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平成25年4月30日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2018年2月5日

ページID:46348

報告事項

  • 二期目にあたって
  • 名古屋城本丸御殿 玄関・表書院の公開及び関連行催事について
  • 東山動植物園ブランド戦略事業 新公式シンボルマーク等の決定について

会見動画

報告内容

◎二期目にあたって

 おはようございます。4月30日(火曜日)、2期目ということで、最初の記者会見ですので、ちょこっとお話をということで。

 

 市民の皆さまのご信託を得まして、また市政を担当させていただくことになりまして、精いっぱい、いろいろ言ってきましたけれど、中身はまた、言いかけるとものすごくようけありますけれど、パブリックサーバントとしまして、喜んでもらえる(ように)。

 

 日本全体の政治構造を変えるというのは非常に大きな眼目の1つなんですけれど、実は。それはやっぱりパブリックサーバントで、シンボルが、世界標準の報酬でいくのかと。政治に携わる者が。市長も議会もそうです。それか、日本だけ特有の、マッカーサーがやりました、国会法35条、36条なんですけれど。

 

 35条を、初めての方がおみえになるといかんで言いますが、国会議員はあらゆる一般職の公務員より少なくない給料を受ける(「議員は、一般職の国家公務員の最高の給与額(地域手当等の手当を除く。)より少なくない歳費を受ける。」)という、世界に1個しかない条文を作ったんですけれど、36条は、国会議員は退職金を受けることができる(「議員は、別に定めるところにより、退職金を受けることができる。」)と。

 

 それが地方にもだーっと広がっていって、税金で身分保障される政治像は、日本だけなんです。そういう日本特殊型でいくのか、世界標準型でいくのかということで、世界標準型を市民の皆さんは選択されたというふうに、私は今回の選挙の結果を思っております。

 

 それと、福祉や教育が重要だということは当然ですけれど、名古屋に住む者として、「どえりゃあおもしれぇナゴヤ」と。今日言ってきましたけれど、三男坊主義ですかね、東京、大阪、名古屋というのではない、長男主義というのがあるから。長女もありますので。差別になるので、長男・長女主義ですか。そういうような気持ちで当たっていきたいということです。

 

 「1グラムの幸せ」というのは、何か歌詞が、歌があるらしいね。どうもオリジナルの2番目になると感じが悪いか分からんけれど、やっぱり市民の皆さんに、本当にちょこっとでも喜んでもらえる名古屋市をつくるという原点に立ち戻って、やっていきたいと思います。

 

 マニフェストに、私の。あれは本当に自分で作ったやつで、本当に自分で作るというのは珍しいと。と言うと怒るかも分かりませんので、そういう言い方はいけませんが、もうすぐ65歳でしょう、わしも。11月3日で。それで、商売も32、33年やっとるんですね、わし。国会議員のときに、一部兼業でしたけれど、息子がやってくれるというので辞めましたけれど。きちっと辞めましたけれども。政治も34歳からやっていまして、30年になりますね。初め、落選を10年しておりますけれど。

 

 そういう中での、一応、自分なりの、あれはなかなかええマニフェストでないかと。誰も褒めてくれんけれど、思っております。自分で作ったやつですから。ですから、ぜひ市民の皆さんにおかれましても、ホームページから確か出てくるはずですので、やっていただきたいと。

 

 また、市役所の職員の皆さんにも、あれを何とか実現していくと、ええ名古屋になるぜえもと。ええ日本国になるよ、ということです。

 

 そこの冒頭に書いてあるのが、先ほど言いましたように、政治をやる心構えとしては「公約守る 庶民の政治」と。これもええですね、なかなか。非常に言葉が、歯切れが良くて、短く、すっきりまとまっとるということで。誰も褒めてくれんけれど、自分で言っております。

 

 それから、その後の「世界のナゴヤ 本物ナゴヤ ぬくとい市民」ということで。「ぬくとい」というのは分からん人がおみえになりましたけれど、これは名古屋の言葉で「あったきゃあ」ということですね。その精神でやってまいります。

 

 名古屋市職員一同、誠心誠意歩み続けてまいりますので、また変わらぬごひいきをよろしくお願いしたいと思います。

 

◎名古屋城本丸御殿 玄関・表書院の公開及び関連行催事について

 それから、2点ご報告で、名古屋城本丸御殿の玄関・表書院の公開および関連行事について、ご報告申し上げます。

 

 まず、本丸御殿の玄関・表書院の公開開始ということで、5月29日(水曜日)には、午前9時15分から本丸御殿の玄関前におきまして、地元小学生や「名古屋おもてなし武将隊」も参加して、オープニングセレモニーが行われます。そして、午前9時30分から一般公開を開始すると。

 

 公開開始に伴い、5月29日(水曜日)から9月1日(日曜日)までの間、名古屋城の開園時間を午後6時30分まで延長します。なお、入場は午後5時までということです。

 

 また、天守閣の2階では、5月23日(木曜日)から7月15日(月曜日)の間、特別陳列「本丸御殿復元へのあゆみ・一歩一歩」を開催いたします。復元された本丸御殿がいかに正確な復元かを知っていただけるよう、古文書や実測図、古い写真などの展示を行います。

 

 そして、本丸御殿玄関・表書院の一般公開に合わせて、名古屋の歴史・文化の発信や来場者へのサービス向上のため、5月29日(水曜日)から6月16日(日曜日)までの間、「名古屋城まるはち博覧祭」を開催いたします。

 

 メイン会場となる二の丸東駐車場の南側では、700席のオープンテラスを設けて、午後9時まで名古屋メシや生ビールを楽しむことができます。

 

 その他の会場では、キッチンカーによるご当地グルメの提供、マルシェによる新鮮野菜の販売。本丸御殿の復元を支えてくださっているヒノキの産地や周辺自治体による地域交流ブース、名古屋城や本丸御殿の映像資料の上映なども行います。

 

 なお、5月29日(水曜日)午前10時から、「名古屋城まるはち博覧祭」のオープニングセレモニーを行う予定です。ぜひ皆さん、名古屋城にお越しください。

 

 ということですが、金シャチ横丁については、みんな、期待しとる人が多いで、金シャチ横丁の本物のやつを、諦めたわけじゃないで。

 

 名古屋城の正門の横に現在あります東海農政局と水資源開発公団と、もう1個、ホームレスの皆々さまがお住まいなされておりますところで7,000坪ありまして、あそこにほんまものを作るということは、着々と計画が進んでおりまして。今回の「名古屋城まるはち博覧祭」は、それと無関係というわけじゃないんですけれど、また違う別個のものですので、そこのところをちょっと。期待されとる方がおられて、ガックリするといかんで。

 

 私から申し上げますと、この本丸御殿につきましては、特色は、やっぱりこの図が、昭和13年からだったかな。7年からだったかな。要するに、先人が詳細な実測図を、天守閣もそうですけれど、本丸御殿も残しておりまして、写真もありますわね。内部の。

 

 だから、あまりよその名前を言うと何ですけれど、他もこういう御殿を復元されたところもありますけれど、名古屋城のやつは、いわゆる本物の復元になるということですので。ぜひ、そんな本物性も味わっていただけたらなと。

 

 江戸時代の中期にいっぺん大改造を確かしとるはずですけれどね。その前のだったか。どっちだった? その後だったかな。

 

(当局:後です。)

 

 後ですか。江戸の中期の復元の後のですが、いずれにしても、実測図に基づいた本物復元ですので、大変値打ちがあるということ。

 

 それともう1つ、障壁画については、さらに重要な、シリアスなプロブレムになっておりまして。1,000点の障壁画がありまして、これについては、先人が避難されとったということですわね。空襲のときに。それで、現物が残って、重要文化財になっとるわけです。

 

 それがあった場所も分かっておりますので、どこの鴨居と敷居の間に入っとったということも分かっておりますので。私はちゃんと、1年間に1週間、2週間でもええから、そこに入れると。それで、ずっと順番に回っていくということが、この建物が本物復元ですので、非常に本物性を味わう。

 

 歴史の好きなやつからすると、これも何べんも言っておりますけれど、家康が2日泊まっとるんですわ、ここに。もともと造ったときは、自分の九男の義直さんと春姫との結婚式に出てきて。それからもう一晩、記録によりますと、「雨のため逗留(とうりゅう)」と書いてありますけれど、家康はもう一晩泊まって、2日後に名古屋城から、あの正門かららしいですけれど、馬に乗ってだと言っていましたけれどね、誰か。大坂夏の陣に出陣していくということでして。

 

 皆さんご承知のように、関ヶ原の戦いで日本の内戦は終わったかのように、よく記述がありますけれど、それは実は違っていて。豊臣家は相当な財力を持って、いまだ大坂に君臨しとったわけです。応仁の乱から大体100年だったと思いますけれど、日本の戦国時代にまたがる大内戦ですわね。civil warですか。これが、けりがついたのが大坂夏の陣と。というのを、ここから出陣していったという。

 

 そういう目で見ると、なかなかなんです。本物の目から言うと、そのときの家康の心理は、心の中はどういうものであったかと。秀頼を殺しに行くんですから。ご承知のように、秀吉から「頼むぜ」と。「家康殿、息子を」と言われて、遺言書をいただいておりますので。「へい、承知しました。あとは任せておいてちょうだい」と。「豊臣家の秀頼様をお守り申し上げます」と言った人間を殺しに行くということですので。そのときの家康の心境はいかばかりであったのかというのは、非常に興味があるんですね。 「申し訳ないな、秀吉さん」と思って行ったのか。名古屋城から。名古屋城は、秀吉のおったところですから。名古屋ですから。それとも、「何をこいとる」と。「政治というのはこういうものだ。諦めよ」という気持ちで行ったのかね。

 

 そういう心理をおもんばかるには、家康が絶対見たであろう、2日ここにおりましたから、その、いわゆる本物の障壁画でないと。やっぱりその楽しみがないわけですよ。今の、その想像する楽しみが。

 

 ということで、名古屋は「本物ナゴヤ」ということで、これがどうなるかという。大変に、市長とは一体何なんだということも考えさせる問題になろうかと思います。

 

(当局:こちらに「威風堂々」というふうに書かせていただいているのですが、本丸御殿の外観を楽しむ以外にも、中に入っていただくと、伝統の匠(たくみ)の技であるとか、木曽のヒノキをこうやって使用させていただいておりますので。自然環境の大切さというのも、本丸御殿を見に来ていただいたときの1つの楽しみかなと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。)

 

 全部ヒノキじゃないだろう、それでも。

 

(当局:はい、違います。)

 

 全部ヒノキかと思うぞ。あれは全部ヒノキじゃないですから。正直に言わん方がいいのか。

 

(当局:続きまして、「名古屋城まるはち博覧祭」の方ですが、こちらの方は民間企業のご協力が多分にあってやらせていただいております。こちらの方も、名古屋グルメを楽しむということで、ぜひお立ち寄りいただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。)

 

 これは同じ名古屋城の入り口じゃなしに、そこか。方角は。名古屋城の、今の地下鉄の出口というか、入り口というか、その横の駐車場のところということだね。

 

(当局:東門会場というのはそちらの方です。また、名古屋城内でもいろいろ、二の丸会場であるとか、人力車を走らせたりとか、やりますので。)

 

 なるほど、それは、それは。それから、俺はよう付けとるけれど、「はちまる」のバッジよ。これがなかなか人気があるで、ほとんどないらしいけれど、ちょっと作ってもらったらどうだ。まあ、関係ないか。

 

 ということです。はい、サンキュー・ベリーマッチ。

 

◎東山動植物園ブランド戦略事業 新公式シンボルマーク等の決定について

 それから次は、「東山動植物園の公式シンボルマーク、ロゴマーク、マスコットキャラクターの決定」についてです。

 

 現在、東山動植物園では「東山動植物園再生プラン新基本計画」に基づきまして、さまざまな整備を進めております。「生まれ変わりつつある東山動植物園」をより効果的にPRし、東山動植物園を戦略的にブランド化していく事業を、伊藤忠ファッションシステム株式会社はじめ3社の民間事業者とともに進めております。

 

 このたび、東山動植物園を効果的にPRする上でも重要な公式シンボルマーク、ロゴマーク、マスコットキャラクターが決定しました。

 

 これらのデザインは、auの「LISMO(リスモ)」などで知られます佐野研二郎さんによるものです。大変有名な、高名な方だと伺っております。

 

 東山動植物園のブランド・コンセプトを、再生プラン基本理念やCOP10スローガンを反映した「結ぶ」「つなぐ」「つむぐ」とし、シンボルマーク、ロゴマーク、マスコットキャラクターのいずれもそのコンセプトを表現したものとなっております。

 

 なお、東山動植物園としての公式なロゴマーク等を決定するのは今回が初めてとなります。今後、順次ホームページや施設内の看板、チケットなどに印刷を行い、PRをしていきます。

 

 また、このマスコットキャラクターの愛称の募集を、明日、5月1日(水曜日)から実施いたします。名古屋市民の皆さまはもちろんのこと、日本全国、さらには世界中の皆さまに末永く親しんでいただけるような愛称を付けていただきたいと思っております。

 

(当局:今回のこの取り組みというのは、東山動植物園の発信力を高めることによって、東山動植物園への共感を呼んで、さらに東山の好感度を高めてファンになっていただく、増やしていくということを目的としております。

 

 そういった取り組みというのは、やはり民間事業者の方、特にブランディングを得意とする事業者さんのプロのノウハウを存分に生かした形で、今後、東山動植物園をプロモーションしていきたいと思っております。

 

 今回の取り組みの目に見える形の第一弾として、今回のこのロゴマーク、シンボルマーク、それからマスコットキャラクターが決定しました。これを、東山動植物園は当然発信して、皆さまにより東山の取り組みを理解していただくように頑張るとともに、民間事業者の方、パートナー事業者の方には、商品展開であるとか、あるいは広報展開ですね。独自の広報展開もあると思いますので、そういったものを両面で、官民合わせて、両輪として、プロモーション活動を、今後、力を入れてやっていきたいと思います。どうぞ皆さま、よろしくお願いいたします。)

 

 この耳が青いというのは、植物園性を出しているわけか。

 

(当局:はい、そのとおりです。)

 

 そうだな。植物と動物とミックスした姿と。

 

(当局:そうですね。)

 

 そういうことですね。flora and fauna(動植物)とかいうんです。

 

(当局:動物と植物の妖精ということになっていますので、どちらか一方ではないので、よりベストミックスなお名前をいただければなと。)

 

 なるほど。「&」というのは何だね。腹に付いた「&」は。

 

(当局:こちらは、今回のブランドコンセプトにもなっています「つなぐ」とか「結ぶ」というものを、体のこの部分で表現しております。)

 

 なるほど。「&」というのはそういう意味かね。なるほど。へそが2つといいますか、なかなか結構なことですが。名前は、どうやって出せばいいわけ?

 

(当局:こちらは、東山動植物園内の3カ所の投票所、それから郵便はがきでの応募も可能となっておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。)

 

 動植物園、名前何とか係と。そんなものはええか、別に。

 

(当局:投票用紙はもう準備しておりますので、そちらの方に必要事項をご記入いただければ大丈夫です。)

 

 はがきで出す場合は。

 

(当局:はがきで出す場合は、お名前、ご住所、電話番号、応募のお名前、それと名前の説明ですね。なぜその名前を思い付いたのか。そういったことも含めてご記入いただいた上で、ご応募をいただければと思います。詳しくは、東山動植物園のホームページでもご案内していますので、どうぞよろしくお願いいたします。)

 

 褒美はあるの。

 

(当局:今のところはですね・・・。)

 

 なしかね。えらい愛想なしだな。褒美をちいと付けないといかんで。

 

(当局:オリジナルグッズ等の進呈といいますか、プレゼントは、今考えております。)

 

 なかなか、そんなものですが、名誉が残りますよね。

 

(当局:そうですね。)

 

 そう言えばいいわ。名誉が残ると。

 

(当局:おっしゃるとおりです。)

 

 誰々命名と。命名誰々と。

 

(当局:そうですね。末永くその名前が、当園、それから商品に乗っかってくる話になりますので、大変楽しみなのかなと思います。どしどしご応募をよろしくお願いします。)

 

 はい、ありがとうございます。ご苦労さまです。私からは以上です。

 

質疑応答

◎待機児童について

(記者)

 待機児童なのですが、4月1日の時点でゼロを達成できなかったという暫定値が出ておりまして、この結果について、河村市長としてどう思われるか。原因は何であったと考え、今後はどういう対策を進めていかれるのか、お聞かせください。

 

(市長)

 待機児童に関しましては、数を合理的な根拠で積算いたしまして、4月1日、4月時点でゼロになるという予算枠といいますか、入所枠の必要量を確保したということは間違いないし、それは3月だというふうに聞いておりますけれど、会合で私も担当(の子ども青少年)局長に確認しております。「なしでええな」と。しゃべりますし、「ものに書くけれどええか」ということを言ったと思いますけれど、「それでええ」ということになって、やってまいりました。

 

 が、話によりますと、急に推定値より、うれしい悲鳴の方ですが、申込者が増えまして、ああいう数字を出されたところで、あれがどの程度確かなものかということで。僕も選挙中に、ほとんど全会場で、小さいがきんちょと一緒に来とるお母ちゃんたちには1人ずつ全部聞いたんですけれど、まあ全部でもないけれど、聞けん人もおりますけれど、みんな「入れるようになってありがとう」ばかりで。

 

 1人、西区で話をした人は、「私は待機児童なんです」と言うので。「私のところは」と。「何」と言ったら、「どうしても公立保育園に入りたい」と。「区役所に紹介してもらったのが私立なもので、嫌なんですわ」という方が、1人おみえになって。そういうのは待機児童とは言いにくいわなという話をしておりまして。

 

 昨日か、一昨日か、ベルギービール・フェアにわしもちょっとぶらっと寄って、酒を飲んでやっておりましたけれど、そこで、あるおっさんが、「若いお兄ちゃんが、うちは申し込んだけれど」と。西区だったかな。住所も全部聞いてきました。電話で。で、今日確認するということで。そうやって実態というものを明らかにしたいということが1つ。

 

 それから、うれしい悲鳴ですけれど、全員以上に対応できるようにですね。子どもさんに。お母ちゃんに。今までの、既存の仕組みの中でもずっと整えていかないといかんけれども、わしは本当に、小学校、中学校の校庭は、一体どうなっとるんだと。校庭、ないし教室です。一体どうなっとるのか、わしも訳が分からんですね。市民とすると。あんな広い、ええ場所があって。

 

 言うとすぐ保育の質だと言いますけれど、保育の質はそちらの方がええんじゃないかと。広い場所だし。もし一緒に高齢者の方もやるとすると、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒におれる。兄ちゃん、姉ちゃんもおると。そこにですね。それで、最も安全な場所ですね。

 

 池田小学校の悲劇があったから、何となく危ないように、つっと直感がいくのかどうか知らんけれど、周りが全部ほとんど囲まれています。矢田小学校みたいに囲まれとらんところがあるけれど、どっちかというと珍しいので。

 

 だで、いまだに、この話をして3年もたちますけれど、一体市長というのは何なんだというふうに思っております。正直言いまして。ということで、いかんかね。

 

(記者)

 今おっしゃった校庭がどうなっているのかというのは、そこに待機児童解消のための何かをつくるということですか。

 

(市長)

 いや、保育園のようなのをつくればね。家庭保育室というんだったら家庭保育室でもええし、校庭がいいんじゃないですか。ええ場所ですよ。太陽はさんさんと降り注ぐと。兄ちゃん、姉ちゃんもおる。周りは囲まれとる。

 

 それと、もっとええのは、待機児童じゃなくて、子どもさんを複数預けとる働くお母ちゃんは、複数預けると違うところへ行かないといかん、というのが結構あるんですよ。送りに。学校であれば、多分、全部一緒に預けられると思いますので、そういう面でも、働くお母ちゃんには大変ええと。

 

 何かそれを言うと保育の質だと言うけれど、逆じゃないかと。そっちの方がはるかに保育の質が高いだろうと。遊び場が広いもの。そうすると、ボールが当たると言うけれど、ボールが当たるといって、そこの部分だけネットをしておけばいいじゃないですか。ゴルフ場のネットを。じゃない?

 

 それより、本当の保育園がどういう環境にあるか分かりませんけれど、本当のどこかの道路の際の保育園で飛び出した方がよっぽど危ないじゃないですか。そうならんようになっていますけれどね。

 

 というふうに思って言っとるんですけれど、またマニフェストにも入れておきましたね。どうなっとるんですかね。こういうのが市長と言えるのか。何なんだね。本当にこれが不可思議でならんのですわ。

 

 僕があの某テレビにこの間出していただいたときに、某大評論家の方が、そう言っとったら、僕の小さいころはすごい子どもの数だったもので。わしは桜丘中学ですけれど、大曽根の近所の。プレハブ教室ですよ、だーっと。小学校でも、講堂を4分割して、隣の声が聞こえるところでやっていました。そう言っとったら、某大評論家が、「自分のガキのときと時代が違う」とか言っていましたけれど、「そうかな」と言って。

 

 だで、わしは、教育財産というのは、日本最大の隠し財産ではないかというふうに思っとるんです。本当に。それは子どもさんだけじゃなくて、特(別)養(護老人ホーム)の、そういうようなものでもいいじゃないですか。ということを3年間言い続けとるんですけれど、一向になりませんので、どういうことなんでしょうか。

 

◎今後の議会運営について

(記者)

 先ほど議長さんのところにもご挨拶に行っていって、ちょっとつばぜり合いかなと思ったのですが、今後の公約実現に向けて、議会との協調とかも必要になってくると思います。そのあたりは、どのように今後臨まれていきますか。

 

(市長)

 話し合いは、誠心誠意、丁寧にやらせていただきたいと思っております。が、やっぱり市長選で選択された名古屋市民の民意は実現されなければ、意味がないんですよ。議員も民意、市長も民意と言いますけれど、やっぱりそれは違うものじゃないかと。

 

 多くの面で重なっとるところがありますけれど、市全体の政策の民意は、やっぱり市長選です。市会議員さんは、市全体のことを語られるのも当然ええですけれど、そもそも選挙区制度になっていますし。だから、やっぱり地域代表としての民意ではないかと。主に言えばね。

 

 だから、基本的には、減税も明らかに市民の皆さんが支持していただきましたので、これは本当に名古屋市を挙げてやらないといかんですよ。議会も一緒になって。それは魅力あるものになりますよ。「減税首都宣言」ぐらいしてですね、それこそ。

 

 前から言って、これもそのまま実行されませんけれど、JRの新幹線の横にだ円形のラグビーボールみたいな看板があるわね。新幹線のすぐ横に。いっぺん見たってちょうだい。ああいうところに、「住んでちょう。商売やるなら、名古屋でやってちょう」と。「名古屋は、市民税、日本初5%恒久減税」といって、ぐらいの看板を立てる。それぐらいの勢いでやらないといかんし。

 

 それから、今言った、一番基本的な日本政治への問いかけですけれど、市長も市会議員さんもどういう給料でやるべきなのかと。欧米型の市民並み給与なりボランティア型でやるべきなのか、マッカーサーが作った特別な高い給料をもらってやるべきなのかについては、僕は市民の皆さんが、今回、もうこれは2回目ですけれど、明確に選択されたと。

 

 先ほど言いましたけれど、政治をやる者は、やっぱりパブリックサーバントとして、よくもらって市民と同じ。ボランティアでもやれという世界型を選択されたと思いますので、そこのとこら辺は、議会でもですね。

 

 やっぱりそれは、そういう市民の意思があった場合は、市長選でしか主張できないわね、まず。市民の皆さんで、政治をこうやって変えようとか、減税がええという場合、どこで主張するんですか。市議会に請願を出すしかないのかね。それはおかしいですよ。

 

 ということなので、それはそれできちっと言っていくつもりです。それはそれで言う。しかし、話し合いは、昼間もそうだし、夜の焼酎でもいいですけれど、話をしながら、やっぱり市民の皆さんの選択に沿った政治をやっていくということは、貫いていくということで。それは言いましたけれど、議長さんのところで。民意の話というのは、こういうふうに。民意は同じ民意だと言うけれど、それは違うんじゃないのと。と思います、私は。

 

(記者)

 市長の今お話しになった事柄というのは、1期目の4年間ずっと議会側と平行線をたどってきた話だと思いますが、これをある意味決着させるということが必要だと思うのですが、その決着のための決め手というか、自分はこうするんだと。だから議会の落としどころを見つけていくと。そういう案というのは、あるのですか。

 

(市長)

 そういう案は、皆さんのペンに懸かっとると思います。「ペンは弾丸より強し」といいます。

 

 それと、コメンテーターと称する人がよくテレビの画面に出てきますけれど、この人たちが、二元代表制であり、市長も。今度は前回とちょっと違いますけれど。前回は直近の民意ということで、議会の選挙をやっていますから。僕は、あまり直近性はそれほどこだわりませんでしたけれど、あのときもね。今、直近の民意と言ったら、市長選になっちゃう。やっぱり「それが実現されなければ民主主義とは言えない」とはっきり言うコメンテーターが、ぜひ新聞ならびにテレビにおいでになることを、心よりお待ち申し上げております。

 

 それしかないもの。やっぱり、このことでさえも民意が議会なり市長を動かしていかないといかん。こういうことも。それはやっぱりジャーナリズムだと。

 

(記者)

 コメンテーターとかジャーナリズムはともかくとして、そういう世論の盛り上がりを期待したいと。

 

(市長)

 そうですね。本当に。市長選って何だったんだと。それでいいと思います。もし恒久化が実現できなかったとすると。

 

 それと、減税でもまたいろんなことを言いかけたと思いますけれど、一体何だったんだと。42万人ですけれど。すぐ言うのは、42万人全員がその意思で投票したわけじゃないと言いますけれど、そういうことを言ったら、一個一個全部住民投票をやらないといかんですよ。一個一個、政策は。

 

 だで、一定の仕組みの中で、市長選なりそういうもので訴えて、皆さんが、この2つは明らかに争点なんですね、今回の。向こうさんも違うことを言っとった。「同じことばかり言ってはいかん」というのがあなたのご意見かも分からんけれど、本当に、市長選で私でない方が当選されたことになりますわね。実現されなかったら。ということになっちゃうんですよ。

 

 藤沢(候補)さんも大変仲のええ議員さんになって、わしも何なんだと思っていましたけれど、これは。だけど、藤沢(候補)さん個人がええ、悪いじゃないですよ。ただ、直接聞いていませんから新聞紙上ですけれど、僕が言っとるのと違う結果になるというのは、やっぱりそれはおかしいと思いますね。

 

 民主主義というのは、選挙とか、その中の主張の強さ、key campaign pledgeで一番重要な政策と、明らかにそれを争われて市民が選択した事実については、いい意味での権力をもって実現されなければならないと。これは人気投票ではないんだと、参考意見ではないんだということをやらないと、延々と続きますわね。

 

 名古屋は正直に出とるんですよ、これが。よその自治体でも、ようけありますね。市長選で言ったけれど、議会に消されてしまって、ほとんど諦めるんですわ。そこで。

 

 そこで挑戦していくことについて、それはいろいろ、昼の話と夜の焼酎を含めて調整していくことを、混乱を招くと言われたら、一体どうなっちゃうんですかね。どうなっちゃうより、民主主義ではないんじゃないですか。こういうふうに思います。

 

◎減税と待機児童対策について

(記者)

 市長、ちょっと教えてもらいたいのですけど、市長ご自身、減税が一丁目一番地だと。2月定例会のときに、待機児童対策は私に与えられた最大の使命だと。今のお話だと、予算編成権は市長にしかないのですが、財政規律を考えたときに、減税と待機児童対策のどっちが優先度が高いのですか。

 

(市長)

 そんなのは比較できませんよ。

 

(記者)

 では、どうやって職員に指示を出すのですか。

 

(市長)

 何を。減税は貫けと。もっと盛り上げろと。それで、待機児童対策は、何が何でも、先がた言った学校の校庭も含めて、待機児童どころでない、枠が余っとるでもっと子どもをつくってちょうというぐらいまで持っていくと。ということで、いずれも指示すると。指示しとりますけれど。

 

(記者)

 財政規律というのは、システムとジャッジメントの世界ですから、そこはちゃんと優先度が出てくるはずなのですが、市長はどちらを優先したいと考えておられますか。

 

(市長)

 いずれも同じです。

 

(記者)

 結果としてそうなるかもしれないのですが、予算を組み立てていく中に、減税で全体にシーリングを掛けていくわけですから、今回、保育料の問題もそうなのですが、4億円であれだけもめたのです。今回、また補正をかけないといけないじゃないですか。そう考えたときに、優先度が出てくるはずなのです。

 

(市長)

 それは、それぞれの政策において、ものすごい政策がありますけれど、どっちが優先というものもあるかも分からんですけれど、今言われた2つについては、いずれも同じです。両方、両立できる。

 

 減税は減税で、最大の市民サービスですから。それ単独ででも。だから、あまりマスコミに文句を言ってはいかんけれど、減税をやめて他の政策をやるというアンケートを取るというのは、いかんですよ。詐欺ですよ。

 

 減税は減税で、単独で公約して実現していくんだから。そんなものを取ったら、子どもさんがようけおる人は「減税より子育てだ」と。それから、自分が待機年寄り、特(別)養(護老人ホーム)に入りたい人だったら、「そんなものより特(別)養(護老人ホーム)をようけ造れ」と。災害の、堤防の下に住んどる人だったら、「そんな減税をやるより堤防を直せ」と。こうなっちゃいますよ。

 

 だけど、政治というのは、いまだ団結せざる納税者のために頑張るというのも、非常に重要なメッセージなんですよ。

 

(記者)

 ただ、そうすると、結局、市長がある種決断できないような、掛け声政治になるというようなところしか、私は見えないのですけれども。

 

(市長)

 それは何でかといったら、減税って素晴らしいじゃないですか。330億円も市民に、自分らの、すべてじゃないけれど、私、それから市の職員が給料を下げて。

 

 2人ばかり文句を言われましたけれど。選挙中に、親から。親からと、本人じゃないな、もう1人、誰だった。みんな教職(員)の親でしたけれど、「怒っとるよ、みんな」といって。サウナのマッサージをしとるお母ちゃんです。「私のお客さんで教員がおるんだけれど、河村さんに言っておけと。給料を下げんでちょうと言っとりますよ」と言って。「何を言っとるんだ」と言って。「辛抱しろと言っておけ」と。一杯飲んでおりましたけれど。そう言っていました。

 

 そういうことをして、納税者に1円でもお金をお返しするというのは、素晴らしい政策だと思いますね。やらん方がええんですかね。本当に。市民税というのは、名古屋だけ5.7%ですけれど、6%の方がいいんですかね。「あら、そうなの」と。「ええ?」と。そうではないということを市民が明確に選択したと思われますけれど、私。5.7%の方がええんだと。今回の選挙で。もう決着がついたと。だから、それは盛り上げないといかんと。全体でね。

 

 それで、1人、来た人がいましたよ。何べんも言うけれど。長者町で自転車で走っとったら、ちょっとかわいい姉ちゃんが、「私は一宮だったけれど、だんなを説得して、名古屋は市民税が安いでといって中村に引っ越してきました」と言って。住所も電話もちゃんとメモしてありますから。いますよ、そういう人は。

 

◎マニフェストについて(その1)

(記者)

 先ほど、マニフェストのお話をされていましたが、ご自身で書かれたと。「よく読んでほしい」というお話をされていますが、実際、そのマニフェストは、どこでどのような形で書かれたのですか。

 

(市長)

 どこでと言いますが、自分でいろいろ。どっちかというと、家が多いですね。夜中が多い。

 

(記者)

 市長というと、昼間は忙しいですし、夜中になると居酒屋で焼酎を飲んでいるというイメージがあるので、いつどういう形で時間をつくられたのかなというのが。

 

(市長)

 居酒屋で飲んだ後も、夜はありますから。

 

(記者)

 飲んだ後書いた、ということもあったということですか。

 

(市長)

 そういうことを言ってはいけません。人聞きが悪い。いったん風呂へ入りまして、酔いを覚ましまして。で、夜中、しーんとしとる中でいろいろ考えると。誰からも言ってこんと。(午前)1時ぐらいになると、電話がかかってこないですね。さすがに。その辺ですね。そうすると、知恵がいろいろ浮かぶんです。

 

(記者)

 多少そのマニフェストを、いろいろありますが、思い付きで書かれているところがあるのではないかという批判もありますが、そこら辺はどういうふうに思われますか。

 

(市長)

 誰がそんなとろいことを言っとるの。思い付きとは、異なることを申される。本当に、私の人生65年の1つのファイナルメッセージに近いと。政治をやる段においてね。

 

 なかなかいいと思いますよ。国の政治に共通することもようけ入っとるし、やっぱり名古屋市長として名古屋のまちをどうしていこうというメッセージもようけ入っていますから。なかなかええと思いますよ。自分で、なかなか面白いことを言っとるなというふうにね。誰も褒めてくれんでいかんですけれど。

 

◎市長選の北区における得票率について

(記者)

 市長選で、藤沢候補の得票率で北区が低かったというのが実態としてあるのですが、これは、市長がずっと言われている口利きの問題が影響したというふうにお考えになりますか。

 

(市長)

 それはちょっと答えにくいね。あと、どういうことになるか分からんで、ちょっと言葉は控えさせていただきます。

 

◎金シャチ横丁について

(記者)

 先ほど、金シャチ横丁のことをおっしゃったと思うのですが、東海農政局と水資源機構に関しては、今後どういう交渉をされていくのでしょうか。

 

(市長)

 そういえばずっとしていませんが、東海農政局については、山田(元)農水大臣には言わなかったかな。直接だったかどうか分かりませんけれど、申し込んであります。

 

 そのなりになっちゃっとるもので。今度、公務で東京へ行くときに、両方とも行ってきたいと思います。本人が会うかどうか知らんけれど。農水大臣と、あとは、水資源開発公団は国交大臣かね。できれば本人に会って、伝えてきたいと。

 

(記者)

 それで大体、交渉自体はうまくいっているのかなと。

 

(市長)

 それは、いってくれないとね。何なんだと。そもそも、向こうから言ってこないといかんですわ。そんな名古屋のシンボルみたいなところに役所がどーんと居座って。「申し訳なかった」といって。そう言ってこないといかんですよ。

 

(記者)

 今は向こうが使っているわけですよね。

 

(市長)

 勝手にお上が使っとるわけでしょう。そんなもの、冗談じゃないですわ。

 

(記者)

 あくまでも、あそこの土地も含めて全部でやると。

 

(市長)

 はいはい、あそこがメーンでね。今回の(名古屋城まるはち博覧祭)は、関係ないことはないんだけれど、一種の別のイベントですわ。

 

(記者)

 何年かかってもやるということですか。

 

(市長)

 何年って、もうすぐやらないと。ホームレスの皆さんへも、なかなかやらせんでどうなるやしらん、わしはちゃんと礼を尽くして、「ここは超一等地だで、名古屋の人からすると、ちょっと席を替えてもらえんですか」というふうにお願いに行くと言っとるんだよ。ホームレスと、東海農政局と、水資源開発公団、これは行かないといかんのですわ。

 

◎マニフェストについて(その2)

 (記者)

 マニフェストの中の最後に書いてあった別表なのですが、大体八十何項目ありましたが、あの中の大体何割ぐらい着手できるというふうに。

 

(市長)

 それはもう100%です。100%実現すると。

 

(記者)

 実現。着手ではなくて。

 

(市長)

 実現。実現すると。

 

(記者)

 2期目で実現されるということですか。

 

(市長)

 実現すると。だけど、着手に終わる場合もあるか分からんけれど、そういう決意でやらないといかんですよ。なかなか面白いですよ、みんな。

 

 やっぱり65年、生きてきましたでね。政治も、だから、30年やっていますから。だで、それなりになかなかええエッセンスがあって、こうなると名古屋はどえらい面白くなるなという自負はありますけれどね。

 

 役所に言っとるのは、「文句を言うのはええけれど、それならおれよりええというのを出してくれ」と言っとるんだわ。観光だって、怒っとるんですよ。名古屋城の障壁画だってそうだけれど、そういうことをやらずに、名古屋に観光客が少ないって、どういうことを言っとるんだと。いつまでもと。そういうことですわ。つぶれえせんもんでよ。名古屋市株式会社は。庶民の方は大変だけれど。

 

(記者)

 マニフェストがたくさんありましたが、先ほど職員の前でもあいさつされましたが、まず何から取り組んでほしいと思いますか。訴えるとしたら、何からになりますか。

 

(市長)

 実は、結構検討は始まっとるけれど、何からといって。実務的に言えば、今日も取りやめましたけれどね、ああいう形式的なやつは、出迎えは。これはマニフェストをちゃんと読んでもらわないといかんです。「文句があるなら言ってきてもらいたい」ということ。実務的には。役所に対してはね。

 

 あとは、何ですかね。書いてあるわね。要するに、公約を守ると。ずっとあれに書いてあるのを実現すると。庶民の政治だがね。もう1期、また800万円で頑張るんでしょう。もう1期でまた1億2,000万円、前の市長と違うわけです。合わせて2億4,000万円ですわ。僕の8年間で。それも、やせ我慢だけれど、貫くと。そういう精神が、減税の一番の根底の精神ですよ。そういうのをやっていくと。

 

(記者)

 職員に何か訴えるとしたら、自分の減税への精神をもっとよく見てほしいというようなことになるのですか。

 

(市長)

 今日ちょっとわあわあ言っていましたけれど、やっぱり三男坊主義みたいなのがあってね。それは、マスコミの皆さんにも言いたいんだで、わし。テレビで、東京スカイツリーばかりやるなといって。食い物でも、おみゃあさん、東京の原宿や六本木でこういうのができたばかりやっとるが。最近。ちいとやっぱり名古屋から発信できんかと。東京のキー局も狂っとらせんか。ぼんすか、ぼんすか、東京のやつばかり流してね。

 

 だから、そういう面白い、魅力。福祉なんかも含めてですよ。これは本当に、よろず公務員ができたら、面白い市になると思いますよ。これまた、福祉がどえらい変わってきますよ。そういうメッセージも含めて、何とかならんかね。

 

◎議員報酬と市長給与について

(記者)

 議員報酬の、市長がおっしゃる800万円の、具体的な提案へのスケジュール感みたいなものがあったら、教えていただけますか。

 

(市長)

 今見とると、恒久の場合は、報酬審議会を通さないといかんと言っとるでしょう。そうすると、6月(定例会)だと書いてあるね。6月(定例会)でも間に合う可能性があるというんだろう? ぐらいの話をしております。そうなると、市会議員さんの方は、当面の間。

 

 ああ、これは言っておかないといかん。某市会議員さんから、この間、築港祭で、「河村さん、恒久案だといって出すのか」って、「出すのに決まっとるが」と言ったら、「市民の皆さんが、今800万円になっとるというのを知らん人がおるで、今、当面の間という規定があるけれども、今も800万円になっとる」と。議員報酬半減ですわね。「ということは言っておいてくれ」と言っていましたので、ちょっとここで言わせていただきます。

 

 それで、議員さんの報酬はほかっておいても、当面の間があるもので、これを取らないといかんということなんですけれど、このメッセージは何かというと、僕の市長の(報酬)もそうだけれど、これは、名古屋の、僕個人じゃなくて、都市の姿として、政治はどういう人がやるべきかという非常に大きなメッセージなんですよ。

 

 それについては、名古屋市民の皆さんが、国際標準型です。要は、ボランティアないし市民並み給与。か、任期制。ロサンゼルスみたいに3期12年にしてしまうか。というようなことを選択されたと、わしは考えておるので。僕の任期だけ自分の給料を減らしてと、そういうつもりはないんですよ。議員さんも同じです。だから、恒久案で出すということなので、それは一般論。

 

 それで、こうなってきて、6月(定例会)ということになると、議員さんの方は800万円が続きますけれど、僕の方ですね。問題は。僕の方が、今日からもう既に、年収2,600万円だったかな。が、2割かしら臨時に減らしとるのかな、今。臨時に減らしとって。条文上、2割、どうなっとるの。どっちが適用になるの。2割減らした方が適用になるのか。

 

(当局:減らした方。)

 

 だで、年収2,200万円だと聞いていますけれど、適用になっとるね。

 

(当局:28日から。)

 

 月給だでな。僕は、月給50万円なんです。だから、元のルールが適用されていますので、月給で割ると幾らになるんだ。2,200万円は。幾らだった?まあ、適用になって、ボーナスもそれで来るんですわ。だで、そのお金についてどうするかということですが、一方は、5月議会にもう審議会の要らん条文で出すかと。

 

(記者)

 6月議会ですか。

 

(市長)

 5月(議会)。

 

(記者)

 5月の臨時会で。

 

(市長)

 臨時議会で。5月報酬。5月報酬でもいかんか。4月29日の分があるわけか、結局。こういう自虐的なことを言っとると、あれですけれど、5月でもいかんのだな。

 

(当局:4月28日からの4月分は日割り計算で、5月はもう満額で。)

 

 もはや既に本給が始まっとるんですわ。2,200万円。わしからすると、一時だけにしてもどっちにしても駄目ですから。臨時報酬にしても。だで、現金をどこかプラスチックケースに入れて置いておくと。何も言わなければ、これだけもらえたというやつ。そこから必要な税引きの計算を出して、自分の800万円分だけいただいて。

 

 やっぱり人間、現金を見ると怒りが盛り上がってきますので。こんなにすごかったのかということですわ。何か、5月、6月で600万円ぐらいになるらしいですよ。ボーナスがあるで。いかに市長の給料が高かったかというね。市民の感覚からは全く。それプラス退職金ですから。4年ごとの4,220万円。

 

 わしはそうしたいんですけれど、早急に結論を出さないといかん。

 

(記者)

 では、5月の臨時会に暫定的な議案を提出するという可能性が、今のところ。

 

(当局:6月(議会)。)

 

(市長)

 6月(議会)が暫定かね。

 

(当局:5月臨時会は案件が絞られるものですから、6月議会に。)

 

 6月(議会)にと。ということらしいんだけれど、その間も、受け取っては、こういうものはいかんので、一番ええのは、玄関に透明のケースに入れて置いておく。現金を。河村さんの涙と。南無阿弥陀仏と書いて。

 

◎副市長人事について

(記者)

 副市長人事については、どうされるのですか。住田(元副市長)さんの後任は。

 

(市長)

 今、いろいろ、鋭意検討しておりますので。

 

(記者)

 内部の方から。内部から、外部から。

 

(市長)

 それも、全体を含めてですね。

 

(記者)

 人数は、お一人ですか。

 

(市長)

 そこを含めて、ここの(入倉)大副市長と相談しております。ちょっと待ってちょうだい、これは。

 

(記者)

 こちらも6月議会に提案ということですか。

 

(市長)

 どうなるんですかね。

 

(当局:できれば5月(議会)。)

 

 できれば5月(議会)。if possibleと。

 

◎嘱託員不正問題について

(記者)

 不正採用の処分については、どういう。

 

(市長)

 これがね、ヒアリングにお応えになっとらんもので、議員様が。だで、ちょっとそこら辺のところが詰めにくいですけれど、この間、弁護士さんのチームとは、若干状況なんかを聞いて相談しましたけれど、もうちょっと待ってちょうだい。これも。

 

(記者)

 いつまでも結論が出ないと、その3人の方の処遇が中ぶらりんになって、非常によろしくないんじゃないかと思うのですが、そこの辺は。

 

(市長)

 それはそうだけれど、もうちょっと、職員の皆さんの置かれた立場ですね、この3名の方の、について、議員さんの方も本当はヒアリングに応じてもらわないといかんのですけれど。本当は議会でやってもらわないといかんで。議会は証言拒絶できませんので。

 

(記者)

 ヒアリングに応じなかったら、いつまでたっても結論が出ないという理解でいいですか。

 

(市長)

 それはいかんでしょう。どこかで、きちんとしないといかんと思いますよ。

 

(記者)

 応じない場合、どういう落としどころがあるのですか。

 

(市長)

 どうなんですかね。応じないなんて、そうすると、議会がやらないんですか。百条委員会と称されるものは。どうなるんですかね。そんなことってあり得るんですかね、そもそも。こんな状況の中で。

 

(記者)

 市長としては、さいは議会の方に投げたという理解ですか。

 

(市長)

 いや、そうでもないけれど。その議員さん、ないし、それからまだ他の関係者も呼んでいただいていいんじゃないですか。職員も。やっぱり証言拒絶罪、それから偽証罪のあるところできちっとしゃべってもらうというのは、重要ですよね。

 

 そのために作った制度なんだもの、百条委員会って。わざわざ議会に。議会だけに与えられていますから。罰則付きで、本当のことを聞き出す。本人からすれば、本当のことをしゃべらなければならないというところ。市民代表の議会に与えられているんですよ。どうなっとるんですかね。

 

(記者)

 普通のスケジュールでいくと、本報告というのはいつごろ上ってくるのが普通だと考えるのですか。

 

(市長)

 あれは確か、いっぺん言いましたね。「2、3カ月か何かじゃないか」と言っていましたけれどね。だけど、相当精力的に、熱心に、弁護士さんがやられましたのでね。今、ここまで。だけど、証言といいますか、ヒアリングを拒んでおられますので。

 

 あの文章の中に、ヒアリングをする法的権限が明らかでないと書いてありましたが、百条委員会だったら、明らかにその権限がありますし、むしろそういうことのために与えられているんでしょう。こういうふうになっちゃうから。議員とか、行政とか、そういう非常に権限の強い者については、市民代表であるところ、オープンな場で、罰則付きで、市民の皆さんのために真偽を明らかにする制度が、使われないんだな。

 

 だけど、なるべく早くならないといかんけれど、やっぱりそこはいっぺんクリアしないといかんのじゃないですか。

 

(記者)

 議会が、河合優市議のことも含めですが、自浄作用が全くなっていないことについては、どうお考えになっていますか。

 

(市長)

 それは大変なことですわ。そこに全ての議決権があるということを、市民の皆さんにも知っていただきたいわね。市長は提案権しかありませんから。市民のもろもろを、いろんなことをやっていく、税金がどうだというのが一番大きいですけれど、その議決権を、その議会が持っているということですから。皆さん、委ねたんです。と思います。

 

(記者)

 議決権の方が重いというか、それが権力の象徴というか、そういうことに対する不満ですか。

 

(市長)

 議決権は権力ですから。市長の、予算調整権という名前が付いていますけれど、これは権力かどうか。やっぱり議決権ですよね。

 

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