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平成26年8月25日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2018年2月5日

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報告事項

  • 「ナゴ校」×名古屋グランパスタイアップ企画「NAGOYA赤鯱大学祭」の開催について
  • 「やっとかめ文化祭-芸どころ・旅どころ・なごや-」の開催について

会見動画

報告内容

◎広島市北部の土砂災害について

 それでは、8月25日(月曜日)ですけれど、おはようございます。会見を始めたいと思います。

 

 報告に入る前に、8月20日に発生しました広島市北部の土砂災害によって亡くなられた方々に深く哀悼の意を表しまして、行方不明の方々が一刻も早く発見されることをお祈りするとともに、被害に遭われた方にお見舞いを申し上げたいと思います。

 

 名古屋市としましては、広島市に100万円の見舞金を贈呈することといたしました。見舞金の贈呈時期などにつきましては調整中のため、皆さまへは詳細が決まり次第、別途ご報告させていただきます。被災地の早期復興をお祈り申し上げます。

 

 ということですが、先ほど幹部会でちょっと言いましたように、私もちょっと。志段味の方も。名古屋も、パッと見ますと同じようなですね、東部丘陵というんですけれど、守山から始まりまして、ずっと千種、名東から、瑞穂区から、天白、緑の方ですね。ずっと、パッと見ますと同じような地形が結構ありますので。

 

 いろんな報道をやっていますので、全部は見られませんけれど、結構見とるんですけれど、結局、東北の災害でもそうですけれど、やっぱり過去の繰り返しなんだわね。

 

 特に印象的だったのは、どこのテレビ局かはちょっと忘れましたけれど、枕崎台風、昭和20年ですか、の時に、2,000名を超える方が実は亡くなっているんだと。あそこで。という話がありまして、15年前の水害の報道がよくされておりますので、名古屋も。

 

 結局、東北でもそうなんだけれど、普通、災害防災は消防なんですわ。だけど、実は国土なんですね。大事なことは。昔は総務省といって、戦後すぐは総務省。内務省か、昔の。一緒だったんだ、あれは。今、分かれちゃっとって、具体的な担当は消防なんだけれど、一応、名古屋でも消防がそういう過去の災害のこともやると言っていますけれど、それはそれでまた、結論からすると、防災監ですか。

 

 防災・危機管理担当局長か。防災監でなしに。防災・危機管理担当局長のところにちょっと引き取らせてくれということになりましたけれど、名古屋も、東部丘陵を中心としまして、過去、できれば1,000年ぐらい前まで。寺へ行って古文書を読むとか、そういう話ですわ。何があったかということを、きちっともう1回、検証するように、それで指示をいたしましたので、そのことを申し上げておきます。

 

◎「ナゴ校」×名古屋グランパスタイアップ企画「NAGOYA赤鯱大学祭」の開催について

 本日は、まず初めに、NAGOYA学生キャンパス「ナゴ校」と名古屋グランパスのタイアップ企画、「NAGOYA赤鯱(あかしゃち)大学祭」の開催について、ご報告いたします。

 

 「ナゴ校」では、5月に開催しました「学生EXPO」など、学生と社会を結び付け、若者の発想による成果を、名古屋の魅力・活力向上につなげる取り組みを進めているところです。

 

 専門学校まで入れますと、13万人だったかな。確か、名古屋は。1位は残念ながら東京ですけれど、2番が京都ですけれど、3番が名古屋ということで、大変多くの優秀な学生さんがおみえになるところですので、そういう方が、みんな大いに名古屋を盛り上げてもらう、また、皆さんの人生の糧になってもらうように、名古屋として応援しようと。

 

 カップルが登場したら、わしがしかるべき役割を果たすと言っとるんですけれど、まだ申請がございませんけれど、どうなっとるんですか。

 

(学生A:追々。)

 

 追々ですか。まあ、ええですけれど。その「ナゴ校」の学生が、名古屋グランパスとのコラボ企画として、8月30日(土曜日)の川崎フロンターレ戦に、瑞穂陸上競技場で、「NAGOYA赤鯱大学祭」と銘打った盛り上げイベントを開催することとなりました。

 

 3回目となる今回は、選手やグランパスくんとの写真撮影、キックターゲットといったブース企画などが行われます。また、「持続可能な社会を支える担い手づくり」というESD活動の一環として、「グランパス」「ナゴ校」「ESD」がコラボしたステッカーをフロンターレ戦の観戦者に配布し、ピッチ上でESDのPRを行います。

 

 ということで、それではどうぞ、一発しゃべっていってちょうだい。これ(PR用ボード)がみんなに見えるようにしよう。

 

(学生A:それでは、今回の企画について、簡単に説明させていただきたいと思います。タイトルは、「NAGOYA赤鯱大学祭」です。僕たちはこれまで、名古屋を学生の力で盛り上げようと、ナゴ校生28人で、約3カ月間準備してきました。)

 

 これはまた格好ええのが出てきましたね。

 

(学生B:今回、売りが、3つブースがございまして、まず1つ目、展示ブースなのですが、こちらは、私たちが実際に選手の足形やサインを取ってきまして、そちらを掲示しております。そちらでは、選手と、大学生限定で写真撮影ができる時間帯がございまして、こちらは整理券を配布させていただくので、そちらがなくなり次第、終了とさせていただきます。

 

 2つ目に、キックターゲット。先ほども市長がおっしゃっていたのですが、キックターゲットのブースがございまして、こちらでは、参加していただいた方にフェースシール。私たちが実際にデザインしたフェースシールを配布しようと思っております。

 

 あと、3つ目なのですが、私たちが今着ている、この彼のがメンズ用で、これがレディース用なのですが、このグッズを、実際にコラボTシャツを販売します。これを買ってもらった方には、抽選券をお渡しして、大抽選会に参加していただこうと思っております。こちらの抽選会のプレゼントには、先ほど言いました選手の足形とサインのプレゼントをさせていただこうと思っております。その3つが、今回、売りの目玉になっております。)

 

 男の方がおとなしいな。大丈夫か。

 

(学生C:大丈夫です。8月30日は、学生ならではの視点で会場を熱く盛り上げます。さらに、学生は当日券半額です。来場者には、グランパスとナゴ校とESDのコラボステッカーを配布し、ピッチ上では、河村市長とESDをPRします。

 

 ぜひ、今までグランパスの試合を見たことがない人も、企画を楽しんでいただくとともに、一緒に名古屋グランパスを応援しましょう。以上です。)

 

 このキックターゲットって、何や。

 

(学生B:キックターゲットは、何回かやらせていただいているのですが、グランパスさん専用のゴールがありまして、そちらに子ども用の小さいボールがあるのですが、それをシュートしていただいて、得点を争ってもらおうかなと思っています。)

 

 そうですか。何か、よう分かりませんけれど。まあ、大体、almost分かればええですかね。

 

(学生B:はい。)

 

 はい。ええですか。そんなことで。

 

(学生B:はい。)

 

 何かご質問はあります? 一応、今の段階で。この若者に。何ぞ聞いたってちょう。厳しいやつを。わしばかりじゃなしに。なあ。ええかね。それなら、ちょっと。ありがとうございました。サンキュー・ベリーマッチ。

 

(学生一同:ありがとうございました。)

 

 という、若者の企画です。当日は、私も応援に行く予定でおりまして、多くの若者に瑞穂陸上競技場に足を運んでいただき、会場が若者でいっぱいになることを期待しております。

 

 ぜひグランパスも、1部リーグにちゃんととどまれるようにということでですね。先日、楢崎さんからご指名をいただきました、名誉ある、何ですか、あれ。氷水をかぶるやつをですね。いただきましたこともあり、ぜひようけの人に来ていただいて、ご恩返しをしないといかんものですからね。

 

 あれ、ほんでも、わしのやつはどうなった? あとの3名。ココイチの会長は、電話がかかってきたんだわ。電話しましたので。お母ちゃんからね。で、従業員から、あまり、創業者が水をかぶるのはいかんで、お金はちゃんと寄附するで、それでいかんかねということで。いや、それはご選択だでええですよということで。

 

 真央ちゃんはどうなった? 何か、ネットで水をかぶっとるところを見たという人がおるんですけれど、間違いじゃないかと言っとったんだけれど。どうなったか。これもちゃんと、皆さん、全部連絡しておりまして。

 

 ドアラちゃんはやったということを聞いておりませんけれど、ちゃんと、某新聞社の、社長がおらなんだで、秘書室にちゃんと電話して、ちゃんと伝えて、言っといてもらわないといかんぜと言ったら、ちゃんと言っておきますと言っとったが、どうなりましたか。

 

(記者:別会社なんですけれども。)

 

 別会社。えらい官僚的なことを言われますな。市役所みたいじゃないか。

 

(記者:見習っていますので。)

 

 いやいや。ということですけれど、ドアラちゃんはやってもらわないといかんで。いくら何でもな。何なんだというの。ということでして、とにかく、それは野球ですけれど、ぜひサッカーの方、グランパスをしっかり応援をしていただきたいということです。

 

◎「やっとかめ文化祭―芸どころ・旅どころ・なごや―」の開催について

 

 次に、「やっとかめ文化祭 ‐芸どころ・旅どころ・なごや‐」の開催について、ご報告いたします。

 

 「やっとかめ文化祭」は、名古屋が本来持っている歴史・文化の魅力を見つめ直し、市民の皆さまにはその魅力を再発見していただくとともに、全国へ向けて情報発信することを目的とするものです。

 

 今年で2回目の開催となりますが、昨年以上に内容を充実し、10月31日(金曜日)から約3週間にわたって、伝統芸能の公演や各種講座・ワークショップ、歴史まち歩きなど、市内各所を舞台に多彩なプログラムを開催いたします。最大の目玉は、まちなかで行う「辻狂言」です。名古屋に舞い降りました笑いの神が、神出鬼没、街のあちこちで温かな笑いをお届けいたします。

 

 今年は、狂言体験やスタンプラリーなど、狂言をより身近に楽しんでいただけるよう、参加型の企画も盛り込みました。また、「名古屋おもてなし武将隊」が狂言に初挑戦し、伝統と現代の橋渡し役を担います。

 

 この他にも、名古屋の歴史と文化に気軽に触れ、学び、体験できる盛りだくさんのプログラムを用意しております。詳細につきましては、「やっとかめ文化祭」の公式ホームページをご覧ください。

 

 世界に1つしかない、名古屋のオンリーワンの魅力が25日間に凝縮されております。「やっとかめ文化祭」を通じまして、名古屋の魅力を全国に発信していきたいと思っております。市民の皆さまも、わがまちの文化を大いに楽しんでくださいませということで、職員からPRをさせていただきますので、ここへ来て。

 

(当局:「やっとかめ文化祭」は、今年で2回目の開催となりますが、今年は、内容をさらにデラックスに。実は、このエビも、今年、さらにデラックスになりまして、笑いの神様がこれをかぶって降りてくるというストーリーになっております。

 

 こちらのエビは、実は、きゃりーぱみゅぱみゅの衣装をデザインされている飯島久美子さんにデザインしていただいた特別なエビとなっております。)

 

 何が入るの? サンドイッチか。

 

(当局:エビふりゃあです。)

 

 エビふりゃあはええ。何か、中に入っとらへんか。エビを腹に割ると。

 

(当局:腹に割る?)

 

 横でバサッと。違うか。近くだでか。

 

(当局:そうですね。横向きのエビフライです。)

 

 横向きか、何かよう分からんわ。

 

(当局:すみません。こちらの「やっとかめ文化祭」、全部で130ぐらいのプログラムがあるのですが、全て市民の方と協力し合って、手作りで作っておりますので、ぜひともいろんな力を集めて、全国に名古屋の魅力を伝えていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。)

 

 ということで、名古屋のまちづくりにつきまして、今、大変な曲がり角ということは申し上げておりますけれど、膨大な金が東京に入っていっておりますので。ただし、稼ぎ頭は名古屋港ということなので、あれなんですが、特に文化面においては、既に、誠に残念ながら、東京都名古屋区というような現象が、僕は起きとると。

 

 だで、よほどの危機感を持って、従来の文化策というものじゃなくて、これはもう違う挑戦をしていかないと、とてもあかんという認識で、私はおります。

 

 一番のシンボルが、御園座と歌舞伎座の、運命の、たどった、たどりつつありますけれど、御園座はもういっぺんやり直しますけれど、そういう姿。それから、近日中に、ちょっとあるテレビ局に、別に抗議というわけじゃございませんが、この間も言いましたけれど、ちゃんと文書を作りましたので。

 

 信長と秀吉と家康が全員3人そろって東京のことばをしゃべるというのは、誠にこれは遺憾であると。ただ、去年の、何やった? 去年の番組は。何やったな。ドラマ。

 

 あれにおいては、非常に地方のことばに配慮されましてね。大変敬意を表させていただくところですけれど、なぜか今年になったら、こつぜんとこの名古屋のスーパースターの3人が。日本のスーパースターですね。そろって東京のことばをしゃべるということは。

 

 ことばというのは、文化のシンボルでして。「言霊(ことだま)」というのがありますので。一億歩譲って、信長は、非常に格好ええキャラクターで出ておりますので、ほんなら名古屋のことばがどうのこうのということだったら、ああいう、東京語が格好ええとは私は思いませんけれど、何にしろ。あと、秀吉とかですね。

 

 まあ、家康もね。家康は、史実がありますから。確か三代将軍家光までは、江戸城の中で、名古屋のことば、三河のことばと言ってええか分かりませんけれど、を競って勉強したと。旗本なんかが。うまくしゃべれんかったら、出世ができなんだというような記録があります。

 

 そのぐらいのことですので、ぜひテレビ局さんに、今後。来年は、何だった? 来年は、番組は何だった? 吉田松陰の、奥さんか娘か何かですわ、確か。あれは尾張は出てこんか分からんけれど、長州征伐がもし出てきますと、長州征伐の総監督をやったのは徳川慶勝さんという尾張の殿様。その後、真田幸村でしょう。あそこは出てくると思うんです。三英傑が。

 

 そのときは、決して3人とも東京のことばを使われるようなことはないようにということで、文書を持っていきますので、ぜひよろしくご理解のほどをお願いいたします。

 

 ということでして、文化の曲がり角でもないけれど、大事な局面にあるということですわ。名古屋もね。ということです。

 

 私からは以上です。

 

質疑応答

◎相生山の道路建設について(その1)

(記者)

 相生山の道路建設について、先月のこの定例会見でもありましたが、当初、9月めど、そこから動いていないということで、先月の段階でもまだもうちょっとというところで、住民に意見を聞く議論というのは進んでいるのでしょうか。

 

(市長)

 どうやって聞くかについて議論してきましたけれど、僕は、当初言っとったのは、賛成派の人ね。道路開通賛成派の人、道路開通反対の人ということで、そこは、一応いろんな書類も頂いておりますけれど、問題は、いわゆる住民というか、有権者というか、納税者というか、の人ということで、いろいろ言ってきたんですけれど、いろいろ滑った、転んだ、言いますので、一番公平に聞くというのが、本当は、歴史上発明されたのが住民投票なんです。実はね。

 

 だけど、いろいろ言うので、じゃあ、とにかく賛成と反対の人の意見をまず聞きましょうと。それなら段取りをしてちょうよということには、今、なっておりまして。これは、例の市政ミーティングでもって16区も全部聞いてきましたけれど、これも圧倒的に反対のご意見が。1人だけだってね。賛成の方が。聞いてまいりまして。

 それから私も、ほぼ1週間ぐらい、何だかんだ言って出かけましたかね。自分で。役所に言うとうっとうしいで、自分で交通量調査もやりまして、いろんな通り抜け交通もね。その後、相生山が開通しましたから、何回も相生山のあの交差点を通りまして、どんなものかということを、自分でつぶさに調査してまいりました。

 それを踏まえまして、来年の予算までには必ず間に合うように、判断をしたいと思っていますけれどね。

 

(記者)

 今月までに5回、検討委員会が既に行われていますが。

 

(市長)

 検討というのは、どうやって住民意見を聞くかということを検討しとったということですのでね。なかなか、だから、住民投票はいかんという前提で、わあわあ、わあわあ言っとるもんだから、大変に難しいんですよ。

 やっぱり住民……先ほど言いましたように、住民意見を公平に聞く仕組みというのは、住民投票なんです。歴史的にそうなんですわ。選挙というのは、有権者の意見を聞くことじゃないですか。だから、選挙ということですわ。だけど、それは、いかん、いかんと言わっせるもんで、ああ、そうなのといって。

 

 という話で、それじゃあ、取りあえず。取りあえずでもないけれど、賛成と反対の方の意見をお聞きしましょうと。ということは、まずやります。

 

(記者)

 来年度予算に間に合うためにというと、いつぐらいをめどに。

 

(市長)

 早うやりますけれどね。あのとき、前、答弁したのは、いつだったかな。9月だったですかね。10月だったですかね。いつだと言ったな。わし。

 

(当局:決算委員会ですから、10月です。)

 

(市長)

 10月ですか。10月ごろまでにはという言い方をしたと思いますけれど。自分でもかなりいろんなところへ行きまして、いろんなところへ行って、いろんな人と独自に調査してまいりましたので。

 

 あそこの、開通させる理由は、この間、当局がプリントを作りましたけれど、1つは相生山交差点の混雑。「渋滞長」と書いてありましたけれど、渋滞はもうないというのがほとんどの意見ですし、私も何べんも通りましたけれど、信号で止まるやつは渋滞とは申しませんので。あまり細かい内容まで立ち入るとあれです。

 

 それから、途中の入り込み交通ですか。菅田という交差点がありますけれど、あそこからずっと抜けていくやつがあるということで、その問題とかがありまして、それはそれでどうやって解決するかということですね。

 

 何か、最近になって、水害の話が突如出てまいりましたけれど。水害って、普通、森を切り開いて道路を造ると、水害って余計と発生するんですけれどね。今回の広島のが、一番、1つの例じゃないですか。何を言っておられるのかという。

 

 私は、根本的には、本当に、あそこら辺にお住まいの方にとって、相生山という場所が値打ちのある場所になるようには、どうしたらええかということを考えております。そういう視点で考えていこうと。だから、住民投票をやるべきじゃないかと言っとったんだけれどね。

 

 だで、やらんというわけじゃありませんけれど、わあわあ言うもんだで、取りあえず、それなら両方のご意見をちゃんと聞きますわと。聞きますわというか、お伺いいたしますというふうになっております。

 

(記者)
 それでは、市政一般に関して、各社さんお願いします。

 

(記者)

 住民投票は、この前の選挙の公約にも掲げていましたが、そこら辺はどういうふうに考えていますか。

 

(市長)

 僕は、住民投票がよかったと思いますよ。現に、去年の3月31日ですか。これは、ICレコーダーで録音が取ってありますから。地域の区政の委員長さんたちが、住民投票をやるといって全面的に合意したんです。この間、確認しましたら、そのとおりです。ちゃんと、聞くと分かりますから。テープを。ということになりまして、さあ、やろうかということで、マニフェストに書いたんです。

 

 ところが、ころっと変わりまして、やめてちょうと。住民投票は。ということになりまして、どうなのかなということだけれど、そんなことでいつまでももめとってもしようがないもんで。市長が判断してくれ、判断してくれと言いますので、それじゃあ判断しましょうかと。だけど、その代わり、ちゃんと意見は聞きますし、自分で調査してきますと。まず。

 

 ということで、この間うち、相当時間をかけまして、市役所の随員はゼロで、自分でいろいろ調査してまいったところです。

 

(記者)

 ちなみに、その住民投票の話と並行で、これまでも、環境保全の問題ですとか、どちらかというと道路建設推進派の人たちからは、消火設備の問題ですとか、そこら辺の話が。

 

(市長)

 うん?

 

(記者)

 消火設備の。過去の山火事の経緯もあって。

 

(市長)

 それは、お一人。

 

(記者)

 タウンミーティングのときに。

 

(市長)

 はい、1人おっしゃられました。

 

(記者)

 それで、そこら辺の各論の部分での解決策というのは、持っているということなのでしょうか。

 

(市長)

 山火事は、道路が開通したって、消防車は下りられませんから。道路から。だから。すぐ下だったら、あと170メートルのところまで、どっちにしろ行けますから。どちらにしろ、本当に山火事を消すんだったら、一応の消火タンクみたいなのをどこかに造って、そこから可搬式のポンプで行くか、何かそういうもので別にやらないと、消せませんよ。

 

(記者)

 その辺の市長の考え方は別として、名古屋市側としては、住民投票の話とは別に、その各論のそれぞれの問題解決策を用意しておくこともできると思うのですが、そこの話は進んでいるのですか。

 

(市長)

 それはまあ、この間の例の答弁の話になるんです。もしやらなかったときにどうするかと。道路をね。今のところ、壊すというような、何か新聞に出ましたけれど、私は、壊すつもりは。もしやらなかったとした場合でも、壊すつもりは。壊すのに何億円もかける。十何億と出ていましたが、それは全然ありません。そんなもったいないことは。

 それはそれで、あそこのところを市民の皆さんにとってね。特に、あの学区。4学区を中心として、皆さんにとって、やっぱりええのができたなと思うようなものを造る案を作らないといかんのです。本来は。

 

 だけど、それは今、この間の議会のあれですけれど、あまり言わんといてと言ったって、しようがないですわね。答弁として、前日。議会の答弁は、前日、全部打ち合わせ会をやりますので。それはそれで必要な。僕は原稿を読みませんけれど、一応ちゃんとした、みんな、ニュアンスは取っていかないと。ということは、行政の一体性も必要ですから。

 ということで、打ち合わせのところは、当面の間は、新しい利用法については考えられませんと。当分の間だったかな。という表現だと思いますけれど、なっております。それはしようがないなと。

 

 だけど、本人、答弁したときに、都市計画決定が。どう言いましたかね。都市計画決定ですかね、変更されないまでやりませんと言いましたけれど、あれは訂正しました。皆さん、一切取り上げんけれど、大変珍しいことですよ。わしは、国会で長いことおりましたけれど、こんなことはありません。

 

(記者)

 昨年の末ぐらいから、住民投票をやる、やらないというので、議論を、検討委員会も含めてやってきていると思うのですが、今度の10月の段階で、そこら辺、住民投票をやる、やらないだけではなくて、もう少しその先に向けた議論まで出てくる、もしくは予算編成まで出てくると考えていいのですか。

 

(市長)

 決めないといかんわけでしょう。そういう前提でおりますよ。ただ、そのためには、ちゃんと意見を聞いて、それならそれで。これですね。それから事情が、何といっても地下鉄が通ったのが、どえらいでかいんですよ。当たり前ですけれど、どこでも地下鉄が通るとものすごく変わりますで。世の中。

 

 だから、ちょっと前にやりました委員会の答申でも、地下鉄が通ることもあり、結局、道路がどうなるかについては、なかなか予測困難であるというのが、委員会の答申だったぐらいですから。実際に、地下鉄が通ったと。

 

 だから、皆さんも行かれるといいんじゃないですか。野並交差点。7時から8時ぐらいの、一番混むと称されるところ。そうすると、分かりますわ。

 

(記者)

 これは、反対、賛成の意見を聞いて、その後に市長が決めるという理解でよろしいですか。

 

(市長)

 決めてくれといって、皆さん言っていますわね。

 

(記者)

 そういうことですよね。住民投票ではなくて、賛成、反対の意見を聞いて、市長が決めるということをおっしゃっているのですか。

 

(市長)

 ということも、ないわけではないです。ないわけではないと。

 

(記者)

 住民投票は、結局やらないということで、今のところ考えているのですか。

 

(市長)

 みんな、わあわあ、わあわあ、それほど言われるならね。決めてくれと言われるがね。みんな。

 

(記者)

 最後は。

 

(市長)

 それは、その最後で決めてちょうといえば、それじゃあ決めましょうかと。よう考えますけれど。その代わり、自分でも、得心がいくまで自分の足で歩いて。名古屋市と一緒に行きますと、道路建設の方ばかりの話になってきますので。自分で。交通量調査もやりました。

 

(記者)

 賛成、反対派の方というのは、どういう人を対象に。地元の人ですか。どういう方を対象に、いつごろやる予定なのですか。

 

(市長)

 ちょっと日にちは分からんですけれど、今、段取りしとると思いますけれど、反対側の人たちも、何団体か、幾つかの団体がありますので、その人たちに声を掛けて。何人規模になるかも、今、調整しとるところです。賛成派は賛成派でお聞きするということですね。

 

 だけど、問題は必要性ですわ。どこまで行っても。道路の。必要性の根拠に、十分な理由が、30年たった今でもあるかということですね。それをやっぱり冷静に、今まで計画を立てとったからという同じ論理じゃなくて、それをきちっと言えるようにならないといかん。やるという役所側の論理に、合理性が本当にあるのかと。今の今でも。理由に。ということですね。

 

◎防災対策について

 

(記者)

 話が変わるのですが、さっき、一番初めにお話しになった過去の災害現場ですか。消防局に。

 

(市長)

 はいはい、はい。広島の。

 

(記者)

 1000年前ぐらいまで調べるように指示をしたとおっしゃいましたが、指示をされて、その後、具体的に形として何か。

 

(市長)

 今日の幹部会で言いまして、私が言っとるのは、これは東北の災害でもそうなんですよ。ちょっと繰り返しますけれど、重要な問題なのでね。要は、災害というのは、消防なんです。今のところ。直接の担当者は。だけど、実は、極めて重要なのは国土なんですわ。当たり前ですけれど。なぜかというと、災害は大体、繰り返しますから。同じことがね。

 

 で、ここが縦割りになっちゃって分かれとるので、今日も言ったのは、消防は、2人おりますけれど、あと、一番向こうの方に、緑政土木局長と住宅都市局長。こちらの方が出張ってきて、過去1000年ぐらいさかのぼって、どういうことがあったのかと。土砂災害ならね。今まで水の方ばかり、どちらかというと、津波があったりしたものだから、やっていますけれど、やっぱり土砂災害についても、過去の災害の歴史をきちっと検証しないといかんと。ええわ、ええわでなくてと。

 

 ちょっとそう言ったら、あれは、今、どういう名前になるかな。消防。

 

(当局:防災・危機管理担当局長。)

 

(市長)

 防災・危機管理担当局長、と消防署も含めてだけれど、ちょっとわしのところで引き取らせてくれと。そこのところをちゃんと検討しますからという返事だと。結論はそれ。今のところ。

 

(記者)

 最終的にはどういう狙いで、そういう指示をされているのですか。何かそういう昔のものを調べて、それを市民に。

 

(市長)

 そうです。徹底的に、1000年ぐらいさかのぼって、名古屋の。例えば、普通の山に見えるけれども、例えば江戸時代にここで土砂崩れが起きていたとかね。そういうことを、もう1回きちっと調べ上げるということですわ。

 

 それで、住んどる人に。自助、公助なんて簡単に言いますけれど、自助と言ったところで、自分でたんすがひっくり返ってこんようにできますけれど、自分の今住んどるところが江戸時代どうであったかなんていうのは、自分では、なかなかちょっと難しいじゃないですか。そういうことこそ、行政がやらないといかんということで。

 

 今回の広島を見とっても、その枕崎台風のことと、某テレビでやっとったけれど、50年ごとに大体災害が起きているところだって、言っていましたね。そういうことを繰り返さんようにということですわ。

 

(記者)

 調べて、何か市民に配る、アナウンスするのですか。

 

(市長)

 それは、アナウンスしますよ。昔は、そういうことをやると地価が下がったりするので、嫌だというのがあったんですわ。だけど、もう今はハザードマップを全戸に配る状況になっていますので、もう1回、過去の災害の歴史というのを。

 

 わしは、何べんも言いますけれども、本当に、東北の震災のときに、陸前高田の部長さんと、来たときに、2人になったことがあるんですよ。中区役所の別室で。そのときに、部長さんに、気を悪うせんでね、怒らんといてねと。今、みんな努力しとるところだけれど。だけど、これだけ避難所で亡くなっとるというと、「本当に、これはね」と言ったんですよ。

 

 そうしたら、実は、河村さん、あれは、消防の方から、70センチしか、津波って来んことになっとったんだと。岩手県の配っとるやつを見てくださいというので、それでビデオみたいのを見たら、平均ですけれどね。いろいろある。70センチくらいです。それで、来たのは15メートルですから。実は。

 

 それは、貞観地震という1000年前のとき、来とったわけでしょう。実は。だから、やっぱりそちらをやらないといけなかったと。防災消防だけじゃなくて、国土がどうであったのかということをやらないと。縦割りになっとって、本当に残念だったですと、部長さんが言われていたんです。そのことは、忘れていませんよ。わしは、本当に。

 

 もう単純なんですわ。これは、やっぱり。過去の災害の歴史を本当に丁寧に調べ上げるということですね。お寺の古文書を読んだりと。そういう話ですよ。をやっていこうということなんだけれど、縦割りになっとるもんだから、今日の議論を聞いとってもらうと、幹部会の議論を聞いとってもらうと、面白かったと。面白いと言うといかんけれど。

 

 緑政土木局でも、十分だ、十分だと言っとるわけです。やってありますといって。いや、十分で。みんな、十分だと言って、事故が起こるじゃないのという話なんですわ。消防は消防で、うちでやりますということでしょう。

 

 だけど、消防の方もみえるけれど、消防の方が寺へ入っていって古文書を読めるかという話ですわな。そんなもん、できいせんわけ。そういうときになると、例えば博物館やなんかの学芸員も出動しないといかんですよ。みんなで。そういう活動が要るんですわ。そのために、今の消防局にもう1つつくったんですから。縦割りで、消防だけじゃないようにと。そういうことです。

 

(記者)

 非常に重要なことだと思うのですが、これは、どの程度の本気度なのでしょうか。予算を付けてやるのか。

 

(市長)

 変な、異なことをお聞きになりますけれど、本気なこと以外は言いませんよ、わしは。

 

(記者)

 予算を付けて。

 

(市長)

 予算なんか、要らんじゃないですか。別に。要らんと思いますよ。例えて言えば、まちづくり推進室なんて、三百何人おるんですよ。名古屋市中に。区役所に。こういう人たちがダーッと行ってですね。見りゃあ、分かるじゃないですか。まず歩かないといかんですよ。ちょっと崖そうなところ、谷になっているようなところに人家があるというようなところを、まず全部、バーッと。

 

 今でもマークしてありますけれど。まず、もう1回歩かないといかんですわ。ここら辺の、あと、どうやって調べていったらいいか、考えるんだわな。やっぱり、古文書なんか、大事ですわね。

 

 それから、実際にボーリングするとなると、金がかかりますけれど。だけど、今、何だったな、全域にわたって、地下の何センチかしらまで調べてあるらしいですよ。地下の地図が作れると言っていたでね。

 

 それと、砂の質ですね。今回、花こう岩の弱い地盤が危ないと言っとったでしょう。昨日、ちょっと志段味の方も、そういう意味もあって行ってきたんだ。わしも。酒を飲んどるだけじゃないんです。わしもよ。ちゃんと行ってきたんです。

 

 そうしたら、向こうの人に言わせると、あっちは花こう岩はあまりないと言っとった。だけど、こっちの、緑区からもっと奥の方はあるんじゃないかなと。これは推測ですけれど。違っとったら申し訳ないけれど、そういう話があって、そうか、それならええけれどと。そういうことも調べないといかんしね。徹底的にやると。これを。ボーリングせん限り、人は十分あると思いますけれど。

 

(記者)

 古文書は読めないんですよね。

 

(市長)

 古文書は、みんな出てくるんですわ。学芸員さんがおるじゃないですか。学芸員さんたちが。何人おるんですか、学芸員って。全体で。古文書。古文書といって、そうぼんぼん出てくるわけじゃないですから。そんなの。それは読まないといかんですよ。そういうことを読むと、その中では、いろんな、災害でない、面白い歴史的事実も発見できるかもしれんし。名古屋の、面白い過去の。ええことですよ。

 

(記者)

 今のお話も重要な要素かなと思うのですが、あまり私も言いたくないですし、考えたくもないのですが、例えば、該当の地域で災害が起こったときに、今の市長がおっしゃられる方針で、行政としてはもう全て十分にやったというのが、その後、言えるのですか。今のそのスタンスで。

 

(市長)

 それだけでは、enoughではないけれど、必要十分条件ではないですけれど、最低限やることはやったと。あとは、どうやって避難勧告するかとか、避難所をどうするかとか、避難所が建っとるところが本当に大丈夫かとかですね。東北の震災が、その悲劇の例ですわね。

 

 だから、有名な(当時の)陸前高田市の校長先生が言っていましたがね。避難所へ逃げさせずに、危ないから上へ逃げさせて、子どもを全員救ったという、これは本当の命の恩人ですけれど。彼女にも聞いたんだよ。別室で、また2人になりまして。

 

 それで、どうして、先生。普通は、とっさにと言われとると。避難所ではいかんと言われとるけれど、どうだったんだと言ったら、いや、とっさじゃないんだと。私は、実は内陸出身の人間で、一関か、あっちの方だと言っていましたよ。だで、ここへ校長に来たときに、こんな海の真横にね。リアス式海岸って、僕らでも知っとるじゃないですか。津波があるって。知っているし、大丈夫かと思っていたんですって。そもそも。

 

 だから、その意識があったから、こっちは駄目だといって、いったん逃げさせて、途中でもう1回、もっと上へ行きなさいといって。というふうに、逃げさせておられましたわね。だから、過去の、役所のやってきたことを、まず疑わないといかんです。これはね。

 

 別に、役所が悪人だというわけじゃないですよ。どうしても縦割りになっとったということを言っておられましたよ。70センチしか津波は来んとなっとったんですといって。だけど、来たのは15メートルだもの。それじゃあ、全く突然だったのかといったら、1000年前にあったわけです。実際は。

 

 だから、名古屋でもそういうことが起きるといかんので、まずそこまでは行政の責任としてちゃんと住民の皆さんにお知らせしようということですわ。何もなけな、ええですよ。そうやって調べたところが。

 

 また感じが悪いけれどね。地滑りが過去にあったということとか、そういうことを言うということは、そこにおられる方にすると、感じが悪いけれど、そんなことを隠す時代じゃないでしょう。ちゃんと正直に情報公開するというのが、一番大事なんじゃないの? 役所の、まずやらないといかんことは。

 

(記者)

 その調査ですが、土砂の災害の。それは、起きた場所のことをお話しになっているのですか。それとも、人的な被害があったところのお話をされているのですか。調べるものは。

 

(市長)

 それはもう、全部でしょう。言ってみれば。ざっと見ていけば。だけど、中心になるのは、住んどるところですわね。やっぱり、まず。

 

(記者)

 いざやると なかなか、たくさん人が住んで。

 

(市長)

 だけど、それはやってみるということですね。まず。

 

(記者)

 その場所も含めてということですか。

 

(市長)

 そうです。そうですよ。

 

(記者)

 人が住んでいるあたりが、どういうことがあったか。

 

(市長)

 はい、はい。そういうことです。

 

◎相生山の道路建設について(その2)

(記者)

 相生山の話に戻ってしまいますが、住民投票をやらないというお話ですが、その話。

 

(市長)

 やらないと決めたわけじゃないよ。

 

(記者)

 やらない方がいいというお話で。

 

(市長)

 あまり、わあわあ。皆さん、わあわあ、わあわあ言うもんで、役所も全然その気があらへんもんだで。

 

(記者)

 そのお話も、ずっと以前から出ていたじゃないですか。やると、ひずみがあるからと。生まれると。で、賛成、反対の意見も聞くということも、ずっと以前からおっしゃっていて、事態は全く進んでいないように見えるのですが。結局、先送りしているだけだというふうに見えるのですが。

 

(市長)

 いや、そんなことはないですよ。それはそれで、皆さんで議論してみやあと。結局、住民の意見を公平に聞くのを住民投票というんです。名前は、全員アンケートでもいいですけれどね。それは、歴史が発明したものなんですよ。だけど、それがいかんということで。結局、無作為抽出はいかんとか、いろんな議論になってきて、そうでしょうといって。だから、取りあえずは、賛成、反対の人をまず聞きましょうかといって。

 

(記者)

 その話は、2月議会が終わった後にも出ていましたよね。

 

(市長)

 何が。

 

(記者)

 今も、ずっとお話を伺っていると、そのときのお話と全く変わっていないように見えるのですが。

 

(市長)

 住民投票をやらんと言い張られますとね。やらんと言い張られますと、公平な、本当の実質というか、公平ですね。公平な立場からいって聞くのは、やっぱり住民投票になる。それをやらんと言われると。役所もやる気があらへん。全然。

 

(記者)

 地元の方、市民団体方は、もう、よく陳情を持ってこられて、まだか、まだかとおっしゃっていますが、それに対して市長の方が、何か、決断をずっと先延ばしにしているように見えますが。

 

(市長)

 「まだか」というのは、どういう。何の「まだか」? 決めるか、決めんか。

 

(記者)

 いえいえ、早く決めてくださいと。

 

(市長)

 いや、まあ、それは。

 

(記者)

 ある程度、どんどん 言ってこられていますが、それに対して市長の方が、ずるずると、結論を出さずに先延ばししているように見えるのですが。

 

(市長)

 いや、そんなことはないですよ。予算までにはやりますよ。ちゃんと。住民投票をやれば、また別ですけれど、それは、いろいろ言われるなら、自分で調べてまいりましたので、いろいろ。これですね。

 

(記者)

 結局、住民投票はもうやらないのですか。

 

(市長)

 まだ分からんですよ。

 

(記者)

 結局、事態は変わっていないですよね。

 

(市長)

 それは、住民投票以外で公平に聞くって、大変難しいですよ。

 

(記者)

 ええ。それを議論されてきたんじゃないですか。

 

(市長)

 だから、すると言うもんで、しましょうと言ってきましたけれど、やっぱり難しいわなということになる。それは。

 

(記者)

 難しいというのは、最初から出ていたんじゃないですか。

 

(市長)

 それは、出ていましたよ。それで、地元の方も住民投票をやるといって、ICレコーダーに入っていますけれど、みんな合意したんです。いったん。そうでしょう。

 

 もう1回、それじゃあ、原点に戻って、30年前ですか。道路を計画して、40年か、30年か。今、新たに地下鉄も通って、いろんなところに道路ができて、理由について1つずつ検証するということでしょう。委員会が検証したんですけれど、やっぱり地下鉄の開通という非常に大きな不確定要素が前にあったので、やっぱり分からないというのが結論だったですからね。

 

(記者)

 もう一歩、住民投票から、市民に近いところから考えると、結局、住民投票で何の問題が解決されるのですか。

 

(市長)

 それは、住民投票だったら、何か、わしは言っておりませんけれど、西ドイツで、NATOの飛行機が。

 

(記者)

 ドイツの話はいいですけれども。

 

(市長)

 それは、決まったじゃないですか。あのとおりの結論になった。開発しないと

 

(記者)

 だから、何の問題が住民投票で解決するのですか。市長が公約を達成できるか、できないかというところは、確かに解決するかもしれないのですが、市民に近いところで、どういう問題を住民投票で解決できるのですか。

 

(市長)

 それは、通した方がいいかどうか。自分たちで。自分たちの地域のことは、自分たちで。

 

(記者)

 結局、推進するにしても、中止するにしても、市長の号令で出るのは、これは変わらないんですよね。

 

(市長)

 仕組みはね。仕組みはそうなっているというだけですけれど、やっぱり民主主義の世の中、地域のことは自分らで決めると。

 

(記者)

 それは責任転嫁ではないのですか。

 

(市長)

 それが責任転嫁だといったら、住民投票そのものとか、なくしたらどうですか。

 

(記者)

 だから、環境保全も、さっきの消火設備の問題も、それぞれ、正当性を持って市民たちが話を持ってきているわけですよ。それを、政治が解決しないで、誰が解決するんですか。

 

(市長)

 政治の解決の中に、住民投票も当然あるじゃないですか。非常に有力な。

 

(記者)

 でも、さっき、住民に決めてもらうと言ったじゃないですか。

 

(市長)

 住民に決めてもらう、住民投票というのが、1つ、大変有力な手段であって。

 

(記者)

 じゃあ、あなたは何のためにいるんですか。

 

(市長)

 私は、名古屋市がようなればと思って、私利私欲なしで毎日安月給で働いております。

 

(記者)

 私利私欲というよりか、市長の公約が達成されるか、達成されないかというところは、これは住民投票をやるか、ならないかというのとリンクしているとは思いますが、市民の生活とどうリンクしているのですか。

 

(市長)

 何かよう分からんですけれどね。住民投票というのは、大変に民主主義社会の上では大きな政治的選択の1つなんです。

 

(記者)

 別に私は住民投票を否定しているんじゃないです。今回の相生山の問題で、住民投票で決するその本質ですよ。本質のところを、市長はどう考えているのかというのを、教えてもらいたいのです。

 

(市長)

 そんなの、世の中、いくらでもやっているじゃないですか。ごみの焼却所を造るときにどうのこうのとか、それから、何でもいろいろありますよ。そういうのに委ねていくというのは。アメリカなんか、しょっちゅうやっとるわけでしょう。西ドイツでも、この間、行われて。どえらいでかいのが。

 

 民主主義って重たいんですよ。代議制もありますけれど、住民が直接選挙してその多数で決めるというのは、大変重要なことです。だから、みんな自立して、自立した市民として考えてもらおうということになるんだもの。ねえ。

 

 そっちで誤ることがあるけれど、政治の選択で誤ったことって、山ほどあるじゃないですか。一番でかいのが戦争ですよ。何といっても人災です。山ほどありますよ。政治の、行政の選択が失敗した例なんていうのは。そうでしょう。

 

 藤前干潟でも、実際はそうだと。これね。行政は、埋め立てると最後まで言っとったんですから。英断で転換したというのは、あれは事実と違いますから。まあ、ええですけれど。そういうことで、責任を持って、私もちゃんと。

 

(記者)

 ええ、弊社は全て撮らせてもらっていますので。

 

(市長)

 うん?

 

(記者)

 市長の今の見解を、全て弊社では撮らせてもらっていますので。

 

(市長)

 何? 弊社で撮らせるって、どういうこと。

 

(記者)

 カメラで。

 

(市長)

 いやいや、それは当然、いいですよ。撮らせるって、どういうことかしらんと思ったので。言っていただいても結構ですよ。わしもちゃんと、自分で、責任を持った。ねえ、住民の人たち、名古屋の人にとって、一番ええ結論になるようにということで。

 

(記者)

 そうしたら、住民投票がないとできないですね。

 

(市長)

 普通は住民投票でやるところなんだけれど、こういうふうに、いろいろ言っとられますわなということですよ。今は。

 

(記者)

 各論の決着点は、まだ持っていないということでいいんですね。

 

(市長)

 いやいや、そんなことは、今、にわかに、調査中ですので。

 

(記者)

 でも、さっき話が出ていたのに、昨年の末に、市長が、相生山には一定の結論を出すと言って、年明けにタウンミーティングをやって、住民の意見も聞きながら、2月定例会では、今度は10月の決算委員会までに方針を出すと。

 

(市長)

 はい。出しますよ。

 

(記者)

 結局、それが、今の段階で、行政の予算の見通し、編成も含めて、話が出ていないとなれば、市民に顔向けできるんですか。こんな意思決定の方法が。

 

(市長)

 10月までに結論を、ちゃんとよう考えまして、慎重の上にも慎重に考えて、出しますよ。

 

(記者)

 それは、住民投票の話抜きで。

 

(市長)

 いや、住民投票ができなければ、それはそこでまた皆さんにも聞きます。住民投票をやるなと言うんだったら。今のところ、そういう意見もありますし、それはそれで、また尊重しないといかん部分もあるじゃないですか。それはそれで。ご本人が、住民投票をやると言っていた人たちが、180度ころっと変わってまって、やるなというふうに大転換したんだもの。

 

(記者)

 なので、やらないということでいいんですか。

 

(市長)

 それは分かりません。それは言う必要もないでしょう。別に、まだ。またいっぺん話を伺って、今度の10月までですか。予算、予算じゃなくて、決算議会ですか。までには。そのころでしょうね。

 

(記者)

 半年以上、何をやってきたんですか。

 

(市長)

 いろいろ自分でも調査をしてまいりましたし、皆さんでどうやって、本当の市民の意見を聞くのといって。賛成派と反対派の人は、一応ちゃんとグループがありますので、しょっちゅう意見を。しょっちゅうと言うと怒られるけれども、手紙も頂いておりまして、聞いておりますよ。

 

 個人的にも会ってきました。今まで、何人かと。私。向こうまで行きまして、何人かの方と。そうやって、自分なりにきちっと、名古屋市民の皆さんの一番ええように結論が出せるように考えておりますので、ちゃんと、着々と、責任を持ってやっておりますということですわ。

 

(記者)

 住民投票も否定されずに、10月の決算議会は、スケジュール的に可能なのですか。可能だとお考えですか。10月には、出さないといけないんですよね。

 

(市長)

 やろうと思えば、やれますので。早くヒアリングをやってくれといって、それはもう、1カ月ぐらい前に言ったはずですよ。1カ月ぐらい前に。それは、1カ月たっとる。それだけだけで。ヒアリングが終わってしまっておれば、住民投票をやるならやるだし、まだ、別に、10月まで、9月、10月、2カ月ありますから。住民投票なんか、やろうと思えば、すぐできます。別に。

 

(記者)

 できるという見解ですか。

 

(市長)

 うん?

 

(記者)

 スケジュール的には、それも可能だという。

 

(市長)

 そういうつもりでやっとるんですけれど。やっとるんですけれど、何でかしらん、遅れていますわな。ヒアリングをやってちょうと言いましたよ。もう1カ月ぐらい前じゃないですか。確か。1カ月、もうちょっとたつんじゃないかな。確か、言ったのは。いつだった? あれは。ヒアリングの段取りをしてくれといって。両方からの。

 

(当局:8月の上旬。)

 

(市長)

 8月の上旬ですか。大体パッとした感じでは、1カ月前です。

 

(当局: 海外へ行く前ですよ。)

 

(市長)

 海外へ行く前は前ですね。大体1カ月ぐらい前のような印象ですけれどね。僕からすれば。

 

(記者)

 現時点では、市長は、ご自身が判断を下す材料がそろっていないということですか。

 

(市長)

 僕なりには、ちゃんと調査してまいりましたし。これね。

 

(記者)

 今はまだ、現時点では、判断はまだ下せないということですか。

 

(市長)

 ちゃんと10月までにと言ってあるんだから、その前にそんなこと言わせるというのは、酷というものじゃございませんか。少なくとも、両方のご意見は、聞かないといかんでしょう。一番最後。議会だって、討論とかね。最後、やるじゃないですか。裁判だって、口頭弁論ですか。最後に。

 

(記者)

 スケジュールがぎりぎりになって、バタバタになって、ちゃんと議論できるのかと。

 

(市長)

 できますよ。

 

(記者)

 大丈夫でしょうか。

 

(市長)

 大丈夫ですよ。自分で相当調べましたから。なかなか自分ではやらないですよ。普通。言っておきますけれど。そんなばかなこと、力んどってはいかんけれど。自分で調査するというのは。朝、早う起きんならんし。まず。

 

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