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平成25年5月27日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2015年7月27日

ページID:47878

報告事項

  • 食肉の生食等による食中毒防止キャンペーンについて

ご注意ください!!お肉の生食による食中毒

  • 名古屋城本丸御殿の一般公開について

名古屋城公式ウェブサイト(外部リンク)別ウィンドウ

会見動画

報告内容

◎食肉の生食等による食中毒防止キャンペーン

 おはようございます。5月27日(月曜日)の会見を始めたいと思います。

 

 まず、食中毒についてです。暑い季節を迎えますので、ぜひ皆さん、食中毒にご注意いただきたいということで、皆さんもご承知のとおりですが、平成24年7月から、牛レバーを生食用として提供・販売することが禁止されました。

 

 これはわしも昔、誤解しておって、あるところへ行って、牛の生を出されて、食ってしまったもので、これはいかんなと思って。吐き出さないといかんかしらんと思ったら、レバーだけということで。

 

 牛レバーを生食用として提供・販売することが禁止されましたが、市内の最近の食中毒発生状況を見ますと、鶏肉などの肉であっても、刺身や霜降りといった生や加熱不十分な状態で食べて、カンピロバクターなどによる細菌性食中毒になるという事例が、今の時期から増加する傾向にあります。

 

 かしわの霜降りの半分生のやつは、またどえらいうまいんですけれどね。最近、出さんところが多いですけれど。わしは大好きですけれど。ショウガとワカメぐらいで食うと、最高ですけれどね。

 

 このため、名古屋市では、本年5月から8月まで「食肉の生食等による食中毒防止キャンペーン」を実施し、食肉を生で食べることの危険性について、リーフレットの配布やホームページなどで広く呼び掛けを行っているところです。

 

 お肉を生などで食べたことによる食中毒は、食中毒全体の約3割を占めておりまして、とりわけ20歳代の若い方に多く発生しております。また、子どもさんや高齢者の方が食中毒になると重症化しやすく、最悪の場合、死に至る恐れもあります。

 

 たとえ新鮮であっても、菌が付いているお肉を食べれば食中毒になる可能性がありますので、お肉は十分加熱して食べるように注意していただきたいと思います。

◎名古屋城本丸御殿の一般公開について

 そして、本日は、いよいよ今週29日(水曜日)から一般公開されます名古屋城本丸御殿と関連イベントについて、ご報告いたします。

 

 本丸御殿の玄関・表書院の公開開始となります5月29日には、午前9時15分から本丸御殿の玄関前にてオープニングセレモニーが行われ、午前9時30分から一般公開をいたします。

 

 オープニングセレモニーには、地元の名城小学校の児童の皆さんや「名古屋おもてなし武将隊」も参加しまして、大いに盛り上げていただきます。私ももちろん出席いたしますが、大変楽しみにしております。

 

 私の場合は、大変申し訳ないけれど、職権で先に見てまいりました。このときも行かせていただきます。

 

 公開開始に伴いまして、9月1日(日曜日)までの間、名古屋城の開園時間を午後6時30分まで延長いたします。入場は午後5時までです。なお、本丸御殿の観覧時間は午後6時までということになります。

 

 そして、同じく5月29日には「名古屋城まるはち博覧祭」も始まります。午前10時から東門会場で行われる博覧祭のオープニングセレモニーには、「名古屋おもてなし武将隊」10名が勢ぞろいをいたします。

 

 これは本当ならね、全部出てくるというのは意外とないんだわ。いろんなところへ、大阪とか仙台へ行ってやってきましたけれど。博多も。全部そろうのはなかなかないということです。

 

 また、午後1時からは二之丸会場におきまして、新しいメンバーに交代した「あいち戦国姫隊」の初めてのお披露目が行われますので、ぜひお越しくださいと。メンバーが替わったのか。「あいち戦国姫隊」は。

 

(当局:はい、替わりました。3名替わりました。)

 

 そうですか。若い方に変わったのか、年を食った方に替わったのか、どっちですか。

 

(当局:若い方に。)

 

 若い方に替わったんですか。あまりそういうことは言ってはいかんのかもしれませんが、いろんなトレンドがありまして、ということですが。

 

 「名古屋城まるはち博覧祭」は、6月16日(日曜日)まで開催されます。多くの方々のお越しをお待ちしています。

 

 さらに、本丸御殿の一般公開を記念して、明日5月28日(火曜日)から記念切手を販売する他、5月29日からは尾張徳川家ゆかりの名古屋城、徳川園、徳川美術館・蓬左文庫の入場券をセットで販売いたします。

 

 通常これら施設に別々で入場すると合計2000円のところが、1500円ということになりまして、本丸御殿公開を記念したオリジナルクリアファイルや徳川家ゆかりの「葵の紋」のクリップも付いた、大変お得なセットになっております。

 

(当局:今回は、本丸御殿の玄関・表書院の一般公開を記念して、記念切手と、こちらの3館共通のセット券を発売させていただきます。

 

 記念切手なのですが、50円切手が10枚付いております。発売が28日からとなります。3000シートの限定発売になります。

 

 こちらの方は、名古屋城と徳川園と徳川美術館という、名古屋の歴史文化を代表する施設の3館セット券となっております。公開の日の29日から発売させていただきまして、先ほど市長からもお話しさせていただいたように、通常の価格ですと大人2000円のところが、こちらのセット券をご購入いただくと1500円ということで、こちらも3000部限定の発売をさせていただきます。よろしくお願いします。)

 

 これを機に、名古屋の歴史を深く知っていただいて、ナゴヤの歴史ブームがより一層高まることを期待しております。総力を挙げて名古屋城を盛り上げてまいりますので、ぜひ皆さま、名古屋城にお越しください。

 

 ということですが、ぜひいろいろ、障壁画について、論争はまだ始まったばかりでして。障壁画をどこに飾るかにつきましては、本物の障壁画ですね。これについては、今日、プロジェクトチームというか、そういうのを作ってくれと。もうこれは作るようにと指示をいたしまして。ずるずる、ずるずるなっていってしまうといかんということです。

 

 ぜひ、できれば6月9日(日曜日)までに。市民の皆さん、テレビを見ておられる皆さん、新聞を読まれる皆さん、6月9日までにぜひ来ていただきたいと。

 

 6月9日まで、本物の、いわゆる戦災を免れて避難しておりました有名な「竹林豹虎図」という。これは国の重要文化財になっておりますけれど、それが、本来あった場所というのは、戦前の写真があるで分かっているんですけれど、そこのすぐ隣に飾ってあります。

 

 ガラスケース入りですけれど。しかし、それを両方見ていただきますと。それぞれの感覚を持っていただきたいということです。僕なんかが見ると、やっぱり本物の圧倒的な迫力というのか、この400年の間に名古屋城で何があったのかということを見てきた障壁画ですので。

 

 ただし、あれ(本丸御殿)は、三代将軍ぐらいまでが泊まったのかね、家光が。家康は2日泊まっていますけれど、あと、家光が、泊まらなんだのか、結局。どっちだった?ちょっと忘れまして申し訳ないけれど。

 

 それからは迎賓館ということになっていまして。義直(よしなお)さんがいつ亡くなったか分かりませんが、二之丸の方で住まわれとって、(本丸御殿は)ほとんど閉められとったということです。

 

 虫干し等で開いとったかどうかもプロに聞かんと分からんですけれど、そういうことですので、非常に保存状況がいいということなんですね。だで、ぜひ9日までに来てもらわないと、10日(月曜日)にはさようならということになりますので。

 

 私は10日から、ガラスのケースを作ったので違うやつを入れるかしらんと思ったら、全て撤去になりますので、皆さんぜひ、美術品と歴史というようなことで、よういっぺん自分で見ながら考えていただきますと、いろんなことが分かろうかなと。

 

 それから、本丸御殿そのものは、何べんも言っておりますけれど、日本で他のやつはどこがあったかな。本物復元で、実測図が。熊本は違うんだな、確か。あまり言うと感じが悪いか分からんけれど。全然なしではないか分かりませんけれど、本当の実測図が残っておって復元したというのは、そうないと思いますけれど。

 

 名古屋城の場合は、昭和20年5月14日が空襲の日でして。本当に惜しいことをしましたわな。戦前の(城郭としての)国宝1号は名古屋城で、2号が姫路城だということで、消失しまして、その前に、実は昭和7年から詳細な実測図を描いてくれとった先輩がおるということです。全体で20年かかったと言われていますので、戦後もやっとったんだね。

 

 ということで、それに基づいた忠実な、いわゆる復元なんですね。本物復元ということになりますので、ぜひ、名古屋の皆さんはもとよりと。名古屋の皆さんで言えば、1つの心のプライドにしていただきたいわけですけれど、全国、世界中の方にも来て(いただいて)、本物の復元だよと。図面があるからということで来ていただくと、大変にありがたいということです。

 

 それと、今日はちょっと半袖だでいかんけれど、わしも「はち丸」バッジって、よう付けておりますけれど、あれはどえらい人気があるんですわ。飲みに行っても、「河村さん、あれ、もらえんか」とよう話がありまして、昔は結構プレゼントしましたけれど、今はほとんど売り切れておりまして。

 

 あれにつきましては、もうちょっと大きめにしてですね。重心が(ピンが)真ん中に付いとるで、ちょんまげが重たいで、ようひっくり返るんですわ。それで、「河村さん、反対になっとるがや」と言われますので、ちょっと重心を調節していただいて、またあれを再度名古屋城で販売できるように。それで、皆さんもお付けいただくと、かわいいかなと。

 

 (「陸前高田市の子ども達を名古屋市へ招待するプロジェクト」で名古屋へ招待した)陸前高田市の女の子にも、「市長、あれ、何」と言われ、こうこうと言ったら、「私にちょうだい」と言うもので、1個プレゼントいたしました。陸前高田市であの女の子が付けていてくれとるものだというふうに思っております。

 

 それは、存外細かいところですけれど、なかなか大事なポイントだと思います。

 

 私からは以上です。

質疑応答

◎待機児童について

 (記者)

 待機児童について、4月1日時点でゼロを達成できませんでした。この結果について、どう評価されるか。あと、原因は何で、今後どういった対応を進めていかれるのかをお聞かせください。

 

(市長)

 待機児童ということで、お母ちゃんを応援しないといかんと。働くお母ちゃんをですね。ということで、名古屋市の政策の最も大切なものの1つということで取り組んでまいりまして、完全にゼロになる予算は組んでおりました。だけど、予想を超えて増えたということですが、わしはだいぶこれを怒っておりまして。

 

 やると言っておって、ありとあらゆる、お金のことも含めましてね。無駄遣いはいかんですけれど、とにかく最優先でやろうと言っとったじゃないかということで。今、280名の方の全部、わしは電話をかけると。280人はかけられませんけれど、どうしてそうなったんだということをですね。

 

 わしも非常に小さい企業をやってきましたから、この辺はうるさいんですわ。民主党の国会Gメンの座長もやっていましたので。非常にうるさいので、1名の方には電話しました。その方にも、私は守秘義務がありますので、ご安心くださいということで電話しまして。

 大体10名ぐらいの方には、いっぺん全部直接電話しまして。と言いましたら、役所がまず事前に、市長がかけるからと言わせてくれと言いましたので、わあわあ、わあわあ言うもので、それじゃあ、半分は言えと。5人は。半分は、俺が別に自分でかけても、不審なものじゃないでええじゃないかということでして、直接電話しまして、お母ちゃんなりおとっつぁんになぜこうなったのかというふうに聞くようにしております。

 

 まず1人ですけれどね。1人だけでも、ディテールって分かってくるんですわ。その方は、ある区の方ですけれど、2年前に申し込んで紹介を受けたと。だけど、そこは、時間的にだったか距離的にちょっとうまくいかなかったので、勤め先がね、そのときは。で、入れなかったと。紹介すると、待機児童から消えるわけです。

 

 その次の年にと思ったけれども、案内はなかったと。その次の年は。それはどういうことなんだということで、今、区役所にも、その担当者、それから保育案内人(ほいくあんないびと)っておみえになりますので、どういう対応をしとるかということをですね。第1、第2、第3志望を書くところがありまして、そのような保育園はどうなっていたんだと。ここまで全部状況をきちっと確認するつもりでおります。

 

 もうちょっと時間がかかります。まだお1人だけなもので。10人ほどの皆さんにかけて、本当に精いっぱいフォローしておったかどうかにつきまして、またご報告ができると思います。

 

 プライバシーに配慮しないといかんですから、お名前とかそういうのは言えませんけれど、こういう状況であったと言うことができると思います。1人は電話しました。言ったようにね。去年、アプローチがなかったと言っていますので。

 

 その方は、実は勤めるところが決まっていないので。名古屋市側に言わせると、要するに、いっぺん紹介して断られると、それで待機児童から消えるわけです。だから、なるべく紹介したいけれど、勤め先が分かっとる場合は、お住まいと勤め先の間のなるべく近いところを紹介するようにしていると。

 

 めちゃめちゃ故意的にというか、どこでもいいで案内して、とにかくそこを断られたからということで待機児童を減らすようなことはしないんだということは、言っておりますけれど。とにかく納税者のお母ちゃんのことですので、これは、自分でやらんと分からんでいかん。わしも。

 

 どうなっとるんだ、一体ということですので、電話は1件ですけれど。忙しくてかけられへんのですわ。政務秘書もおらせんもんだで。何ともならせんぞ。政務秘書を否決されましたので、3回ですか。こういう立場の人間ですけれども、800万円もらっておりますので。皆さんの税金を、年間ね。

 

 このことも、ちょっと飛びますけれど、800万円について、某議会筋から、河村さんは、要するに、今はまだ条例も通っていませんので。800万円にするということについては、あれは1期だけということになっておりますから。市長を辞めたら、もう1回(議会を)通さないといかんのです。今は通っていませんので、まだ本給が払われておって、修正前だと2700万円ですか。だけど、今は二千百何万だったかな。

 

 臨時で、特例でそれが払われておりまして、受け取っとらせんかという話がありましたけれど、通帳があらへんでいかんな。通帳を持ってこいと言っとったけれど。銀行通帳を出せばええがや、そんなものといって。わしも説明責任がありますから。こんなものをもし受け取ったら、市長を首にしないといかんですよ。

 

 ということですので、市の秘書課が通帳を作りまして、その中から、払われておる金額の、中から35万円だったかな。

 

(当局:34万円です。)

 

 34万円、800万円分のですね。それだけ私は受け取りまして。夜も一杯飲まんならんしね。昨日、一昨日も、栄のビアガーデンに行ってきまして、一杯飲まないといかんですから。34万円だけは抜きまして、あとはその通帳の中にちゃんと残っております。

 

 出せと言っとったんだ、その通帳を。わしは見ましたけれど。そういうふうで、約束どおり年収800万円以上のお金は受け取っておりません。

 

 ちょっと話が飛びましたが、待機児童についてはそんなことでして、この1週間で結構電話をかけられると思いますので、その状況について、自ら確認したところをご報告したいと。

 

 ご本人と、もう1つ、区役所にもかけないといかん。かけるのか、来てもらうかどうか知らんけれど。どういう対応をしておったという話をね。責任を持って対応したいと思います。

 

 それと、今年度に入って、また相当大規模な対策をしますので。平成26年4月1日は間違いなくきちっとゼロになるようにということで、対策を進めております。

 

(記者)

 市長は今、直接電話をされるということなのですが、電話をされることによって、どういうフィードバックをしたいとお考えなのでしょうか。

 

(市長)

 何で待機児童になったんですかと、こういうお話ですわね。役所側は、どれだけ誠心誠意お母ちゃんをフォローしとったかと。ようけありますので、保育園というのは。面積当たり、それから保母さん1人当たりの保育の児童数って、一応決まっておりますけれど、それは途中でいろいろしますから、若干フレキシブルなところはあるんですよ。当然ですけれど。

 

 そういうところも含めて、役所のフォローの体制について、きちっと確認したいということがその趣旨ですわ。

 

 僕はいろんなところで、選挙中もそうでしたけれど、お母ちゃんたちが来て子どもさんなんかとおると、よう声をかけたんだわ。「待機児童になっとらせんか」と言ったら、本当になかったですよ。僕の印象からすると。「入れたでよかったですわ」という人ばかりで。

 

 1人だけ覚えておるのが、何べんも言いますように西区の方で、私は子どもをどうしても公立の保育園に入れたいんだということで、紹介されたのが私立だったで断ったと。この場合は、一応待機児童から外すというルールになっとるんです。だから、そういう場合は、申し訳ないけれど、ちょっと苦しいわなと。いうことはありました。

 

 だで、その実態というのですか。ちゃんと、人任せにせずに。重要なテーマですのでね。きちんと、真実、どういうことであったのかということを知るということです。

 

(記者)

 市長のご認識だと、今回待機児童がゼロにならなかったのは、単純に枠が足りなかったという以上の問題があるというふうにお考えだと。

 

(市長)

 あらせんかと。予算的にはもう措置していましたので。当局が言っとるのは、伸び率、いろんなものがありますわね。そのカーブでいった場合に、保育園に入りたい人の数は全部予算措置したということなんだけれど、それを超えて申し込みがあったと。当局が言っとるのはね。

 

 それプラス、地域的ないろんなバランスは、あることはあるんですよ。

 

(記者)

 今回、二千幾つ枠を増やしたわけですが、その枠の消化率といいますか、どのぐらい埋まっていて、逆にどのぐらい空いているのですか。今回増やしたその枠は。

 

(市長)

 今のところ、空いとらんでしょう。

 

(記者)

 全部埋まっているわけですか。

 

(市長)

 全部埋まっとると思いますけれどね。だけど、地域的な偏りが非常に出とるところがあるかも。

 

(当局:新規で平成25年の4月(今年4月)に開所したところについては、ゼロ歳児などがこれから入ってくるということもありますので、入所の児童としては定員満員にはなっていないのですが、全体として、保育所の入所の数は保育園の定数を超えています。

 

 そういう意味では、先ほど市長が申し上げましたとおり、全体として希望する児童数が増えて、入所できない児童数が増えてしまったというところです。そうなりますと、入所できない児童が280人、今現在いらっしゃるのですが、保育案内人だとか区役所の方で入所をご案内できる保育所がなかったということで、空きがなかったというような状況だと認識をしております。)

 

(市長)

 今の質問は、そういうことになると、どこか固まってばばーっと来ると入れんようになるわね。反対に、どこか空いとるところはあるのかということです。地域的になると。

 

(当局:地域的には、先ほど市長の方から申し上げましたように、自宅から通える範囲内というところで、もしその保育所が駄目であったとすれば、次に通園できる範囲内で保育所をご案内するということになります。

 

 そのときに、そこでもいいから入りたいわということになれば、当然入所できるということになるのですが、どうしても特定の保育所を希望されると、今度は除外の数ということになりまして、通える範囲内でご案内をできる人にはできるようにしています。ご案内すれば断るか入れるかということですので、280人の方は、ご案内できる保育所がなかったということになります。)

 

(記者)

 案内できなかったということですが。

 

(当局:そうですね。)

 

(記者)

 単純に保育所自体が全部埋まっていて、完全に枠が足りないから入れなかったのか、それとも、空いているところはあるのだけれども、地域のニーズと実際にある保育所のミスマッチで入れないということなのか、どっちなのかという。

 

(当局:結局、通える範囲でなかったということですね。その方にとっては。)

 

(記者)

 通える範囲でないところでは、保育所は空いているところもあるわけですか。

 

(当局:そうですね。その空いているところの保育所については、また別の方をご案内したりしていて、そういう形で、保育所一つ一つを見ていくと空きがあるところもあるのですが、全体としては定数を超えて受け入れていますので。)

 

(記者)

 では、現在名古屋市にある既存の保育所の中での入所率というのは、100%を超えているという理解でいいのですか。

 

(当局:そうですね。100%を超えています。ただ、新設園で申しますと100%を超えてこないのですが、その園を合わせても、全体としては100%を超えているということです。)

 

(記者)

 1点、認識の問題で、職場と自宅の間というのと通える範囲という言葉が2つ出てきましたが、通える範囲というのは、自宅からどれぐらい圏内とか、職場からどれぐらい圏内とか、その辺の定義を教えていただけますか。

 

(市長)

 それはどうだ。

 

(当局:通常、厚生労働省の方の定義で申し上げますと、通園可能な、通常考えられる手段で20分から30分以内というところですが。)

 

(市長)

 それは、20分、30分というのは何。歩いてかね。

 

(当局:そうですね。名古屋市としては、一定の基準というのは、歩いて1キロ以内ですね。自転車ですと2キロ以内ということです。しかも、通勤の方向へ向かってということですけれども。)

 

(市長)

 自宅と職場の間の歩いて通える範囲、1キロなのか、自転車なら2キロなのか。

 

(当局:逆ですと、また1キロ以内が0.5キロ以内とかいうように。大体半分ぐらいだったら、逆へ送っていって通勤できるだろうというところで、一定の運用の基準ですけれども。)

 

(市長)

 要するに、市とすると、案内したいわけですわ。案内すると、消えるんですわ。待機児童から。ちょっと遠いところでも案内してしまえば、それでおしまいなんだけれど、そこはあんたたちがきちっと親切に、大体近いところばかりしかやらんと言っとるんだろう?

 

(当局:いや。)

 

(市長)

 違うのか。

 

(当局:一人一人の申込書を元に、ヒアリングと申しますか、ご案内はさせていただいておりまして、ご希望に添える形でご案内はしておりますが、ご希望に添える形と、あとは通勤途中で預けられるという、そういった要件をクリアできるような保育所がなかったということで、ご案内ができなかったということでありまして。

 

 今後、もしそういった希望の保育園で空きが出てくるような状況があれば、待機児童であることには間違いないものですから、280名の方には、フォローはしていくということはやっていきます。)

 

(記者)

 入所保留児童ですとか、そういう方もいる中で、市としては、今後対策を打っていく中で、潜在的なニーズというのは、何か直近の指数というのはあるのですか。何人ぐらいを見て、今後対策を打っていくというような。前は4000人という数字で対策を打っていましたが。

 

(当局:おっしゃるとおり、平成23年の11月にニーズ調査をしておりまして、これは、今後1年以内に週4日以上、あるいは1日4時間以上の就労を希望していらっしゃる方も含めますと、保育ニーズとしては、全体の児童数の31.5%というデータも出ております。これは3歳未満児ですけれども。そういったことから試算しますと、その当時は約4000人、さらに入所枠が必要だというような試算も出ております。

 

 現在、25年度の実績は25.2%の入所申込率ということになっておりまして、毎年この実績が上回ってきておりますので、そういう意味で、入所申込者数が年々予想よりも増えているというような状況です。)

 

(市長)

 認可外の人は、減ってきているの?潜在の中で、要するに認可外に行っとる人も。

 

(当局:もいらっしゃいますね。)

 

(市長)

 入れる場合があるでしょう。だで、こっちを増やすと、認可外は減ってきているのか、減っとらんのか、どうなっとるんでしょう。

 

(当局:その辺は、ごめんなさい、はっきり数字は把握していないのですが、減ってきているというのは聞いておりません。)

 

(市長)

 聞いていない。

 

(当局:はい。)

 

(市長)

 なるほど。

 

(当局:ですので、認可の保育所に入りたい方のニーズが確実に増えているということです。)

 

(市長)

 何かよう分からんけれど、当局の偉いさまに聞くと、名古屋は非常に、お母ちゃんのうちの近所(に住むん)ですね。問題は、勤め先が決まっていない人のところは、どうしても、あまり言っていいかどうか知らんけれど、後回しになる傾向があるらしいんですわ。決まっとる人を優先すると。

 

 これがいいかどうかは知りませんけれどね。現実的にそうなのか知らんけれど、その場合は、勤め先とお住まいの間の、その近所しか紹介しないと。と言っとったけれどな。違うのか。何かよう分かりませんけれど。という、重苦しい雰囲気が。

 

(記者)

 あらためてなのですが、随分、横浜方式がと取り上げられていますが、横浜にできて名古屋にできなかったのは、どうしてなのですか。

 

(市長)

 それを今、全部電話してフォローしとるんですわ。だけど、分かりませんよ。横浜も全部知りませんけれど、それを言ったら、その(理由の)1つは、当局の偉いさまが言っとったのは、近いところしか紹介しないということだから。紹介すると、待機児童が消えるわけです。だから、消すために、ちょっと遠いところでもいいから言うというやり方を取っていないということは言っていましたけれどね。僕に。

 

(記者)

 横浜方式として…、

 

(市長)

 横浜はどうか知らんけれど。

 

(記者)

 1つは、民間の利用ということがよく言われていますが、名古屋市としては、更なる民間の利用ということは考えていますか。

 

(市長)

 民間といっても、社会福祉法人も民間のようなものですけれど、僕は株式会社に入ってもらってもええと思っていますので、当然。だけど、それは、あまり俺は関係ないと思いますね。

 

 やっぱり今から10件電話をかけまして。役所がきめ細かいサービスをすれば、相当できるのではないかのと。実は。と思いますよ。

 

 280人でしょう。それで、16区あると、大小ありますけれど、20人ぐらいじゃないですか。15人か20人、各区。だったら、みんなで本当にきめ細かくやればええと思うんですけれど。僕が電話をかけたところは、一昨年はあったけれど、去年は待機児童のままでアプローチはなかったと言っていました。

 

 これではいかんがやと。何でアプローチせなんだかということについて、区役所の職員も来てもらって、全部聞くということを徹底したいと思います。

 

(記者)

 株式会社の関連なのですが、現状だと名古屋市は社会福祉法人を優先して、事実上、株式会社による保育所の運営というのはやや難しい形になっていると思うのですが、そのあたりはどのようにお考えですか。

 

(市長)

 そうらしいね。何か条件が付いとるんでしょう。社会福祉法人で行き渡らんときに参入するというようなね。あれは全然意味がないと思いますよ。

 

 零細企業をやってきた人間からしますと、株式会社にするから突然公共サービスが落ちるなんていうのは、とんでもない話ですわ。逆だと見ています。倒産する企業の方が、社会のために役立とうと必死になって努力するというふうに、僕は思います。

 

(記者)

 そういった制度の見直しというのも、今後検討されると。

 

(市長)

 それはそうですね。何で悪いんですか、株式会社が。株式会社に行くと、人間が悪くなるの?突然。冗談じゃないですよ、本当に。ええかげんにしておいてもらいたい、そういう言い方は。わしらみたいな小さい企業をやってきた人間に対して、申し訳ないですよ、そんなことを言うというのは。

 

(記者)

 そうすると、具体的に、社会福祉法人が優先されるという条件を外すということでいいのですか。

 

(市長)

 外すとわしが言っても、役所の壁が、万里の長城があるもので、これはなかなか消せんけれど、僕は社会福祉法人を優先すべき理由はないと。株式会社だって、別に普通のチェックをするじゃないですか。いろいろ。そうでしょう。僕はそれでいいと思いますよ。

 

 何べんも言いますけれど、株式会社が悪いなら、何でフグ料理屋を民間にやらせたんですか。あんな危ないものを。あんなもの、公務員でやったら、今ごろフグ毒中毒の大変なことですよ。転勤すればええから。みんな、会社がつぶれるもので必死になってやっているんです。そういうことですよ。

 

 民間企業が公共心にもとるという言い方は、絶対許されん。ということを、あまり力んでもしようがないですけれど。勝手放題という意味じゃないですよ。株式会社がやったって。それはいろんなチェックをしますからね、当然。そうでしょう。飲食店だってそうですわね。一定のチェックをしますよ。

 

 日本の飯は、わしは世界で一番うまいと思っていますけれど、何でこんなうまい飯が出せるんですか。すし屋でも、みんな。なぜ生食がこれだけ食えるかといったら、これは民間の企業が倒産のリスクと引き換えに必死になって働いたからですよ、みんな。ちょっとでもうまいものを安く安全に食べてもらおうと思ってね。

 

 同じ思想でいいと思いますよ、私。子どもさんだって、どえらい大事にすると思いますよ。

 

(記者)

 そうしたら、見直しというのはいつごろをめどに。280という数字が今度どうなるかはあれですが、来年4月に実現するためには、株式会社、民間の参入というのを、どのぐらいをめどにやっていきたいと。

 

(市長)

 まず電話しますし、僕のヤマ勘によりますと、役所のフォロー体制がもう一段きちんとしておれば、一気に減るのではないかという気がしておりますけれど。(電話したのは)まだ1人ですけれど。あまり言うと怒るか分からんけれど。そんなことはないか。精いっぱいやっとるんだろう?

 

(当局:保育所の空きがなかった方ですので、280人につきましては。通える範囲でまずはご案内をするのですが、ただ、ご希望があれば、例えばもう少し通勤の近くのところだとか、ご希望を聞きながらご案内した結果、やっぱり空きがないというところですので、全体的に数が足りなかったという。)

 

(市長)

 俺が聞いた人は、お前さん、1年間何のアプローチもなかったと言っとったぞ。その前の年はあったけれど。

 

(当局:恐らく、2年前のときには、そのご本人さんのニーズに合ったところがありますよというふうにご案内したと思うのですが。)

 

(市長)

 時間が合わんで、駄目だと。

 

(当局:ただ、時間が合わないとか、そういう理由でお断りされて、そうすると、その方の要件に合う保育所が出てくるまではご案内ができないものですから、それで。)

 

(市長) 

 しかし、1年たったら、こういうふうに言われましたけれど、今はどうですかというぐらいの電話は、1本はかけないといかんで。どうですかと。勤め先の状況も。その人ですと、決まったところがあったわけですよ。自分のところの、勤める予定のところのが合わなんだと。今はどこでもいいですからと言っていました。

 

(当局:そうですか。市長がおっしゃられることであれば、今後そういった形でご案内はしていくことになるのかなと思います。)

 

(市長)

 そう思いますよ。区役所にもようけござるしね。だで、要するに、何万人という数じゃないじゃないですか。280人で、区で割ると、大小あるけれど、15人かそのぐらいでしょう。15人のお母ちゃんに、やっぱりきめ細かく。1年電話せんというのは、いかんよ。訪ねたっていいですよ。

 

 保育案内人もそうだけれど、区役所の職員も、そこは、仮に縦割りになっとるとすれば、情けないことだで。1区当たり15人の人がフォローできんかという話ですわね。1本電話をかけただけだで、何とも言えんけれど。どう思いますか。

 

(当局:当然、区では保育案内人さんも、待機児童の方のリストはずっと持っていまして、状況が変われば、4月でもご案内はしていくことをやっているものですから。たまたまその方は。)

 

(市長)

 まあええ、また(電話を)かけますけれど、状況が変われば(最初に案内した保育園でも)いいんだし、1年たったら、電話の1本は入れないといかんぜ。どうですかといって。お勤め先はどうなりましたかという話ぐらいは。喜ばっせるに。そうやってフォローすると。と思いますけれど。

 

 あまりあんたに言っておっても感じが悪いで、きちっとまた。10本大体ばーっとかければ状況が分かりますので、ぜひテレビを見ておられたら、わしが電話をかけますので。それで一応、役所が先に「市長が電話をかけるで」と一言(言います)。半分はええということになっていますので。、冒頭かけたときに、何か口止めさそうとせんかと言ったら、もうちょっと丁寧に言いましたけれど、それはないですとは言っていましたけれど。

 

 ぜひ本当のところを教えていただければと思います。僕が電話したらね。ということです。

 

(記者)

 実際にその電話をされるときに、市長は待機児童ゼロというのをうたっておられましたが、そこはどういうふうに説明されるのですか。

 

(市長)

 それだけの予算は付けておったということです。待機児童ゼロの、そのときに算定できるね。わしは、その辺はなかなか慎重になっておりまして、当時の局長に、選挙も近いしね。結局。うそを言うといかんから、「待機児童ゼロということで書いたりしゃべったりするけれど、ええな。実現ということで」と言ったら、「いい」というふうに、幹部のおる前でちゃんと明言をされておりますので。

 

 僕からすると、注意義務は大体その辺ですよね。「ああ、それならええね」ということですわ。精いっぱいやって、予算も確保しとったけれど、今当局が言うには、それ以上の申込者があり、また地域的な偏在が若干あってということなんでしょう。

 

(記者)

 では、それは、原因究明というのもありますが、謝罪的な意味も含んでの電話ということですか。

 

(市長)

 謝罪とはいやらしいことを申されますけれど、あまり謝罪というものではないですけれどね。今の、1本目の電話の方だったら、2年目に連絡しないといかんわなと。それはすみませんということですわね。

◎名古屋城本丸御殿について

(記者)

 本丸御殿の完成式典の日に、収蔵庫を造るというような新しい案を披露されたと思うのですが、それについて再度教えていただくと、どのようなものをどんなふうに造っていくのですか。

 

(市長)

 これは、今度の予算の関係がありますので、議会の方にも言わんならんし、幾らでと、あまりディテールまで全部しゃべりませんが、皆さん知っておられるし、有名なことにはなっておりますので、うそを言ってはいけませんけれども、収蔵庫を造って、そこに、障壁画だけじゃないと思いますけれど、収蔵して、そこで展示するというような案はやっていくということです。

 

(記者)

 それは、名古屋城の中に造ると。

 

(市長)

 はいはい。これは言ってくれるなという人もおりますけれど、うそを言ったってしようがないので、今、小天守の中に入っとるんですわ。障壁画は。そんなことは隠すことではありませんし、天守閣そのものがどうなるかということもありますので、それはそれでええよと。

 

 ただし、本物の障壁画をどう展示すべきかについては、検討しながらやると。同時に。これはちゃんと約束してありますので。文書に入れやあと今言ってあるんだけれど、端的に言えば3方法ありますね。

 

 もう一切外には出さない、収蔵庫の中だけに置くと。これが1つ。それから、今回やりましたように、近くにガラスケースに入れて置く。2つ目。それから3つ目は、戦前のはまっていた場所に、写真がありますから、そこに飾ると。

 

 これについては正確に報道してほしいんだけれど、僕も年がら年中とは申しておりません。年間1週間か2週間でいいのではないかということなんですわ。

 

 この3つについて議論をするプロジェクトチームを作ろうということで、今日指示しましたけれど、名古屋でこういう文化論争が起こるのは、大変ええと思いますよ。避けてはいけないです。

 

 僕は、子どもさんたちに本物の持つ力というのを味わってほしいと。美術品というのもありますけれど、この障壁画は400年あそこにあってですね。本丸御殿の中に。最終的には、本丸御殿は焼失したと。(障壁画の)本物は、幸い先人のおかげで残ったということだけれど、その間、400年の中で、よく言っとるでしょう。徳川家康があそこから出陣していって、秀頼の命を取りに行っとるわけです。

 

 それで、トラは見たことがないと、絶対しゃべっとるんですわ。義直さんに。「トラというのはこういうものか」と。「ネコとどう違うんだ」とか、そのぐらいのことは言っとるはずですわ。「本当に秀頼のところへ行ってええかな」ぐらい言っているか分かりませんよ。「おやじは怒らせんかな、秀吉は」ぐらい言っとるか分からん。

 

 そういう歴史の被害というか、最終的に最大の悲劇であります昭和20年の5月14日の空襲で全部失ってしまったということなんかを、勉強するときに、感じながら学ぶというのかね。

 

 きれいな金ぴかの絵だな、きれいだなと。それもいいですよ。模写がいかんといっても、それは1つの大事な手法なんだけれど、もう1つ、人間の持っとる歴史的な涙とか笑いとか、そういうものを感じてほしいと。

 

 ちょうど名古屋はそれができるところだから。幸い。ありがたいものですよ。実測図を作ってくれた先人もありがたいし、避難させてくれた人は本当にありがたい方ですよ。僕はそちらの方を、子どもさんのためにも願います。

 

 (今回の障壁画展示期間終了後の)6月10日からどうなるんだと。繰り返しますけれど、ぜひテレビを見とらっせる皆さんも、6月9日までに来てほしいんだわ。2つあるから、本物と。6月10日になるとどうなるんだといったら、これが終わりですので。わしは違う障壁画を入れるかしらと思ったら、終わりと。何で出さんのだと言ったら、梅雨になるという。

 

 梅雨といって、400年あれはあそこに飾ってあったんだけれど、400年の中で何回梅雨があったと。400回ありますわな、大概。どうなっとるんだということを申し上げたいです。

 

(記者)

 今後の展示の仕方は別にして、歴史と美術、先ほどお話が出ましたが、という意味だと、やはり本物を、どんな形でもいいので市民に見てもらうというのが大事だというようなお考えは。

 

(市長)

 それは絶対的ですね、僕は。収蔵庫の中でも見せますけれど、そういうものではありません。障壁画については、「モナ・リザ」の絵とは違いまして、作者はレオナルド・ダ・ヴィンチというふうに分かっとるんじゃないんです。あれは狩野派の誰かと。何とかいう説がありますけれど、1人の職人が、あの建物の一部としてみんな描いたんですよ。

 

 だから、そこのところへ飾ってある方が、トラちゃんは喜んどるわけです。「竹林豹虎図」の。「わしは収蔵庫の中におるトラじゃにゃあ」と言うと思いますよ。トラの涙が見れんかと。作者のね。わしはそう思うんですよ。

 

 情けない、本当に。これだけの感覚なら、それは喜んでいろんな人が来ると思いますけれど。今は、僕は見ましたけれど、両方見えるでいいですよ。だから、6月9日までにぜひ、市民の皆さん、両方見て感じてほしいと。いろんな意見があっていいですから。これを機会に文化論争が大いに巻き起こるようにと思いますけれど。

 

(記者)

 市長は、収蔵庫を造るとしても、あまりそれで納得されないということですか。

 

(市長)

 いや、それはどこかに置いておかないといかんですから。小天守の中にあってはね、今度天守閣そのものを造り替えないといかんもので、収蔵庫は収蔵庫で、それは1つええんでないかと思いますけれど。

 

(記者)

 もう1個、プロジェクトチームは誰がどのような。大学教授とか、それこそ学芸員というのも入ってプロジェクトチームを作られるのですか。

 

(市長)

 だで、今、誰をメンバーにするかについては、勝手に決めたらいかんぞというふうに言っておきました。一部に偏りますといかんもので。

 

 年間1週間や2週間は、本当のところに出さないといかんですよ。それで、順番に回っていくと、ようけござるぞ。(重要文化財は)約1000件で、障壁画だけだと370点ぐらいだと思いますね。折り畳みですから、1面にしますと、その半分ですから、180面ぐらいじゃないですかね。それが順番に(展示されると)、180週間かかりますけれど。全部できた場合ね。

 

 そうすると、案内する人も楽しいし。ストーリーができて。来る人も、スタンプラリーぐらいにして、全部やると何とかオーソリティーじゃないか、何とかマイスターだとか、名人だとか言えばいいんじゃないですか。ようけの人が来ると思います。

 

(記者)

 プロジェクトチームは、役所内ではなくて、外部の有識者も含めて作るというイメージなのですか。

 

(市長)

 役所内だけでは、いかんでしょう。だで、そうだわね。外(部の方)も(含めて)作るんだけれど、それは難しいですよ。美術品の保存の人ばかり集まったら、あかんようになってしまうし。いっぺんわしも考えますわ、メンバーは。

 

(記者)

 指示したというのは、どなたに今日指示されたのですか。

 

(市長)

 市長室です。市長室で、誰と言ったらいいですか。3人か4人おりましたけれど。深刻な雰囲気が漂っておりますけれど。

◎嘱託職員不正採用問題について

(記者)

 話は変わりますが、先週、不正採用の問題で、幹部の方の処分、検察の処分が出ましたが、この処分について、市長はどのようにお考えなのか。そして、それを受けて、ご自身の処分も含めて、市役所としての処分はどう考えていかれるのか。この2点をお願いします。

 

(市長)

 検察庁に申し訳ないけれど、びっくりこきましたね。本当に、驚きましたよ。答案偽造した、証拠の答案も出てきて、なおかつ面接でもAの人をBに変えて落としちゃっていると。たまたま補欠にしたもので、上の人がやめたから通ったんだけれど、被害者が出とるわけです。これが不起訴ですかね。

 

 東浦町で人口を水増しした方が逮捕されて、起訴されていますけれど、比較は難しいかも分かりませんけれどね。人口水増しは、国家に対する犯罪ですか。何か知りませんけれど。某テレビ局がやっていますけれど、交通局の問題も徹底的にやらないといかんですけれど、他の情報も来とるんですわ。はっきり言いまして。いろんな圧力によって採用されたということが。

 

 私は驚いてしまったですね。何で役所と議員だけ、こんなに甘いんだと。何なんですかね。役人と議員さんは守られるんですか。私は、2万5000人職員の皆さんがみえるけれど、ほとんどが真面目な方ですよ。当たり前ですけれど。たまったもんじゃないですよ。こんなふうだったら。

 

 ということで、近いうちに、こちらは行政処分をやらないといかんもので、やらせていただきますけれど、民間、市民の皆さんは許さんと思いますよ。

 

(記者)

 では、相当厳しい処分を3人の方には。

 

(市長)

 私も含めてね。というのが、僕の1人の名古屋市民としての感覚でもありますけれど。

 

(記者)

 地方検察庁に対して、どういう理由で不起訴になったのかというヒアリングは行ったのですか。

 

(市長)

 ヒアリングはないですけれど、検察審査会ってありますからね、1つは。その辺をどうするかという問題がありますね。分からんですけれど。

 

(記者)

 それは、市役所として検察審査会に申し立てるということですか。

 

(市長)

 それはまだ分からんですけれど。検討はしないといかんでしょう。不起訴ということは、罰金も何もおとがめなしということですけれど、偽造して職員を採用したのがおとがめなしなんですかね。

 

 2人もあるんですよ。もう1人の方も。分かっとるので。はっきり。面接のところで、点数というか、評価を変えたと。これは、おとがめなしで許されるの?分かりませんね。

 

 役所に対しては、どっちかというと厳しくしなければいかんわね、普通は。役所とか議員さんに対しては。

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