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平成23年6月20日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2019年10月31日

報告事項

  • 東日本大震災の被災者支援について
  • ジョブサポートセンターの開設について
  • 名古屋港高潮防波堤について

会見動画

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報告事項

おはようございます。6月20日(月曜日)の会見を始めたいと思います。

 

最初に、東日本大震災の被災地支援について3点ご報告いたします。

 

 1点目ですが、陸前高田市の子どもさんたちを名古屋市へ招待するプロジェクト「陸前高田の中学生の皆さん、名古屋においでよ!」の実施についてご報告いたします。

 

 お手元に、私からの呼びかけのメッセージがあると思いますので、そちらもぜひお読みいただきたいと思います。

 

 このプロジェクトは、「今このとき、陸前高田の子どもたちを勇気づけたい」との想いから、陸前高田の中学生の皆さんとその保護者約40名を、夏休み期間中に名古屋へご招待して、思いっきり遊んで、楽しいひとときを過ごしてもらおうというものです。

 

 短い期間ではありますが、本市の中学生と一緒に市内の観光施設を見て回ったり語り合ったりして友情と親睦を深めてもらい、名古屋で沢山の思い出を作っていただきたいと思います。

 

 この事業の運営につきましては、実行委員会を設置して進めてまいります。第1回実行委員会の開催を22日(水曜日)の午後4時から予定しています。

 

 また、このプロジェクトを盛り上げる応援団をこれから立ち上げます。私が呼びかけ人となり、名古屋にゆかりのあるタレントさんや著名人、スポーツ選手の皆さんにひと肌脱いでもらい、一緒に盛り上げてもらおうと思っております。

 

 なお、本事業につきましては、できるだけ公金は使わず、名古屋市民や企業の皆さまから寄せられる募金や協賛金で運営してまいりたいと考えております。

 

 既に、東海岩手県人会さま、名古屋国際センターから、本事業への寄附金・協賛金をいただけるとのお申し出をいただいておりまして、大変ありがたいことだと思っております。私自身も、街頭に立ちまして募金活動に参加したいと思っております。皆さまからの温かいご支援・ご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。

 

(当局:このプロジェクトについては、陸前高田の中学生の皆さんが来てくださるということで、私たちも非常に喜んでおります。本当に皆さん、つらい思い、悲しい思いをされていると思うのですけれども、名古屋に来ている間は、とにかく目いっぱい楽しんでいただけるように、私たちも精一杯心を込めておもてなしをしていきたいと思っておりますので、皆さん、どうぞ応援よろしくお願いいたします。)

 

ぜひ陸前高田の中学生を皆さんで励まそう、応援しようということです。また、民間のお金でやろうということですので、ぜひご支援をいただくと大変にありがたいです。お願いします。

 

 向こうの校長さんも涙を流さんばかりに喜んでおられたというふうに伺っております。

 

 2点目に、「陸前高田市の産業支援について」です。

 

 陸前高田市の産業支援について、本市では「陸前高田産業支援デスク」を設け、支援を希望される企業の皆さまからの情報の受け付けや取りまとめを行っているところです。

 

 一方で、被災地の物産品を購入し、販売支援を行っていくことも、震災後も引き続き現地で事業を続けていく企業にとって大きな支援になると思います。

 

 

 そのような中、陸前高田市におきまして200年あまり醸造業を営んでおられる有名な老舗で、今回の震災で大きな被害を受けたしょうゆ会社「八木澤商店」さんが、名古屋市被災地域支援本部の現地連絡事務所も開設している、一関市大東町(だいとうちょう)に営業所を開設されたとの話が地元の商工会議所からありました。

 

 そして、八木澤商店のように伝統のある老舗企業が再興されることは、陸前高田市の産業復興に大きなはずみとなるので、まずは、この商品を使用してほしいとのことでした。

 

 そこで、陸前高田市の産業復興支援の一環として、まずはご紹介いただいた商品を市職員が購入することや、食事の提供を行っている市関係施設に紹介していきたいと考えております。

 

 名古屋で販売できるのは、今は八木澤商店の商品しかないとお聞きしております。民間企業の皆さまにおかれましても、こうした商品を始め、今後、陸前高田市で生産される商品について情報提供をしてまいりますので、お取り扱いいただくと大変ありがたいと思っております。

 

 また、「陸前高田産業支援デスク」への支援のお申し出、お問い合わせも引き続きよろしくお願いいたします。

 

 わしも小さいころはソースよりもしょうゆということで、お好み焼きは必ずしょうゆで食べるというぐらいのことです。濃い口ですけれど、一関の商工会議所からもお手紙をいただいておりまして、産業という産業が全くなくなって壊滅したという状況ですので、1社のことと言われるか分りませんけれど、まず、この八木澤商店の。今日、新聞に出ておりましたけれども、もろみが大学に奇跡的にちょっと残っておりまして、そういうことを始めとして、ぜひ応援してほしいということですので、私も何本かは買いまして、給料が安いものですからあんまり買えませんけれども応援をしたいと思っております。よろしくお願いします。

 

 3点目は「陸前高田市役所の職員健康診断の実施」です。陸前高田市役所の職員は、震災により甚大な被害を受けており、業務が大幅に増大しておりまして、その健康状態が大変に懸念されております。

 

 そのため、このたび、名古屋市の病院局と名古屋市立大学病院が連携いたしまして、陸前高田市の全職員を対象に健康診断を実施することといたしました。健康診断は、7月下旬に陸前高田市役所の仮庁舎で実施し、血圧や心電図などの検査と問診を行うことを予定しております。

 

 これも陸前高田市の市政全般を「縁の下から」丸ごと支援する一環として行うものでありまして、職員の方の健康管理に役立てていただき、引き続き安定的に職務に従事していただけるようにとの思いで実施させていただきたいと考えております。

 

 なお、先日、本市の職員が総務省に出向きまして、名古屋市の取り組みを報告した際、総務省からも、これまでの名古屋市の取り組みを大変高く評価いただきまして、「全国も注目しているのだから、遠慮せずもっと幅広くPRしてほしい」とのことでした。

 

 職員の派遣から始まった陸前高田市への支援が、市民交流、産業復興、職員の健康管理と、少しずつ重層的になってまいります。進化する名古屋のチャレンジということで、進むということと化学の「化」という字ですが、「深く」というふうにも捉えていいと思います。

 

 優秀な名古屋のジャーナリストの皆さんには、ぜひ応援していただきたいということです。名古屋市民の税金が陸前高田市の皆さまのために使われていますけれども、名古屋市民の皆さんにはご理解をいただきたいと。

 

 名古屋も伊勢湾台風のときに大変に、全国、またアメリカからもお世話になっておりますので、こういうときにこそ一肌も二肌も三肌も脱いで応援しようということです。

 

 必ず行った職員、また今回の皆さんのこの気持ちですね。いろいろなことが連なって、まあ起きちゃいけないんですけれど、後でも防波堤の話をしますけれど、残念ながらいつぞかは災害は起きますので、そういうときの備えに必ずなるなと確信しております。どうか名古屋市民の皆さんもご理解をいただきたいと、そんなふうに思います。

 

 被災地支援については以上です。

 

 

 次に、「なごやジョブサポートセンター」の開設についてご報告いたします。

 

 仕事をお探しの方や新卒者の方々の就職活動をサポートする「なごやジョブサポートセンター」を、あさっての6月22日(水曜日)、吹上の名古屋市中小企業振興会館内に開設いたします。

 

 このセンターでは、就業相談から就職後の定着まで専門の相談員が一人一人の方を個別に担当し、継続的に就職支援を行います。そのほか、求人の開拓や職場体験研修の実施など、就職に関わる総合的な支援活動を行います。

 

 また、生活保護を受給中の皆さまにつきましては、各区役所にカウンセラーが出張してキャリアカウンセリングも行います。

 

 仕事をお探しの皆さまをさまざまなご支援メニューで強力にサポートしてまいりますので、ぜひご活用いただければと思います。

 

 生活保護の皆さんが増えておりまして、全員が働ける方ではありませんけれども、市当局としましても、ただ増えてお金がかかって困るなというだけではなくて、働ける方には、何とか「どうですか」と。「働いてくださいよ」ということを、企業の方にもお願いしてまいりたいということです。

 

 名古屋市だけでどこまでできるかという問題がありますけれど、福祉と雇用というのをどういうふうにマッチングしていくかということにつきまして、先日、国への制度改革がいるにしても、そういうものを含めたプロジェクトチームをつくって勉強しようやないかと。名古屋モデルというのを発信しようということを指示したところです。

 

 最後に、「名古屋港高潮防波堤について」ご報告いたします。先日、津波の際はまずは避難が第一という観点から、「津波避難ビル指定等推進事業」について発表させていただきましたが、本日は、名古屋港高潮防波堤の対策についてお知らせいたします。

 

 私も何べんも言いますが、一人の名古屋市民としまして、伊勢湾台風を経験しておりまして、私は東区でしたので、主に風でしたけれど、うちの壁も全部抜けまして半壊というところまでいきました。次の日は目の覚めるような青空で、小学校、後すぐ休校になりましたけれど、行ったんですよ。よう覚えておりますけれど、まさか本当に抜けるような青空の下、名古屋の南部で、あのような大悲劇が起こっておろうというのは、夢にも思いませんでした。

 

 そういう体験もありますので、防波堤が今どういうふうになっているんだろうかと。高さは維持されているのかと。大丈夫かということについては、やっぱり正直に調べて、市民の皆さんに本当のところを情報公開すべきではないかということで、先日、木曽岬の堤防までも含めて調べました。名古屋港管理組合の議会におきまして、公明党、それから共産党からもご指摘をいただきましたものですから、本日、高潮防波堤は現状どうなっているかにつきまして、情報公開をさせていただきます。

 

 名古屋港高潮防波堤は、伊勢湾台風の高潮被害を教訓として、昭和35年から39年にかけまして、名古屋港基準面からの高さ6.5メートルで国が建設した港湾施設です。

 

 基準となる数字が2つありまして、東京ポイントというのと名古屋ポイントというのがあります。名古屋港管理組合の議会でも「1個に統一しろ」と。「名古屋ポイントに統一しろ」という意見がありまして。

 

 これは非常に分りにくいんです。津波の予想が2.5メートルとなっているのは東京海面が基準でして、名古屋海面で言うと3.9メートルということで、今からの数字につきましては、名古屋港の平均海面からの数字、名古屋ポイントでいきたいと思います。

 

 名古屋港高潮防波堤は整備後、約50年が経過しておりまして、内陸化している箇所ですが最大2メートル程度の沈下が見られるなど、経年劣化が見受けられます。

 

 場所は、ちょうど鍋田干拓と木曽岬干拓に囲まれたところで、内陸部でして、2メートル沈下しておりますけれど、事実上はそれをカバーするのに、その前面に木曽岬の堤防、それから木曽岬の地面、それから鍋田におきましても、すぐ後ろが干拓の地面になっておりまして、直ちに2メートル以上のものがきたら、それで陸地が冠水するという状況ではありませんけれども、事実といたしまして、2メートルの沈下が見られております。

 

 平成21年度に国が設置した、「伊勢湾高潮災害低減方策検討委員会」においては、東海・東南海・南海複合地震による複合波のような海溝型地震の場合は、知多堤と鍋田堤で最大2.9メートル沈下するとの予測結果が示されております。

 

 従いまして、今2メートル沈下しているところですけれど、これにもう2.9メートル。必ずしもそうじゃありませんよ。最悪の場合を私は言っとるんでね。今回の原発も含めまして、やっぱり最悪の場合をきちんと言っていくということが必要であろうと思いまして、2メートルプラス2.9メートルということが、考えられないわけではないということになりますと、6.5メートルの防波堤が1.6メートルの高さになるということに加えてもう1つ、これはさまざまな予想がありますけれど、いわゆる液状化の問題がありまして、その分また下がる可能性があるということです。

 

 現状において、予測された数字だけでも、6.5メートルのところから2メートル現実に沈下してると。裏には陸地がありますけれど、2.9メートル最大沈下しますと、6.5メートルが4.9メートル沈下しますから、1.6メートルの高さになります。津波は3.9メートルが最大で予測されていますので、液状化を除いた場合でも、最悪の場合1.6メートルのところに3.9メートルの津波が来るということですから、2.3メートル津波の方が上回る可能性があるということです。

 

 その場合でも裏に陸地がありますので。ただ陸地も沈下すると思われますので、現状を正確にお話ししたということです。

 

 

 この地域の防災の要である高潮防波堤をこのままにしておく訳にはいかないため、学識者や専門家の意見も参考にするとともに、最新の知見に基づいて検証を進めるなど、早急な対策が必要です。

 

 こうした状況に対応するため、市民の安全・安心な生活を守るとともに、名古屋港が地震などの災害時においても地域の産業活動を支えることができるよう、国に対して、名古屋港の防災機能の強化を、しっかりと要望していきたいと思っております。

 

 前回言いましたときも、国の中央防災会議がいろいろな調査を出すと言っておりましたけれども、これはとんでもないと。名古屋はやっぱり伊勢湾台風を経験しておりますので、現に被災に遭われた方は大変心配されると思っております。そう言いましたところ、名古屋の方から、会議に最初にというか、すぐ来ていただいて説明をいただくという話もありましたものですから、そういうところで、国に対して、今名古屋港の防波堤はこうなっていると。なおかつ伊勢湾台風の大悲劇があったんだということで、この名古屋港の高潮防波堤だけじゃないですけれども、防災機能の強化を、これは本当にしっかりと、相当に強くですけれど、国に要望していきたいと考えております。

 

 図面の解説の方はよろしいですか。私からは、以上ですけれど、この防波堤については、非常に重要な問題ですので、ぜひ皆さん、見ていただきまして、後でもしよかったら、今日、名古屋港管理組合から担当者が来ておりますので、時間を取らせていただきまして、きちんとこの図面を見ながら、実際のところを、鍋田堤だけではなくて知多堤の問題もありまして、お話をしたいと思います。

 

 ざっと言いますと、一番下がっておりますのは、ナンバー140の地点ですね。ナンバー140の下の図面を見ていただきますと、元の高さが5.2メートルになっていますけれど、先ほど言いましたように、つくったときには6.5メートルのところが、平成19年におきまして4.4メートルまで下がっておりまして、これで2メートル下がっているのが分ります。

 

 ただ、一気に下がったのは、この昭和49年から平成元年、平成13年というところでして、干拓ということで、地面がいったんこういうふうに下がるということで、そこからは一応、高さはキープされていると思われます。

 

 ナンバー140というのは、今は内陸になっておりまして、その外に木曽岬堤防、それからナンバー140の後ろはすぐ地面になっております。

 

木曽岬干拓の堤防も、実は下がっております。これは最高どれだけだったですか。

 

(当局:計画高8.9メートルで、昭和59年に8.5メートルという数字が)

 

 いや、この間、測ったやつ。

 

(当局:この間測ったのは、まだ整理できていません。)

 

 まだ整理できとらんということですが、木曽岬干拓の外の堤防の高さは8.9メートルだったものが、昭和59年で8.5メートルと40センチ下がっております。この間、実測してくれということで実際に測りに行きまして、その数字は今、整理中ですけれども、下がっております。

 

 知多堤というのも結構問題でして、知多堤につきましては、下がったのがナンバー60で、一番右のところですね。6.5メートルですから。これは下がっていないわけだな、ここは。そういうことになりますか。

 

(当局:そこは下がっていません。)

 

 ここは下がっていないんですね、知多堤は。ただし、ここはヘドロを除去しまして、砂で下を整備したそうですので、液状化の心配は、こちらの方がどちらかとすればあるのではないかと。ただし、この間、バルク港湾で選定されまして、この知多堤のすぐ北側にコーンスターチのコンビナートをつくる予定をしております。そうなりますと知多堤は、すぐ背後を陸地で守るということになりますので、そのこともご理解をいただきたいと思います。

 

 これが現状です。名港管理組合でもご質問がありましたので、今の状況を正確に情報公開させていただきました。

 

 以上です。

質疑応答

◎6月定例会について(その1)

(記者)

 6月定例会についてなのですが、今週末から始まりますが、意気込みをお聞かせいただきたいのと、減税条例案の提出が見送られていますが、減税や地域委員会の今後の見通しについてもお聞かせください。

 

(市長)

 6月定例会につきまして、減税から先に言いますと、減税については出しませんけれども、これは11月が最後の期限でして、本年度については減税を議会で否決されましたものですから、そのお金を財政調整基金にあとの分を繰り入れましたけれど、減税をやるためには各種準備がいりますので、それについてきちんと、これは市民との約束ですので、責任を持って提案をさせていただきます。

 

 減税日本の皆さんも準備を十分していただくということもありまして、11月になるか9月になるか、ちょっと分かりませんけれども、いずれかにおきまして、責任ある案を提案させていただきます。

 

 今回につきましては、陸前高田市を中心とする支援に熱を入れてやってまいりました。引き続き、さらに進化しながらやってまいりますけれども、市民の皆さんの防災をどうするかということで、ソフト面につきましては前の議会でご承認いただいておりますけれど、今回は、例えば天白川の橋りょうの問題とか、山崎川の堤防の補修とか、そういうことにも熱を入れさせていただきました。

 

 それから、太陽光発電ですね。これが従来500件だったのを1,900件ということで、補助件数を1,400件増やさせていただきました。

 

 地域委員会に関しましては、今日、討論会がありますので、ぜひお越しいただきたいのですけれど、私としましては、これは新しい名古屋というか、日本の社会をお上下々(おかみしもじも)社会から本当に住民自治の社会、もうちょっと広角的に言いますと、地方分権で団体自治と住民自治と言われますけれど、団体自治の話は非常に多いんですけれど、本格的な住民自治の話ってないんですね。だから本当の住民自治へいよいよ転化していく第一歩だということで、絶対的に不退転でやるということです。

 

 初めですから、どうしても名古屋市から「こういう仕組みはどうなの」ということで言わざるを得なかった点もありますので、モデル地区8地区で、一つのモデルのシステムを作らせていただいて、いろいろお話も伺い、やらせていただきました。

 

 もう一つ、ニーズ先行型ですね。こういうことをやると、世の中はどういうふうに変わるんだと。どこがええんだと。今までの自治の仕組みとどこがどう変わった場合、市民の生活にとってどこがええんだというところを示させていただく。その中から、市民の声として、「じゃあ、こういう仕組みがええんじゃないの」というふうに出てくるのが本来の姿なものですから、そんなところを強調してやっていきたいということで、今日討論会が行われると。わずかと言っては何ですけれど、そういうような予算も計上させていただきました。

 

 例えばどういうことかと言ったら、ニーズで言いますと、元気な子どももいるけれど、子どもの悲鳴にどうやって耳を傾けるかと。子どもの悲鳴に耳を傾ける名古屋市、名古屋市役所と。そういうものをつくっていく。例えば児童虐待の問題でも、この間また、虐待事案かどうかという意見もありましたけれど。毎年、大体1人のお子さんが命を落とす、ないしは重傷になるという状況が続いておりまして、名古屋市で750件もそういう情報提供があります。これでいいのかと。

 

 児童虐待ばかりではなくて、いじめだとか不登校だとか、学級崩壊なんかも、もっとあると聞いております。実際は。

 

 そういうことについて、どう取り組んだらいいのかと。児童相談所がやるんであって、警察が今度入りますけれど警察がやるんであって、民生委員さんだけ、児童委員さんだけでええのかという問題があるんですね。

 

 都会の孤独みたいな新しい社会のテーマについて、どうやって住民社会、地域社会が取り組んでいくのか。また市役所はどうやって応援するのかいうことを考えていく、その中の1つとして、僕は、選挙で選んだ人たちを含んで、もっと参加する人を増やすという仕組みが必要なんでないか。その1つが、今提言させていただいております、選挙による地域委員会ということではないかと思います。

 

 今言ったような都会の孤独、それから地域社会にあんまり出てこない方が多いんですよ。児童虐待の家庭を見ていますと。そういう方に「皆さん、これからでいいんだけれど、新たな仕組みなりそういうものをつくって、何か手を差し伸べませんか」と、「参加していただけませんか」と言った場合に、僕は、かなりみえると思うんです、名古屋市内で。

 

 そういう人たちに対して、私が努力しようかと。それはボランティアなのか、いくらかお金が出るのかとか、勉強はどうやってするんだとか、そういうこともありますけれど。

 

 そういう皆さんの気持ちが生きるように、「ああ、かわいそうだな」と言って同情するだけに終わらないような、そういうことを考えていく仕組みが地域委員会ではないかということを考えております。

 

 例えば中区を中心として地域の商売をどうやって発展させるかと。地域の中でね。それも今の仕組みがありますけれど、市役所も仕事はやりますが、みんなで自分たちのまちの在り方を考えるというのも、また地域委員会の、学区に捉われない、一つの姿だと思うので、そういうこともどうなんだろうなと。

 

 それから、文化面なんかそうですね。まちづくりとか文化とか。そういうのも、何か新しい、「俺はそういうことどんどんやるわ」という人の参加をいただきながらやっていく必要があるのではないかということです。

 

 地域委員会をやったらまちがどう変わって、市民生活にどういういいことがあるんだと。何が助けられるんだと。無理なのかとかいう話を、この地域委員会の問題で解決していきたいと。考えていきたいなということです。

 

 名古屋で始まりました、民主主義のつくしんぼうは、絶対育てるという強い決意でやっております。お金は小さいですけれど、お金もつくしんぼうみたいですけれど、必ず日本の中に大きく広げてまいります。

◎工業製品の放射線検査について

(記者)

 今日から始まる工業製品の放射線検査なのですが、海外での風評被害に苦しんでいるような相談が多かったんですよね。

 

(市長)

 はい。

 

(記者)

 市長としては、どういった思いでこの検査を始められたのですか。

 

(市長)

 経済的に非常に苦しいときに、ええものはええときちんと言えるようにしないといかんですよね。だで、そういう風評被害でない、はっきりいいものはいいと言える体制をつくってもらえるようにやっていきたいと思います。

◎6月定例会について(その2)

(記者)

 6月議会の話なのですが、市長が言われる三大公約のうち、議員報酬と減税が出ないということで、新規議案は多少あるとは思うのですが、この6月議会でどういう議論を深めていきたいと思っていらっしゃいますか。

 

(市長)

 やっぱり震災でしょう。震災に対して、ぜひ陸前高田の支援もご理解いただきたいし、それプラス名古屋市民を災害から守るために何ができるかの正しい情報公開。防波堤の情報公開がその中の非常に重要な要素だと思っています。

 

 避難ビルも民間まで広げるということになりますと、相当皆さんの理解がいるんですわ。民間のビルの屋上の鍵を誰かに預けるということになると、簡単に役所がぽんぽん、ぽんぽん頼んでええもんかということとか、その横に、例えば寝たきりでござるじいさんやばあさんの名前を近所の人に言ってええかと。もし鍵閉まっとったら鍵開けて入っていかないけませんので、誰かおんぶしていくというような情報について、みんなでもうやっこにしてもいいかどうか、シェアしてもええかどうかという、なかなかディープな議論があるんですよ。そういうようなことを始めていこうというところが中心ですね。

 

 それから具体的に天白川、山崎川の危ないところの補修ということです。

◎高潮防波堤について(その1)

(記者)

 高潮防波堤に関しての国に対する要望というのは、例えば具体的に言うと、今沈んでいるところを補強してくれとか、そういうこともやるんでしょうか。

 

(市長)

 そうするのか、つくり直す方がいいのかということです。あんまり言うといかんけれど、わしも2メートル沈下って、びっくりこいたわ、正直言いまして、市民感覚として。工事がどうのこうのだから沈下しとるんじゃないかということは、いろいろな指摘がありましたけれど。

 

 ですから、まず現実のところを、本当のことを言うというのが一番大事で、それに基づいて、相当強い対策を要求していかないかんと思いますよ。

◎原子力発電について

(記者)

 原発について、海江田大臣が知事に再稼動の要望をしていく方針を示しましたが、それについてはいかがですか。

 

(市長)

 わしもテレビを見ておりまして、何言っとるのかしゃん思って。言い間違えたんじゃないかしらんと思いましたけれど、わし。海江田さん。仲良しですけれど。

 

 原発については、市民の安全を第一に、再開については慎重にも慎重を期すと言われるのかと思いましたけれど、「あれっ」と思って。何か言い間違えているんじゃないかなと思ったぐらいですのでね。

 

 私もかつて東京電力から接待を受けたと正直に言いましたけれど、わしの場合はちゃんと割り勘で払いましたけれど。相変わらずそういう構造が続いとれへんかなと。

 

 不思議でしようがないんですけれどね。特にこの地域の人たちと浜岡の話を聞いておりますので、一体何が起こったんでしょうかね。それとも本当に言い間違いなんでしょうかね。それはないわね、一応。大臣だで。

◎消費税について

(記者)

 消費税についてなのですが、社会保障と税の一体改革を巡る会合で、最初、国有利だった点から、地方の取り分が少し増えたと思うのですが、そのことについて、名古屋市長としてどのようにお考えでしょうか。

 

(市長)

 そんなもん、ちょこっとばかり地方の取り分が増えたとか何とか言いますけれど、名古屋の人はもともと自分の金だで、みんな間違えんようにしてちょうだいよ、消費税と言っても。「取り分」って、国がもともと持っとる金をもらうんじゃないですよ。名古屋の人が払ったお金がね、何べんも言いますけれど、名古屋は大体1兆6,000億円、国に税金を上納しておりまして、もらっているお金は1,000億円ですから、わずか。1兆5,000億円、そもそも上納しておる地域なんですよ、名古屋というのは。だから、それは増えたというよりも戻ってくるだけのこと。そもそもね。

 

 ということだし、増税して増やしてもらったって、それで地域経済が駄目になったら、何にもなりませんわ。

 

 だから防災会議か誰か知りませんけれど、もっと経済学を勉強しろっちゅうの、もう本当に。根源にあるのはね、いわゆる国の900兆円は借金であるという前提で、全てそこから始まっとるんですよ。

 

 これだけのことが起きて、まだ金利が下がってるじゃないですか。10年もので1.1いくつですよ。金利が。ということは、お金は庶民にはないから分からんけれど、銀行に余っとるんです。そのお金をちゃんと使えばいいんですよ。増税するいって、何をこの震災にかこつけて。

 

 国会議員さんも、それから評論家の皆さんも、分かっていないんじゃないの。「貯蓄投資バランス」、経済学の最も基本的なところが。

 

 日本銀行が年に4回発表しておりますけれど、資金循環統計を見ていただきますと、今、国の流れがどうなっているかというのが分かりますから。ものすごい勢いで個人のお金、それから法人、会社が借金返しをしまして、すごい金を積んどるんですわ。その場合、誰か使わないけないから、そのお金を国とか地方が使っているんであって。海外にもちょこっと行っておりますけれど。

 

 ですから、今こういう時期に増税するというのは、めちゃくちゃですね。会社が危ないときにね、物の値段を上げてみてくださいよ、いっぺん、自分のところの。中小企業の皆さんなら、みんな分かりますよ。自分のところの会社が苦しいときに「値上げします」と。「何でだ」と言ったら、「電気代がこれだけかかる、人件費がこれだけかかる」いって。それと同じ状況ですよ。そういうときは値下げをして、人の倍働いて、ちょっとでもええもの作って、会社全体の力を付けてというのが、民間では当たり前のことなんで。

 

 今一番大事なのは、消費税を1%でも下げて、国全体を元気にして、民間の力で高めて、それで納税額も増やしていくと。こんなことは当たり前のこと。税金を増やすためには税率を下げないかんですよ。本当に何を考えとるのかね。

 

 15年前に橋龍(橋本龍太郎)さんが消費税を3%から5%に上げました。忘れてまっとらっせるけれど、あれが財政危機だ言って。あれが失われた10年、15年の最初ですよ。また同じ轍(てつ)になりますよ。もっとひどいですわ、たぶん。

 

 だから、地方にちょこっと金出すでというのも、本当にいかんですね。困ったもんですね。ギリシャの国債とは全く違いますから、中身が。

◎「陸前高田の中学生の皆さん、名古屋においでよ!」プロジェクトについて

(記者)

 陸前高田についてなのですが、子どもさんを招くのは、なぜ市の税金ではなくて寄附でという考え方をされるのかということと、費用はどれぐらいかかるのかということを。

 

(市長)

 それは、ぜひ参加型で、税金もそうですけれど、みんなで出し合って、大いに励まそうやと、元気づけようやというのが、心というものじゃないですかね。

 

 お金はいくらだった。

 

(当局:500万ぐらいかかるかなと。規模にもよりますけれど。)

 

 500万ぐらいですので、テレビをご覧の皆さま、また新聞を読まれる皆さん、ぜひそんなお気持ちで、本当にちょこっとでもええです。カンパいただくと陸前高田の皆さんが大変喜ばれるかなと思います。

 

(記者)

 対象となる中学生とか保護者というのは、もう決まっているんでしょうか。

 

(市長)

 中学校は決まっておりますけれど。担当の方から。

 

(当局:米崎中学校さんを中心に考えておりますけれども、最終決定ではないものですから、実行委員会までにはきちんと決めたいなというふうに思っています。保護者の皆さまがおみえになるのも、向こう側の希望です。ほとんどは中学3年生の方ですけれども、一部先生と保護者の方がみえるというふうに聞いております。)

 

(記者)

 子どもたちの取材はできますか。

 

(市長)

 そりゃあできますわ。それはいいと思いますよ。

◎「産業支援デスク」について

(記者)

 先ほどの醤油の話もありましたが、産業支援デスクが開設されてから1カ月たち、これについての評価、どういった効果があったのかというようなことがあれば教えてください。

 

(市長)

 支援デスクのについては、今、25件でして、どうやってこれから向こうへ行ったりするかということを詰めとるところでして、大変喜んでいただいておるということです。大きい話から本当に身近な話まで、いろいろあると思いますけれど、何とか応援できて、産業から復興していただくと、本当にええですわね。

◎高潮防波堤について(その2)

(記者)

 高潮防波堤なのですが、最大で2メートルほどの沈下というのは、これは名古屋市さんが、何か調査をされて分かったということなのでしょうか。

 

(市長)

 いや、これは国交省の調査です。そうでしょう、これは。違うか。

 

(当局:2メートルの沈下の現状は、名古屋港管理組合の方で。)

 

(市長)

 名古屋港管理組合でやって、国交省に行ったわけか。

 

(当局:はい。平成21年に測量しました。)

 

(市長)

 平成21年に測量して、国交省に報告したやつです。

 

(記者)

 市長がおっしゃった、2.3メートル津波の方が上回るということは、要は被害を防げないということですか。

 

(市長)

 最悪の場合ですよ。だけれどその場合でも、裏に陸地がありますから、この2メートルの地点はね。鍋田干拓と木曽岬干拓の、陸にはさまったところなんですわ。

 

 そこだけ見ますとですけれど、僕が思ったのは、ちょっとショックを受けまして。確かに裏に陸地があるけれど、もし沈む場合はそこだけじゃないと思われるね。一定の地域が沈むと思いますので。内部だでええのかという認識は持っておりません、私は。

◎高速道路休日1,000円の終了について

(記者)

 高速道路の休日1,000円が昨日で終わりましたけれども、経済への影響なども考えられますが、市長はどう思われますか。

 

(市長)

 そういうことも、簡単にまた戻すでしょう、こういうふうに。だから、いかんですね。下げてみんなに喜んでもらえるんだったら、続けるべきだと思いますけれどね。

 

 これもみんなそうなんですわ。財務省はね、金がないと言ってしぼるんですよ、一番のところで。なぜなら900兆円借金があると。プライマリーバランスを回復せないかんと言って。たいていそれだと思いますよ。で、結局余るんだよ、最後は。民間で銀行で余りますので。結局は余るんです。変なもんですけれどね。

 

 普通は商売だと、いっぺん下げたものをそう簡単に上げれませんけれどね。独占いうのはええもんだね。高速道路、名古屋から東京へ行くまで、走って行かざるを得んもんね。下も走れますけれども。

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