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デング熱について

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このページを印刷する最終更新日:2023年6月28日

ページID:63211

デング熱の発生状況について

 平成26年8月、約70年ぶりに、東京を中心に海外渡航歴のないデング熱の患者(国内感染)が複数発生しました。また、平成28年7月には、新潟県において、海外から帰国した方がデング出血熱を発症し、死亡する事例が発生しました。その後、令和元年10月に平成26年8月以来、5年ぶりに海外渡航歴のないデング熱の患者(国内感染)が3件確認されました。

 令和5年6月現在、市内医療機関から報告された事例はすべて海外のデング熱流行地域で感染し、帰国後に発症した事例であり、市内で蚊に刺されて感染したデング熱患者の発生はありません。

 過去5年間に市内及び全国で発生したデング熱患者の発生状況を下の表に示しました。なお、国内感染を( )で再掲しています。


デング熱患者の発生状況
 区分 平成30年 平成31年
(令和元年)
 令和2年

令和3年

令和4年
(速報値)
 名古屋市 4(0) 9(0) 3(0) 0(0) 2(0)
 全国 201(0) 461(3) 45(0) 8(0) 99(0)

  海外で蚊に刺されてから数日後に、発熱、発疹、筋肉痛等の症状がみられた場合は、すみやかに医療機関を受診してください。

デング熱とは

どんな病気?

 デングウイルスによって起こる急性熱性感染症で、熱帯や亜熱帯の全域で流行しており、東南アジア、南アジア、中南米で患者が多く発生しています。

 デングウイルスを保有する蚊に刺されることで感染します。そのため、ヒトからヒトへの直接感染はありません。また、すべての蚊がウイルスを保有しているわけではないので、蚊に刺されたというだけで心配する必要はありません。

 主たる媒介蚊はネッタイシマカ(日本には常在していません)ですが、日本のほとんどの地域で生息するヒトスジシマカ(いわゆる「ヤブカ」)も媒介します。

症状は?

 潜伏期間は2日から15日(多くは3日から7日)で、突然の発熱頭痛筋肉痛皮膚の発疹などが主症状です。症状は1週間程度で回復します。なお、ごくまれに一部の患者において、出血症状を呈し、重症化することがあります。

 蚊に刺されて、高熱等が出た場合は、かかりつけの医療機関を受診してください。

治療法は?

 現時点で、デングウイルスに対する特効薬やワクチンはありませんので、症状に応じた対症療法が主体となります。

予防法は?

 蚊に刺されないように注意することが重要です。

 特に、蚊が活動する時期(5月中旬から10月下旬)は、以下のことに注意してください。

  • 屋外での作業には、長袖・長ズボンを着用し、肌の露出をなるべく避けましょう。
  • 虫除け剤の使用等により、屋外だけでなく、屋内でも蚊に刺されないように注意しましょう。
  • ヒトスジシマカ(いわゆる「ヤブカ」)も水たまりに産卵しますので、身の回りの水たまりができそうな物(植木鉢の受け皿やバケツ等)は片付け、蚊の幼虫(ボウフラ)の発生源を作らないように注意しましょう。

デングウイルス検査結果

関連リンク

このページの作成担当

健康福祉局新型コロナウイルス感染症対策部感染症対策室感染症係

電話番号

:052-972-2631

ファックス番号

:052-972-4203

電子メールアドレス

a2631@kenkofukushi.city.nagoya.lg.jp

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