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平成28年2月15日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2016年2月26日

ページID:78619

報告事項

  • 振り込め詐欺をはじめとした特殊詐欺に対する注意喚起
  • 名古屋市博物館特別展「陸前高田のたからもの」の開催について

会見動画

報告内容

◎振り込め詐欺をはじめとした特殊詐欺に対する注意喚起

 はい。それでは、2月15日(月曜日)の会見を始めたいと思います。おはようございます。

 本日は、振り込め詐欺をはじめとした特殊詐欺につきまして、注意喚起をさせていただきたいと思います。

 名古屋市内における昨年の振り込め詐欺をはじめとした特殊詐欺の被害件数は379件、被害総額は約17億2000万円に上っております。一昨年と比べますと、被害総額が約1億6000万円増加しまして、1件当たりの被害額も約450万円と高額となっておりまして、極めて深刻な状況です。

 愛知県警によりますと、県内の被害者の約8割、80%が60歳以上の方であるほか、現金手渡し型が多く、また、昨年からは娘をかたる手口も新たに出てきておりまして、詐欺の手口は年々巧妙化しております。

 詐欺は電話から始まります。詐欺犯と話さないことが一番ですので、家にいても留守番電話の設定にしておきましょうということです。なるべくしゃべって、おとりみたいにやってくれという方針は変わったのかね。というお話もありましたけれどね。ずっと。なかなか難しいわね。途中までいって、そのまま詐欺にはまってまうということもあるで、ということだと思いますが、市民のお一人お一人が心掛けていただきたいと思います。

 マイナンバーに便乗した劇場型の詐欺事件によりまして、1000万円を超える詐欺の被害に遭ったという相談も、名古屋市消費生活センターに入っております。この劇場型の詐欺事件というのは、どういうことか、ちょっとよう知りませんが。後で聞いてもええですが。

 これらのように、詐欺の手口は多様化しまして、特殊な詐欺事件もございますので、お金が掛かるというような電話があった場合は、詐欺と疑って、最寄りの警察署や名古屋市消費生活センターへご相談をお願いします。「広報課がフリップをお渡しいたします」ということでして、これですか。

 消費者トラブルで困ったときは、1人で悩まずに、全国共通の3桁の電話番号、「188番(いやや)」と。「いやや」というのは、大阪だわな。「いやだぎゃあ」とならんか。数字がないか。「いやだぎゃあ」と。「188番(いやや)」の消費者ホットラインにおかけください。

 全国共通だそうですね。全国共通の3桁の電話番号、「188番」と。110番、119番、188番と、こういうことですか。188番は「いやや」、名古屋ですと「いやだぎゃあ」と覚えてもらわないといかん。「いやや! 泣き寝入り!」と覚えてください。

 「188番」に電話をすると、名古屋市消費生活センターなど、最寄りの消費生活相談の窓口が案内されます。今後とも、市民の皆さまが、安全で安心な消費生活を送っていただけますように、消費者行政に全力で取り組んでまいりますので、よろしくお願いします。ということが、強調されて、読んでくださいというふうに書いてあります。ということです。

 

◎名古屋市博物館 特別展「陸前高田のたからもの」の開催について

 それから、報告は以上ですけれども、名古屋市博物館特別展「陸前高田のたからもの」の開催について、お話をします。パネルを持った職員が入室してまいります。

 陸前高田市では、東日本大震災の津波によって、地域の歴史や文化の記憶を伝える「たからもの」である文化財にも大きな被害が及びました。

 震災直後、陸前高田市博物館には、「博物館資料を持ち去らないでください。高田の自然・歴史・文化を復元する大事な宝です。市教委」という置き手紙が残されていました。書いた人は誰なのか分かりませんが、生きていくことが精いっぱいの中でも、まちの記憶を残そうとした人の思いが伝わるエピソードです。

 被災した文化財は、震災直後から、専門家だけでなく市民の協力により救出され、保存のための処置が施されてきました。本展覧会では、陸前高田市で被災し、脱塩処理などの修復が行われました資料を中心に、文化財修復の現状と課題をご紹介いたします。

 また、修復された資料を通じまして、陸前高田市の自然、歴史、産業、民俗を紹介します。文化財が修復されたからこそ伝えることができる、まちのあゆみを見ていただくことで、文化財再生の意義を考えるとともに、陸前高田市の皆さんの「たからもの」への思いをお伝えいたします。

 別室におきましては、復興への協力など、名古屋市の取り組みをご紹介いたします。「行政まるごと支援」「絆協定」「なごや子ども市会」「宮古市との文化財交流」等、名古屋市が震災直後から陸前高田市で行っている復興支援をはじめ、その他被災地で取り組んでいる活動を紹介いたします。

 開催期間は、2月27日(土曜日)から3月27日(日曜日)までです。ぜひご覧くださいますよう、お願いいたします。なお、2月27日午後1時から開催記念式典を行い、私と、戸羽陸前高田市長さんが出席されます。

 ここで職員からもPRさせていただきます、ということで、どうぞしゃべってちょうだい。

 

(当局:よろしくお願いします。)

 

 学芸員さんというやつか。

 

(当局:はい。そうです。)

 

 若いのに、えらいもんですな。

 

(当局:ありがとうございます。)

 

 いやいや、なかなか。今、何とか学芸員がもうちょっと盛り上がらんかといって、ちょっと考えとるんですわ。ねえ、せっかくだで。

 

(当局:ありがとうございます。展示資料の1つ、このリードオルガンなのですが、国内に3台しか現存していない1つです。修復を経て、見事に音が鳴るようになりました。今回は、展示に併せて、このリードオルガンの演奏会も予定しております。演奏に、市民の皆さまに耳を傾けていただきたいのはもちろんですが、展示を通して、被災地や復興といったことに心を寄せていただける機会になることを願っております。どうぞよろしくお願いいたします。)

 

 もうちょっとあれへんかね。せっかくだで、しゃべっていきゃあ。そう人生、あまりないで。

 

(当局:陸前高田市の修復の取り組みは、私たちのような学芸員だけではなく、地域の住民の皆さんにも協力していただいているというのが特徴の1つです。特に漁で使っている道具などは、とても学芸員の技術だけでは直すことが難しいものなので、地元で長年漁をしてきた漁師さんによって修復されています。)

 

 漁師さんたちで。で、これが、大きなのっぽの古時計と。こういうやつがあるわけだね。

 

(当局:はい。こちらは、地震の時間で止まっている時計です。)

 

 ああ、止まっとるわけか。なるほど。

 

(当局:上にまいりますと、津波によって止まっている時計になります。)

 

 3時半。2時46分。そうか。45分ぐらいあったんだな。

 

(当局:約30分なのですが、場所場所によって、止まっている時間が少しずつ異なってきて、徐々に波が押し寄せてきているという状況が分かるかと思います。)

 

 なるほど。地震でも止まるんだね。

 

(当局:そうですね。地震も、震度6強ぐらい揺れておりますので。陸前高田市は。)

 

 そうすると、やっぱり止まるわけだ。

 

(当局:そうですね。)

 

 なるほど。これはなかなかのあれじゃないですか。現実というか、ファクトですわな。

 

(当局:はい。)

 

 なるほど。これはなかなかのものですね。はい、分かりました。上は何だ、これは。

 

(当局:先ほど市長に読んでいただいた、置き手紙の写真になります。)

 

 置き手紙か。これは市教委と書いてあるで、誰が書いたか分からんということは、亡くなったということですかね。

 

(当局:いえ、亡くなったかどうかというところは分からないのですが、市教委の方ではないことは分かっているので、どなたかがお書きになって。)

 

 市教委の名前で書いたということかね。

 

(当局:はい。)

 

 なるほど。はい、分かりました。

 

(当局:すみません。ありがとうございました。)

 

 どうも、ご苦労さまです。サンキュー・ベリーマッチ。それでは、私からは以上です。

 

質疑応答

◎劇場型の詐欺について

(市長)
 今の劇場型というのは、聞かんでもええかね。この、「マイナンバーに便乗した劇場型の詐欺事件」というの。これは、誰か解説できる人はおらん? せっかくだでね、被害に遭っとる人に。遭われる方がおるか分からんで、ちょっと解説してもらった方が。

 

(当局:劇場型詐欺と申しますのは、まず、特殊詐欺というのは、大体、最初はだましの電話がかかってくることが多いのですが、最初に息子をかたったり、娘をかたったりと。それから、いろいろ役目を変えて、いろんな人間が関わってきまして、あるときには弁護士をかたったり、警察官をかたったりというような劇場型。いろんな役目を使って、高齢者の方をだますというような詐欺です。)

 

(市長)
 1人をだますのに、一発ではいかんもんで、いったん切ってからかね。その場で代わるわけ? いろいろ。

 

(当局:いろいろなパターンがありまして。複数の者が、弁護士をかたったり、警察官をかたったり、会社の者をかたったりと、いろいろなパターンがあります。)

 

(市長)
 市役所の職員はどうかね。

 

(当局:それもあります。)

 

(市長)
 それもある。市役所の職員は、一番信用されるかね。

 

(当局:信用されていると思いますので、だまされる方が多いということで、還付金等詐欺ですね。)

 

(市長)
 うん?

 

(当局:還付金の詐欺というのがありますので。還付金がありますよというふうで、だまされて。)

 

(市長)
 市の、市民税やらいろんな手数料なんかの。

 

(当局:そうです。)

 

(市長)
 なるほどね。ということのようです。はい、ありがとうございました。ちょっとサービスでしたが。こちらから。詳しく書かんと。せっかくだでな。皆さん、書いたときに、市民の皆さんに分かるようにしてもらわないといかん。だで、いろんなところのいろんなプレーヤーがいろいろ出てくるときは、危ないぞということですか。要は。ということのようですね。はい。他にございませんか。

 

◎平成27年国勢調査の名古屋市速報集計について

(記者)
 今日の国勢調査の関係なのですが、名古屋市内は人口が年々増えていっている中で、世帯における人口というのは、どんどん減ってきているというお話で。

 

(市長)
 何の人口。

 

(記者)
 1世帯当たりの。

 

(市長)
 世帯当たり、はあはあ。

 

(記者)
 減ってきているのですが、そこの対策というのは。

 

(市長)
 世帯当たりが減ってきているということは、いわゆる歴史的に見ると、核家族化というやつですか。そういうことなんでしょうかね。と言われても、よう分かりませんが、昔は、よう3世代同居の木造の200年住宅とか、ああいうのを造って補助金を出すとか何とか、政府が言っておりましたけれどね。いっぺん。そういうのは、名古屋はあまり聞いたことがないですけれど。核家族化にね。

 お勤めの方がぎょうさん、ありがたいことですけれど、産業は、何べんも言っておりますけれど、圧倒的ですので。名古屋、愛知、この辺のところは。日本を支えとるわけなもんで、割と若い方が入ってきとるんじゃないかね。統計をやった方は、おれへんか。何となく重苦しい雰囲気で、誰もおりませんけれど。

 

(記者)
 まだ年代別は。

 

(市長)
 年代別は出とらんか。何か、よそ事のような雰囲気ですけれど。すみませんけれども。直感からすると、そんな感じですね。特に自動車産業を中心として、円安がありましたので、すごい、いろいろ、相当なものでしたから。経済力が。だから、ちょっと若手の雇用が増えたんじゃないかと思いますけれどね。

 そればかりじゃなしに、当方としましては、大変分厚い子どもさんを応援する施策によりまして、名古屋に住むとええなということで、ようけの方が、待機児童もあらへんし、おみえになったんでないかというふうに感じまして。

 今日も言っておりましたけれど、僕が市長になったときは226万人だったと思いますけれどね。「2・2・6」と、覚えやすいもんで、よう覚えておったんですが、「2・2・6」が、今、「2・2・9」になっておりまして、230万人を超えるとなかなかなもんで、230万人祭りでもやろうかというぐらいのところで言っておりましたけれど、やるかどうか知りませんけれど。

 テレビ塔の下ぐらいで、いろんな関係者に、先着100名ぐらいには、ちょっとただで出していただいて、みんなで飲んだり食ったりでもすると、面白いと思いますけれど、いずれにしましても、人口が増えるというのは極めてありがたいことですわね。これはありがたいことですよ。赤ちゃんが増える、人口が増えるというのは、なかなか都市の目的として分かりやすい、ありがたい数字じゃないですか。

 名古屋は住みよいと言いますね。結構。京都に行くにも東京に行くにも便利だというだけでは、ちょっと情けないですけれど。それだけではいかんがねといって。名古屋としての面白みをつくらないといかんということが、今後の名古屋の最大の課題に近いものになると思いますけれど。子育て、福祉なんか、ありますけれどね。核家族化の。よう分かりませんけれどね。

 わしもいろんなところをうろうろしておりますけれど、若いお母ちゃんからは、大体、保育園も入れたし、「ありがとうね」とよく言わっせるけれどね。子連れのお母ちゃんなんか。「住みよいところですよ」といって。名古屋はね。と言われますけれど。

 年食った方も、よく言われるけれどね。敬老パスがあるもんで、これはなかなか、ええですわな。

 

◎議員報酬について

(記者)
 日曜日も街頭に立たれましたが、議員報酬の件に関しては、何か対策というか、今後の手だてみたいなものは、何か新たに考えていらっしゃるものはありますか。

 

(市長)
 議員報酬のことについては、私の感覚では、市民の皆さんは怒っとらっせるよという感じが、ひしひしとって古臭い言葉ですけれど、伝わってくるということです。街頭のときもそうだけれど、街頭以外でも、よう電話もかかってきますしね。怒っとらっせるね。

 その理由は、昨日も言っておりましたけれど、1つは、650万円も一気に上げるということで、800万円プラス650万円ですから、1450万円になるわけかね。1450万円に一気に上げるというのは、それはなかなか。なかなかですわね。一気に650万円上げるというのは。

 いったん自分たちが。自分たちという言い方は悪いですけれど、議会が決めたことだで。これは何べんも言っていますけれど、私は提案というか、選挙で約束したりしとったということであって、議決したのは議会ですからね。それも全員一致で決めています。800万円でやりますといって、マスコミの皆さんに公約された方も、たくさんおみえになります。

 それはなかなか、本当に、普通の。昨日も大曽根の居酒屋に行って飲んでおりましたら、「とんでもない」と言っていましたよ。一杯飲んどる人ですけれど。庶民の感覚からすれば、本当に懸け離れておると。恐ろしい数字ですわ。

 それと、これも言う人がいますね。やっぱり、市民意見は聞いて回らないといかんといて。いくら何でも。タウンミーティング、区役所なんかで説明会をやってもええし、議会の皆さん、いろいろご意見があるなら、そこで市民の皆さんにお話しされるということは、私もね、タウンミーティングなり。

 パブリックコメントというのが、コンピューターで出とるだけか知りませんけれど、広く言えばタウンミーティングもそうですし、2万人アンケートでもええだろうし、第三者委員会もそうだろうし、住民投票なんかもありますわね。これは私もお願いしますわ。立っとれんです、わしも。本当に。ものすごく怒られますでね。

 昨日も、三越の角で、だいぶ言っとらした人がおったがね。テレビカメラで映しとったで、映っとるんじゃないですか。もう1回署名運動をやれと言っていましたがね。私が言ったんじゃないですよ。来た人が、テレビカメラの前で、言っていましたわ。

 それから、昨日、ちょうど佐藤ゆうこさんが名古屋駅前で、皆さん、ずっとおる人に、「賛成か反対か手を挙げてください」と言いまして。皆さん、おられたと思いますけれど、30人ぐらい残っとったんですか。30人ぐらい、全員反対だったですよね。1人は賛成で手を挙げたけれど、「いやいや、違う、違う」とか、何か言っていましたけれど。そんな状況だったですね。30人ぐらいみえたと思いますけれど。名古屋駅前の、交番の前のところ。

 だから、やっぱり市民の皆さんの意見は、どうでも聞いてもらいたいですよ。これは、いくら何でも。

 それと、皆さんとの、前の、4月のアンケート結果だわね。選挙に臨む。あそこを、今日、来る前、またずっと見てみましたけれど、自民と民主さんは、報酬審なり第三者委員会を開いて、どう言ったか、決めると書いていなかった、「開いてから」と書いてありますわね。第三者委員会。

 報酬審は、皆さんご承知だと思うけれど、市長が自分で諮問するときに出すやつでして、もし僕が出せというんだったら、800万円の恒久化条例について諮問しますけれど。

 これは過去にも、2回だったですかね。答申いただいておりまして、それはいわゆる審議会の職務を超えると。政治的に判断されるべきことだということでして、恒久化条例も既に、過去、否決されていますのでね。だで、第三者委員会でぜひやっていただいてということだと思います。

 自民党と民主党さんが、ほぼ同じ意見。それから、公明党さんは、一定の期間の間にさまざま検討すると。さまざまな意見を受けると書いてあったかどうか知りませんが、そういう趣旨だと思いますけれど、そういう答えですよね。

 維新の方は、801万円から1200万円までにすべきだというふうに書いてあります。今度の給与は1450万円ですけれど。どうなっちゃうんですかね。ということですね。

 それから、財政的に言いますと、大体5億円ですけれど。議会が言っておられるお金はね。そのことについては、やっぱり、財源をどうするのか。どうするんですかね。また公務員の給料を減らすんですかね。嫌そうな顔をしてござるけれど、みんな。ないし、まさか福祉を削るということはないでしょうね。いくら何でも。ということになってくると思いますね。空から降ってきませんので。この5億円は。

 というふうに、つくづく感じました。街頭でしゃべらせていただいて。やっぱり、給料のことだから、でかいですよ。やっぱり、人間生活の肝ですからね。また、特に、働くお母ちゃんなんかの、要するにパートタイマーが増えて収入が下がったといってやっとるときにね。年収200万円から下がったり、子どもの貧困が広がっとるときに。それに対して名古屋市は、来年度、17億円使って、ものすごい手厚い対策を取っていますけれど。

 そういう時期ですから、少なくとも議会の皆さんは市民の皆さんに対してちゃんと。区役所講堂でもいいじゃないですか。そういうところで説明会を開いて、かくかくしかじかで、もしそれだけ要るというなら要るで、市民の皆さんに説明してもらいたいと思いますね。

 決められますと、予算をどうするかという問題がありますから。5億円。公務員の給料を減らさんとか、そんなことばかり言ってはいかんですけれど。それから、福祉を削るなんていうことは、まさかないと思いますけれど、それはどこか考えてもらわないといかんですよ。

 だけど、私も名古屋市として、本当に、いっぺんちゃんと取り組みたいと思いますけれど、わしも長いことやっていますので、いろんな意味での、議員さんのいろんな経費の掛かり方とか、よう分かっているわけですよ。私は、悪いことに、34のときから、落選を2回しましたけれど、もうはや33年間もやっていますので。

 結局、ようけ掛かるのは、まず香典。葬式の香典。これについて、ぜひ。これはまたいっぺん正規に市民の皆さんにもお願いするけれど、家族の本当の、本当のと言って悪いですけれど、香典ですね。

 法律的にも、本人が行かないといかんということになっていますけれど、そういうのはこれとしまして、誠に申し訳ないけれど、議員をやっていると、いろんな関係がものすごい多いですから。私も、ほとんど持っていきません。香典は。自分が行くときでも。

 皆さんに、「わしよ」といって。知っとるもんで、みんな。800万円、今、793万円ですけれど、「ないもんで、すみません。気持ちだけでお願いしますわ」といって。市民の皆さんにも、そういう気持ちで、香典は持ってこんでもええよということでお願いしたいと。

 それから、いろんなことで、裏で金を出すのはもともと違法ですけれど、市会議員さんだったら特に、地域のいろんな活動に対して、密着ですから、結構大変なんです。その活動が。そうすると、いろんな集会のときに、夜なんかに行くと、お膳を出されるわけ。お膳を。これが、5000円、1万円するわけです。

 ちゃんとそこで食べて、夜まで一緒に食べとるやつならいいですよ。だけど、議員さんは、ずっと回って、酒をついで回ったり話をすることが仕事なもんだで、ほとんど箸をつけるだけのようなことで、5000円、1万円取られるのは、夜、3回もあったりね。そういうのがあるんです。

 だから、そういうことも市民の皆さんに。議員からは。本当に一緒に食べるやつは別ですよ。それは当然別ですけれど、そういう会のゲストで呼ぶようなときは、お膳を出さんでちょうということですわ。その分、余りますからね。

 なしなのに金を払うと、これはもともと違法です。だから、一定の会費ということで出るんですわ。だけど、ほとんど箸もつけない、ビール1杯飲むか飲まんかぐらいで掛かりますので、そういう負担を、市民の皆さんにはぜひ議員さんに掛けないようにしてほしいと。そういってするだけで、どえらい違いますよ。月に数十万円は。

 付き合いが深い、地域密着しとる人ほど、やっぱりそれが多くなるんです。で、なかなか言いにくいんだわ。「出さんでもええよ」と言うのは。その辺は、ちょっと、私としても、長年、三十何年もやってきたもんで、いっぺんまた、いろんな会を通じてか何かで、市民の皆さんに協力をお願いしたいと思いますけれどね。市民並み給与でやっていくときにはね。

 それと、将来的には、これはドイツ型ですけれど、公務員の人が議員になっても、いわゆる公務員を休職にしてくれるということで、そういう意味での兼職ですけれど、辞めんでもええと。兼業ができるようにね。それから、民間の企業でも、立候補するということで、これは強制的にはできんけれどね、首にせんようにしたってちょうだいとかね。そういうような、若干の仕組みを。

 そちらへ向かっていかないといかんですよ。そういうふうに、ずっと。市民と政治をやる人の同質性ですね。パブリックサーバントとして。そっちへ向かっていかないといかんのに、全部、家業化の方にドーンと向かったら、何にもならせんですわね。

 繰り返しますが、素人の議員も失敗を犯します。しかし、プロの人たちも犯すんです。実は、目に見えないけれど。これは、多くは行政との癒着とか、そういう問題ですね。実は、こちらの方がでかい。この失敗は。実は。というようなことは、やっていきたいなと。

 だから、私は、市民と政治をやる人の同質性というようなね。身を切る改革という言い方も、それでもいいですけれど、それより、納税者と、納税者の代表としての議員さんなり市長さんなんかの同質性ですね。そういう社会を早くつくっていって、市民の力をもっと強くすると。日本の社会の中で。

 これが私の夢といいますか、67歳ですので、だんだん八事が近づいてまいりましたので、そういう世の中をつくる努力で、何らかでもご奉仕できたらええなと思っとるのが、私の、今のところ、人生で。毎日、やけくそで、酒を飲みながら、「とにかく、いかんな」といってやっております。

 

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