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平成28年3月28日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2016年4月7日

ページID:78625

報告事項

  • 「名古屋市男女平等参画基本計画2020」の策定について
  • マイスター消防団・大学生消防団発足式の開催について
  • 名古屋市美術館特別展「生誕130年記念 藤田嗣治展 東と西を結ぶ絵画」の開催について

会見動画

報告内容

◎「名古屋市男女平等参画基本計画2020」の策定について

 はい。それでは、3月28日(月曜日)の会見を始めたいと思います。おはようございます。

 本日は、まず「名古屋市男女平等参画基本計画2020」の策定について、ご報告いたします。

 バックボードが、名古屋市女性の活躍推進企業認定のシンボルマークをあしらった専用のものに変わっております。本当に変わっておるな。

 この計画は、現行の「男女平等参画基本計画2015」の計画期間が平成27年度で満了することから、平成28年度から32年度までの5年間における次期基本計画として策定したものです。

 内容としては、市民の誰もが性別にかかわりなく個性と能力を十分に発揮することができる男女共同参画社会の実現を目指し、「性別にかかわる人権侵害の解消」はじめ5つの目標の下、20の方針、79の事業、成果指標などを設定しております。

 本計画は、来月から全面施行される「女性活躍推進法」に定める市町村推進計画としても位置付け、あらゆる分野における女性の活躍推進を重点施策の1つとして掲げております。

 今後は、女性の活躍推進をテーマにした啓発イベントや、中小企業の取り組みを支援するセミナー開催などの意識変革に、市民や企業の皆さまとともに取り組んでまいります。

 詳細は、本日より名古屋市公式ウェブサイトで公開する他、男女平等参画推進センターや各区役所などでも閲覧できますので、ご覧いただきたいと思います。

 

◎マイスター消防団・大学生消防団発足式の開催について

 次に、マイスター消防団・大学生消防団発足式の開催について、ご報告します。

 消防団は、「自分たちのまちは自分たちで守る」という強い郷土愛を持った有志の人たちによって組織され、火災や水害への対応・防火広報、救急講習など、幅広く地域のために献身的な活動をしています。消防防災行政に対する日頃からの多大なご尽力に、心から感謝します。

 新年度から、名古屋市消防団の体制を強化するため、新たに「マイスター消防団」と「大学生消防団」が発足します。

 マイスター消防団は、今年度から養成しているマイスターの資格者で構成される、専門的な知識・技術を持った団員が集まる消防団です。小型ポンプや、救急技術、自主防災活動に優れた団員で組織されています。また、各区の消防団連合会長がトップとなり、地域住民の自助・共助力を向上させていただき、地域防災の要としての一層のご尽力を期待します。

 大学生消防団は、名古屋市立大学と中京大学に設置されます。大学生消防団の皆さんには、消防団の活動をまずは知ってもらい、防災の知識や技術、救急救命技術を習得してもらいます。そして、これらを広く市民の皆さんへ普及啓発することで、地域の防災力向上につなげてもらいたいと思います。

 大学生消防団長には、名古屋市立大学の学生さんの就任を予定しております。若い力で活気あふれる消防団をつくり、将来は名古屋市の基本消防団員として活躍することも期待しております。

 なお、発足式を4月1日(金曜日)午後1時30分から正庁で行います。また、発足式に先立ち、同日午前11時30分からは、名古屋市初の女性消防団長を任命する消防団長任命式についても、東庁舎8階災害対策本部室で行います。地域防災の要である消防団がますます発展・活躍されることを期待しております。

 

◎名古屋市美術館特別展「生誕130年記念 藤田嗣治展 東と西を結ぶ絵画」の開催について

 報告は以上ですけれど、名古屋市美術館特別展「生誕130年記念 藤田嗣治展 東と西を結ぶ絵画」の開催について、お話をさせていただきます。パネルを持った職員が入室いたします。

 名古屋市美術館は、平成25年10月、フランスのランス市の美術館と友好提携の覚書を交わしました。今回の藤田嗣治展は、この友好提携の最初の事業として開催されるものです。

 ランス市は、パリから東へ特急電車で1時間ほどの距離にある古い町で、世界遺産となった大聖堂があることで有名です。この大聖堂で藤田は晩年カトリックに改宗し、また平和を祈念する礼拝堂を建設しました。

 近年、このランス市に藤田の遺族から800点近い作品が寄贈されましたが、今回の展覧会ではそこから約50点の作品をお借りし、国内外から借用した100点余りの作品を加えて開催いたします。

 フランスで活躍した日本人画家は大勢いますが、藤田ほど高く評価された画家はいません。1920年代のパリで、彼は画壇の寵児として絶大な人気を誇りました。

 藤田がそれほど高く評価されたのは、ヨーロッパの油絵の歴史に日本画の伝統を融合させたからです。東西の異なる文化を作品の中で見事につないでみせたことが、藤田の成功につながりました。

 今回の展覧会のキーワードは、「東西の文化の対立と融合」です。異なる文化の対立を乗り越えて、いかにして新しい価値を生み出すかという点では、極めて今日的な問題も提議しているかと思います。この地方で開催される藤田展としては初めての本格的な回顧展で、ぜひとも多くの皆さまに藤田芸術の神髄を味わっていただきたいと思います。

 開催期間は、4月29日(金曜日・祝日)から7月3日(日曜日)までです。ぜひご観覧くださいますよう、お願いします。なお、4月28日(木曜日)午後3時からは、ランス美術館の館長をお迎えしまして開催記念式典を開催します。それでは、職員からもPRをさせていただきます。

(当局:今、市長の方からもお話がありましたが、名古屋市美術館とランス美術館は、平成25年に友好提携を結びました。今回の展覧会は、その友好提携の最初の事業の第一弾ということで開催をいたします。

 ランス美術館に800点近い作品が遺族から寄贈されましたが、そのほとんどが未公開作品です。今までほとんど展覧会に出たことがございません。ということで、藤田を非常にお好きな方も初めて見る作品がたくさんございます。また、ランス美術館以外の日本国内あるいは海外の美術館や個人所蔵家の方からも、100点ほどの作品をお借りします。その中にも珍しいものがたくさんございます。

 ということで、藤田をよくご存じの方にとっても、非常に珍しい作品を見ていただくことができるということで、新たな藤田の一面をご覧いただくことができる。また、初めて藤田の作品に触れるという方にとっても、代表作がほとんど出品されますので、藤田の本質的な魅力というものを十分ご理解いただける展覧会だと思います。ぜひともご覧いただきたいと思います。)

 そういうことです。はい、分かりました。

 私からは以上です。

質疑応答

◎名古屋城天守閣整備事業の検討状況について

(記者)
 名古屋城の木造復元の優秀提案について、明日発表ということなのですが、あらためて検討状況について教えてください。

 

(市長)
 とにかくこれはどえらけないええことでして、名古屋城につきまして、私も400年住んでおりますけれど、自信をなくしとるんです。これはあまり言いたくないけれど、マスコミさんも自信をなくされておるんじゃないですか。コンクリートになっちゃってと。人を誘っていっても、外側にエレベーターは付いとるし、がっくりきてリピーターにならせんということで。

 ですけれど、これは非常にWe are very luckyということでして、昭和7年、空襲の13年前にやりました昭和実測図。これは、今回のことで初めて知った人が多いですね。「河村さん、何、本当の図面があるんだってな」とよく言われますよ。

 ということで、ぜひ検索サイトで見ていただきますと、「名古屋城昭和実測図」といってやりますと、今、公開されていますので。六尺何寸何分何厘ということで、every inchesといいますか、非常に詳細な実測図が、焼ける前のが残っております。プラス、幕末の金城温古録といいまして、ものすごい、何冊だったかな、どえらい数の資料が大変細かく残っておるということでして。

 今日、幹部会でも言いましたけれど、戦争で復興したもの。今、ちょうどランスの話がありましたが、ランスは第一次大戦だったと思いますけれど、ノートルダム寺院ですわね。あそこは、第一次だ、違っとったら申し訳ないけれど、それを復興しましたわね。

 有名なところだと、ポーランドのワルシャワの旧市街。これも有名な話ですがね。みんなでレンガをよ。ばらばらになったのを、番号を付けて、集めて、復興するんですよ。ヨーロッパの人たちというのは。何か、名古屋みたいに道路ばかり造ったのとえらい違いですけれど。

 それともう1つ有名なのは、ドイツのドレスデンの聖母教会の復元ですね。これもぜひ検索サイトで見たってくださいよ。ものすごい話で、これもレンガを1個ずつみんなで集めて。全部は復元できませんでしたけれど。飛んでいってまうのもあるんで。3分の1ぐらいだったと思います。ちょっと違っとるか分かりませんけれど、そうやって復元したということで。

 これは両方とも世界遺産になっております。すごい人気ですわ。これは、人気というか、人類の悲しみの記録ですわね。ポーランドはナチスドイツ、それから、今の聖母教会はアメリカ・イギリス軍です。感じ悪いですけれど、ナチスドイツに対して逆襲したときに、爆撃したんですけれど、そういう人類の悲しみの歴史を、やっぱりみんなで復元するんですね。ちゃんと。

 だけど、両方とも図面や写真はあると聞いておりますけれど、実測図がないんですよ。名古屋城みたいに。ということで、私が今、知るところではですね。私がで、違っとったらアイム・ソーリーになりますけれど、世界でただ1つの、先の大戦で破壊された歴史的建造物の中で、寸分たがわぬ復元ができるのは、われらの、このアワー・ホームタウンの、名古屋の名古屋城だけと。世界でただ1つということでして、ものすごいことですよ。

 何で全国ニュースにならんのか、不思議でしようがないね。どうなっとるんだと。悪いけれど、皆さんに。この値打ちというか。何か、お客さんが来ないとか言っていますが、冗談じゃないですよ。世界中から来ますよ。悪いですけれど。という話でして。

 わしが昨日言っていましたけれど、昨日、あそこのKKR、国家公務員共済のビルの4階でやりまして、専門家の委員の皆さんに、大変温かい熱心な議論をいただいて、大変ありがたかったですけれど、そこからちょうど北側に、名古屋城天守閣が目の前にきれいに見えましてですね。木の上に見えますから。天守閣が。特にきれいで。あの天守閣が、「皆さん、サンキュー・ベリーマッチ」と。天守閣がしゃべっとるでしょうと。

 わしは、本当は、名古屋で400年前に造ってもらって、333年間生きとったんだと。あの当時は、江戸城の天守閣も大阪城の天守閣もありませんから。いずれも1650年ぐらいのところで、火事、大阪は雷だったか、ちょっと忘れましたけれど、もうないです。だから、名古屋城だけだったんです。ああいうでかい天守閣、江戸時代の。1650年ごろ以降は。

 ずっと日本にこうやってあったと。金のシャチもあったけれど、333年たったところで、なんと空襲で破壊されてしまったと。私は。それで、駄目かと思ったと。それで、当時は建築基準法で、ああいうものを木造で建ててはいかんかったから、コンクリートになったんですけれど、残念ながら仮の姿になってしまったと。

 だけど、いよいよ、名古屋の今の市民がよ、わしを昔に戻してくれるらしいと。こんなうれしいことはないと。涙が出るわなと、あの天守閣が言っとると思いますよ。私は。「本当にサンキュー・ベリーマッチ、名古屋の皆さん」と言っとると思いますよ。そういう気持ちがしましたね。あれを見ながら。ちょうど目の前ですわ。

 この間、懇談会をやりましたけれど、何か、本丸御殿でもそうだけれど、建物として、物理的な建物みたいに見ることを言う人がおりますけれど、違うでね。名古屋城で言えば、少なくとも400年の、家康の思いね。何べんも言っておるけれど。

 とか、大坂夏の陣にあそこから出陣していったと。かつての盟友か競争相手か知らんけれど、秀吉の息子の秀頼を殺しに大阪城に出陣していったのは、名古屋城からなんですよ。そのときの思いはどうであっただろうかとか、それから、尾張藩の悲しみですわ。御三家筆頭で、62万石、実際は100万石以上あったと言われておりますけれど、ものすごく強大だったわけですよ。尾張藩というのは。

 ところが、結局、将軍を出すことができずに、宗春さんは蟄居(ちっきょ)させられてまうし、幕末でもうまいこといかなんだと。幕末の最後の瞬間に、官軍の方に、薩長の方に付いたんですけれど、明治時代は非常に冷たい処遇をされたと。尾張藩はね。それで、苦しんだ人たちが北海道の八雲へ行って、何もないところで開拓して、ようけの人が亡くなっておるけれど。尾張藩は。

 そういう非常に悲しい歴史を、ある意味では背負いながらやってきた、この尾張藩の歴史。そういうもので建物を見ないといかんですよ。言っておきますけれど。何か、物理的なよ。本当に。

 本丸御殿の障壁画でも言うんだけれど、絵がそこにあるんじゃないですよ。絵だったら、写真を撮って飾ったらどうですか。今、ものすごい技術だで。違いますよ、やっぱり。オリジナルの、本物の持っとる力というのは。それにまつわる人間の悲しい歴史やら喜びが、みんな凝縮しとるからええわけなんですよ。

 という気持ちを感じまして、大変、2社さんには、安藤・間(安藤ハザマ)さんと竹中さんには手を挙げていただいて、本当に感謝しております。わしはよう言いますけれど、ここだったと思いますけれど、涙が出てきましたよ。本当に。よう手を挙げていただいたということで。まあ、ものすごい苦労をしましたから。ここまでに来るまでに。ようここまで来たと。

 あまり誰が誰がと言うといかんけれど、根底的な問題は、名古屋市の都市計画、シティ・プランニングというのが、戦争でむちゃくちゃになりまして、その後、広い道路と平和公園への墓の集中。ああいうものにどうも特化されてきたと、思うんですよ、わし。名古屋のまちづくりというのは。

 そういう中で、こういう過去のつらい経験ですね。名古屋城で言えば、空襲で燃えたと。尾張藩の、江戸にいじめられてきた歴史とかね。そういうものを何か消そうといいますか、そんな感じがしますね。全体に。

 だから、鳥久もそうだったし、それから、いろいろ歴史的建造物に対するものすごい愛情というのを、わしはあまり感じんのだわ。名古屋のまちに対する深い愛情を持っていただきたいと、わしは名古屋の職員に言っとるんですよ。いつも。流れをちょっと変えよまいと。広い道路と平和公園だけじゃなしに。

 というシンボルの中で、よう手を挙げていただきまして、当然のことながら、立派なゼネコンさんですので。2020年4月までという期限付きですから。いろんな条件の中で責任ある提案をしていただいたということで、本当にありがたかった。

 これでもしできると、あと400年後の子どもたちが喜ぶぞといって。2020年、あと2016年におった名古屋の人たちがこんな財産を残しておいてくれたのかといって、名古屋のまちがものすごい好きになりますよ。あと400年後の子どもさんたちがね。

 だから、そういうのを出していただいて、非常に丁寧に温かくご審査をいただいて、点数をいただいたところでして、昨日言ったとおりで申し訳ないですけれど、今日、決定をさせていただいて、明日、記者会見させていただくということですので。

 そのときに、瀬口さん、名市大の名誉教授さんですけれども、進行役をやっていただいた方から、こうやって責任ある提案が出てきて、優先交渉権者が決まっていくのだから、ぜひあとの条件ですね。議会、それからあと文化庁等、しっかり対応してほしいと。きちっとできるように、優秀提案のとおり、これが2020年4月にちゃんと竣工するように協力してほしいという言葉を、昨日いただきました。ということです。

 

(記者)
 名古屋城なのですが、最後にお話がありました、議会の対応というのもしっかりやってほしいと。瀬口先生から言われたというお話なのですが、今、議会とは、報酬問題をめぐっていろいろ対立している場面なんかもあるのですが、スケジュールどおりというのは、うまくやれそうでしょうか。

 

(市長)
 これは報酬とは別問題であって、わしもあまり変なことを言うつもりはありませんけれど、報酬を上げんと名古屋城を何か否決するなり、何か延ばすなり、そういう話がありますけれどね。回って伝わってくるんですけれど、こんなことは信じられんですけれど。私は。よもやそんなことは具体的に思ってみえないだろうと、私は思います。

 議員さんの報酬は報酬で、ちゃんと、丁寧に。わしも何べんも繰り返し、丁寧にやってほしいと。一気に650万円も上げるなんていうことは、市民が怒るに決まっとるがねと。市民の皆さんが。と言ってまいりまして。

 それは、自分たちの生活のことですから、これはこれで重要で、いろんなことを言われるのは当然ですけれど、それと名古屋市の、将来の、名古屋市のまちをどうやってつくっていこうかと。名古屋の住んどる人たち、ばかりじゃないですけれど、日本、世界の人たちの心の誇りをつくっていくということは、別問題でありましてね。そうやって訴える。お願いする、訴えるしかないということですが、本当に、これ。

 それと、もう既に税金でも1億円ぐらい使っているんじゃないですか。今の事務局のところで3500万円だったかな。それで、これで3000万円。それから、あとちょこちょこと名古屋城の予算で使っていますので、1億円はちょっといっていないと思いますが、ちょこっと数字が違っとったら申し訳ないんですけれど、少なくとも6500万円はもう超えていますね。

 それと、多分、今回の2社さんですね。安藤・間さんと竹中さんについても、お金はよう知りませんけれど、すごいコストが掛かっとるというのか、エネルギーが、情熱が入っとると思いますよ。ここまでやってきて。

 それから、評価委員の皆さん方が相当読み込まれたと思いますし、何を置いても、それプラス市民の皆さんの期待ですよね。そういうのがある段階ですから、名古屋城は名古屋城で、きちっとやっていってもらわないといかん。

 反対する人についても、わしはよう言っていますけれど、この2万人アンケートがあるんですけれど、これは、いわゆる敬老パスをどうするかとかいうような、これとちょっと違いますから。

 敬老パスなんていうのは、自分の本当の生活感でいいですけれど、名古屋城の場合は、特に一番大事なのは、今のコンクリートがそのままずっともつものかどうなのかということについて、耐震診断の診断で大変悪い結果が出ておると。今ね、ほかっておけないんだと。実は。

 あれを直すにも29億円掛かって、平均的に40年しかもたないということをまず知って、きちんとアンケートに答えてもらわないと。敬老パスうんぬんという話とは全く違いますでね。

 それから、お金についても明日発表できると思いますけれど、今まで言ってきたのは、270億円から400億円ぐらいだろうと。いい木を使えば400億円ぐらいだろうと。仮に400億円ぐらいだとしますと、その400億円が、税金ではなくて起債で100%できるんだと。

 ちなみに、ナゴヤドームは400億円ですから。405億円です。あれを造るときに、何か市民的にアンケートを取ったんですか。どっちが値打ちがあります? ナゴヤドームと名古屋城天守閣木造と。ここから言うと雰囲気が悪くなりますでやめますけれど、いずれも値打ちがあるということにしておきますが、そういう話なので、やっぱり理解して。きちっと、どういう状況かと。

 それと、じゃあ、本丸御殿はアンケートを取ったんですか。全然じゃないですか。ということなんですね。

 特に400億円は税金でないというのは、初めの説明の中で75%起債しかできないということを言っていましたので、100億円は現金をつくらないといかんかったと。当初に。ということで、何となく、議会で、議事録を見ておると、財源フレームと書いてあって、一般財源とか、それからいろいろ書いてあるんですね。寄附、それから補助金とか。

 とかいろいろ書いてありますけれど、今、全額起債でできたとしても、寄附や補助金がいただければ、それはそれでありがたいことですけれど、実は、75%起債ではなくて100%起債できると。

 ただし、区分会計するのは当たり前のことですけれど。特別会計の。そのために議会の議決が要りますが、それと収支計画を出すことと、経営計画。当たり前のことですわ。こんなことは。をやるということになりましたので、そのことをきちっと市民の皆さんに分かってもらわないと。

 400億円、何年かに分けてやりますけれど、この際、何べんも言っておりますであれですけれど、名古屋市は(市場公募債を)毎年1400億円程度起債しております。半分が大体新規で、半分が借り換えです。0秒で売れます。

 何べんも言っているけれど、本当によ、マスコミさんの、最近なかなか言わんようになったけれど、日本中借金まるけだといって、起債は借金だといって。あれは、百歩譲って言うと、役所というのは総務部ですから。そこからすると、借金かどうか知りませんけれど、ギリシャの場合は、フランスとかドイツから金を借りとるんで、自分の国の外から借りとるんですよ。

 名古屋の場合、じゃあ起債してどうかといったら、銀行とか、そういうところが買いますので、証券会社とか生命保険会社が、分からんですけれど、みんな国民に返すわけです。全部国民の、いわゆるGDPに入るわけです。だから、ものすごい、超財政の健全な国なんですよ。実は。財政だけを論じるというのは意味がないんです。国民全体の経済の中の総務部なんです。

 ということでして、(仮に天守閣整備を除いて、平年ベースで)1500億円起債するとして、仮に1年(で全額起債するとして)。(実際は)1年ではやらないだろうけど、3年か4年に分けると思いますけれど、面倒くさいで仮に1年で(起債するとして)言いますと、ある年1900億円になるだけです。1500億円、1500億円、1500億円、ある年1900億円、その次にまた1500億円。

 となりますから、当然、皆さん聞いていただいてちょうだいよ。ぜひ。金融機関に。証券会社とか。「どうなると思う」といって。その400億円。「そんなもの買えませんわ」と言っていますわ。みんな、抽選になってまって。瞬間売り切れということで、その起債分は入場料で僕は十分返せるというふうに思っていますけれどね。入場料プラス売店の収入。

 売店の収入を全部もらうわけにはいきませんので。大阪は7%といって書いてありましたね。確か、大阪城、売上の。名古屋の動物園に造ったのが3%みたいですけれど。家賃もちょっと入っておりますけれどね。他に。そういうのと、プラス、あとはもう1つの、一般的な経済効果。

 これはすごいですよ。江戸城は初年度で1000億円だと言っていますけれど。建築費による経済効果も入れてですけれど。だで、名古屋で、とにかくもうあれですわ。民営化といいますか、みんなでようけお客が来てもらうようにやるですわ。名古屋で。

 熱田神宮が670万人、初詣が220万人。名古屋城でも初詣をやったらどうですか。みんなで、少なくとも来た人に、朝、並んで、「いらっしゃいませ」と言ったらどうですか。閉店のときに、みんな並んで、よう来ていただいた、また来てくださいねといって頭を下げたらどうですか。職員が。

 切符切りのお姉ちゃんじゃないよ。職員がやらないといかんですよ、ちゃんと。そういう場合は、公務員じゃなくて民間の方が下げるに決まっていますよ。徹底的に応援させていただきますという方もみえますので、それで名古屋の経済をいっぺんに持ち上げていくと。

 僕は400万人は来ていただけると思いますよ。熱田神宮の総参拝数から初詣を引いて、さらに50万人を引いた400万人。場所がええもの。姫路遺産が、直したやつで230万人ぐらいですね。今、トップで、姫路が。熊本城が165万人、名古屋城とほとんど同じですわ。どれだけ時間がかかるの。あそこへ行くまでに。名古屋城といったら、お前さん、東京と京都の真ん中で、またリニア新幹線ですよ。

 今日も言いましたけれど、ぜひ、京都は貴族のまち、大阪は商人のまち、名古屋は侍のまちということで、織田信長の人生大逆転街道もありますから。京都へ行ったら、みんな必ず名古屋も来てちょうということですわ。名古屋へ来たら、熱田神宮へ行ったら、名古屋城も来てちょうと。大須で買い物をしたら、名古屋城も来てちょうと。いうぐらいのことをはるかに超すだけの魅力のあるお城ができますよ。木造の本物というのは。

 だで、皆さん、ぜひ。今、あそこでやっていますから。納屋橋の東北の角。堀川ギャラリーというところで、名古屋城の3Dによるやつをやっていますので、いっぺん見ると、これはすごいなといって、なります。とか、4キロ残った、金の、400年前の金シャチのあれをちょっとあれして、みんなで触れるようにするとかですね。

 名古屋の自慢ができるというのは、うれしいな。本当に、わしも、生きとってよかったと思いますわ。つくづく。心の支えができる。心臓が、今まで何となくプラスチックだったような気がするんですよ。今度は本当のタンパク質による心臓ができたという気がしまして、ずっと、あと400年、1000年、自慢になるわね。世界でただ1つ。ポーランド旧市街、ドレスデンの聖母教会、名古屋の名古屋城というふうにしないといかんです。

 と、いろいろ話しかけるとやみませんので。やってちょうよ、これ、全国ニュースで、本当に。頼むわというの。ものすごいことですよ。本当に。コンクリートで造ったのをですね。図面があるということを強調してもらわないといかんけれどね。金城温古録と、2つですけれど。

 1万人の方が空襲で亡くなった名古屋のまちが、ゼロ戦を造っとったもんで中心部を徹底的に破壊されて、そのまちがよみがえるわけです。シティ・オブ・ドリームズということで。

 

(記者)
 竹中の提案が一番よかったということが一部報道機関で出ていますが、これはどうなのでしょうか。

 

(市長)
 それは、I have nothing to say moreということで、ちょっと。

 

(記者)
 これは、400億円ぐらいの契約になる超大型プロジェクトだと思うのですが、途中経過がこのような形で報道されるということ自体は、どうなのでしょうか。

 

(市長)
 私は何とも申し上げることはできんで、明日、記者会見で、悪いけれど、お話ししますので。

 

(記者)
 通常の入札で途中経過が出た場合というのは、特に対応を取る必要はありませんかね。

 

(市長)
 明日にしたってちょうだい。

 

(記者)
 そもそも昨日の時点では非公表だったと思うのですが、いろんな声が挙がると思うので、当然、その途中経過を表に出せないという配慮があったと思うのですが、その点はどうお考えなのですか。

 

(市長)
 何とも申し上げることはありません。すみません。アイム・ソーリー。

 

(記者)
 市長が答えられないなら、担当者でも結構ですが、ご見解をいただきたいのですが。

 

(市長)
 担当者、しゃべります? 何か、首を振っていますけれど、一応私が責任者ですので、私のコメントでお願いします。何とも申し上げることはないということで。

 

(記者)
 説明はないのですか。では、なぜ記事が出ているのですか。

 

(市長)
 それは分かりません。

 

(記者)
 要するに、この内容自体が守秘義務に当たるのではないのかなと個人的には思うのですが、そのご見解はどうですか。どちらが高いかという事実は、守秘義務に当たらないですか。

 

(市長)
 いや、ちょっと、よく。申し訳ないけれど。明日、きちっとしゃべりますので。アイム・ソーリー。

 

(記者)
 それは謝罪ですか。

 

(市長)
 いや、あまり、そういう。難しいですけれど。

 

(記者)
 では、市長が思い入れをもって進めたいという事業だったら、公平公正に、入札結果は基本的にこれまで非公開で来ているわけで、最初は、3社というところだって、何社来たかということも表には出なかった。これは、基本的には公平公正な選定のためだという見解を、僕は聞いています。

 その後、2社になった時点で名前が出ました。辞退されたゼネコンさんの名前も出ました。そういう経緯をたどると、この段階でこういう記事が出て、400億円のプロジェクトをこの先契約するときに、このとおりになるのか他のところになるのか分かりませんが、問題ないとお考えなのですか。

 

(市長)
 何とも、ちょっと申し上げにくいですね。これは。すみませんけれど。

 

(記者)
 すみませんということは、それは謝罪なのですか。

 

(市長)
 謝罪なのかどうか分かりませんけれど、すみませんと、アイム・ソーリーという言葉を発したことは事実です。

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