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平成22年10月18日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2015年7月30日

報告事項

  • COP10の開会式
  • 名古屋まつり
  • 「土・水・緑・風を復活する5つの行動メッセージ」の提案
  • COP10関連事業(なごやのおいしい水のPRボトル缶「名水」の提供、「国際子ども環境会議」)
  • 予算編成過程の公開

会見動画

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報告内容

 それでは10月18日の記者会見を始めさせていただきたいと思います。

 

 まず、本日午前中に、COP10の開会式に出席してまいりました。名古屋市には海外から、大変多くのお客さんがいらっしゃっております。何べんも言っとりますけど、国際会議が、偉い様のテープカットで終わってしまってはいけませんので、何か、まちが変わっていくなり、生活が変わっていくというところの中に、このCOP10があったということに思えるようなことをやっていかないかんと思っております。

 

 そんな中、土日に名古屋まつりが行われました。わしも古出来町から山車で、若宮までずっと歩いてきまして、ちょっとくたびれましたけれども、歴史がいっぱいで結構だと思います。外人の方も、ぎょうさんおみえになっていて、ありがたいことだと思います。ご協力いただきました皆さまには、この場をお借りしまして深く感謝を申し上げます。

 

 本日は、まず初めに、「土・水・緑・風を復活する5つの行動メッセージ」の提案について報告いたします。

 

 今日から会議が始まりまして、いろんな偉い様がいろいろお決めになっているようですけれど、特に市町村におきましては、やっぱり実際に行動が重要でして、そんなテーマから、5つのメッセージをつくったということです。

 

 それから、自治体会議というのも行われて、「都市と生物多様性」というのが議論されるようです。衣・食・住でいろんな恵みもあるし、また反対に悲しいことも人生は満ち満ちておりますけれども、そういうのも、いろんな生物の営みの複雑に混ざり合ったところから出てくるということです。

 

 生物多様性と言いますけれど、本当は、「多様性のまち名古屋」というのも面白いと思いますけれどね。今、日本型の提言でいきますと。そんなことで、いろんな提言をちょっと考えてきました。

 

 それから緑の方でいきますと、前も言いましたけれど、ここ最近15年で、中村区に相当する緑がなくなっておりまして、こう考えると、なかなか強烈だなということです。

 

 また一方、これはたぶん、優秀な名古屋のジャーナリストの皆さんも、「えっ」と思われると思いますが、街路樹の多さ、10万本でして、これが都市部分、市街化区域というのは都市部のところですね。そこの単位面積あたりの街路樹の多さは、何と政令都市では、名古屋は日本一です。これは「街路樹のまち名古屋」と言うかどうかは別としまして、ちょっとクローズアップしたいなと最近思っております。

 

 というのは、わしもこれ緑政土木局の村上局長に聞いてから、いろいろなところでしゃべっているけれど、皆さん、逆に思っている人が多いな。名古屋のまちというのは、石原裕次郎以来、「白い街」ではなかったかという話で、「そんなの嘘じゃないか」と。俺も嘘じゃないかと思って、この間から、そう思って見ていますと、やっぱり結構多いですよ。

 

 それはまた後で出てきますけれど、何でかというと、どうも道が真っすぐなために、道路そのものしか目に入らずに、横の街路樹が目に入らないと。それからアップダウンもないもんで、こういう向こう側に木が生えているとか、そういうのがちょっと目に入らないということで、これはアッと驚く為五郎でして、名古屋の埋蔵金としては、「街路樹日本一のまち名古屋」というのは、なかなかええ立て方ではないかと思っております。

 

 それから、名古屋の「名水」ですわね。今日もCOP10で、テーブルの上に「名水」が出ていまして、これはいわゆるタップウォーターといって、蛇口からので、ノットボトルウォーターで、ベリーチープで安いと外人に言っておりましたら、「酒の方がよかった」と言っておりましたけれども。そういうギャグは別ですけど、そういう話もありますけれど、なかなかおいしい軟水ですけれど、いろいろな聞き水をやりますと、私もなかなか最後は当たらないので苦しんでおります。非常に軟らかい水ということで。

 

 流域自治体フォーラムというものを今度新しくやりますが、これも大変結構な考え方で、愛知県、名古屋市、それから岐阜県、長野県と、一定の行政で、たまたま区切られておりますが、生態系から言うと、この「水」というもの、ずっと木曽川、長良川、揖斐川、木曽川水系というもの全体がいろんな生物を育くんできて、生物ばかりでなしに文化の体系も、木曽のヒノキがずっと流れてきて、それが白鳥の貯木場に、堀川のところに、いったんたどり着いて、そこからこの辺のものづくりの原点、木工技術が発達したということだね。そういうことも含めますと、この流域全体で一つの生き方というか、人類の営み等、未来に向けて考えるのは非常に面白いことではないかということで、それもスタートさせていただきます。

 

 世界に目を向けると、森林の乱開発や海洋資源の乱獲などが続いているということで、今日もCOP10の中でちょっと言いましたけれど、人間の消費の営みが、そういうものの原因になっているということも少なくないでしょうと。そんなことで、一人ひとりの人間の行動が重要なのではないかということです。5つの行動メッセージを提案しております。その行動メッセージを柱としまして、人と自然が共生する名古屋を創り、次の世代に引き継いでいきたいと思っております。

 

 ざっと(資料を)フルスピードで読みますと、議論は頭にありますように、COP10の議論から名古屋市民の行動へということで、なんでこういうことを言いたいかと言いますと、私のイメージとすると、本当は今日の英文にちょっと入れておいても面白かったかも分からんけれども、やっぱり名古屋に対するイメージだと、藤前干潟の埋め立て問題、もう十何年前、一番初めにありまして、この役所の中には、恨んでみえる方もおみえになるかも分かりませんけれども、埋め立て方針と戦ったやつで、あれがひとつ、後で質問が出るか分かりませんけれども、自民党の大村議員と一番最初にやったのが環境問題、議員としては初めてだと思いますけれど、あれでオール与党と戦いましたから、そこからいわゆる反政府軍みたいになっていましたけれど、嫌われる議員への運命の第一歩が環境問題だったということで、非常に深い感慨があるわけです。

 

 そういうのがあって、また今では、ご承知のように平針里山問題では両方から訴えられているということとか、それから相生山のホタルは今、専門家の議論を待っているところですけれども、その他、いろんなことを、うまいことばっかり言いますけれど、やっぱり自治体と、それから生きとし生ける住民の皆さんからすると、実際に行動の中で、環境か開発かという問題は、まだいまだに深い溝がある。しかし、それと戦っていかなきゃいかんということがイメージでありまして、ちょっとまとめさせていただきました。

 

<(以下、資料の読み上げ) COP10の「議論」から名古屋市民への「行動」へ、「土・水・緑・風を復活する5つの行動メッセージ」、私たちの生活は生物多様性がもたらす恵みのうえに成り立っています。毎日の食卓を彩る食材の提供を始め、安全でおいしい水の供給、豊かな土壌の生産、河川上流の森林が行う放水抑制なども、もともとは生物学的に多様な生態系から生み出されたものです。しかし、人間にとって便利で快適な生活を追い求めた結果、生態系は多大な影響を受け、現在、生物多様性の損失が著しく進んでいます。

 

 「名古屋の暮らしを支える生物多様性」。COP10の重要なテーマの一つとして、「都市と生物多様性」が議論されております。名古屋では、人口流入による都市化が進み、最近15年間で、中村区の面積相当の緑が滅失しました。その結果、生活の潤いを失っただけでなく、都市型水害や都心のヒートアイランド現象が起こる原因のひとつになっているとも言われております。

 

 また、名古屋の都市生活を支える源となる水は、上流部の森の生物多様性が育んでいます。上流への感謝の気持ちを忘れず、将来に渡り持続可能な流域圏の関係構築が必要です。

 

 世界に目を向けると、森林の乱開発や海洋資源の乱獲などが進み、そこからいただいている生物資源の多くが持続可能でなくなりつつあります。生物資源の多くを他の地域、とりわけ海外に依存するなごやは、自らの問題として取り組んでいく必要があります。

 

 そして私たちは、まだまだなごやの生きものについて、知らないことが多いのではないでしょうか。

 

 「議論から行動へ」。都市は、衣食住から薬、癒しなどあらゆる場面で生きものの恵みを受けており、生物多様性と深いつながりがあります。毎日の暮らしの中に生物多様性への配慮の視点を組み込んでいくことにより、「生物多様性の保全とその持続可能な利用」を実現していくことができます。

 

 

 そのためには、より多くの市民が一緒になって、活動していくことが不可欠です。生物多様性の未来は、私たち一人ひとりの行動と価値観にかかっています。

 

 名古屋には、藤前干潟を守った実績から、愛・地球博を経て、着実に市民の環境への関心と行動意欲が高まってきています。

 

 この、市民参加の大いなる力を活かし、持続可能であり、かつ、便利で快適でうるおいが感じられる名古屋を創りあげていくためにどうすべきか、ともに考えていきましょう。

 

 生きとし生けるものすべてが幸せに生きているまちなごやを目指し、5つの行動メッセージを掲げます。

 

 将来、なごやに、土・水・緑・風が復活して、あらゆる生命が輝くまちのような出来る限り自然の力を活かしたまちをめざしていきたいと思っています。

 

 COP10での「議論」を契機にして、市民の「行動」に発展させていき、市民・企業・行政が一緒になって、緑があふれ、青い空に海の風が吹き渡り、どこでもいろいろな生き物に出会える、そのような歴史や風土を活かした名古屋を創り、次の世代に引き継いでいきましょう。

 

 

 「1 都心に緑とにぎわいの広場を!」。名古屋のシンボルの一つ、テレビ塔、久屋大通公園を中心にして、若宮大通から外堀に至る南北約2キロ、約100メートル幅の空間を、多くの人でにぎわい、うるおいのある緑や涼しさなどを感じられる広場として再生していきます。将来は名古屋城につづく緑の空間に人の流れをつくり、外堀で生息が見られるヒメボタルなども含め、多様な生物に都心で出会えるエリアにしましょう。>

 

 ということで、これはちょうどだいたい20ヘクタールありまして、覚えやすいのですけれど、外堀から若宮までが1,738メートル、「稲沢(いなざわ)」で覚えると覚わりますので、記者の方には、割と便利な記憶法ですので。

 

 昨日も学生の話でありましたけれど、テレビ塔の東と西の道路は、よく考えるといらないと思いますね、私はあれは。あのでかい道は。あれをやめてまうと、建物から建物で110メートルあるんですわ。そうすると、たぶん日本最大の都心の公園が出現するということですので、自然を活かすのも一つの方法で、全部芝生にしたらどうだという人もいますけれど、それもそうですけれど、まあちょっと、どえらけにゃあ面白いまちにしたらどうだということで、私は何べんも言っておりますけれど、広小路から南の若宮までの部分は「酒飲み解放区」とか、「居酒屋解放区」でもいいですけれど、江戸、明治、大正、昭和、世界のそういう居酒屋というか、そういうような、向こうで言うとパブですね。そういうような、向こうの街並みも復元する。ずっと。

 

 横浜にラーメン博物館というのがあるでしょう。ああいうものの巨大なやつです。それで街の角では、森進一が歌を歌っていたり、八代亜紀が歌っていたり。若い人が文句を言っていましたけれど、若い人ばっかりじゃないぞと。生きているのは。60過ぎのわしらも大事にしろということです。 世界の、シャンソンでもいいじゃないですか。というので、名フィルに限らず、学生諸氏がバイオリン一本で、ちょこちょこ悲しい音楽を奏でるということで、人生の悲哀を感じながら、だんだん年くっていくというのも、非常に面白いのではないかと。

 

 それで真ん中部分には、今ちょうど、あまりいろいろ言って外れるといけませんけれど、プラネタリウムを。ちょっとこの間、役得ですがテストを見に行きまして、いっぺん皆さんも、新聞記者で役得で見れるかも分かりませんので、見られますと、あれいいですね。キラキラ、今、星がまたたきますね。カール・ツァイス社製の、世界で11台目の非常にすぐれたプラネタリウムの投影機。昔は鉄アレイみたいになっていたけれど、1個あるだけで、ポンとね。

 

 ああいうのもサテライト方式にして、光ファイバーか何かで一部通って、今、「久屋大通公園にちょこっと出先にできんか」と言ったら、「考えてみるわ」と所長が言っておられましたけれども。そういうのとか、博物館の出先でもいいし。動物園なんかをやってもいいと思うよ。サテライト動物園。何べんも言っているけれど、虎とか狼をビュービュー走らせる。そういう感じですわ。

 

 そういうのとか、北側はちょっと人通りが少ないですけれど、桜通北も自然がぎょうさんありますので、自然を中心にした環境を中心にして、がきんちょなんかが動物なんかに触って遊べるとか、そういうので1日遊べる、東京へ行ったら銀座、大阪へ行ったら道頓堀、名古屋は久屋大通公園ということで、行ったら本当に、世界中の人がバス旅行で、ちょっと1日遊んで行こうかといったら、「ああ、楽しいもんだな」と言えるようなものができると、いいじゃないかと。

 

 名古屋はせっかく歴史がありますので、これを活かすということですね。あの辺の昔の住宅地図は、鶴舞公園に残っているんですわ。戦前の、焼ける前の。だで、ずっと路地も再現できると思いますし、それからやっぱり、音楽と食い物というものが、なかなかこういうものの盛り上がる中心らしいものですから、とにかくどえらけにゃあ面白いということをコンセプトにできんかということで、(生物多様性条約事務局の)ジョグラフ事務局長も言っていましたけれど、「これは歴史も含めてもいいんですよ」ということなものですから、いわゆる一般的に言う自然だけでは、人間の歴史的な営みも含めたものができれば楽しいなと思っております。名古屋の、銀座、道頓堀と並ぶ、超えるスポットにできんかと思っております。

 

 

<(以下、資料の読み上げ) 「2 いのちと歴史を感じる風の道を!」。団扇絵(だんせんえ)『堀川花盛(ほりかわざかり)』に描かれているように、200年前、花見の名所であった堀川は、かつては舟運による物流の要であると同時に、水遊びや祭りに興じる生活の場であり、水面に映る桜や桃、月や星を愛で、歌や俳句に興じる風流の場でもありました。

 

 開削400年を契機に、なごやのまちの発展や市民の生活を支えてきた堀川を、歴史的な景観を感じる潤いや憩いの場を提供するとともに、中川運河なども含めて豊かな生態系を育む貴重な水辺空間として再生します。また、伊勢湾から都心にさわやかな海の風が吹き抜けるような風の道をつくっていきたいと思います。>

 

 と言って、本当にできたら、どえらい格好いいですけれど。できんこともないらしいですね。風の道をつくるというのは。これはなかなか堀川、中川運河を通過して、伊勢湾の潮の匂いのする風が、わっと吹き抜けたら、どえらいいい都市になると思いますけれど。

 

 それと堀川ビッグバンということで、もうすでに始まっていますが、これは国交省も環境省も一緒にやっております。市民団体も一緒にやっておりますけれど、水をきれいにするのは当たり前ですけれど、それを超えまして、その周りにある人間の営みまでもう一回再生したいと。そのシンボルがこの『堀川花盛』ですね。これを見ていただきますと、中で泳いでる人がありますし、周りに田楽や、ああいうものを食わす店がずらっと並んでいてということで、1キロぐらいでも復興できるといいなと思っていますよ、何とか。

 

 木は、もうすぐ植える予定でおります。日置橋の上は、上流が桜、下流が桃ということで、歴史的にそういう記述がありますので。桜については、いわゆるソメイヨシノか山桜か。この間聞いたら、山桜が歴史的史実のようですので、山桜を植えたらどうかということになっております。

 

<(以下、資料の読み上げ) 「3街じゅうに緑の回廊を!」。指定都市における街路樹の高木密度ナンバーワンを誇るなごやにおいて、四季折々の表情を見せてくれる緑を、市民とともに、工夫を凝らして街の中の様々なところに増やし、つなぎ、まとめていきます。>

 

 ということで、ぜひこれいっぺん、街路樹ナンバーワンという、ミスコンはやると怒られますので、ミスターコンみたいな、何か分かりませんが、イケメンコンテストじゃないけれど、名古屋の街路樹ナンバーワンの、単独の木で1本これだとか、それから街路樹ですので、一つの並木道のところですね。というような、ちょっと人気投票なんかもしてみたらどうかなと思っております。

 

<(以下、資料の読み上げ) 街路の高木で緑の日傘や緑のトンネルをつくり、地上の駐車場を緑のじゅうたんに、民家の塀を緑の壁にして、街じゅうに緑があふれる生活空間をつくりましょう。丘陵地から沖積平野に至る地形や温暖で湿潤な気候など、なごやの風土を活かし、生活道路の緑化や地域の小川の復活をすすめ、そこに暮らす生きものが身近に感じられるまちにしていきましょう。>

 

 ということで、名古屋でいろいろ減税とか地域委員会とか、大改革を行っておりますけれど、まちが変わったというのが、まだストレートにないものですから、分かりやすく言えば、皆さんのお住まいになっている生活道路ですね。生活道路そのものが、一種の公園みたいに感じられると。今も若干、補助金が出ているようですけれど、フェンスは、ぜひ作り直してもらって、全部、生け垣みたいな格好に変えて。できたら、あんまり庭に実の成る木は植えるもんじゃないといって、うちの親父んたちは言っておりましたけれど。そうでもないので、どうぞ皆さん、勝手に人のうちに生えている柿の木を取ったり、こういうことをあんまり言っていいかどうか分かりませんけれど、イチジク通りとか、桃の木通りとか、そういうのも非常に楽しいんじゃないかということで。

 

 照明もちょっと下げますと、なかなかまちの潤いって、一気に出てきますよ。夜でも一杯飲みがてら歩いておりますと、なかなかのものですので。名古屋のまちの特色としては、わざわざ立派な公園まで行かなくても、まちのそこかしこが、それこそ公園と同じだがやということで、散歩しながら十分、都市の魅力を感じられるまちにできんかと。

 

 ここにちょっと書いてありませんけれど、プラス歴史的な史跡表札をたくさんつくるということも考えております。

 

<(以下、資料の読み上げ) 「4 流域自治体交流・連携を!」。なごやの400年を支えた木曽三川流域は、豊かな森と川の生物多様性が育む豊富な水に恵まれ、じゃ口をひねれば安全でおいしい水が飲めることが当たり前になっています。そして、その豊かな水が伊勢湾の海の幸を育んでいます。

 

 今後、このあたり前をあたり前とせず、水と生きものでつながる流域自治体が交流、連携を発展させ、次の世代に豊かな恵みを引き継いでいきます。>

 

 ということで、これはなかなか、名古屋としては重要なことではないかと思います。当たり前だと、この目の前にちょっと水が、あとで出てきますけれど、名古屋の水道水が入っておりますけれど、名古屋の水というのは確かに、全国的に「名古屋の水はうまいらしいな」と言われることですけれど、当たり前のように思っておりますけれど、当たり前ではないので、岐阜県や長野県の皆さんのおかげ、プラス水道局も、「俺のところの技術もあるぜ」と言っておりますけれど、皆さんの総合力ですので、さらに流域自治体、交流・連携が進んで、いい生態系がつくられるといいなということです。

 

<(以下、資料の読み上げ) 「5 情報交流ネットワークの拠点を!」。なごやの生きものを知り・守っていくため、研究者や専門家、地域の住民などの人的資産と、動植物園、水族館、市立大学などの既存の施設の資産を、密度の高いネットワークでつなぐ拠点をつくります。

 

 市民と一緒になって、なごやの生きものを調べ、多様な生物と生態系に支えられた豊かな暮らしが持続していく都市を創っていきます。>

 

 ということで、具体的に、名古屋のまちづくりに乗り出しますので、市民の皆さん、ご期待をと言うか、ぜひ一緒にご参加をいただきたいと思います。

 

 それから、COP10に関連した事業について数点ご報告いたします。

 

 これはホテルにこういうふうに、外国人の部屋だけかね。

 

(当局:全室です。)

 

 全室に、このメッセージカードもついておりますので。ちょっとしゃべりゃあ、せっかくだで。

 

(当局: COP10閣僚級会合の初日である10月27日(水曜日)、市内の7つのホテルにご協力いただき、客室全部に、ウェルカムドリンクとして「なごやのおいしい水のPRボトル缶『名水』」をメッセージカードと併せて、宿泊のお客さまへ提供します。このほか国際会議場でも冷水器を用いて、水道水を提供しています。ぜひ、名古屋のおいしい水道水を味わっていただきたいと思います。)

 

(当局:上下水道局の高坂と申します。また、本日午後3時30分から、COP10・生物多様性交流フェア会場で「流域自治体フォーラム」を開催いたします。人や生き物にとって欠かすことのできない大切な水について、木曽川流域を中心とする市町村が共同で取りまとめた流域自治体宣言を発信いたします。)

 

(当局:皆さんにたくさん飲んでいただければと思いますので、よろしくお願いします。)

 

 ということです。22日(金曜日)には、モントリオールやクリチバの市長さんらと共に、国際会議場内でのCOP10サイドイベントに参加し、自治体代表として、世界へ向けて意見発表を行います。

 

 24日(日曜日)には、ナディアパークにおいて「子どもCOP10あいち・なごや『国際子ども環境会議』」が開催され、海外からも34カ国・地域から82名の子どもたちが参加いたします。大人たちの視点とは違った、子どもたちの視点からの提言が取りまとめられることを期待しておりますので、皆さんもぜひ注目をしていただきたいと思います。

 

 最後に、予算編成過程の公開について、ご報告します。

 

 このたび、先の6月定例会において成立いたしました「予算編成の透明性の確保と市民意見の予算への反映に関する条例」の施行に関しまして、公開する情報や意見募集の期間などについて、規則を定めましたのでご報告いたします。

 

 市長マニフェストにおいても、「情報公開を徹底して、透明性の高い名古屋市行政を実現する」としておりますが、予算編成の透明性の確保と、市民意見の予算への反映を図るため、各局からの予算要求、財政局査定、市長査定の3つの段階で、それぞれの内容に関する情報を公開するとともに、市民からの意見募集を行います。

 

 今年度の予定としましては、来月の中旬には、平成23年度予算の要求内容を公表し、併せて市民意見を募集する予定です。

 

 なお、すでに予算編成過程の公開を行っている指定都市はいくつかございますが、本市では局長の要求段階から、政策的事業や新規・拡充事業、既存事業の廃止・縮小、使用料等の改定等の内容に関する情報について、基本的にすべて公開していくこととしておりまして、こうした取り組みはトップレベルだと思っておりますし、たぶんトップではないかと、近いのがあるような話もありますけれど。トップレベルであることは、間違いない。相当思い切った情報公開に踏み込むことといたしました。

 

 報告は以上ですが、先日から申し上げておりました、再議への再度の議決に関する知事への審査申し立てにつきましては、本日、事務方を通じまして、愛知県知事あてに審査の申立書を提出いたしました。

 

 私からは以上です。

質疑応答

◎名古屋まつりについて

(記者)

 先日行われた名古屋まつりですが、市長も参加されて、開府400年ということもあって、例年にない盛り上がりを見せたと思いますが、感想などお聞かせ願えますか。

 

(市長)

 なかなか、本当に天気がよかったのでありがたかったし、ようけの人に。若干、参加者が多かったんじゃないですかね。どうですかね。多いでしょう。何となく減税のせいか分かりませんけれど。何となくちょっと、明るい、あったかい雰囲気がしたんですけれどね。これは手前味噌というものでしょうか。来ていただいた方も大変ありがたいし、山車まつりなんか一泊しましたので、見せ場もたくさんありました。山車を担いで持ち上げる方の人間を「切師(きりし)」というのですが、大変にくたびれたということです。参加された方には、本当にありがとうございます。

 

 歴史も、あると当たり前のように思いますけれど、やっぱり都市の魅力でオーソドックスに1番何があるかといったら、やっぱり歴史らしいですね。歴史が1番で、2番目がフィクション、3番目が食うものと音楽、4番目が風光明媚ということらしいです、実際は。だからこういう名古屋の、たまたま400年ということですけれど、もっともっと昔のいろいろなよすがを訪ねて。やっていますけれどね、地域の探検隊やら。もう一歩踏み込んで、熱田神宮なんかの1900年の歴史。熱田神宮からもうちょっと南の方で、実は昔の名古屋といったら、向こうが名古屋ですから。熱田神宮より南が。そういうものも発掘していきたい。

 

 地域に道しるべが少ないのが残念ですね。あれをたくさん、手作りで作って、昔の写真や何かも銅板なり鉄板に焼き付けてやると、歩くのが非常に楽しいということです。

 

 僕は山車まつりを、ずっと長いことやっていますけれど、なかなか、きれいはきれいですね。わし挨拶で言いましたけれどね、半田の山車まつりも行きましたけれど、やっぱり尾張藩はさすがですね。キンキラキンで、豪華絢爛と。

 

 新聞の夕刊の一面に、きれいな写真が載っていましたね。緑と赤幕がきれいに映えるんですわ。それから金ピカですので、あれに載っていた新出来町の人が、どえらい喜んでいましたけれどね、あの写真がね。だで、尾張藩というのは、いかにやっぱり権勢があったかと。やっぱり御三家筆頭として、相当プライドの高いところだったなという気が本当に感じられました。

 

 今日の新聞ですか、名古屋城の中に緑区の山車が入りましてやっていましたけれど、あとは入れないんです。高さが、正門が通れなかったらしいですけれど、あそこの門がコンクリだから。あれは、昔は木で、コンクリはなかったものですから。あそこも復興して。全部入れるようにして、徳川の殿様が見て喜んだわけでしょう、昔。だからそういうような歴史もの、そのままストーリーと一緒にいろいろなものを復活すると、名古屋人の自慢になるんじゃないかなと思いましたね。

 

 山車まつり一つにすると、とにかく、もっと宣伝せないかんわな。何となく、「祇園祭」と「高山祭」が、山車まつりの中心のようですけれど、今回はいつもの9両プラス有松の方の4両、13両でしたけれど、まだほかにもたくさんありましてね、名古屋の中に。そういうことで、大山車まつりを、さらにやらないかんということで。「これ100年で終わりか」と、みんな言ってござったけれどね、山車の連中は。100年に1回はちょっと寂しいなと言っていましたので、できれば毎年というと、またどうのこうのになるか分かりませんけれども、100年に1回だと、もう火葬場に行っておりますので、ちょっと寂しいものですから、いろいろやれるといいなという感じはいたしました。古臭いもんは、ええもんだぞという雰囲気を、大いに名古屋でかもし出していきたいということです。

 

◎「土・水・緑・風を復活する5つの行動メッセージ」の提案について

(記者)

 この「土・水・緑・風」のメッセージですが、今度の自治体会議で発表するものですか。

 

(市長)

 自治体会議とはまた違うでしょう。これはまた違うんです。これは市民へのメッセージ。

 

(記者)

 自治体会議でやるメッセージは、また別ですか。

 

(市長)

 また別にありますわね。こっちもそうですけれど、わしが言いたいのは、やっぱり自治体のところでは、藤前干潟や平針の里山とか、やっぱりそういう悩みを具体的に引き受けて戦っていくところがやっぱり偉い様の会議と違う、自治体としての一番大事なところだわね。まあそこだわ。

 

 うまいことばっかり言っておるだけでは、環境は守られせんぞというこったわ。はっきり言うと。守るために努力すると、多くの場合は損こくよということですわ。本当のことを言うと、なかなか、損こく場合が多いので、皆さんも会社の中で注意されるといいと思います。分かりませんけれど。

 

(記者)

 いつぐらいから取り組みたいと思っていますか。

 

(市長)

 まあすぐでしょう。堀川なんか、もう始まっていますし。小川の復興もやっていますし。わしはこの久屋大通のやつは、わしに直接責任者をやらしてちょうと頼んどるんですけれど、ぜんぜんお許しがもらえんもんですから、いかんですけれど。まあ、ぼつぼつ、いろんなところで発信しております。

 

流域自治体交流は、今日このあと開かれますし。これもなかなか面白いかと思いますけれどね。「街じゅうに緑の回廊を!」も、ええですけれどね。まだまだブロックの塀だとか、ああいうのがたくさんありますでね。木塀でもそうですけれど、「粋な黒塀、見越しの松に、婀娜(あだ)な姿のお富さん」とありますけれど。粋な黒塀はいいですけれど、そういうのはまた別ですけれど。

 

 この間も言いましたけれど、警察が言っていましたけれど、犯罪は、塀でない方がいいそうですよ、本当に。中で何やっとるか見えんから。犯罪防止は、返って取っちゃったほうがいい。これは国会議員時代ですけれど、警察が言っておりました。

 

 これは直ちに取り掛かる。取り掛かっているものも多いですね。ほとんどやっとるのか。堀川、それから小川の復興もやっていますし。高木(こうぼく)は、今度の12月ぐらいに、街路樹なんかは、ぼうぼうにしておいた方がいいのか、剪定した方がいいのかという大討論会をやる予定でおります。流域自治体は、もう午後。あとは、いつもやっておりますし。市立大学なんかに、名市大の中では、種のいろんな研究をやっているらしいので、何とか本当は植物園の奥深くぐらいに、本当は生物多様性というか、遺伝子をどういうふうに持っていくかというのは、非常に重要なテーマなので、それの一つの研究センターみたいなものができるといいなと。だけれど、ああいうのをつくるには、だいぶ、いろんなフェーズがあって、だんだん奥深く行かんといかんのですわ。そういう問題もありますけれど。

 

◎予算編成過程の公開について

(記者)

 予算編成過程の公開に関する規則ですが、これは例の自民党と公明党が出した条例を公布されましたが、それを受けて定められたのですか。

 

(市長)

 公明党のやつですね。公明党の条例を受けて定めました。

 

(記者)

 11月上旬に各局が出したものを、財政局に出すものに対して市民意見を求めるということですか。

 

(市長)

 局長は、「これはやめる、これやってちょう」となりますわね。それを公開してしまうということで、その段階で、市民の意見、皆さんの意見を聞きますので。なかなかだと思います。

 

(記者)

 そうすると、去年は確か、パブリックヒアリングをやられたのは、年が明けて、財政局の原案が出された後でしたね。

 

(市長)

 査定後ですわね。

 

(記者)

 それより前のものをと。

 

(市長)

 そういうことです。

 

(記者)

 さらに、この財政局の査定の内容を受けてもやるんですか。

 

(市長)

 ええ、そうです。随時やります。

 

(記者)

 2月上旬、資料を見ると、「市長による査定の内容、市民意見および市民の考え方」とありますが、ここでも聞くのですか。

 

(市長)

 はい。それぞれ、全段階において、ご意見をたまわるということですね。

 

(記者)

 意見をどう予算に反映させるかというのは、現時点で、どういうスタンスですか。

 

(市長)

 ここの中で事業仕分けの手法もひとつ出てくると思いますけれどね。だけれど、今のところ拘束力をどういうふうに持たせるかということについては、まだちょっとそこまでは至っておりません。どう持たせるかについては考えますけれど、そこで出てきた意見、例えば事業仕分けなんかやったら、そのままそれが、拘束力が生じるというふうには、なっておりませんけれど。 まあちょっとやりながら考えるということでいかがでしょう。

 

(記者)

 例えば、声の大きい人が強くひとつの復活を求めたとして、しゃべらない9割の人が、逆の場合もあり得るわけですよね。その辺の考え方を整理して臨まれたほうがいいかと。

 

(市長)

 それは大変に重要な問題で、そういうことがありますので、一般的には予算の編成過程の日程、決まっていないものについては、出さないというのが。決まってから議会でやるというのが、今までの一つの流れでしたけれど、一つ、こういう一定の、全く決まっていないのはいかんけれど、局長段階で、少なくとも決定したものについては、やっぱりいいじゃないかということで、踏み出したということです。声の大きい人の意見だけが通るようにならんように、これは課題だと思いますね。大きな課題。若干、チャレンジさせていただきたいという気持ちです。

 

(記者)

 そうすると、それに向かってルールをつくるのは難しいと思いますが、混乱が起きるのを承知でやってみるということですか。

 

(市長)

 人聞きの悪いことを言っていますけれど。

 

(記者)

 言い方は別にしろ、もちろんそういうことにはなりますよね。

 

(市長)

 うん、まあ、ならないかんですね。公開した意味がないですから。公開した意味がないから、「ばか野郎」と言う人がやっぱり出てきて、「いやいや、そんなことないぞ」というようなところが、議論が丁々発止で出てくれば非常にええなと思います。

 

(記者)

 去年のようにパブリックヒアリングもやりますか。それともパブリックコメントのようなかたちで募集するだけなんですか。

 

(市長)

 これはまだ、どういうふうかはちょっと決まっておりませんがね。

 

(当局:意見募集につきましては、現段階では予算要求のところでもって、まずオープンにして、それに対してメールなりで意見を募集するということを当面考えております。基本的にはその段階で意見を1カ月間ぐらい募集し、集約しまして、それを予算の査定に生かしていくと。後は、最後の段階で、実際、市長査定で予算が決まったときに、こういう意見をどういうふうに取り扱っていくかということを併せて公開すると、そういったような流れで今のところ考えています。)

 

(市長)

 会合はやれんかね。

 

(当局:会合については、ちょっと様子を見てということで、去年は1月初めぐらいにやりましたけれども、その意見の状況だとか、予算編成の作業の進捗などを見極めながら、また考えていきたいと思います。)

 

(記者)

 市民の意見は公開するのですか。募集した段階で。

 

(当局:市民の意見は公開します。)

 

(記者)

 1カ月間募集して、どんな人がどんな意見をしたかというのは。

 

(当局:そうです。)

 

(市長)

 これは、なかなか相当な情報公開ですな。

 

(当局:トップクラスというか、トップと言ってもいいかと。)

 

(市長)

 トップと断言してもいいというぐらい。

 

(記者)

 要求段階から出すのがトップレベルと。

 

(当局:要求を、ある程度、すべて出していくという基本的な考え方ですが、各市なんかは、「主な」とか「主要な事業」というかたちで公開をされているところがありますけれども、基本的に全部出すといったようなかたちでやるというのが、トップレベルかなということです。)

 

(市長)

 よう踏み切られたなと思う。なかなかだと思います。私の今までの16年の体験からいきますと。

 

(記者)

 市長は国会でも考えられないと言っておられました、編成過程での情報公開は。そこからこうすることにしたのは、やはり議員提案の条例が決まったからということですか。

 

(市長)

 いや、まあそういう後ろ向きでもないんですけれど、地方自治においては、やっぱり直接市民と、直接民主制と言いますかね。やっぱりなるべく、役所と議会内にとどまらず、直接、市民の皆さんに、依拠してというか、共にいろんなものを考えていくというのが、地方自治の本来の姿ではないかということで、この際思い切って、ルビコン川を渡ったということです。

 

◎再議2件の知事への審査申し立てについて

(記者)

 再議で再可決をした2件について、今日昼過ぎに、正式に知事に申し立てをされたと思いますが、あらためてご感想をお願いします。

 

(市長)

 私は、あれは議会がやり過ぎだと思います。どう考えても。2つありますけれどね。要するに原点は、解散がないということが、地方議会は大きいと思います。国会の議会は、あれは制限はありませんですけれどね。国会は国の唯一の立法機関であると書いてありまして、それ以外に何も書いてありません。それでもやっぱり、固有の行政権について、私は本会議で答弁しましたけれど、私も16年弱やらしていただいたけれど、行政計画法というのは審議になりますけれど、行政計画そのものに数値が書いてある。それを議決で変更したということは、ついぞ体験がないし、やっぱりできないと思うんですね。そういう流れの中で今回、議決対象も、要するに議会が行政をやるという条例が決まってしまったと。

 

 それももう1つ問題があるのは、わずか数日じゃないですか。一晩と言うと、また怒るかも分からんけれど、一晩に近い状況で、市民の皆さんに対するヒアリングもなしに、また百歩譲って言うんだったら、党に持ち帰って、国会の場合は必ずそうなります。いったん持ち帰って、すべった転んだで、一議会、二議会、またぐことは、いくらでもあるんですね。

 

 そうでなくて、ババッと、いっぺんに、あるものが決まっていってしまうということになりますと、何べんも言いますけれど、もう市長選挙はやめた方がいいですわ、そういうふうだったら。その代わり憲法の問題がありますけれど、やっぱり議会が直接行政を執るシティ・マネジャー制度というのが外国にもありますので。その代わり、市議会が責任を取らないかん。住民監査請求とか受けたときは、自らが責任を取らないかんし、フルタイムジョブになる必要があるのではないかという気がしまして。

 

 それから、よくマスコミの評論に出てきますけれど、なぜ議会と最後話し合ってやらないのかということがよく書いてありますが、これは厳密に言うと間違いですからね。話し合いは、とことんするのはいいけれど、最後はやっぱり民意に委ねることが民主主義なのであって、衆議院、国会においてもどういう制度になっているかといったら、最後、話し合いでは結論はつきません。これは衆議院解散によって、民意によって決められるということですので、今回の、こういう、どこまで条例で決められるかということについても、ごちゃごちゃっとやるのではなくて、明らかに、まあこれは解散ではないですけれど、法律に明記してありますので、知事、それからその後は裁判で、非常に珍しい規定。

 

 それと、何べんも言うけれど、驚くべきことが、「再議しなければならない」という義務規定になっていることですね。だで、それを素直にやるということで、内容を申しますと、行政計画の中期戦略ビジョンの改定については、あれはやり過ぎですわ。あれは、まず。例えばリンゴの木の実を取ってしまったり、ああいう政治の理念を強制的に議決で変更することは、僕はいかんと思いますよ。それから数値目標もカットされましたしね。どうですかね。ほかの県の条例だと、そういう具体的計画は、変更してはならないという注意規定を持っているところがありますね。

 

 それからもう1つの仕分け条例については、この間、名前を言うとなんですけれども、「再議しますから」ということで、議長、副議長のところに申し上げに行ったときに、要するに、「議会がどうぞやられたらどうですか」と言ったら、「できるの?」という話がありまして、そりゃあ、できる。議会というのは、議会でやるということは珍しいですけれど、普通は会派とか党ですよね。しょっちゅうやっているようなもんですわ、国会なんかで。

 

 だから、それは、どんどん、どんどん、やる、個人でもとか。どんどこやってもらっては、当たり前じゃないですか。なんでいかんかと言ったら、議会が一定の方式を行政権に強要したというところが。強要したのか、強要していないのかも分からない。結局、いまだに返事はいただいておりません。

 

 あの方法以外に3つありますわね。1つは、市長が決めたときは、議会にその聴取をしなければいけない。それからもう1つは、議会が決めたやつは、それを尊重して、市長がやらないかん、それを。それからもう1つは、議長が選んだ議員、またその他の仕組みでやらないかんと。いわゆる評価する人は。これは大きく3つに分かれますけれど、その仕組みでしかできないのか、それとも無作為抽出等によって自由にできるのか、どちらですかと聞いたら、いまだに返事がないんです。

 

 これは、刑法で言えば罪刑法定主義に反するということで、法律になっていないですか、条例に、こういうことは。射程距離が定まっていない。皆さん、それじゃあ、自分が秘書になったとき、どうしますか。これが決まったら。ほかのでやるのかやらないのか、分からんわけですよ。ええのか悪いのか。

 

 というよりも、議会の討論の中では、「河村がフリーハンドになったらいかんだろう」ということで、かくかくしかじかになったというような、やり取りもあるようですので。名古屋のためというのもありますけれど、オールジャパンですね。日本中の、やっぱり議会と、それから首長の権限の在り方、責任の在り方と同じだということだから問題になるんですよ、要は。市民にとって責任ある行政になるか、ならないかと。権限ある者が責任を取るということですので、その在り方をやっぱり素直に、本当に素直な気持ちで、第三者たる知事、それからその上は裁判に預けてみると、そんな気持ちです。

 

 片山大臣のときも、皆さん、だいぶおみえになりましたけれど、憲法問題、行政権と立法権ということで、最後、裁判もあるよねと、そういうふうに言っておられましたし、一方報道もありまして、決まった人を仕分け人というか、評価に決めるということは問題あるよなということは、皆さんの前でですけれど、言っておられましたけれどね。

 

 結局、与党・野党がないからですわね。国会の場合、与党・野党がありますから、仮に野党が相当行政権にくい込む提案をしますと、必ず与党が反対するわけですよ。だからそれは決まらない。決まらないどころか、ものすごい議論になります。あんなすぐに一晩では決まりません。

 

 だけれど地方自治においては、与党・野党の体制になっていないので、与党のリーダーが市長になるという体制になっていないのでね。だから、こういうことが起こり得ると。市長とまた別個に議会がすべて決めてしまうということが起こり得るので、わざとこういう規定を設けたんじゃないですか。たぶん、法は。だから「再議しなければならない」という義務規定をつくったと。

 

 知事に上げるところと、裁判のところは、ならないではないですけれど、できることはできるというふうに思いますけれどね。確かに危険ですわな。だって議会はノンパーティーにするなり何なり考えないと、それか市長に解散権を与えないと、こういうふうに独走する可能性は大いにありますよ。与野党がないから。ないからというのはおかしいけれど、なくなっていっちゃうことができますのでね。

 

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