ。あるけども、こんな単純なことがわからなかったと。

 アメリカにおいては、要するに先生に2種類あって、大体半分しかいないようですね。この間、高原さんというね、そのときからいろいろ努力して、直接電話したんですよ、私、国会図書館なんかで調べて。名古屋で(子ども応援室の)首席指導主事やってみえるアメリカのケンタッキーのルイビルで10年間、アメリカのスクールカウンセラーやった人が、たまたま、そういう人は僕の調べたところでは、多分一人しかいないんじゃないのかというぐらいで。この高原さんに直接電話して、いっぺん名古屋に来てくれんかと言ったら、じゃあ、行くわいうことで、今、首席指導主事をやっとっていただいておるから、名古屋だけフロントランナーでおれるんですけどね、これ。

 その高原さんが言ってたけど、アメリカはやっぱり教科を教える人というのは半分しかいないんだと、先生で。数学とか社会とか理科と。あとは何をやっているんだと言いますと、子どもの教科以外は全部ということです。人生を応援しとると。大きくなったら何になるんだとか、あなたは体が不自由だけど、こういう道をとるとチャンスがあるよとか。あなたは親が離婚して大変だけども、こういう道をとっていけば人生あるよとかね。そういうことをやっている、成績がどうだけど、こうだこうだとかですね、そういう人たちが半分いるんですよということを聞いて、びっくりこいてですね、これ。

 それで、その当時の文部科学省の偉いさまに、いやあ、わし、これ今までテレビでどっこもやったことないじゃないですか、新聞も。多分、国会での質問はないと思いますよ、私もずっといろいろ注意して見ましたけど。単純ですよ、常勤の専門職がいるというだけのことです。学校の先生もやるんだけど、その学校の数学の先生がついでにやるんじゃなくて、専門にやるんだと。人間の病気で例えるのはあまりよくないけども、わかりやすく言うと、病気の場合に、やっぱり風邪だとか、そういう人も行きますわね、外科のけがしたとか、そういうドクターも要りますけど、やっぱり専門医が要るじゃないですか。胃がんの専門医だとか、胆道がん専門医だとか、そういう人たちがやるんだということで、びっくりこきまして、何でこんなことを日本中はマスコミもやらんのでしょうかと。

 いろんな人が、こういう悲しい事件がありますと、出てきて、評論家が、テレビのワイドショーでしょっちゅうやります。必ずやります、これは。誰も言わないと、これ。常勤の専門職が要るんだと。何ででしょうか言いましたら、某、ここからはやりにくくなる、こういうことを言うと突かれるんだけど。どう言ったかというと、学校は教師の教師支配だからなんですと。誰が言ったかはやめときますけど。河村さんのやり方で行くと、そりゃ、教師以外のやっぱり学校の中で校長になる人もできるし、そういう人ができてくると、それがだめなんですわと。そんなこといかんじゃないですか言って、関係ないじゃないですか、そんなこと言って。子どものほうが重要じゃないですか言ったら、いや、そういうことなんだと。

 たとえ話をして、医者のことも言いましたね。医者でレントゲン技師だとか、例えばエコーの技師だとか、心電図の技師だとか、ドクターよりもっとスキルのある人、たくさんいるんです。やっぱり医者と大学病院へ行くと、ドクターの支配言うと怒るだろうけど、ドクターがナンバーワンだと。昔で言えば白い巨塔ですわね、田宮二郎が歩いとったやつ。いうことと同じようなことですということを言われまして、それではいかんと、目線が違うと、全然。

 教員なり、そういう自分らの管理するほうがどうなるかなんか言っとったって関係ないじゃないですか、そんなの。それより子どもさんと家庭の悩みに対応せないかんじゃないです。悩みというより、子どもさんを応援するのということで、名古屋で取り入れさせていただきまして。ようやく今度の学校教育法の規則の改正までは来たと。この間、変わったばっかりです。数カ月までいかんぐらい前に来たんだけど。文部科学省もチーム学校ということで、ほぼ同じ考え方です、これ名古屋でやっとるのと。学校の中に教師だけじゃなく、いわゆる教科を教える教師さんだけじゃなくて、いろんな専門家はみんな入ってきて、みんなで子どもを応援していくという思想ね、それが始まったと。

 あんまり演説しとったらいかんけど、最後に一言言っておくと、その根本は、これはこの間、ホリエモンが来たときに、ある人が、河村さんのそんな話が一番ええで言ってって言うんだけど。何か大須へ来たときに、ちょっとほかの話で、名古屋城が、ホリエモンが、そんなもん東京では全然報道されてませんよ言ったら、そっちのほうが盛り上がりましたけど。

 根本は「教育」いう言葉と「エデュケーション」という言葉は違うんです、これ。何べんも聞いた人は、うるさいと思うかわからんけど、初めてのジャーナリズムがおるもんだで、検索サイトで見てちょ、「教育」と「エデュケーション」の違いって出てきます。教育の「教」の右のこういう「文(部首の「攵」)」というやつは、あれむちの象形文字なんです、あれは。ウィップ、むちとかこん棒とか、ああいうもんでたたいて、言うことを聞かせるというのが教育の意味です。言葉の中にあるんです、そもそも。そうではないという少数説もちょっと載ってますけど、それは通説です。

 「エデュケーション」というのはラテン語ですけど、「エ」というのは外へという意味です。それから「デュース」というのは引っ張り出すと。だからプロデュースと。プロと、前に引っ張り出すから生産になるんです。だから、「エデュケーション」というのは、外へ引っ張り出してあげると、子どもさんの内在するいろんなポテンシャル、能力というか、をみんなで引っ張り出して応援してあげるということなんで、「エデュケーション」にはむちはないんです。そもそも上から目線で一定の基準に当てはめようとしていく思想はないんですよ、これ、エデュケーションには。それが基本で、わしはこれは衆議院時代に気づいとった。不肖、ろくでもない酔っぱらいかわかりませんけど、どうも違うんでないかと、これ、エデュケーションと教育はということで。それはいろんなもんに書いたことがあります。

 そのとおりだと、高原さんに聞いてもそういうことなんです言って。もう一つ今のこれは書いてないですけど、この課題は、この応援委員会の、今のところ一般的にはいじめだとか、そういう問題、これいじめばっかりじゃないですけど、を取り上げますけど、やっぱりもっと究極的には、やっぱりあれだね、成績ですね、とりあえず。成績が悪い。

 昨日NHKで発達障害をずっとやってたじゃないですか。わしも見ておりましたけどね、発達障害のいろんなパターンがありますけど、いうことで。生まれたときとか、いろんなその後の事情によって、若干普通と言われるものの対応がとれない子どもさんたちいるじゃないですか、これ。そういう人たちは何ですか、あなたたちはだめだと言うんですか、これ。そのままほかっとくいうのか、ずるずる不登校になったりしますけど、それはやっぱりまずいんでないのと、これ。

 ということで、この間、高原さんと話しとって、こういう場合、アメリカどうなるのと、成績がちょっとなかなか不十分な場合はと言ったら、これはちゃんとジャッジするとこあるみたいですけど。別に向こうの義務教育みたいなのは、もう一年やらせることについて、社会的に何の問題もないんだと、これは。ちゃんとジャッジしますけどね、日本でやったら大変ですよ、しかし。社会的にそれを認めないから、これは。本人もショックを受けるし、家庭もショックを受けますけど。なぜそういう発想があるのいうて聞いたら、それは子どもさんに合わせるんだと。

 高原さんが教えてくれたのは、今、アメリカでは子どもさんのことをカスタマーだと言いますと、お客さんと。それで先生はティーチャーじゃなくてアドバイザーなんだということですね。わしがロサンゼルスに見にいったときに、高原さんと一緒に行ったけど、廊下を歩いとったら、「河村さん中見てみや、授業やっとるで」いうて、「どうやってやっとるんだ」言ったら、なんと生徒が授業をやっとるわけですよ、生徒が。先生がここに座って、にこにこ笑って見とるんです、これ。こういう根本的な発想の転換が要りますね、いよいよ日本も。

 明治維新、それから戦争後の画一的なすごいスピードで、やっぱり追いつけ、追い越せをせないかん時代と変わってきましたから、やっぱり子どもさんに合わせると、社会が。エデュケーションの時代だというふうに私は名古屋に持ってきたい。そのかわり、そういうことをやろうと思うと、個別に相談せないかんし、子どもさんと。それから親御さんも、夜、家まで行かないかんですよ。お母ちゃんたちはみんな、特におとっちゃんと別れて苦労しとるお母ちゃんなんか、夜遅うまで働いておるわけです、これ。そんな人に学校に来いと言ってもいかんわけですよ、これは。行かないかん。それで、ご自宅の横の喫茶店でも入ってですね、じっくり話をしてあげないかん。それもスキルが要るんですよ。これ結局、そういう人たちがいないですから、今のところ、日本では。

 いうことだから、そういうのを整えていかないかんということで、それを今、どうやって持っていくかということを熱心に検討してるとこです、名古屋では。もうすぐそういう状況ができると思います。だから、日本で一番子どもを応援するまち名古屋というのは、きちっと展開されたときには、都市の魅力ってすごいですよ、これ。名古屋城だけじゃねえのよ、俺がやっとるのは、こういうソフト部門というのは。

 ちなみに某経済団体にこの話をしたら、「そうかね」と言って、「それは応援せないかん」って言ってましたよ、この間。そりゃ、従業員さんが喜ぶもん、みんな、自分の子どもがそうやって面倒見てもらえるかという話で。そのためには予算を惜しんではならないと、今日も幹部会で言いましたけど。そういう体制をとっとおるということでございますので、今日は以上ということでございます。

 すみません、長々と演説しまして。しょうがないんだ、(記者が)変わるもんで、言っていかんとわからんのですわ、これは。


質疑応答

平成28年度 なごや子ども応援委員会の相談等対応の状況について

(記者)
 この応援委員会の相談件数が5,000件、前年度に比べて増えて、過去最高になっているということについて、増えているという部分で、市長の分析、どういうふうに分析されていますか。

 

(市長)
 それは社会的な悩みが増えているということでもあると思います。貧富の差が激しいですからね。それとやっぱり子どもさんは忙しいで、大変ですよ、これ。僕は塾は否定していませんよ、ものすごい立派ですよ、塾というものは、これ。塾の先生って、俺、すごい立派だと思う。ちょっとパフォーマンスが悪いと首になりますから。だけど、子ども、忙しくて大変ですよ、2つ学校行かんならんもん、日本は。そうでしょう。そういう中で悩みが深刻化してくること、貧困もありますけど、あると思うけど。

 まあ大分、それなりに徹底しましたので、まだ徹底はしてないけど、この間、某、具体的に言ってもいいけど、振甫中学校ってありますけど、千種区の、あそこ、わしがよう行く居酒屋がすぐそばです。あそこで一杯飲んどったら、その振甫中学校の父兄の人にこの話をしとったんです。あんたとこの中学校にこういう応援委員会があると言ったら、「ええっ」言って、「そんなのあるの」って、知らなんだですね、何と。これ、知らなかったですよ。だから、まだそういうことですけど、それなりに広がってきましたので、やっぱりそれ増えていったということですけど。まだまだすごいと思いますね、私、潜在的な数は。

 それと、先生の数が違うもん。アメリカは半分、そういう先生がおるんだもん。日本で名古屋しかないですけど、名古屋がようやくここへ来て98人ですから、先生1万人おりますから、これ。そうでしょう。

 だけど、じわじわ広がっとるけど、それともう一つ、話があったで、もう一個、言っておきますけども。やっぱり相談をするのはね。ああ、それからあれ、やめてちょうよ、いじめがあったりしたときに直接学校へ行ってヒアリングするのは市長の権限逸脱だとか言って新聞に書いたとこもありますけど、大学の先生が。電話掛けたったわ、何考えとんだ言って、これは。悪いけど、形式的に予算編成権もありますから、ちゃんと聞かないかん、これは。絶対人任せにしちゃいけないですよ、そういうものは。

 私、直接聞きまして、いろいろやってきましたけど、とにかくやっぱり学校に相談するのは嫌だ言いますね、父兄の方は、全員じゃないけど。これやっぱり評価する人ですから、学校というのは。そこに自分の子どもの弱みといいますか、家庭の弱みを相談するのが嫌だというのがあって、遅れちゃうケースが非常に多いですね、これ。

 外国なんか、子どもオンブズマンと言って、兵庫県の川西市でもやってますわ。市長に電話掛けて、今、勉強しとりますけど、やっぱり別個につくるんですよ、相談窓口自体を。解決もそこでやります。教育委員会じゃないところでやるということですけども、そこら辺の対応もさらに重要だということですね。

 

(記者)
 本来的には、相談がないような学校づくりというのが求められるのかなというように思うんですけど、その5,000件増えているというのは、悩みが潜在的にあって、その掘り起こしにつながっているという、評価されるべきことだということですね。

 

(市長)
 そう思いますね。現実に、これだけ4,000人を超える5,000人近い子どもさんが救われた。完全に100%救われたかどうかは、まだ悩ましいですけど。

 

(記者)
 これ、今後も何年ぐらい増え続けるという話は、既に想定済みですか。

 

(市長)
 わかりませんけど、アメリカでいくと、1万人、先生がおるので、もう1万人、こちらも要るということでしょう、アメリカ型だとしますと。だから、向こうは大学院なんかに、みんなちゃんとそういうコースがありますからね。だから、それだけ、すぐつくれへんし、日本型のええとこもあるかもわかりませんしね。まだずうっと続きますよ。

 

(記者)
 ありがとうございました。

 

(市長)
 それと今言った、一番最初の相談窓口を、いわゆる教育委員会と、学校の先生と、ないとこへ相談できるようにできるかという話とか、今言った、いわゆる成績のような問題についてね、そこまで広げてやると。お母ちゃんの悩みまで、僕はやるべきだと思います。それじゃあ、単純な夫婦げんかまでやるかということになりますけど、そこら辺は一定の線引きはできると思うんだけど。

 小学校からもものすごい来とるでしょう、これ。今のとこ中学校にしか置いてないけど。それと、最近のええ傾向は、学校の先生からの相談が非常に多くて、学校の先生の中にも、初めはいろんな抵抗があったと。学校の中に変なもんいうか、入れるなと、異分子を。と言っとったけど、これやっぱりいいことじゃないかと、これは、という評価をされる先生が大変増えてきたというふうに聞いていますんで、よかったなと思っていますけど、やっぱり日本中に早く広がっていってほしいからね、これ。

 

◎名古屋の魅力向上・発信ロゴマークについて 

(記者)
 名古屋の魅力向上の関係ですけども、キャッチコピーの「名古屋なんて、だいすき」をもとにしたロゴマークとかを発表されたんですけども、ロゴマークでの評価とか、思いを聞かせてください。

 

(市長)
 そういう誘導尋問的なものは感じるものはあります。これは選ばれたんですから、これはこれでやるんですけど、私は私なりに思うところはありますけど、意見いうのは。

 

(記者)
 やっぱり、もう少しお城に近づけたかったというのは。

 

(市長)
 まあ、お城いうか、やっぱり今日もちょっと言いますけど、本物性と先端性というのが。これちょっとわからんかわからんけど、本物性というのは、砂漠の中につくったまちじゃないと、名古屋はね。空襲と、その後の戦災復興事業でめちゃくちゃに道路ばっかりつくっておりましたけど。だから、武家文化の一番のオリジンですかね、三英傑をはじめとして。信長の人生大逆転街道もそうですけど、それ本物が残るまちだということと。しかし、もう一つは、やっぱり日本の産業を圧倒的にリードしておるのは名古屋というか愛知というか、自動車が半分ですけど、まちだという。そういう具体的なイメージ、それと郷土愛につながるようなワーディングが欲しいわな。郷土愛につながるような。

 今日も朝言いましたけど、今回の市長選を通じて思ったのは、やっぱり名古屋城について声掛けられる方は非常に多いので。この週末だって、集会行くと、一人や二人は必ず「寄附、どうやってやったらええ」って聞かれますよ、今。

 だで、名古屋のまちって皆さん、住んでおられて、どういうか、この言葉で言えば大好きかどうかだけど、そりゃ、やっぱり名古屋の言葉で言うなりですね、例えばね。

 

(記者)
 どういう言葉ですか。

 

(市長)
 「でぁすき」でもええですよ。そりゃええじゃないですか。

 

(記者)
 今回のロゴそのものの評価を聞かせてほしいんですが、金しゃちをイメージされた、かわいらしいものでしょうか。

 

(市長)
 そりゃ、まあ、一つの考え方でしょう。そういうあんまり誘導尋問あると、また疲れるもんだでよ。

 

(記者)
 率直な評価だけいただければと思います。いただきたいと思います。

 

(市長)
 これはかわいいで、これは一つと。わし個人で言えば、どえりゃあ名古屋くさいものね。やっぱり名古屋が失ったものはそれなんですよ、結局。路地をつぶしましたから。住居地域での区画道路は6メートル以上にするという都市計画によって、いわゆる井澤知旦さんが言っているわ、名前言ってもええと言ってますから言ってますが、「消毒都市」だという、名古屋のこと。毒を消したんです、これ。路地をみんなつぶしたと、墓の移転によってです。だから、そういうイメージではなくて、やっぱり月の法善寺横町と、ああいうイメージがわいてくるようなのにしたいなやっぱり。月の法善寺横町、それから通天閣、ねえ。わからんきゃ。一定のイメージあるがな、ほんだけど。神楽坂もそうだし、どえらい人間くさい感じの。

 

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