平成26年2月10日 市長定例記者会見
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名古屋市役所 郵便番号:460-8508 愛知県名古屋市中区三の丸三丁目1番1号 電話番号:052-961-1111(代表) 所在地、地図
グッドモーニングということで。2月10日(月曜日)ですか。おはようございます。
まず初めのテーマが、名古屋城プレミアムトークステージ第4弾、「どうする 世界の金シャチ横丁(仮称)」を開催しまして、一般募集しておりました名称案を基に、出演者によるネーミングディスカッションが行われまして、正式名称が決定いたしました。
新しい名称は、「金シャチ横丁」ということです。ディスカッションには、私も参加しておりましたが、活発な議論が展開されたということですが。決まったことにあまりあれはありませんけれど。
本当は、名古屋城の天守閣の本物復元と一体でやらないといかんですけれど、やっぱり住む人間にとっての、「魅力ある」というのはよく言いますけれど、都市のアイデンティティーといいますか、誇りですね。自慢がないといかんのですわ。
産業とか、福祉、防災とか、基本的な市民サービスというのが一番重要であることは、当たり前のことですけれど。教育とかと。もう1個、市におる人間に自慢がないといかんと。おらがまち何とかというのが。
ということで、本当は、僕は、本物性を追求すると、熱田神宮が名古屋のアイデンティティーの原点になりますけれど、「尾張名古屋は城でもつ」ということで、400年前に家康さんがつくってくれたこの名古屋城ということになりまして、そこで皆さんが自慢になるようなものの1つが、天守閣の本物復元でありと。これは何べんも繰り返しますが、図面があるということがでかいですね。実測図が。
それともう1つ、その近所で、行ったら飲んだり食ったりして名古屋のいろんな歴史なり楽しさをもっと。難しいことなしで、飲んだり食ったりでええんですわ。音楽があり、芝居がありというのを味わえるところをつくるところが、都市の1つの魅力の大きなエッセンスですので。
ちょうどあそこがええだろうということでやってまいりまして。ネーミングということで、「金シャチ」が残ったことは、ええことだと思いますが。歴史的な意味をね、皆さん、ぜひ。
あの場でも言いましたけれど。応仁の乱から始まりまして、日本の日本史というのは、応仁の乱が、「ひとよむなしい」と。確か、1467年ですけれど。から始まりまして、ものすごい内戦が実は続いとったわけですね。
アメリカ南北戦争は、4年か、そんなものだと思いますけれど、日本は150年間もですね。
テレビを見とると、面白いよ。皆さんのテレビの話題には事欠かんですけれど、それはテレビを見とると面白いだけで。おびただしい数の人命が失われ、涙のもとに築かれたんだけれど、それがようやく終息をつけるのが大坂夏の陣であって、1615年ということで、150年後ですわね。
それに出陣していったのが、名古屋城から徳川家康が出ていったと。それに(大阪に向けて力を見せつけるために)名古屋城という、とんでもない巨大な構築物を、この名古屋のすぐそこの。
西側を見ますと、昔は高層建築物がないですから、だーっと一気に下がって。向こうは下だもんだで。西から名古屋城を見ると、これはとんでもない立派なもんだなと。金のシャチまであるがねと。
あのとき、大阪城に金がぎょうさんあると言われていましたので。これは、徳川の世が来たなということで、ギブアップしろということでね。これが平和のシンボルということに、一応、裏から言うとそうなるんですね。
しかし、そこがまた、(大阪夏の陣で)名古屋(城を出発した家康)が滅ぼしたのが、この名古屋で生まれた秀吉さんの息子の秀頼であったというところが、この名古屋の非常に歴史的な数奇な運命を感じるということでしょうか。そんな気持ちになって名古屋城に来ていただくと、ええかなということです。
そういう観点から見ると、名古屋城の本丸御殿の襖絵がレプリカだけであるということは、考えられないんですね。そういう歴史的な、総合的な意味で見ていただきたいということで、「金シャチ横丁」になったということは、これはまた1つ、ええかなとは思いますけれど。
あまり終わったことはいいですけれど、私はぜひ名古屋を、何とか東京と京都に匹敵するような、それぞれの意味においてね、まちにしたいと思っていますので。
よく失敗したところがあるんですよ。全部成功しておりません。お城の横にこういうテーマパークをつくって。失敗したと言うと感じが悪いけれど。やっぱり税金を投入するということになると、絶対にはやるところにつくらないといかんのだわ。要は。
自分が社長だと思ってやらないといかんのですよ。役所の欠陥はそこだわね。倒産せえへんもんだで。で、3年ごとで転勤してしまう。
私がもし社長だったら、何べんも言いますけれど、東京駅にポスターをばっと貼って。平泉の金のあれ(中尊寺金色堂のポスター)が、よう貼ってあったがね。こないだうち。貼って、名古屋に来てちょうと、金シャチ横丁と。
その場合に、わしは「世界の」が付いとった方が、「え?」と。「名古屋は面白い、えらいギャグっぽくなったな」とかですね。「『世界の』って何だろうな」「どこが『世界の』なんだ。いっぺん行ってみたろうか」というふうになる気持ちが強いのではないかとは思うんですが。
それはそれとしましても、そういうのがないならないで、東京からや大阪から、どこからでも、世界からでも結構ですが、ぎょうさん来てもらえる金シャチ横丁にしないといかんですから。かえって重たい十字架を背負ったという気がしますけれど、私は。ということです。まあ、ええものをつくらないといかんですね。
次ですが、「ソチオリンピック フィギュアスケート女子パブリックビューイング」という。英語で書いてありますけれど。開催についてご報告しますということで、私も、名古屋から、真央ちゃんと、昨日(の女子団体に)は出ていませんでしたけれど、佳菜子さん、それから明子さん。明子さんは今日出ていましたけれど。ありがたいことだということで、夜まで見ておりますけれど。
今度は、いわゆる個人競技で行われまして、日本時間の20日(木曜日)と21日(金曜日)の未明と。未明ということは夜中ということだと思いますけれど、フィギュアスケート女子が行われます。
浅田真央さん、鈴木明子さん、村上佳菜子さんという、全員名古屋ゆかりになりますけれど、ご出身というと、お二人がご出身ということでね。真央ちゃんと佳菜子さんと。明子さんは豊橋ということですけれど。
何といっても、あれですからね。別に競技をいろいろ差別するわけじゃありませんけれど、女子のフィギュアスケートですからね。結局、団体戦でロシアが優勝しましたけれど。
僕もガキのうちから、フィギュアスケートは格好ええでテレビでよう見ますけれど、やっぱりああいう感じですわ。世界のトップのどえらけない、あまり言うと感じが悪いですけれど、雰囲気の中で、この愛知から3人出たというと、これはえらいことですよ。
ほんだで、山田満知子さんだったか。なかなかしっかりした、元気のええお母ちゃんですが、あの人は偉大なもんだなと思いますわね。見とって。
当然、世界はいろんな人がいますから大変ですけれど、メダルもメダルですけれど、それは取ってもらえればええけれど。わしはわしでそうこだわらずに、3人出てもらっただけでも、大変な名古屋、愛知にとって名誉ですので、課題となっておりました、大津通の中央分離帯を取ってパレードする第1号に、ぜひこのお三方をお迎えしたいと。
別に、メダルが何色だの、そんなものはあまりええですよ。精いっぱいやっていただければええ。そんなもん、おみゃーさん、オリンピックのフィギュアの女子ですよ。そこに日本の愛知県からこの3人が出たといったら、どえらけないことですよ。ということで、いよいよこれで中央分離帯は取れるなというふうに思っております。
それはそれなんですが、英語で言っておりますけれど、パブリックビューイングという。何か訳の分からん英語になっておりますけれど、みんな来て見てちょうということだと思いますが、2月20日(木曜日)の深夜と。午後11時30分から、日本ガイシアリーナの「アイスリンク・観客席」で実施いたします。
愛知の場合、今回、この後ですけれど、パラリンピックの方に佐藤圭一さんも出ていただいております。ここも、精いっぱい、伸び伸びとやってきてほしいと。パレードのときは、一緒にぜひパレードをしていただきたいということです。
日本ガイシアリーナというのはどこでゃあもと言われるか分かりませんので、笠寺の駅の、あれはどうやって行くのかな。笠寺駅から歩いて行けんことはないけれど、車の駐車場もあるわな。
笠寺の駅から見える、あの大きいのが、日本ガイシホールで。アイスリンクは横だな?
笠寺に、でかく見えるやつのすぐ西南隣ぐらいにありますので、そこまでおいでいただきたいと思います。お金は要りません。タダということです。私も、当然のことながら、一緒に伺いますので、大いに盛り上げたいと思います。
深夜の開催、18歳未満は参加できんと書いてありますけれど、深夜ということですので、ここまで固く言ってええものかどうか。こういうものかね。知らんけれど。一応、気を付けてくださいという感じですわね。深夜ですから。駄目か。何かルールがあるんですかね。
(当局:愛知県の条例です。)
愛知県の条例で。大変失礼いたしました。愛知県の条例があるそうですので、ぜひお気を付けいただきたいと。
スケートリンクですので。わしもいっぺん行ったことがありますけれど。何人かの表彰も兼ねて、スケートも見たことがありますけれど、やっぱり冷やしてありますので。ぜひ防寒の用意をしていただきたい、ダウンジャケット等を着ていただきたいと思います。
昨日スケートを見とっても、周りに団体席があって、みんな防寒具を着て座っておりますので。ぜひご用意をいただきたいと。
シートは3500席ありますので、よっぽど皆さん入れると思いますが、ぜひおいでをいただきたいと思います。
次に、「あおなみ線フェスタ」の開催について、ご報告いたします。
来週2月16日(日曜日)で、ちょうどSLあおなみ号の走行から1年がたちます。あの盛り上がりを、何とか次につなげたいということで。
もうはや1年たつんだね。4万人以上というんだけれど、あれはあそこ(観覧場所)のところだけでの数でして。沿線に、危ないでいかんが、屋根の上にもようけ乗ってござったですね。ずっと電車の(走っている)横(では)。乗ってわし見ていましたから。
何となく、単純なんだけれど、蒸気機関車というのはええもんだなとと思いましたら、さらに私を勇気付けたのが、あのソチのオリンピックの開会式のときには、蒸気機関車がお出ましになったじゃないですか。
やっぱりああいう1つの産業のシンボルというかね、(そういうもの)なんだな、ということなんですよ。大変ええもんだというふうに思いました。世界中におるんです。蒸気機関車のファンというのは。
特色は、この間ある人に聞いたら、「河村さん、電車というのは電気を外から取って動くんだ。蒸気機関車は自ら動くんだ」ということでですね。石炭と水ですけれど。火ですわね。で動くんだと。だから、「人間と同じなんだ」ということを言ったり。そういう目で見ないといかんぜと。だから、元気な年寄りという感じですけれど。
ということですが、今、名古屋市では、蒸気機関車をはじめとした話題性のある車両の運行や鉄道展示施設の設置など、「鉄道を活用した都市魅力向上策」の検討を進めております。
この取り組みを市民の皆さまと共有するため、2月16日(日曜日)午前10時から、あおなみ線の潮凪(しおなぎ)車庫で「あおなみ線フェスタ」を開催いたします。
これは、あまり皆さん、行かれたことがない(場所)ですから、後で(当局に)ちょっと説明をしてもらいますけれど、港の方にありまして。私もこの間、初めて行きましたけれどね。
午後1時30分からは、メインイベントの「市民鉄道サミット」を開催しまして、名古屋の鉄道自慢をテーマに、鉄道を活用して名古屋を面白くするにはどうしたらよいか、市民の皆さまのご意見をお伺いしまして、パネリストを交えて討論会を行います。
「あおなみ線フェスタ」では、「市民鉄道サミット」の他に、車庫見学ツアーとかパネル展示など、鉄道ファンだけでなく、親子で楽しめるイベントも用意しております。
なお、会場へのアクセスは、あおなみ線の野跡(のせき)駅から、徒歩か、無料でシャトルバスを出す予定です。ご利用ください。
入場無料。タダ。入場無料ですので、2月16日(日曜日)には、ぜひ多くの方々に潮凪車庫にお越しいただきまして、市民の皆さまとともに、名古屋を鉄道で盛り上げていきたいと思っております。
(当局:今回、「あおなみ線フェスタ」の会場となる潮凪車庫は、今まで一般には公開されていない場所になりまして、初めて一般市民に公開されることになりますので、いろいろ鉄道の裏側とかが見えたりして、貴重な機会になると思いますので、ぜひ今週の日曜日は潮凪車庫までご来場ください。)
ということですので、ぜひ。私も(当日、討論会に)出ましていろいろ申し上げますけれど、名古屋機関区というのは結構有名なところだったらしいですね。今も、ずっと、笹島から三角(の形をした場所)に、ようさん鉄道がありますけれどね。
やっぱり関西線、中央線、東海道線、みんなばーっと寄っとりますので、非常に有名なところで、いろんな電車が来ましてと。
それから、蒸気機関車の生産台数。蒸気機関車だけだと、日本で3位か4位。同じぐらいらしいですけれど。
トップは川崎車輛。2位が汽車製造と。3位が日立製作所、4位が日本車輌製造というぐらいで、そういう面でもゆかりのあるところです。ぜひおいでいただいて、おもしれぇ。
リニア新幹線名古屋駅がスーパーターミナルに生まれ変わるために、全力投球させていただきますけれど、ぴかぴかのものの中に、こういう昔の、思い出だけじゃなしに、歴史を踏まえた実物が現に走るというふうにすると、名古屋駅も随分面白くなるぜと。ぴっかぴかだけではいかんよと。人間もそうだよと。年寄りも大事にしろという、そんな気持ちで、ぜひおいでいただきたいと思います。
ということで、私からは以上です。
(記者)
先ほど話に出ました「金シャチ横丁」ですが、今のところ、予定地内に国有地があって、(東海)農政局とか水資源機構があります。市の方では移転するように求めていらっしゃると思うのですが、現状どうなっているかということと、今後どうしていくかということをお伺いしたいと思います。
(市長)
市民の皆さん(はお聞きになるの)は初めてか分かりませんけれど、どこに金シャチ横丁をつくるかというので、今狙っとるのは、名古屋城の正門がありますわね。西側の方の。あそこの入り口のところにあるところですが、昔の名古屋の第三師団本部のあったところですけれど、今は水資源開発機構、それから東海農政局と、ホームレスの皆さんがお住まいになっておられますところと。この3つがありまして。
わしは前から、民主党政権のときに、大臣に直接、「早う、悪いけれど、出ていってもらえんか」と(言っています)。国に遠慮して優しくしか言えませんけれど。戦後の復興の時代はあれでよかったか分かりませんけれど。何もないところで。
これからは、名古屋のちょうど曲がり角で、どえらい魅力のある名古屋をつくらないといかんと。東京に匹敵するぐらいのことを目指してね。京都にも匹敵するぐらいの。
そうなると、あんなええところに東海農政局と水資源機構があってまっては困ると。「ええよ」と言っていましたよ。当時。「具体的にどうしたらええか言ってきてちょう。どこに移ったらええかがあるでね」といって。
ということになっていましたけれど、この原稿によりますと、「移転場所や財政上の問題など課題が多く、今すぐに移転することは非常に難しい」と。こういうふうになるわけだわ。
原稿でいきますと、「そこで、東海農政局等とは長期的な視点で取り組むということで進めており、基本構想でもそのように記載」って。そんなこと、(基本構想に)書いてあったかね。特別秘書がないと、大変なんですわ。はっきり言いまして。
「長期的なこと」なんて言っとってもらっては、困りますよ。これは、名古屋のまちづくりの中でかなり決定的なことなので。
社長じゃないからこう言うんです。俺はいつも怒っとるんですよ。もし名古屋城、ないしこの金シャチ横丁が個人の資産で。あまり名前を言っちゃいかんですけれど、伊勢のおかげ横丁ね。あれは自分のところのリスクでやったんですよ。だから、必死だと言っていましたよ。しばらく、ものすごくはなかったんだけれど、やっぱりすごいですね。
だから、今になれば、私らも行って楽しいところができましたね。日本の、本当に素晴らしい場所ですよ。伊勢神宮と一緒に。それは何でかといったら、自分の私財じゃないけれど、本当にリスクをかぶってやるわけでしょう。だで、何ということを書いとるのかと。
恥ずかしいけれど、「基本構想でもそのように記載」って、そうすると、河村さんは「うん」と言ったんじゃないかと必ずなるんですわ。それは確かに、(基本構想を)見(てい)たらそう(なる)か分かりませんけれど、(私には)アドバイザーはおらへんですからね。もう1人のアドバイザーが。そんなことに「うん」とはできませんよといって。
俺は何べんでも、今から行くと。農林水産省でも、水資源機構だったらどこですか、国交省ですか。行くと、何べんも言っていましたけれど。変わるところは、場所は、貸しビルでもええですからとなるんですよ。
別に威張っとってはいかんけれど、国の役所も頼むと。あんなええ場所は市民がみんなで楽しめるところにしてくれと、早く。一刻も早くと、言わないといかんので。
こんなメッセージがあるということは、非常に残念ですね。はっきり言いまして。「今すぐに移転することは非常に難しい」というコメントは、わし、こんなことを言ってええかどうか知らんけれど、今日見て初めて知りました。という状況なのでありまして。
ただ、ホームレスの皆さんには、これも前から言っていましたけれど、早うわしが頭を下げて、「誠に申し訳ないけれど、場所も他にもありますので、ちょっとご移転いただけんでしょうか」ということを、頭を下げて頼みにいくよと。
あそこは、何年だったかな。(運営に)期限が一応あるそうで、それは守っていただいとると聞いておりますので。ということで、役所的に言いますと、まずあそこのところで一部オープンをすると。ホームレスさんの方(の場所)でね。一番北側ですけれど、名古屋城には隣接しています。
と言っていますけれど、こういうふうだで嫌になっちゃうんだわ。本当にいかんですよ、これは。もっと自分の金だと思ってやらないといかん。市民の皆さんが喜ぶことをやらないといかんです。納税者に喜んでもらおうという精神が足らんでいかんの。また電話してもええですけれど。こうなって残念でして。
そんなことを言っとってもいかんで、やっていかないといかんけれど、こういうところで早くやろうという気持ちがないときに、本当に成功するようなものができるかどうかということになってきますわね。
テーマパークをつくれば、みんな成功するもんじゃありませんよ。皆さんご承知のように。そう簡単にはいかないですよ。ということでして。ここであまりあれしとってもいかんけれど。
(記者)
規模的なことで言えば、成功するためには、当初考えているような3カ所で。
(市長)
確か、全部合わせると約7000坪じゃなかったですかね。
(記者)
それぐらいは必要だと。
(市長)
それぐらいはあって。同時に、金のシャチホコも本物があるでしょう。わしがよう言っとったがね。金のシャチは空襲でなくなったと思いましたけれど、南側の分が下に下ろしてあって。北側が何でなくなったかも、非常に疑問なんですよ。溶けんと言っていましたから。関係者は。
だけど、南側が下ろしてあって、4キロか。どろどろになったのをGHQが持っとって、それは今、茶釜になっとるんですわ。そういうのでもう1回、金のシャチホコを1個作って。全部は作れませんけれど、1個作って。3億円ですけれど、あの当時でね。3億円と言ったって、現金が金に変わるだけですから。言っておきますけれど。某造幣局がぜひやらせてくれと言っていましたわ。技術の伝承にもなると。
そこの中に4キロ分(を含めて)、みんなに触ってもらうように作るんだわ。本物の、400年前の尾張藩の栄華と涙と繁栄を象徴しとったね。名古屋の庶民はみんな、あれを見て、誇りと、また自分の生活の苦しさ、そういうものの中でいろんな思いになったと思いますよ。
その本物が4キロ残っとるから、それにみんなに触ってもらうと。それをこの金シャチ横丁の真ん中でもいいですけれど、入り口でもいいですけれど、置いておくという。例えばね。そういう、目線を市民のところに置かないといかんのですよ。あそこへ行きたくなるには、どうしたらいいかと。行きたくなるには。
それは、早く作ってもらうことですよ。まず。これと、今言ったような、本物ね。本物。尾張名古屋の繁栄と涙ですわ。吉宗に滅ぼされましたので。というような感じで、約7000坪、みんなでどんどん進めていくとええと思ったんですけれど。
こんなことを国に言われとって、「ああ、そうですか」と言っとってはいかんですわね。「移転場所や財政上の問題など課題が多く」と言って。「何を言っとるんですか」と言わないといかんですわ。「ちょっと待ってちょう。こっちの課題が多いんですわ」と言って。
こっちの壁は大きいですよ。あそこでやるかどうか。東海農政局や水資源機構は、場所が変わったって、課題じゃないですよ。別に、そんなの。あそこでないとならんという理由はないですよ。ただ、威張っとってはいかんので、頭は下げて、丁寧にはお話ししないといかんけれど。
(記者)
その水資源機構ですとか、そういう国の機関に対しては、交渉をこれまでやってきたのですか。
(市長)
僕は、水資源機構には電話していなかったかな。東海農政局には。東海農政局には、本物のこの話が出てすぐですわ。大臣と副大臣には、直接電話しましたよ。それぞれ名前が誰かというのは、ええかげんなことを言うといけませんので、きちっともう1回言わないといけませんけれど、それぞれ言いました。民主党政権時代に。
(記者)
回答が来たのは、いつでしたっけ。先ほど読み上げられた。
(市長)
回答は、知りません。I have no idea。
(記者)
通達とか返事があった、書簡の日にちはいつ。返事があったのを、さっき読み上げられたのですか。
(市長)
すみませんけれど、知りません。
(記者)
分からない。
(市長)
はい、聞いておりません。正直に言っていますよ、私は。正直に。
(記者)
そういう意味だと、民主党政権から、本当は続いていくものだと思うのですが、自民党政権に行って一回リセットされたとされるのであれば、今後、どうアプローチされていかれるのですか。
(市長)
私は、これを初めて見ましたので、一応、自民党の、今、国交大臣は太田さんですか。それから、農水大臣はどなたでしたね。こんなことを言っては怒られて(しまう)、テレビに映っとると、「お前、ばか野郎、俺の名前ぐらい知らんのか」と言われるといかんけれど、早速アプローチを取ってみたいと思います。取ってみます。早うお願いしたいと。
今、きついことを言いましたけれど、しゃべるときは丁寧に言いますよ、わしも。65歳のおじいで、零細企業をやってきましたから。
(記者)
16年度のオープンを目指して、なるべく広い土地で進めていきたいと。
(市長)
早くね、それも。前倒ししてもええですから。皆さん、結構期待してみえるでね。
(記者)
名古屋城周辺のことについてお伺いしたいのですが、木造化とか、金シャチ横丁とかありますが、名古屋城の中に愛知県体育館がありますよね。あれの存在はどのように見ているのですか。
(市長)
あれ(について)は、大村知事殿に、早う、どいてちょうということを、もう3年前ですか、言っておりまして。ええよと。だけど、場所が問題だと。それと、あそこで大相撲をやりますので、某新聞社があそこでやりたいんじゃないかと。名古屋城の中でやるのがええという人もおるんですわ。だで、その辺はええかと。
移転するんだったら、その金はどうするんだということを大村さんが言ってみえましたけれど、最近、何やしらん、名古屋城内で大相撲をやりたいようだぞということをどこからしらで言ったようなことを言っていましたけれど、そんなものはいかんわさといって。
お気持ちは分からんでもないですけれど、大相撲は別に名古屋城内で絶対やらんならんもんではないですから、近所でもええじゃないですか。ちょっと考えて。
本当の名古屋の天守閣の木造復元までやっていくんだったら、あそこもね、二の丸御殿のあったところで。実際はあの辺に住んでござったわけですわ。本丸御殿は迎賓館みたいになっていましたので、実際にはあの辺に住んどらしたところだで。
昔の、本当の、400年前の名古屋城に戻していきたいというのが、希望じゃないけれど、しないといかんですね。ということですわ。
あそこはまた、有名な青松葉事件といいまして、明治維新のときに、突然尾張藩は薩長土肥に付きましたので、そうでない方の切腹を命じたんですね。確か、あそこですぐ切腹になったのは、3名だったですかね。全員で14名の尾張藩士が命を落としましたけれど。
話は別だけれど、そういう非常に尾張藩の悲しい歴史の場所でもありますけれどね。それだけに、昔のままに戻したいわね。
金シャチ横丁の名前を付けるときに、東京の建築家で有名な、隈(くま)さんですね。大変有名な設計士の方が(講演会でおっていましたが)、今、こういうふうに歴史的なものを中心とするまちづくりというのが、非常に、世界中というか、盛んだということだから。名古屋はええですよね。本物にしないといかんですわ。本物に。
「モナ・リザ」は本物ですから。防弾ガラスが入りましたけれど。本物を置いておくと傷むと言いますけれど、「モナ・リザ」は、近くで見たってみやあ、絵の具がバリバリに割れていますので。名古屋の持つ、せっかくだで、歴史というのを感じていただけますように。それと、熱田神宮がええんですよ、もう1つ。
しかし、頼みに行かないといかんね、本当に。東海農政局と水資源機構。行かないといかんですわ。本当に、おかしいと思いますよ。やっぱり国なんかは、都市の根本的なところね、こういうやつは、応援してくれないといかんですよ。
名古屋なんかは膨大な金を上納しとるんですよ。税金で。毎年、国税1兆5000億円も上納しとるんですよ。「ああ、そうですか」という問題じゃないですよ。
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