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イラガ類について
ページの概要:幼虫の毒棘に触れると激痛を感じる、イラガ類について
イラガ類
[学名] Limacodidae
[分類] 鱗翅目(チョウ目),イラガ科
日本には約30種のイラガ類が生息している。
イラガ、アオイラガなどの幼虫は『キントキ』『オコゼ』などと呼ばれ、刺されると痛い毛虫として知られている。幼虫は充分に成長すると固くて丸い繭を作る。
成虫は中型ないし小型のガで、夜間活動する。
イラガ

[学名] Monema flavescens Walker
[分類] 鱗翅目(チョウ目),イラガ科
成虫は、翅を広げた幅が30-35mm。雌は雄よりいくぶん大きい。体、翅ともに淡黄褐色。羽の先は丸みを帯びている。

幼虫はナマコ型で、成長した幼虫は約24mm。黄緑色で背面に褐色の斑紋がある。多数の毒棘を備えた肉状突起が背面に並ぶ。これに触れると激しい痛みを感ずる。
カキ、ウメ、モミジなど果樹園や庭園の樹木に発生する。年1回の発生。幼虫は夏-秋に多い。繭は滑らかな長円形で『スズメの小便つぼ』とも呼ばれる。近年、名古屋付近ではあまり見かけない。
アオイラガ

[学名] Parasa consocia (Walker)
[分類] 鱗翅目(チョウ目),イラガ科
成虫は雄雌ともに羽を広げた大きさ約35mm。前翅は緑色で、基部と外縁部は褐色。
幼虫は約25mm。黄色で、背面に青色の縦条がある。毒棘を備えた突起は亜背部と気門上線部に並ぶ。
年2回発生し、蛹で冬を越す。毒棘に触れると激痛を感じる。カキ、ナシ、クリ、ヤナギなどを食害する。
ヒロヘリアオイラガ

[学名] Parasa lepida (Cramer)
[分類] 鱗翅目(チョウ目),イラガ科
成虫はアオイラガとよく似ていて区別がつきにくいが、前翅外縁の褐色帯がいくぶん広い。

幼虫もアオイラガに似ているが、後胸背面に生ずる1対の突起に朱色の棘があるので区別できる。アオイラガと同様、多数の毒棘を備えた肉状突起が背面に並ぶ。これに触れると激しい痛みをともなう皮膚炎が生じる。
街路樹や庭園の、サクラ、モミジ、カシ類などで発生する。樹上に丸い繭を作って越冬するが、この繭にも毒針が付いているので、触れると皮膚炎を起こす。
本種は外来の種で、1980頃から日本各地に広がり、名古屋市内でも大発生を続けている。
クロシタアオイラガ

[学名] Parasa sinica (Moore)
[分類] 鱗翅目(チョウ目),イラガ科

成虫は羽を広げた大きさ23-29mm。前翅は緑色。前翅基部と外縁部および後翅全体は黒褐色。

幼虫は約18mm。青黄色で、背面に青色の縦条がある。正中部に赤茶色の縦条を持つ個体もある。毒棘を備えた突起は亜背部と気門上線部に並ぶ。
年2回の発生。毒棘に触れると激痛を感じる。カキ、ウメ、サクラ、クリなどを食害する。
テングイラガ

[学名] Microleon longipalpis Butler
[分類] 鱗翅目(チョウ目),イラガ科
成虫は羽を広げた大きさ12-18mm。下唇鬚が長く、上方に湾曲している。
幼虫は約9mm。黄緑色で、第3腹節の側線上に赤色の瘤起がある。
年2回の発生。毒棘に触れると激痛を感じる。サクラ、カキ、チャ、ヤナギ、カエデなどを食する。
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コンテンツ掲載日 平成19年3月1日|修正日 平成19年8月31日
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