ページの先頭です

災害とこころ

ソーシャルメディアへのリンクは別ウインドウで開きます

このページを印刷する最終更新日:2005年4月4日

ページの概要:災害とこころについて

災害による心への影響

 地震、洪水、火事、交通事故といった大きな災害や事故に突然巻き込まれて、恐ろしい体験をしたことはありますか?

 災害や事故により、自分の大事な人や大切にしていた物を失い、昨日までの自分の生活が急に大きく変わってしまったら、私たちの心はどのような影響を受けるでしょうか。

誰にでも起きる反応

 「夜、よく眠れなくなった」「怖い夢をみる」「その時の光景が浮かんできて苦しい」「泣けて何もできない」「ちょっとのことでイライラする」「ボーッとしていることが多い」

 災害や事故の体験後にこのような反応が起きるようになり、自分はどこかおかしくなってしまったのか、病気になってしまうのか、と思うことがあります。しかしこれは、大きな災害や事故などに遭うと、誰にでも起こりうる普通の反応です。突然の出来事に体も心も備える余裕がなく、このような反応が起きたのです。

安全・安心・安眠

 では、このような反応が起きてきたら、どうすればよいのでしょうか。

 まずは、自分の安全を確保しましょう。いつまでも、危険な場所にとどまったり、負傷をそのままにすることなく、避難場所等安全な場所へ身を移したり、救護所等で手当てを受けることが必要です。安全な感じを持つことと、被災された他の方々と交流して、孤立感を軽くすることが、心の健康を保つうえで、とても大切です。

 また、災害や事故が起こると、私たちの周囲では公的な援助やボランティア活動など、いろいろな援助が提供される場合があります。自分のこれからの生活を立て直すために必要な援助を受けることも大切です。

 場合によっては、医師に相談し、夜眠れるようになる薬や不安を鎮める薬を処方してもらうことが必要なこともあります。中には、精神科の薬が嫌いで、アルコールで気持ちをやわらげようと考える方もいるでしょう。しかし、アルコールは、習慣となり、飲む量が増え、かえって心身や家庭生活に悪い影響を与えてしまうおそれがあるのです。

回復する過程

 時間がたち、生活の見通しが立ってくると、恐ろしい体験の記憶は徐々にやわらいでいきます。眠れない、イライラする、というような反応も少なくなってきます。しかし、同じ災害や事故に遭ったとしても、回復する過程は人によって違います。

 また、長期にわたっていつまでも心の反応が消えなかったり、体験の直後にはそれほど反応はなかったのに、数か月を過ぎてから、急にその時のことを強く思い出したりする人もいます。これまでの人生経験や周りの環境の違いによって、反応が続く期間や始まる時期が異なるのです。

 症状が長く続くようでしたら、専門機関に相談してみましょう。

☆名古屋市では、心の健康に関する相談を、各区の保健所及び精神保健福祉センターで行っています。お気軽にご相談ください。

参考図書

厚生労働省 精神・神経疾患研究委託費 外傷ストレス関連障害の病態と治療ガイドラインに関する研究班 主任研究者 金 吉春編集:「心的トラウマの理解とケア」,じほう,2001.

関連リンク

このページについてご意見をお聞かせください

ご注意

  1. お答えが必要なお問合せは、直接担当部署へお願いいたします(こちらではお受けできません)。問合せ先等が不明な場合は、ページ下部の「このページの作成担当」などをご確認下さい。
  2. 個人情報を含む内容は記入しないでください。

ページの先頭へ