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平成27年8月17日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2015年9月2日

ページID:72816

報告事項

  • 第30回名古屋市近隣市町村長懇談会の開催について

会見動画

報告内容

◎第30回名古屋市近隣市町村長懇談会の開催について

それでは、おはようございます。8月17日(月曜日)の会見を始めたいと思います。

 

 今日は、8月20日(木曜日)に開催いたします「第30回名古屋市近隣市町村長懇談会」と。「第30回名古屋市近隣市町村長懇談会」について、ご報告します。

 

 昭和61年度から毎年1回開催してまいりました当懇談会は、今年度で30回目を迎えます。かねてから申し上げておりましたが、私としては、この圏域における市町村連携を進めていくことが非常に重要であると考えており、この圏域全体の盛り上げにつなげるべく、近隣の首長さん方にも、私自身、積極的にお声掛けをしてきたところです。

 

 というふうに書いてありますが、尾張名古屋に限りませんけれど、三河も含めましてですがね。何べんも言っておりますけれど、戦争で大変傷ついたこの地域が、今や日本一の。大抵、地域とすると、世界一じゃないですかね。いっぺん調べないといかんと言っておるんですけれど、これだけの外貨を稼ぐ地域というのは、そうはないと思いますけれど。

 

 具体的に言うと、名古屋港で、貿易黒字が毎年6兆円と。今年はエネルギーの輸入の方が若干値段が下がっとるようですので、この間、新聞を見ておりましたら、貿易黒字がだいぶ拡大しておると書いてありまして、下手すると7兆円と。

 

 毎年、6兆円、7兆円と一言で言いますけれど、どえらけない数字ですからね。これは、本当に。あまりあれですけれど、わしも金がないもんだで、いつも2000円ぐらいのところで飲んどりますけれど、2000円で飲むと大体30億回飲めると。6兆円。1年に大体300日飲むとしますと、1000万年飲めると。

 

 1000万年というと、類人猿が出る前ですので、人類の影も形もないところまでさかのぼるということで、どえらい。本当に、すごいですよ、これは。半分自動車ですけれどね。これもありがたいことで。

 

 そういう地域の皆さんが、ひとつみんなで集まって、産業面も大変重要だけれど、アムステルダムなんかに行って、この間も言いましたけれど、やっぱり文化的力ということからすると、残念ながら、非常にアンバランスですわね。これだけの地域で、東京の歌舞伎座はあれだけはやるのに、御園座がこれだけ苦しまないといかんと。象徴で出とるじゃないですか。

 

 森進一のコンサートに行こうと思ったって、やっとらせんと。こっちでは。向こうに行けば、森進一ばかりでないけれど、八代亜紀とかいろいろやっとるということでして、クラシックもそうですわな。ということで、私は、ぜひいろんなもので、交通インフラなんかも含めてね。

 

 外貨を稼いどる場合は、三面等価の原則であるんですけれど、経常収支黒字イコール財政赤字ということで、外国から稼いだ金というのは、直接内国の企業で従業員に払われた金になりませんので、なかなかその分、国内で消費できんのですわ。経常収支黒字というのは。

 

 そういう場合は、財政赤字ということで、財政がその分、使って、主にいろんなインフラですね。交通インフラばかりじゃないけれども、そういうずっと将来のために蓄積していくというのが、経済学の一番当たり前の原則のところなので、惜しいわね、本当に。

 

 名古屋高速だけで、毎年400億円も借金返しをしとるらしいですよ。400億円。そのうち半分の200億円が国と県と市ですけれど。これはこれで使うでええんですけれど、あと200億円のうち、一番ようけお返ししとるところが、何々々銀行ということで、今、英語の名前になっとるところですけれど。

 

 この間も、これは利息の他ですから、利息は利息で返しとって、その他に元本ですから、「元本を返されると困るでしょう」と言ったら、「実はそういうことですわ」と言って。元本を返されると、よそへどこか貸さないといかんけれど、名古屋市の高速道路公社以上にええ貸し先って、そうありませんので。

 

 そうすると結局、国債を買って、国へ行ってしまうと。今、国債も買えないと。下手しますと。そうすると、アメリカへ行ってしまうということなので、ぜひ、この。そういうようなことを言っておるんですけれど、相変わらずマスコミの皆さんを中心として、「借金だ、借金だ」と言って。「地方債は借金だ、借金だ」と言ってやっていますので。

 

 借金だといって、その分、金を使わなかったらどこへ行くのという質問について、答えたマスコミは1個もありませんけれど、みんな東京かアメリカへ行くんですわ。その分は。そういう話もしとるんですけれど、大変むなしく響くということでして、せっかくの、この。

 

 ちょうど名古屋市近隣市町村長懇談会というと、近隣というのは、豊橋なんかは入っとらんはずですわね。確か。豊田さんまで、入ってもらって、尾張というわけではありませんが、もうちょっと三河にも広がっておりますけれど、それほどまでに体力のあるというかね、ところだということを、またここで力みまして。

 

 いっぺん本当は、このままこの辺が独立すると、同じ税金で、大体3倍の公共サービスができますから。3倍ですね。同じ税金で。実は。せっかくテレビだで、言っておかないといかん。

 

 その代わり、自衛隊をどうするかとか、もう1つは在外公館をどうするかとかいうことをやらないといかんけれど、それはそれで考え方があるじゃないですか。そこでグッといっぺん盛り上げた方が、かえって、森林が多い地域はどうしても担税力が低いですから、そこを引っ張ることもできるというのが、地域主権の考え方なんだけれどね。

 

 そういう意味では、私は、大変に残念だと。これだけの外貨を稼ぐところがですね。特に文化だな。文化。文化、エンターテインメント、楽しみとかね。子どもさんの、いろんな、待機児童をゼロにするとか、減税なんかもやっておりますけれど、もっともっとおもしれえ、世界的な都市というか、名古屋だけで言っとったってしようがないけれど、地域になることは十分可能だと思いますよ。

 

 そのためには、全体的にちょっと雰囲気を変えないといかん。皆さんを含め。この地域でちゃんと投資しましょうと。この地域でね。そういうふうにしないといかんと思っております。

 

 ということで、当懇談会は、名古屋市との関わりの深い近隣市町村の首長さんが一堂に会し、積極的な相互協力、連携活動などについて、意見交換を行う場となっております。

 

 これまでは、名古屋市内で開催してまいりましたけれども、このたび、豊田市さんにご協力をいただきまして、第30回という節目の開催を、豊田市足助地区で実施させていただく運びとなりました。当懇談会を他の自治体で開催するのは、初めてということです。

 

 足助地区は、有名な、昔の歴史的建造物が大変多いところでしてね。僕らの世代だと、がきんちょの時分に、死んだおやじやおふくろと、香嵐渓ですわね。あそこへ行きましたわね。懐かしい思い出がありますわ。

 

 今回は、テーマを「圏域の未来に向けた交流の促進」としており、懇談会の参加自治体である39市町村の若手・中堅職員で立ち上げたワーキンググループが、「39の自治体連携で導く20年後のストーリー」と題し、これまでの成果報告として、この圏域の将来像と、その将来像に向けた取り組みのアイデアを、首長さん方に直接プレゼンテーションいたします。

 

 ということで、この、書いてある、自画自賛によりますと、若手・中堅職員からの首長へのプレゼンテーションがこれだけの規模で行われるということは、日本では他に例がないのではないかと思っております。というふうに書いてありまして、どうも例がないようですので、大変結構なことだと思います。

 

 また、豊田市長より、豊田市における地域資源の活用に関する取り組みについてご紹介いただき、意見交換を行います。この圏域の首長が一堂に会する絶好の機会ですので、若いアイデアをヒントにしながら、圏域の未来について率直な意見を交わしたいと考えております。

 

 ということですけれど、私といたしましては、ぜひこの、何人だ、30人? 39市町村の皆さんが、上司、それから財政に気兼ねなく、本当に自分の思っとるところを言っていただけるようになっとるかと。問題は。そんなことを言ったらいかんぞと、お前さんの出世に差し支えるぞというふうになっとらせんかということを、当然、恐れるわけでして。

 

 これがもし報道されとるなら、ぜひワーキンググループの皆さんも、まだ若い人と書いてありますので、今言った財政の問題のところから本当はスタートしないといかんですね。違うんだと。この地域の、市債ならびに県債、そういう公債ですわね。については、要するに、お金が余って。貧富の差が激しいですよ。銀行で余って。

 

 この間、言っとったがね。大体、預貸率が6割しかないといって。あれは銀行協会の人か。銀行協会の方が、あそこの、名古屋市高速で、「余っとるんでしょう」と言ったら、「そうです」と。6割しかないということは、6割しか借りる人がいないということです。貯金の。

 

 だから、その4割については、東京やアメリカへ流れるんでなしに、この地域に。その代わり、無駄遣いでないようにしないと、いかんですよ。投資して、将来のために生かそうというふうにならないといかん。

 

 まるっきり逆だで、いかんわね。投資する方が将来のための財産になるんであってですね、投資すると将来の借金になるといって、むちゃくちゃ言っとるでいかんですわ。もう、とにかく。

 

 いや、そんなことを言ったって、利息を返さないといかんと。お金には利息が付くのでありまして、国外で、自分たちのお金を、要するに公債という形で使う場合、その利息は国民の皆さんに返すんだから国民所得になるんです。これは。

 

 ギリシャがお返しするお金はドイツに行くんです。この辺で使うお金は、ここら辺の人のところへ、銀行が1つ入っとるで分かりにくいけれども、行きますので、ちゃんとその分、国民所得として返ってきますから。

 

 この当たり前のことを何べんも力まないといかんということが、情けないですけれどね。そういうことですので。

 

 私もぜひ、この若手・中堅職員からの首長へのプレゼンテーションは日本初ではないかということですので、大変期待しておりますので。言っておかないといかんで。ちゃんと。上司に気兼ねせずに言わないといかんといって。同じような発言ばかりしとると、情けないぞといって。ということです。

 

 会社がつぶれると思ってやらないといかんわね。民間との違いは。民間だったら、どえらい重要ですわ。どういう商品を開発しましょうかということですわね。これは、結局。やらないと会社がつぶれるというところが全然違うと。役所はつぶれえせんということです。

 

 ついでにもう1つ言っておきますと、名古屋市の予算で2兆2000億円ぐらいありますけれど、重複部分が7000億円ぐらいありますから、実際は、一般会計の1兆円ぐらいだということですけれど。

 

 重複部分を引くか、引かんか、ややこしい議論だけれど、2兆2000億円だとしますと、それは義務的経費が多いのでどうのこうのと言いますけれど、それにしたって使える金なんですよ。これは、やっぱり。

 

 だから、どえらいことですよ。今の、この行政の持っとる力。力といいますか、経済的な意味というのは。今の世の中。

 

 だで、この名古屋近郊ですか。ここのところが本当に将来のために、生きる、生産力を持ったね。稼げる地域というのが、またこれを言うと変なのか分かりませんけれど、そうなると、福祉も当然、どえらい充実してくるわけなんで、なり得る大変なチャンスがあるんです。実は。

 

 行政部門もちゃんと競争させてというのは、大変重要なことだということが言いたいということですが、何べん言ってもむなしく響くということです。

 

 ということで、以上です。

 

質疑応答

◎「名古屋でら得!プレミアム商品券」の販売について

(記者)

 プレミアム商品券の件で、いろいろ、今、不適切な販売が明らかになってきておりますが、この件をお聞きになって、市長の今のお考えといいますか、スタンスというのを教えていただけませんか。

 

(市長)

 わしは、だいぶ昔から、こういうことをやると、必ずと言っちゃいかんですけれども、要するに1万円が1万2000円になるわけですわ。端的に言えばね。で、こんなことを言ってもいけませんけれど、本当に商売ってもうからんのですよ、今。公務員の皆さんは、分かっとるか分かっとらんか、さっぱり分からんけれど、本当にもうかりません。特に商店の方は。大変ですわ。

 

 そういう中で、目の前で、例えば5万円あれば、6万円になるわけでしょう。そうなったときに、人間というのは、いろいろ考えるわけです。だで、わしは、大変危ないわなというふうに、前から言ってきましたけれど、案の定、そういうことになってきたわけでしょう。

 

 2つ、問題がありますわね。暑いのに立たせとったという問題は、今日確認しましたら、区役所は全部整理券を持っとったように。さすがに。それはそれで、わしも、ある意味では安心しましたけれど。そのくらいは気が付かないといかんわなと思っとったもんで。

 

 今日聞きましたら、区役所は全部整理券を持っとったということと、何か、これ、全部、会社の名前を言いませんけれど、某会社に委託して、その人たちがやっとったんだね。運営を。販売総額から言うと数%ですけれど。

 

 ということですけれど、これはびっくりこきましたけれど。それは億を超えていますので。委託料は。委託料といって、事務費だけでも。びっくりこきましたけれど。「ほうかね」と言って。「ええっ」と言って。

 

 だで、その暑い中でお待ちいただいた方には、大変申し訳なかったこともあったかもしれませんけれど、これはおわびしておかないといかんと思いますけれど。それから、事故があった部分もちょっとあるようでして、ちょっとそこら辺は因果関係がよく分かりませんけれども、申し訳なかった部分もありますので、おわびしておきます。

 

 それからもう1個の方ですわ。問題は、錬金術の方ですわ。今日もありましたので、二百六十何店だった、確か。区役所16を除いて、250か。

 

(当局:269カ所で、区役所。)

 

(市長)

 区役所があるで。

 

(当局:253カ所。)

 

(市長)

 253カ所。253カ所で販売しておりますので、ここについては、ちゃんと、どこに販売されたか。それと、本当は買われた方に、ヒアリングもちゃんとするようにと。そういうふうに言っておきましたけれど、やるということになっておりますので、やります。あまり疑いたくはないけれど、物事はね。

 

 これはこれですけれど、名古屋がやっとる減税がいかに素晴らしいか、分かるでしょう。誰も褒めてくれへんけれど。マスコミが褒めてもらったって、俺、聞いたことがないがね。毎年110億円です。うち法人が32億円ありますけれどね。事務費ゼロ、不正ゼロ。どういうことですかね。

 

 その中の6割は、個人消費に使われており。もっと使われていると思いますよ、私は。もう既に、数字を見とると、その分、減税分、既に取り返しておると思いますけれどね。もうちょっと全体が大きく流れになって。

 

 僕は、本当に、新幹線のところに、「商売をやってちょう。名古屋で」と。「名古屋、市民税減税」と。あのときは10%でしたけれどね。というのをやって、今も言っていますけれど、日本中の上場会社を回ってですね。

 

 わしも早う第1号、有名な外資のところへ行ってくるわと言っていますけれど、管理職が全部回って、名古屋は税金が安いで商売をやってちょうよといって。本社をこっちへ移転してちょうよというのは、ものすごい効果がありますよ。実際、やりかけたら。

 

 なかなかそういうふうにならんで、あかん。情けないもんですけれど。ぼやいておってもしようがないですけれども、分かってちょうよ。今回ので。やっぱり減税施策って、素晴らしいんですよ。実は。

 

 経済効果もありますけれど、役人、税金で食っとる方が、謙虚になるんですね。このポイントは。やっぱり納税者に、税金、年貢と言ってええかどうか知りませんけれども、1円でも軽くするというのは、政治の原点そのものですわ。仁徳天皇以来の。ということは、分かっていただきたいということでして。

 

 今回の1年だけですかね。これは。何か知りませんけれど、減税は毎年ですから。既に500億円ほど、いっとるんじゃないですか。名古屋は、累積で。その代わり、日本一給料の安い市長が誕生したと。ないし、市会議員さんも給料が半分になったと。それから市役所の職員も、市長、面白くないといって怒っとる人が多いらしいですけれども、給与が1割下がったということですわね。

 

 だけど、誰も褒めてくれえせんと。やけくそだわなと。酒を飲まないとやっとれんわなというふうになるというのが感想ですけれど、ちゃんとやりますから。調査を。

 

 本当はよ、わしもよ、微妙なんですよ。わしは商売を応援する方ですから。とにかく。だで、商店の方、何もないのをわしは祈っとるけれど。本当に。みんな公正に、2割個人消費につながっていることを祈っておりますけれど、だけど、その中で、商店が自分のところで売ったようにしてしまえば、100万円が120万円になるわけで。突然。これはですね。そういうことがないことを祈っております。

 

 そういう、商売をやっとる人をこうやって疑うのは、嫌ですね。本当に。士農工商ですわ。残念ながら。商売をやっとる人たちが付加価値をつくって、その中から税金を払っていくというのが、これが国家の基本的な成り立ちですから。納税者そのものの人たちにこういう疑問をかけないといかんということは、本当に悲しいことです。

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