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平成28年2月1日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2016年2月26日

ページID:77838

報告事項

  • スクールランチにおける陸前高田産米「たかたのゆめ」の使用について

会見動画

報告内容

◎スクールランチにおける陸前高田産米「たかたのゆめ」の使用について

  はい。それでは、2月1日(月曜日)の会見を始めたいと思います。

 

 まず、本日は、スクールランチにおける陸前高田産米「たかたのゆめ」の使用についてご報告をいたします。

 

 陸前高田市教育委員会との絆協定や陸前高田市との友好都市の協定によりまして、名古屋市と陸前高田市では、文化や観光産業など様々な分野や中学生同士の交流を行っております。

 

 これらの交流の一環としまして、平成28年3月11日(金曜日)に中学校スクールランチの食材に陸前高田産米「たかたのゆめ」を使用いたします。

 

 当日は、中学校1、2年生のみの対象で、喫食数は約2万食の予定です。スクールランチは2種類の献立ですので、生徒はどちらかを選択することになりますが、約1万食は食べていただけることだと思います。

 

  まず、これ(たかたのゆめ)を受け取って、食ってちょうということで。

 

 これは白米じゃないだろうな、普通の。

 

(当局:白米です。)

 

 ちゃんと白米で、調理してあるというか。

 

(当局:はい。)

 

 何でやってあるの? 電子レンジかね。

 

(当局:炊飯器で。)

 

 炊飯器って、あるのかね、中に。

 

(当局:私が家から持ってきました。)

 

 あんたのか。それはそれは。ありがとうございます。ありがたいことだ。じゃあ、いただきます。

 

 おっ。どえらいうみゃあと。なかなかいいんじゃないですか。ねえ。割と粘り気のある米だな。

 

(当局:はい。)

 

 ということで。まあ、これを1つ。冷めてからも割とよく食えるというのが特色だということを言っていましたね。

 

(当局:はい。)

 

 えらい緊張しとるね、あんた。まあ、どえらいうみゃあ、ちょっと粘り気のある米ですね。私は結構、昔人間だで、餅や何かが好きですから。なかなかうみゃあので、市民の皆さんにも、ぜひ。今までは「あいちのかおり」だったと思いますけれどね。全部じゃないか。

 

(当局:小学校、中学校は、「あいちのかおり」を給食で提供しています。)

 

 そうでしょう。あそこの、何ですか、港区の南陽町で取れた米ですけれども、今度はこの陸前高田の「たかたのゆめ」ということですが、「どえらいうみゃあ」という、この言葉もはやらせないといかんよ。

 

 名古屋のテレビで「おいしい」とか言ってはいけませんといって、みんなでやってもらわないといかん。ちゃんと名古屋のテレビで飯を食うのをやるときは、まあ、新聞もそうですけれど、「どえらいうみゃあ」と。

 

 これは名古屋めしで言うんだったら、この言葉も広げないといかんです。これは大変重要なことですので。ええ。ということですが、どえらいうみゃあ米でして。

 

 震災後に陸前高田市で栽培が始まりました。ああ、震災後に始まったわけなんだ、これは。ねえ。

 

(当局:はい。)

 

 「たかたのゆめ」を通じて、陸前高田市とは、「食」という部分でも、市民レベルの交流が広がっていくことを期待しておりますということで、職員から宣伝をしていただきたいと思います。どうぞ。

 

(当局:はい。)

 

 真ん中に来いや。

 

(当局:いいです。)

 

 いやいやいや。別に遠慮せんと。

 

(当局:ああ、そうですか。)

 

 まあ、わしがこれを持っとるから。

 

(当局:はい、すみません。失礼いたします。

 

よろしくお願いいたします。

 

 今回、「たかたのゆめ」を中学校のスクールランチのほうで提供することになりました。生徒さんには、私個人からなのですが、3つの感動を味わってもらいたいというふうに思っています。

 

 1つ目は、市長が申したとおり、「味」。これは本当に素晴らしいお米ですので、この味をまず味わってもらいたいと。

 

 2つ目なのですが、まだ中学生には難しいかなとは思っているのですが、この「たかたのゆめ」は、品種改良によって優れたお米を掛け合わせて、長い年月をかけて生まれてきた、そういったお米であるということ。

 

 3つ目は、この「たかたのゆめ」が生まれてきたストーリーというところなのですが、もともとは、ある民間の業者さんが長い年月をかけて開発したお米だったのですが、その会社の経営方針によって、「たかたのゆめ」自体がお蔵入りで倉庫に眠っていた、ただ種もみだけがあったというような状態だったのが、この震災を経て、「たかたのゆめ」ということで、陸前高田市の復興のシンボルということで、今回新たに、3年ぐらい前から徐々にできてきた、作付けされて取れてきたお米になります。

 

 まだまだ認知度というのは非常に小さいかなというふうには思うのですが、中学生の食べた方には、まずは味を味わっていただいて、将来、こういった品種改良という技術とか、「たかたのゆめ」が生まれてきたストーリーというものの感動を味わっていただければというふうに考えております。以上になります。)

 

 はい。なかなか、寝ずに考えてきた、なあ。ご立派なコメントでして。あんたは先生ですか。違うのか。

 

(当局:私は、衛生の技師になります。)

 

 そうですか。それはなかなか、理科系の雰囲気を漂わせた、結構真面目な方でして。その方がご推薦になる、この「たかたのゆめ」ですかね。

 

(当局:はい。)

 

 ぜひみんなに食っていただきたいということです。そっちはええかね。

 

(当局:結構です。)

 

 結構ですって、そう固い返事をしてもらわんでも。せっかくだで、しゃべっていったらどうだ。そう、なかなかないで。どう? いっぺんしゃべりゃあ。何ぞ。

 

(当局:この「たかたのゆめ」を中学校の給食で提供する同じ日に、市役所の職員食堂においても、「たかたのゆめ」を提供いたしますので、ぜひ皆さんもご賞味いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。)

 

 あんたら、食わんでもええか。

 

(当局:家で食べております。)

 

 家で食べとるということです。じゃあ、ありがとう。サンキュー・ベリー・マッチと。ありがとうございました。

 

 ということでして、私からは以上です。

 

質疑応答

◎市立中学校男子生徒の自死に対する市長の考えと、いじめ対策の進捗状況について

(記者)

 市立中学校の男子生徒の自死から3カ月がたったということで節目に当たるのですが、今の市長の考え、それから施策の進捗状況を教えていただけますでしょうか。

 

(市長)

 まあ、本当に子どもさんが亡くなるというのは大変悲しいことで。いろんな、市には施策がありますけれど、もう最高優先順位であることは間違いないですね。

 

 特にわしも若作りにしておりますけれど、67歳になりまして、だんだん八事が近付いてまいりますが。そうなりますと、やっぱり子どもさんたちに「まあ、立派になってちょうよ」と。「あんたらの時代が来るぞ」ということが、人生、一番大きいんでありまして。

 

 本当に、この間というか、その前もそうですけれど、もっと何かしてやることはできなんだかなと。子どもさんにね。「アイム・ソーリー」と、「申し訳なかった、ごめんね」という気持ちを欠かしたことはありません。

 

 そういう中で。この間の、アメリカのロサンゼルスから来ました、いわゆるスクールカウンセラーですね、向こうの。僕が帰りの会のときで、栄で一杯飲んだときに、僕に「河村さん、ミスター・メイヤー」と、「とにかく、やっぱり数を増やさないといかんですよ」と。対処するね。テイクケアする学校がというか、カウンセラーといいますか、数を増やさないといかんよということを言ってくれたということは、非常に印象深い。

 

 それから、シドニーでもそうでしたね。シドニーに行ったときの、向こうのスクールカウンセラーもそのようなことを言っとって。やっぱり数を増やすと。生徒600人に1人にするんだというようなことを言っとって。それは私がアメリカのスクールカウンセラーについて読んだときに、理想は200~300人に1人の生徒ね。だけれど、現実的には600人に1人ということが書いてありました。

 

 ああ、ぴったり同じ数字だなと思って。名古屋でいいますと、1学年200人ですから。中学校だけとしてね。3学年で6万人と。で、600人に1人だと100人ですね。中学校が110校ありますから、ほぼ1校に1人ということに、現実的になります。

 

 専業のですよ。非常勤と間違えるといけません。非常勤じゃなくて専業の方がということで。これをとにかく早く実現していかないといかんということで、このたび。一応予算前に、言っていいのかな。予算の細かいことはあれとしましても、私も予算編成義務がありますので、この間、自分で中学校へ行ってまいりまして、それでいろいろ見てまいりました。

 

 その中で、やっぱり1校1人の体制というのは、大変に現場の先生たちも、もしできれば本当にありがたいことだと。ぜひお願いしたいという状況でしたので、このたびね。

 

 本当は1校に1人ずつ、本当の専門のスクールアドバイザー、スクールカウンセラー、それからスクールソーシャルワーカー、主に家庭まで行く人たちがおるといいんですけれど、なかなかこれは、まだ日本で初めてのことだから、実際に非常に、供給といいますか、難しいことがあって。

 

 まあ、いろいろ相談しまして、養護教諭の方ね、まず。保健室におみえになりますけれど。その中学校でも、養護教諭の方も既に活躍されておりましたし。それから、コーディネーターという格好で。学校の中でそういうプロに頼むというところで、ちょこっとハードルがあるんですわ。やっぱりどうしても学校の先生に。

 

 じゃあ、それを相談できる、これは学校側の人間ですけれど、学校側の先生で。それから、トレーニングが要ります。養護教諭の方のトレーニングが要ります。これもやっていこうということとか。

 

 それから、発達障害のあるお子さんなんかも、もっときめ細かく、小中学校全域にわたって、全校にわたって、やっぱり、おっていただくことが大変重要じゃないかということで。非常に手厚い体制を来年度から敷くということで、予算編成もさせていただいたということです。

 

 これで大体、1校1人。中学校ね。だから110人を、実際は超えると思いますけれど。の体制ができますので。

 

 ただ、今言いましたように、養護教諭の皆さんとか、コーディネーターですか。この辺はやっぱり研修をやりながら進んでいくということになりますので。まあ、4月からパーンとなるわけじゃないけれど、だんだんということになると思いますけれど。

 

 子どもさんの悲鳴、それから、それにまつわる、働くお母ちゃんのうちですね。そういう人たちには大変手厚い、日本で最高の、子どもさんへの応援という格好になるのではないかというと、必ずなると思います。という体制でおるということです。ええかね。こんなもんで。

 

(記者)

 はい。続いて2つ目……。

 

(市長)

 それから、もう1個言わないかなんだけれど、これは今、調査中で。もう1個、どえらい重要な違いといいますか、オルヴェウス方式というやつです。オールウェイズと間違えるんですけれど、オルヴェウス方式というのがありまして。欧米では相当普遍的になりつつあるようですけれど、やっぱり子ども同士で。

 

 英語で4つありましたけれど。英語で言うとええんですけれど、一番初めは何だったかな。まあ、「私たちは、いじめをしません」とか。これはでも、そういう宣言をしたところはあるんですけれどね。

 

 それから、いじめ、Bullyingに遭っとる人をヘルプしますと。それから、3番目が、We will includeですわ。私たちは、いじめに遭っとる人たちを孤立化させないと。includeして、みんなと一緒にやっていくんだと。

 

 それから、もう1つは、もしそういう情報が入ったら、必ずそれに対して有効な力を、応援していただける大人に相談することができるようにするというような、そういう仕組みを欧米全部かどうか知りませんけれど、結構、持っておりまして。

 

 今回でも、中学校でも分かっておりましたように、子どもさんには、しゃべるんだよね。やっぱり自分らの仲間には。苦しいということを。で、大人にはしゃべらないということが今回、はっきり分かりましたね。数字で。

 

 ですから、子どもさん同士でまず、これも自分らの責任だぞということで。これは教育、Educationというか、社会づくりと、ほとんど、よう似ていますけれど。

 

 この間も言いましたけれど、私は浄土宗でキリスト教徒ではありませんけれど、まあ、キリスト教にある「汝の隣人を愛せよ」というやつですね。そういう仕組みをずっと、中にきちんと取り入れていくというのを。その勉強と仕組みづくりの第一歩が始まっとると。そういうことですね。

 

(記者)

 スクールカウンセラーの具体的な増員は、何人ぐらいの予定でいらっしゃるのでしょうか。

 

(市長)

 スクールカウンセラー自身は、まあ、途中でも、中途採用も含めまして、理想は100人です。だけれど、なかなかそこまでいかないから。当初11人ぐらいだったかな。だったと思いますけれど、そこから進めていくということですね。スクールカウンセラーは。

 

 あと、支援員さんは、全校配置になりますと、小学校が262、中学校が111ですから、373ですか。ということになってきまして。

 

 国が「チーム学校」ということで。まあ、あれは自分で言うのも何ですけれど、名古屋がフロントランナーであって、そこを勉強させていただいていることも言っておられますので。そこはきっちりチームワークを組んでですね。

 

 これで全て解決するわけではないですよ、物事というのは。しかし、本当に言われないもんね、テレビや何かで見とっても。申し訳ないけれど、テレビ局に。いろんなコメンテーターが出てきて、いろいろやっていますわね。この間うちも、またありましたから、出てきましたけれど。

 

 やっぱりそれは専門職の、教員でない教員といいますか、方が必要なんだと。だから、今のように、学校の先生に全部任せる体制では、それだけじゃ十分じゃないと。やっぱり大変難しいんだよね。子どもさんが、いじめならいじめで苦しんでいるかとか、そういうことを見分けて、家庭にもフォローしていくというのは。

 

 本当に不思議ですね。日本中で、テレビで誰もしゃべらないと。本当に不思議ですわ。私、ロサンゼルスに行くまで知らなんだもの、だから。それを名古屋で進めていくということです。

 

 国の「チーム学校」とも協力しながら。「チーム学校」の中には、コーディネーターという発想は、考え方はないのではないかということで、そこでは相当、国よりも進んだ格好になると思いますけれど。

 

 それから、もう1つ言えば、名市大ですね。名古屋市立大学で、こういう専門職たるスクールカウンセラーの養成のコース開設準備も、来年度からスタートします。

 

(当局:予算がいただけるということであれば、来年から準備が始まります。)

 

(市長)

 まあ、議会がありますので、ああいう表現になっていますけれど。一応、こちら側は予算を準備しとるということです。これも初めてじゃないかな。

 

(記者)

 今、市長から、学校の先生に全てを任せられない、大変だというお話がありましたが、学校の先生はそもそも、雑務が多すぎて忙しすぎるのではないかというような声が結構、今回の件を通して出てきているのですが、そういう面もくみ取ってということですか。

 

(市長)

 まあ、よく言われますわね。レポートが多すぎるとか。そちらのほうは、ちょっとね。学校でまた考えてもらわないといかんけれど。この子どもさんを面倒見るということについては、やっぱり専門職がいるということは非常に大きな力になると思いますよ。

 

 僕の知っとる学校の先生でも、「大変助かる」と。現にそこの中学校でも言っていますしね。

 

(記者)

 学校の先生は授業を教えるだけではなくて、コミュニケーションの取り方とか生活の送り方まで教えなくてはならないのかということです。

 

(市長)

 まあ、そこのところは難しい議論でしょうね。何かそういうこともやらないといかんような風潮があると。給料もちょっと高いですから。というふうな認識が日本の中にあったということは事実でしょう。

 

 だけれど、それがなくなるわけじゃないんだ。分業、分業といっていますから、全部なくなるわけじゃないけれど。まあ、一緒にやるんですけれどね。やっぱり専門職の人がいると。

 

 病院でも同じですよ。日本は家庭医とか総合医というのはないですけれど。総合医もあるけれど、やっぱり専門の病気の担当の人たちがいますから、ちゃんと。そういう人たちがおって、やるんだということは必要だと思いますね。

 

 それから、学校の先生でよく典型的にあり得るのは、今の一番大きい問題がよく出てくるのは、やっぱりみんな、おとっつぁんと結婚して、別れて。で、お母ちゃんたちが夜9時まで働くわけですよ。みんな、パートを掛け持ちしたりして。年収200万円かそこらで。だから、そういうところの貧富の格差がものすごい開いておりまして。

 

 そういうお宅の場合は、夜行かんと、しゃべれんじゃないですか。家庭に行くといったって。学校の先生が。だから、僕は全員5時に帰っていくとは思いませんけれど、こうなると当然、お母ちゃんに合わせないといかんでね。言っておきますけれど。お客さんに。

 

 昼間出てこいと言ったらいかんですよ、それは。やっぱりお客さんですから。お客さんに合わせるということになると、夜9時以降に自宅へ行かないといかんわけですよ。お母ちゃん、シングルマザーというか、一人親のお母ちゃんと話しする場合は。

 

 そうなると、もうその時点で学校の先生に全てやれというのは無理じゃない? もうその時点で。だで、今度は、特にそういう部分は、SSWといいますけれど、スクールソーシャルワーカーの人たちに担っていただいて。専門職は。まあ、学校だけじゃなくて家庭も含めた状況で子どもを応援していくというのが、ええと思いますよ、私。

 

 現に今の段階でも、その中学校で話がありましたけれど、「それで助かったという例はあります」といって。スクールソーシャルワーカーの力で。言っていましたよ。で、「今、成績がええ子になってね」といって、言っていました。

 

(記者)

 予算規模としては、全体でいくらくらい。増員が必要な。

 

(市長)

 僕がどこかで、いろんなところでしゃべっとったんですけれど、全体で10億円要ると言っていましたわね。初めはね。その分を、公務員の人件費が10億円ある何だと言っていたでしょう? これは別に言っておりましたから、隠してはいかんのでね。

 

 まあ、それよりはちょっと少ないところで。要するに、全部常勤だった場合が100人で、1,000万円で、10億円ですから。そこまでは行けないところで、今、いろいろ調整をしとるということで。

 

 ちょっと細かいというか、金額については、別に僕はええんですけれど、予算前だで、あんまりしゃべってはいかんと言っておりますので。それより市民の皆さんに知っていただく方が、わしは重要だと思うんだけれど。

 

 まあ、そんなところですね。そこまで行かなくても大丈夫な金額で、大体できるだろうと。

 

(記者)

 でも、その金額はまだ・・・。

 

(市長)

 この間、言ったんじゃない? 確か、僕。公務員の給料を人勧で上げるというのは。

 

(記者)

 4億円ぐらい。

 

(市長)

 ええ。まあ、同じ人勧で、10億円、公務員の給料を上げるのはいかんと言っていましたけれど、そのうちの。

 

 そこで言いましたからね。4億円なら4億円は、来年度のボーナスで。その分、自分たちが辛抱してでても、子どものために充ててくれという申し出があったので、それは大変立派なことだということで、人勧はそれで認めさせていただいたということですから、まあ、大体そんなもんの金額になると思います。もうちょっと増えるかも分かりませんけれど。

 

◎議員定数及び議員報酬について

(記者)

 議会の方で今、議員定数を減らして報酬を上げるという議論が進みつつありまして。年度末の議会がありますので、こうした動きについて、どのように思われますでしょうか。

 

(市長)

 議員定数ついては、まず、もっと少なくてええんじゃないかということは、かねがね思っていますけれど。

 

 ロサンゼルスは人口1.5倍で、名古屋75人、ロサンゼルス15人ですから。ロサンゼルスの議員が来たときに、25人でどうだと言ったらしいけれど、向こうの場合は、カウンティというのが1つありますので、ちょっとまたもう一重あるんですけれどね。ということはありますけれど。まあ、減らしていくのがええと思いますよ。

 

 報酬については、これは私、ずっともう言ってまいりまして、一丁目一番地を超えた問題でして。市民並み給与でやるというのは、僕は国政の仕事だと思うんですけれど、本当は。日本中、全体に。というふうなことを言っておりまして。

 

 日本も実は、戦前はそうだったんです。地方議員は名誉職。戦前は。国会議員も次長級というか、そんなものだったんですけれど。まあ、戦後、大変な敗戦の苦労の中で、マッカーサー司令部も一緒になって、国会法35条、36条で、わざわざ食える仕組みにしたと。それが地方にも広がっていったということですけれど。

 

 まあ、市民並み給与に戻すべきだという考えは私の根源的な思想でして、それを変更することはありません。私は。

 

 この間も言っていましたけれど、大石内蔵助に討ち入りをやめろと言うのと同じです、それは。私に。私からいろんなことを、給料を上げろという話はあり得ないということです。

 

(記者)

 昔は討ち入りをしていたではないですか。

 

(市長)

 ん?

 

(記者)

 言葉を返すと。それをキーワードに取って、市民と署名を集めて、800という数字を押し通して。今回に関しては、そういう動きもないし、議会に対しての投げ掛けもないように思えるのですが、議会に対してはどのように接触していくのですか。

 

(市長)

 だから、一応議員を出しておりますし。当方のね。まあ、そこと相談はすることになると思いますけれど。

 

 中区の補欠選挙で直近の民意だということになると、まあ、ここで一応、出ていますわね。私どもの候補者については、800万円を貫くという表現だったかな。だで、800万円を貫きますと。私のところでないところは、人によって違いますけれども、またいろいろ相談をして決めるという言い方でしたから。

 

 そこで一定の民意は出ておりますので、まあ、そういうことを主張していくと思いますけれど。それが本当は日本中に広がらないといかんのだわ。問題は。だけれど、ともすれば、あんまりジャーナリズムに文句を言っとってもしようがないですけれど、逆の論調を言う方を結構大事にするという傾向がありますね。

 

 議員さんは重要な仕事であって、生活の心配をするようなことはおかしいんだと。だで、十分、税金で身分保障すべきだという方がおみえになって。大変困ったものですよ、これは。そんなことを言っとるのは、世界中で日本だけじゃないですか。そんなもの。日本も戦前は違っとったの。

 

 だで、素人の議員さんも失敗は犯すけれど、玄人の人たちの失敗もあるということで、どちらが大きいかの問題ですよね。民主主義という考え方から言えば、やっぱり新しい人が出てきて、しがらみのない人が出てきて、それなりの主張をしていくのが、これが民主主義の考え方じゃないですか。それはそれで苦労してきたのが、河村さんのこの6年間でありましたと。

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