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平成26年10月14日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2015年7月24日

ページID:63794

報告事項

  • 台風19号に対する名古屋市の対応について
  • 名城大学赤﨑勇終身教授と名古屋大学大学院天野浩教授のノーベル物理学賞の受賞について
  • 「第60回 名古屋まつり」の開催について
    名古屋まつりホームページ(外部リンク)別ウィンドウ
  • 指定都市市長会議への出席について

会見動画

報告内容

◎台風19号に対する名古屋市の対応について

それでは、10月14日(火曜日)の会見を始めたいと思います。皆さん、こんにちは。

 

 昨日、台風19号の接近に伴いまして、午前10時26分に暴風警報が発表されまして、本市に災害対策本部を設置しました。

 

 午後3時には、市域に相当の被害が発生する恐れがあったことから、名古屋市職員の配備種別を第3非常配備とし、私も、午後6時に会合がありましたので、15分ぐらい前に市役所に参集しました。

 

 午後5時15分には名古屋市全域に避難準備情報を発表し、名古屋市が暴風圏に入る前から市民に避難準備を呼び掛けました。今回の台風では延べ169名が避難所へ避難され、名古屋市の被害状況としては、人的被害が1名、60代の男性が転倒し負傷、軽傷ですが、されました。

 

 今後も災害時には、できるだけ早期に避難関連情報などを提供していきますので、市民の皆さまにおかれましても、被害軽減のための備えや行動に努めていただければと思います。

 

 ということですが、私の思ったことをちょっと言っておきますと、ぜひ市民の皆さんにおかれましても、今まで台風情報というと、丸い円で、どういうふうに分けとった。暴風域と強風域か。ずっと長年あれを見てまいりましたが、わしももっと前にこういうのがあるというふうに気が付かないといかんかったか分からんのだけれど、雲のやつね。雲の、何ネットというんだった。気象情報でして。

 

(当局:Xバンドです。)

 

 Xバンド。Xバンドというのがございまして、これを見ておりますと、本当に、地震は分かりませんけれど、こういう台風なんかは、実際、雨がどういうふうに近づいてきとるかというのがよう分かりますので、あれが大変ええではないかということでした。

 

 あまりこういうところであれか分かりませんけれど、普段見るテレビ局では、あれがあまり出てこんのだわ。たまに出てきましたけれど。ほんで、他の局はどうやってやっとるかしらと思って、いろいろ見ましたけれど。

 

 ある局は割と、左隅のところに、雨雲の状況だわね。あれを出しておりまして。これはこっちの方がええがやと言っておりましたら、一応、これで解散ではないんだけれど、ここから帰ってええというときに、当局の話ですけれど、データ放送か。データ放送を見ていただきますと、雲の動きがきちっと分かりますので、市民の皆さんにおかれましても、ぜひXバンドを見られますと。

 

 あの円のやつだけ見とっても、よう分からんじゃないですか。はっきり言いまして。あれで見とったもんで、これで台風が通り過ぎた、南側は雨が全然降っとらんなというのが分かったでね。割と早く解除してもええんでないかとか、予想もつきますということが1つ。

 

 それから、今日、幹部会でも言いましたけれど、避難所ですわ。避難所で、テレビが見えるようにするように指示しておきましたので、今後は、どういう格好か分かりませんけれど、講堂の舞台の上にドンと置いておくのか、校長室にもありますから、それを持ってくる。あるいは、昨日のような避難状況でしたら、校長室に入ってもらってもええわけだわ。みんな、見とってちょうといって。

 

 避難されとる方からすると、今、どういうふうに台風がなっとるかというのは、最大の関心事ですので、そのくらいのサービスはしないといかんぞと。当たり前のことですけれど。というふうにしてきましたので、今後からはそうなると思います。ということでした。

 

◎名城大学赤﨑勇終身教授と名古屋大学大学院天野浩教授のノーベル物理学賞の受賞について

本日は、まず初めに、先週10月7日(火曜日)、青色発光ダイオードの発明に関する研究の業績が高く評価されたといたしまして、名城大学終身教授・名古屋大学特別教授の赤﨑勇先生と名古屋大学大学院教授の天野浩先生がノーベル物理学賞を受賞するという快挙がございました。

 

 とりわけ天野先生におかれましては、平成19年度から、科学館の企画調査委員として科学館の企画にご協力をいただいております。この場をお借りしまして、あらためて、おめでとうと言わせていただくとともに、心から敬意を表したいと思います。

 

 今回の受賞の理由となった研究が名古屋で行われ、そのお二方が今も名古屋大学と名城大学に在籍しておられるということは、市民にとって大きな誇りであると同時に、子どもたちに夢を与え、名古屋で学ぶ学生や研究者たちにも大いに励みになるということです。

 

 また、LEDの研究成果は既に実用化されておりますが、世界をリードする産業が名古屋から創出されたということで、「ものづくり名古屋」があらためて世界に大きく発信されることになりました。

 

 これは私も知りませんでしたが、市役所の交差点には、20年前に青色LEDを使いました世界で初めての信号機が設置されております。ということでして、そこだね。そこの交差点のところの、お堀のところを西から東へ向かう交差点のところに、県警の看板が立っとるようですね。

 

 これは、もっと大々的に、皆さん、名所にしていただいて。これをぜひ。白黒だと訳が分からんけれど。「世界で最初に点灯した青緑色LED矢印灯器です。省エネ・長寿命の地球環境にやさしい灯器です」と。「設置場所 この柱上、東行き矢印灯器。点灯年月日 平成6年4月22日。愛知県警察本部交通部交通管制課」という。硬いことでなっとります愛知県警がこういう表示をしておりますので、ぜひ名古屋の皆さんも、いっぺん。

 

 私も見ておりませんけれど、これはあるのにも気付きませんでしたが、内堀通を西から東へ来て、そこの信号の、真っすぐ行くと基幹バスレーンへ入っていくところの信号機に付けてあると。直進という青か、矢印信号が、この青色発光ダイオードということです。

 

 これは、この間インタビューか何かで言いましたけれど、すぐ次の日に名大の総長殿に電話しまして、「大変おめでとうございます」と言いまして、ポイントは、ノーベル賞を取られた方も大変ご立派ですけれども、問題は、そういう人を教授にしたり助教授にしたりするという雰囲気があるということが、どえらいでかいんだわね。実は。

 

 大学も、ご承知のように、学閥というか、長老がおって、全部支配しとって、俺の言うことを聞かんようなやつは助教授ないし教授になれんぞというところがあるわけですわ。その中で、やっぱり名大は偉いもんだなということでですね。

 

 受験勉強とノーベル賞なんかの違いは、受験勉強はもともと解答があるやつを探す作業でして、ノーベル賞なんかは、何か光を当てたら青色に光らんかということなわけでしょう。よう分かりませんけれど。それで、それができんと言っとったやつを、仮説をいろいろ立ててやっていくということですから、ほとんどの場合、大体変わり者が多いですわな。多分。

 

 変わり者と言うと大変失礼ですけれど、コペルニクスもガリレオも、かつてはそうだったわけです。そういう人を教授にしていくというのは、すごい、名大の中に力強いものがあるということは間違いない。

 

 と言ったら、学長がえらい喜んで、「河村さん、そのとおりなんだわ」と言って。「今度、市役所へ行っていっぺん話してもらえんですか」と言ったら、「喜んで行きます」と。

 

 それで言っとったのは、1つは、硬いことばかり言っとるなというのが1つ。個性を大事にしよまいというのが2つ目。それから3つ目は、まずやってみやあと。「Let him go」ですか、というような感じでね。この3つを言っておられまして、そういう気風があるということが大きいと。何とか名古屋市役所もそういうふうにならんかということが願いですけれど。

 

 これで、ノーベル賞が、日本人全体で22人でしたか。確か、物理学関係で10人。物理学賞4人、科学賞2人の6人が名古屋大学ということで、これはどえらいことですわね。ノーベルプライズ。ということで、誇りも誇りですけれど、こういう産業の力というか、基礎的科学ですけれど、そういうのの力を大いに伸ばしてですね。

 

 それこそ、世界に冠たる国際展示場を造っていくということは、非常に重要というか、そのインフラがあるということじゃないですか。これで。と思いますね。

 

 できればじゃないけれど、その横に、日本版マサチューセッツ工科大学といいますか、大学のどえらいでかいキャンパスでなくても、研究室ぐらい寄ってですね。みんなが。ノーベル賞を取った人の。理工系のものづくりの好きな子どもたちがみんな、名古屋に憧れて来るというふうなところに、名古屋をつくっていくという、非常に励みになったということだと思いますね。まあ、立派です、ということでした。

 

 それで、名古屋市といたしましても、お二方の功績を広くたたえるために、「名古屋市学術表彰」を授与させていただくことといたしました。具体的な表彰の日時などは、12月のノーベル賞授賞式以降で考えておりまして、お二方ともよく相談の上、あらためてお知らせしたいと思います。

 

 テレビで2回、「名古屋」と言ったでしょう。確か。「名古屋ユニバーシティ」というのが1回と、それから、名城大学の方は、「何とかフロム名古屋」と言ったか、「何とか何とかサムシング名古屋」と言いまして、ああいう世界的な電波に「名古屋」と2回も出てくると、「we are very proud of you」というか、非常に自慢させていただけると。ありがてゃあ思いがするということですわね。

 

 ひょっとすると、名古屋に住んどるだけで、空気によって頭が良くなるか分かりませんので、ぜひ名古屋に、皆さん、お越しいただいて、科学の進歩に努力していただいたらと思います。

 

◎「第60回 名古屋まつり」の開催について

次に、「第60回名古屋まつり」の開催についてご報告いたします。

 今年の名古屋まつりは、今週10月17日(金曜日)から19日(日曜日)までの3日間開催をいたします。第60回ということで、節目の年を迎え、例年以上に見どころが盛りだくさんです。

 

 金曜日に、久屋広場で宵まつりを開催し、オープニングセレモニーには、私も参加をいたします。土曜日は、「宵の山車揃」として、ちょうちんをともした山車が本町通かいわいを練り歩き、名古屋城付近でからくり演技を披露いたします。

 

 これはかねがね言っておりますけれど、今、山車パレードをやっておりますけれど、あれは戦後のものでして、税を1億円以上投入しておりますが。全部で。かばって言うと、名古屋の場合は非常に残念ながら、山車まつりで、9輌あったんですけれど、全部焼けましてですね。空襲で。何もなしになっちゃったと。英語で言えばナッシングですけれど。

 

 そういうところで、やっぱり名古屋が何とか頑張らないといかんという状況の中で、税金を使ってでも新しいまつりをやろうということになったんではないかということで、本来、焼ける前の名古屋のまちというのは、この向こう側ですけれど、良かったらしいですよ。昔の碁盤割りのところは。素晴らしい街並みだったということで。

 

 これも、写真、フィルムは。写真はちょこっとありますけれど、ほとんどないですね。わしもいろんなところで聞いとるけれど。「フィルムはないか」と言っとるんだけれど、ほとんどないです。全部燃えちゃった。山車も9輌とも全部燃えちゃったと。ひどいもんですわ。

 

 それで、違うところ。うちの古出来町の山車もそうですけれど、集まりまして、9輌が名古屋まつりということでパレードするんだけれど、今回は、完全に同じじゃないですけれど、元の東照宮祭といって、家康さんが亡くなった後に、家康さんをお祭りするために始まったおまつりが通った本町通を通らせていただくということになります。2回目ですわね。2回目です。どうぞおいでをいただきたいと思います。

 

 からくりは、どこでやるんだったかな。中でやるんだったかな。

 

(当局:名古屋城、東門の、体育館の、亀甲広場です。)

 

 あそこですか。ということです。

 

 まつりの目玉である行列では、フラワーカーに、土曜日は安藤美姫さん。ミキティさんですか。ミキティ殿がやってまいります。それから、BOYS AND GIRLSではありませんで、BOYS AND MENですけれど、この間、東京タワーでBOYS AND GIRLSと言ったら怒っていましたけれど。BOYS AND MENの皆さんが搭乗し、日曜日は、美川憲一氏も来るんですか。何か歌うんですか。

 

(当局:いえ。)

 

 歌わんかね。「さそり座の女」ぐらい、歌ってもらえばええがね。まあ、ええですけれど。日曜日は美川憲一さんなどが搭乗されます。この間、美川憲一氏が岐阜に来たといって、テレビでやっとったな。何ぞご縁があるんですか。

 

(当局:「柳ヶ瀬ブルース」です。)

 

 ああ、「柳ヶ瀬ブルース」か。なるほど。ということです。また、日曜日の行列は、警察音楽隊、陸上自衛隊音楽隊、消防音楽隊の3音楽隊が先頭を飾ります。この間言っとりましたが、陸上自衛隊音楽隊は、わしのところが絶対一番うまいでと力んでおりましたけれど、ぜひいっぺん聞き比べをしていただきたいと思います。

 

 姉妹友好都市親善パレードでは、トリノラッピングバスをお披露目いたします。デザインをしていただいたトリノの学生、アレッシア・フラウさんと一緒に行列を盛り上げます。

 

 さらに、最大の見どころでございます郷土英傑行列では、長い歴史の中で初めて女性の信長・秀吉が誕生いたしました。ということでして、これもぜひ、見ものですので、おいでください。

 

 久屋大通公園会場では、なごや麺まつり、ヌードルの麺ですが、と酒フェスタも開催いたします。また、ご当地武将隊、ご当地アイドルのステージも行われます。オアシス21会場では、シスターシティフェスティバル、郷土芸能祭などを開催します。

 

 また、日曜日は市内11カ所の観光施設も無料開放されます。まちじゅうが、まつり一色に染まるこの名古屋まつりに、ぜひ足をお運びください。ここで、職員からもPRをさせていただきますが、どうぞ。

 

(当局:今年は、名古屋まつり、第60回の記念の年ということでして、名古屋の魅力があふれるような事業をたくさん用意しております。「一年でいちばん、名古屋な日」という、ポスターにも書いてあるとおりの内容になっているというふうに自負しております。

 

 今年は、宵まつりも含めまして、10月17日、18日、19日の3日間開催いたしますので、ぜひ皆さん、お越しいただきたいと存じます。よろしくお願いします。ありがとうございました。)

 

◎指定都市市長会議への出席について

それから、最後に硬いお話ですけれど、来週10月20日(月曜日)に東京で開催されます指定都市市長会議に出席をいたします。

 

 現在、開会している臨時国会におきまして、重点課題として位置付けられている「地方創生」は、人口急減・超高齢化というわが国の大きな課題の解決に向けまして、各地域それぞれの特徴を生かし、持続的な社会を創生するため重要な政策です。

 

 ということは、何十年言ってまいりましたでしょうかね。しかし、現実に起きているのは、驚くべきほどの東京の一極集中でして。マスコミの一極集中もすさまじいものがあるという感じがしますけれどね。私は。

 

 今回の会議においても、議論の中心は地方創生になると思いますが、いま一度、人口減少社会や東京一極集中の現状を踏まえた今後の日本社会における指定都市の果たすべき役割について、国に対してきちんと意見を述べていく必要があります。

 

 それぞれの圏域の中心におきまして、社会・経済の両面で日本を牽引していくエンジン役を果たしている指定都市の首長さん方と真摯に議論を行っていきたいと考えております。

 

 ということですが、私から言いますと、しょっちゅう言っておりますけれど、なかなかマスコミが取り上げられんというか、学者が言わんというか、要するに、地方債が借金だといって一方的に決め付けるというあれが本当にいかんのです。

 

 あれで地方が起債を減らそうとするとどうなるかといいますと、実は銀行には金が余っておりまして、銀行は投資先がなくなりますので、みんな国債を買うと。ないし、国債でなくて、別に、東京のでかい不動産関係か分かりませんけれど、そういうところにお金を貸すということになって、それが東京一極集中の一番の原因。一番ではありませんけれど、相当大きな原因です。

 

 東京一極集中が実はお金の集中であるということに、ぜひそろそろ気付いて、ダブルスタンダードはやめてほしいと。起債は借金であり、減らさないといかんと言ってみて、それで、東京一極集中がいかんって、何を言っとるんですかといって。地方が地方の金を使わなかったら、みんな東京へ行くに決まっているじゃないですか。そんなの。

 

 というあほらしい話を、ぜひ皆さんもいっぺん書いてちょうと。ジャーナリズムも。ということですよ、本当に。ということです。

 

 また、関連した事項となりますが、来週10月25日(土曜日)午後1時30分から、中区役所ホールにおきまして、「指定都市市長会シンポジウムin名古屋」を開催いたします。

 

 さっきの話はまだ途中ですけれど、10年ものの国債で金利が0.5%なんてね、どえらい低い金利なんです。どういうことかといったら、金が余っとるから金利が低いんですよ、言っておきますけれど。金がどえらい余っとる。名古屋の市債だって、国債、東京都債、それとほとんど同じ、ものすごい安い金利ですから。

 

 ということは、そういうお金を使ってくださいという。金に聞いたってみい。「私を使ってください」と言います。ぜひ、それも名古屋で使ってくださいということなんですが、そうなっとらんでいかん。借金だ、借金だと言って。という話ですか。いつか返さないといかんって、返すって、国民に返すやつを、借金と言うんですかね。本当に、そもそも。ということです。

 

 今回のシンポジウムでは、大都市である名古屋市が果たす役割や自治体との連携について、市民の皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

 

 テーマは「日本を牽引するナゴヤへ」です。内容は2部構成で、第1部は北海道大学教授の宮脇淳先生の基調講演、第2部は、エコノミストの江口忍さん、東京都中野区副区長の川崎亨さん、タレントの大東めぐみさんと、私も参加をさせていただきまして、パネルディスカッションを行います。

 

 ここでまた今言ったようなことを言いますから、私が。そうすると、えらくしらっとした雰囲気になると。全然みんな分かっていませんので。借金だと思っていますから。何を言っとるんですかと言っても、分からないということでしてね。これが延々と繰り返されているということです。ぜひとも。

 

 まあ、いつか返さないといかんといって、国民に返すということと、お金が余っとるときにお金を返しますと。もらった人はどこかに投資しないといかんのです。そもそも。お金というのは、それだけの分があるんだ、多くの分の、お金ってなるんです。どこかが返されますと、どこか投資しないといかん。そのところが、やっぱり名古屋市だとか日本国だとか、そういうところが一番堅いんですわ。要は。ということになって、選択してそうなっているので。

 

 ということで、分かってもらえるか。どこかマスコミ、やってもらえんか。そろそろ。名古屋なんか毎年、よう言っとるじゃない。名古屋港で6兆円も貿易黒字があるんですよ。輸出が大抵9兆5000億円ぐらいだと思いますけれど、毎年6兆円、貿易黒字があってですね。

 

 そのお金が、それは可処分所得とはちょっと違いますけれど、そういうお金が、経済力そのものですけれど、銀行を経由して、銀行がその地域に貸さないといかんというオブリゲーション、義務はありませんので、みんな国債へ大量に向かっているというのが、今の日本の現状です。

 

 非常に残念ですね。名古屋においては。本当にもったいないですね。名古屋は。これだけの産業の力があって、外貨を稼いどるというか、ところですけれど、そのお金を本当の名古屋地区で。

 

 名古屋、名古屋って、偉そうに言う必要はありませんけれど、伊勢湾地区ですわね。愛知県や、三重、岐阜も入れて。この地区で、やっぱり投資をしていくというふうにしないと、すると、福祉も非常に充実してきますわ。当然。ということです。

 

 ぜひとも多くの皆さんにご参加いただきまして、指定都市の能力と役割に見合う権限と税財源を兼ね備えた大都市制度の創設、また、名古屋市の取り組みについて理解を深めていただきたいと思います。

 

 ということで、この税財源の独自のどうのこうのってありますけれど、それはそれでええんだけれど、まあ、ええですわ。

 

 この間、そういって、某名古屋の都市高の会合で言いましたが。皆さん、おったかどうか知らんけれど。都市高が確か、400億円か、600億円だったかな、毎年返しとるんですよ。もう返すなと。

 

 それはどういうことですかといったら、市と県に返した分は使うでいいんですけれど、銀行に返すと、銀行の名前は言いませんけれど、結局、金が余っとるから、みんな国債に行くだけだぜと言ったら、変な顔をしていましたけれど、その方が、「いや、実はそのとおりです」といって。

 

 だから、名古屋で使ってほしいので、名古屋のお金をぜひ、それだけの、名古屋でプロジェクトをやってくださいと言っておられましたね。これは公式な会合の中で。ということです。変な箱物はいけませんけれど、ちゃんと金を生むような投資をしないといかんということですね。ということです。ありがとうございます。

 

 

質疑応答

◎「過去の災害調査」について

(記者)

 市長は以前、過去の災害を調査するとおっしゃっていましたが、その後の進捗状況などがあれば、教えてください。

 

(市長)

 この間、集まりまして、チームがスタートしたと言っていましたですね。何か、びっくりこきましたけれど、消防局に言わせると、鶴舞中央図書館所蔵の未整理資料、約2万7000点の調査と。ちょっと待てといって。数字が間違っとらせんかといって。鶴舞図書館に2万7000点も未整理資料があるのかという、びっくりしたことがありまして。本当にあるのか。

 

(当局:はい。)

 

(市長)

 こういうふうに、淡々と言うところが恐ろしいですけれど。ものすごい数の、教育委員会なんか、図書館の人間がおるんですけれど、眠っちゃっとるんですかね。災害ばかりじゃないと思いますけれど。いろんな文化面でも、面白い資料が出てくると思いますよ。まちづくりの。どうなっとるんですかね。

 

 こういう分担をするということで、それから、年寄りというと、わしらも入りますけれど、年食った人にいっぺん訪ねていって昔話を聞くというのね。これも指示してありますけれど。80歳、90歳になられる方に、昔はどうだったといって。まちはと。これも大変に参考になりますので、これを、1カ月後というか、ちょっと、あんた、しゃべるか。取りあえず、中間報告をしてくれないといかんで。

 

 と言ってあるので、どうぞ来てちょうだい。わしが言っとっても、知らずにほかっとけば、それでしまいなもんだで。

 

(当局:先ほどちょっと市長が申し上げましたように、まずは歴史的な資料の調査ということで、まずは鶴舞中央図書館からということなのですが、そこにあります資料、先ほど出ましたように2万7000点の資料、これはまだ未整理のもの。これに歴史的なものがあるか、ないのか、まだちょっと分かりませんが、まずそこから手を付けていくということを始めました。

 

 それから、先ほど言った5局で集まっての検討会という…。)

 

(市長)

 5局というのを、ちょっと教えたってちょう。

 

(当局:消防局、市民経済局、緑政土木局、住宅都市局、それから教育委員会事務局で、5つです。検討会議を、1度、開催いたしました。そこで、その方針を決めたのですが、今の鶴舞中央図書館のこと、それから、歴史的な情報というか、昔の情報を知ってみえる方とか、それから、記録誌とか昔の遺物とか、こういうものがないかということで、今、調査を掛けているということです。)

 

(市長)

 調査を掛けとるというのは、どこが誰に言っとるの。

 

(当局:われわれの方から区の方に照会をかけまして、区の方から今、情報をもらっているところです。)

 

(市長)

 区は誰が受けとらっせるの。

 

(当局:恐らく総務課とか、まちづくり推進室とか、そういうところになるかと。)

 

(市長)

 まちづくり推進室。

 

(当局:ええ。)

 

(市長)

 300人ぐらいおるらしいけれどね。確か。

 

(当局:はい。防災の関係でいくと、総務課なものですから、まず総務課の方に通してという形になるかと思います。)

 

(市長)

 なかなかね、わし、今まで見とると、局をまたぐようなやつは動けへんのだわ。だで、ちょっと悪いけれど、1カ月ぐらい後に、いっぺんちょっと中間報告してちょうよ。どうなったといって。何もできとらんなら何もできとらん、どこどこの区ではこういうものが見つかりましたなら、見つかりましたという話ですわ。

 

(当局:大体、今のところ60件ぐらいまで把握しています。まだどういうものかということまでは把握していませんが、まだこれから増えていくと思いますが。)

 

(市長)

 60件というのは、災害にまつわる情報があるということか。

 

(当局:ええ。ただ、それが本当に災害にまつわるかどうかは、まだ分かりませんので。一応まだ、情報だけ得たということで。)

 

(市長)

 はいはい。それはええじゃないですか。学芸員さんもおるし、それから、大学なんかがあるもんで、大学で古文書なんか、あるだろう。文学部なんかで。そういうのも参加して、一緒にやるとええですよ。雰囲気が出るがね。ねえ。

 

(当局:はい。)

 

(市長)

 ええか。本当に。

 

(当局:はい。)

 

(市長)

 ええと申しておりますので、じゃあ、1カ月後に中間報告をいたします。60件か。楽しみだね。どういうことが出てくるか。意外と楽しみですよ。

 

(記者)

 では、市長は、今の課長の報告は初めて聞いたと。

 

(市長)

 60件。聞いたのは、今が初めてです。この鶴舞図書館に未整理資料が2万7000点あるというのは、聞きまして、驚きましたけれど。どうなっとるんだといって。

 

(記者)

 どうしてそれだけあるのですか。

 

(市長)

 どうしてあるんですか。答えるべき立場の人は、おるか。どうなっとるんですか。みんな重苦しい雰囲気で、漂っておりますけれど、本当に、どうしてあるんですかね。学芸員さんも、トータルだと相当の数おらっせるはずだし、教育委員会の、学校の先生って1万人ぐらいおるんでしょう。全部で。図書館だけでも、すごい数だし。まちづくり、何だ、地域の、区役所におる、何だ、あれは。

 

(当局:まちづくり推進室。)

 

(市長)

 まちづくり推進室。300人ぐらいおると聞きましたよ。全区で。みんなで読めば。少なくとも、読もうとしたかどうかですね。問題は。2万7000点を。

 

(当局:必ずしも災害に役に立つものかどうかは分かりませんし、中身としても、何があるのかよく分からないので、例えば、アメリカのスミソニアンの博物館なんかでも、かなりそういう部分で手を付けるのは難しいのかなとは思いますけれども。)

 

(市長)

 スミソニアンと比較しましたけれどね。そういうことを言うと、後で困るぞ。大抵。向こうはどれだけ努力しとるのか、よう知りませんけれど。あれは全米ですからね。名古屋の鶴舞図書館に2万7000部といって、どういうのがあるか分からんことを読まないといかんのだな。少なくとも。

 

 ということで、いっぺん、これはちょっと。皆さんが追及される方が、非常に市民の皆さんには意味があると思いますけれど。2万7000件どうやって置いてあるか、まだ見ていないもんだで。これは何年積んであるんですかといって。ほこりの厚みは何センチあるんですかといって。という話ですわな。本当に。

 

 ちょっとこれも、ぜひ皆さんの目の方がええわ。わしが言っとって、やらせんでいかん。この間、びっくりこいたけれど。60件はどこから出てきたの。あんたが言った。

 

(当局:60件ですか。)

 

(市長)

 ニュースがあるというのは。

 

(当局:60件の、今、情報が少なくとも寄せられていて、まだ増えているということです。)

 

(市長)

 60件は、この2万7000から出てきたの。

 

(当局:いえ、区役所の方からいただいて。)

 

(市長)

 別にかね。

 

(当局:はい。)

 

(市長)

 別に。2万7000件は微動だにしとらんわけだな。図書館の中で。

 

(当局:今、調査には入りました。作業には入っています。)

 

(市長)

 そうか。ちゃんと調査します。

 

◎「名古屋市学術表彰」について

(記者)

 さっき、名古屋市学術表彰を贈らせていただきたいとあったのですが、これはどういった賞で、これまでどういった方がもらっていらっしゃるのですか。

 

(市長)

 これは、担当者から。名古屋市学術表彰。

 

(当局:名古屋市学術表彰ですが、平成2年に始まっておりまして、対象、選考基準ですが、市内在住、在勤、もしくは在学する者、もしくは市にゆかり、縁故のある者で、ノーベル賞を受賞された方、もしくは、学術研究に関しましてノーベル賞に匹敵する賞を受賞された方が対象になってまいります。

 

 これまでに5名の方が受賞されております。一番最初が、数学のフィールズ賞というのを受賞されました森重文様、京都大学の教授でいらっしゃいました。現在は国際数学連合の次期総裁に就任される予定ですけれども、この方が平成2年の9月19日に受けられております。

 

 その後、ノーベル化学賞を平成13年に受けられました野依良治様。それから、ノーベル物理学賞を平成20年に受賞されました小林誠様、それから益川敏英様。小林・益川理論というので有名ですが、このお二方が平成21年2月6日にお二人同時に受賞されています。

 

 あと、下村脩様も平成13年のノーベル化学賞ということで、下村様は、オワンクラゲの緑色蛍光タンパク質、光るやつですね、その関係で平成21年3月25日にもらっておられまして、ノーベル賞受賞者が4名、フィールズ賞が1名ということで、今回の赤﨑様、天野様が6番目、7番目というような受賞です。

 

 12月にスウェーデンでノーベル賞の授賞式がありますので、名古屋市の方はそれが終わってから、1月か2月か、そのあたりになるかと思いますが、そういう表彰を行うということで、現在、お二方から、その表彰について内諾をいただいているという状況です。)

 

(市長)

 表彰は、表彰状だけですか。

 

(当局:記念品も副賞も付いております。)

 

(市長)

 そういうことで。本当に、あれらしいですよ。今、思い出したけれど、野依さんのところの、本人じゃないけれど、あそこの広小路通か。ノーベル賞をもらった人の記念碑がずっと建っていますので。手形か足形か忘れましたけれど。どっちだった。手形か。

 

 あのときの、作るときに、益川さんたちがおみえになった。野依さんの研究室の方だと思いますけれど、「河村さん、名古屋大学というのは、どえらいええ雰囲気ですよ」と言っていましたね。「そのとおりなんです」といって。大学の中の自由闊達なというか、ノーベル賞を生むね。「ええところですよ」といって。「そのとおりです」と言っていて、僕は直接聞きました。「ああ、そうですか」ということなので、ぜひそちらの方も。

 

 やっぱり環境づくりがすごいということですわ。ろくでもない上司がおらんということだわ。多分。大体、オリジナルのことで言いますと、全部つぶされますで。そういう雰囲気じゃにゃあということのようですね。

 

(記者)

 表彰は、いつ決めたのですか。

 

(市長)

 この表彰はいつでしたか。

 

(当局:即日です。)

 

(市長)

 即日と。

 

(記者)

 市長が決めるものなのですか。

 

(市長)

 私ということになっていますけれど。

 

(記者)

 賞金みたいなものはありますか。

 

(市長)

 賞金は、ナッシングと。賞品は記念品がある。ちなみに何ですか。

 

(当局:前回は万年筆です。)

 

(市長)

 万年筆。えらいオールドファッションのものですけれども。まあ、ええですけれどね。しかし、ありがたいもんですね。物理関係の半分名古屋大学というのは、どえりゃあことですわね。自由な風土があるんだろうね。

 

(記者)

 市長は、お二人の教授のことはご存じなのですか。

 

(市長)

 知らなんだね。びっくりしましたね。名城大学の、あのカーボンナノチューブの。名前はちょっと忘れたな。あの方は前から有名だったんですけれど。知らなんだですね。

 

 もうお一方の、例の裁判をやった方は、有名なもんだで知っとりましたけれど、知らなんだわ。面白いおっさんだで、感じがええじゃないですか。テレビを見とっても。非常にフレンドリーで。おっさんだと言うと、怒られるか。そんなノーベル賞の方に、大変失礼を申し上げました。すみません。

 

(記者)

 学術表彰を、一応市長が決めたという体で、一言コメントをいただけますか。

 

(市長)

 こういう物理関係で半分も名古屋から出てくるというのは、恐るべき名誉というか、今度、名大の濵口先生に来ていただきますけれど、それを生む、やっぱり名古屋大学に土壌があるという。ここが素晴らしいというふうに感じましたね。研究者は、それは天才ですからちょっと別なんだけれど、それを生む体質があるということですわ。素晴らしいと。

 

 やっぱり織田信長の楽市楽座の雰囲気が残っとるんでないかと。だけど、名古屋では、こんな、日本でも今やただ1つ、減税しとるんだけれど、誰も褒めてくれんと、この落差は何なんだと。この差はね。ノーベル賞と比較するような大それたことはしませんけれど、当たり前の政治ですけれど、自分らの給料を安くして、納税者の皆さんに1円でもお返ししとると。

 

 日本中、住民税は、市民税は6%だけれど、名古屋だけ5.7%と。こういう快挙に対して、誰も褒めてくれん。これは何なんだと。やけくそになって、酒を飲んどらなやっとれんわなと。こうなりますね。本当に。

 

◎「台風19号への対応状況」について

(記者)

 ちょっと話が変わるのですが、台風19号の件で、今回、JRが半日前に運転をもうしないということを決めているのに対して、近鉄はぎりぎり、午後8時に路線を運転見合わせするということで、午後7時に決めたのですが、対応が少し異なった部分で、市長から見て、防災の観点から、両者を比べてどう評価しますか。

 

(市長)

 普通は、今の世の中だから、早く止めますけれどね。避難勧告も、早く出しますよ。人災になるといかんものだから。それは、近鉄がそこまで遅らせたというのは、よほどそれなりのエビデンスといいますか、証拠といいますか、何かあったんじゃないですか。合理性が。

 

(記者)

 ただ、早く止めることによって、もちろん帰宅困難者とかが出てしまうということはあると思うのですが、そういったことはどうですか。

 

(市長)

 普通はそうなるから、ああ、ほんだで延ばしたというわけ? 帰宅困難者のことを考えて。なるほど。だけど、普通は、強風で電車が転覆したとか、そちらの方を恐れますからね。ちょっといっぺん、調べないといかんですね。近鉄がなぜそこまで、遅くまで出さずに済んだかというのを。1つ、大きい、参考になる情報が出てくるんじゃないですか。多分。

 

(記者)

 市長としては、JRの半日前という方を評価するということですか。

 

(市長)

 いや、何とも言えんですね。精神的には早く出したいですよ。社長でもそうだと思いますよ。万が一が怖いから。だけど、ずっとキープしていく度胸も、すごいですね。よほど何か、相当な証拠といいますか、あるんじゃないかと思って。これはこれで勇気があるというのか、そうじゃなくて、知性がある判断だったかも分からんもんで。分からんけれど、単に遅れたのかね。分からんで、ちょっと調べてみますわ。

 

(記者)

 今回、早い段階で避難準備情報を出されていますが、準備情報を出されていて、実際、避難する人がもしいたとしたら、名古屋市としては、避難所というところまで準備はできていたのですか。

 

(市長)

 避難所は、直ちに第何、幾つか知らんけれど、学校とか避難所に最低1人だと思いますけれど、全員集まっとるという情報は入っていましたけれど。そっちの方が先ですね。確か。

 

(当局:今回、避難準備ですから。)

 

(市長)

 ちょっと。せっかくだで。正確性が要るで。準備の出る前に、第何緊急配備とかいって集まる仕組みがあるんですわ。その中に、避難所には1人ずつ最低でもおるというのは、早い段階で決まっとると。ええだろう、これで。

 

(当局:今、避難準備ということなので、避難のための心構えとか用意をしてくれということですから、即避難ということではなかったと考えております。自主避難される方についての対応というのも、今回、避難された方がみえますので、そこら辺の対応はしっかりできたと考えております。)

 

(市長)

 ただ、時間で、第何非常、集まるやつの、何時の段階では、もう全部避難所に1人はおったんでしょう。ずっと。

 

(当局:それは皆さん方の方に適宜、情報を流していると思います。)

 

(市長)

 流しとる。相当早い段階で。

 

(当局:はい。)

 

(市長)

 だから、行ったところが誰もおらんかったというふうはないですわ。

 

(記者)

 ちなみに、名古屋市民が全員、避難勧告が出て、例えば避難所に避難しなくてはいけないという状態になったときは、約230万人が避難できる場所というのは、今、ちゃんと用意はできているのですか。

 

(市長)

 それは大変なことでですね。なかなか、それはないでしょう。正直言いまして。前も100万人の避難勧告を出したんですけれど、避難できたかという議論はありましたけれど、そういうことでもこれはないし。

 

(当局:今回、風水害ということで、避難準備まででしたが、例えば最近の災害対策基本法、水害のことでいきますと、必ずしも避難所へ行くということではないという考え方を取って改正をされておりまして、上階避難。例えばマンションとかの高いところにおられる方は、かえって避難しなくてもいいと。むしろそこの方が安全だという方もございますし、建物の2階等、ハザードマップを見ていただいて、2階等で十分だという方もみえますので。

 

 そういうところの方々というのは、上階避難ということも避難の1つで、やはり100万人の避難勧告のときに、そこに住んでいる人が109万人ということだったのですが、避難ということでいくならば、必ず避難所へ行くということではなくて、上階避難も、これは避難だという考え方です。

 

 これは、あの後に法律が変わったということなのですが、災害対策基本法もそういう考え方を取っていますので、必ずしも全員が避難所ではないというような考え方でいくならば、水害に対する避難というのは対処できるのかなとは思っております。)

 

(市長)

 ちなみに、ぎんさんの娘さんに「広報なごや」のインタビューをしたときに、ぎんさんの娘さんは、「あのよ、河村さん」といって。「絶対外に出たらいかんよ」といって。危ないと思ったら、上に逃げないといかんと言っていましたわ。外へ出るで、みんないかんようになったと。全部かどうか分からんのだけれど、そこは非常にデリケートな判断が要るところですわね。

 

 確かに外へ出ると、流されますので、危ないですから。避難所まで遠い人がおるんでね。そういう人は、近所の。僕はあのときに、味鋺の、ある昔のお嬢さんのところへ行ったら、わしは分かっとるんで、そんな遠くへ行けへんで、近所のビルの、4階建てか何かの上に、前から頼んであったんだわといって。川の近所だで。そこのすぐ近所だけれど、そっちへ逃げとったと言っていましたけれどね。そういうことが非常に大事ですね。

 

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