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シミ類について

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このページを印刷する最終更新日:2007年3月1日

ページID:5247

ページの概要:原始的な昆虫、シミ類について

シミ類

[学名] Thysanura
[分類] 総尾目(シミ目)

原始的な昆虫。翅が無く、体は背腹方向に扁平。頭部に長めの触角があり、腹部末端に3本の長い毛がある。

生息場所は、落葉層、樹皮下など。ヤマトシミのように屋内生活に適応した種もある。雑食性で特に植物質を好む。

日本には10数種が分布する。屋内性の種類には、ヤマトシミ、セイヨウシミ、セグロシミなどがあり、いずれも書籍、衣類、食品などを加害する。

ヤマトシミ

[学名] Ctenolepisma villosa (Fabricius)
[分類] 総尾目(シミ目),シミ科

ヤマトシミ

体長8-9mm。黄白色で、体表は暗灰色の鱗片でおおわれ、光沢がある。セイヨウシミとよく似ているが、セイヨウシミより淡色、触角が長い(体長の2/3の長さ)、腹部末端節(第10節)が短いことなどで区別できる。

屋内に生息し、おもに糊付けした和紙、書画、和漢書、絹織物などを加害する。食品を加害することもある。

セイヨウシミ

[学名] Lepisma saccharina Linnaeus
[分類] 総尾目(シミ目),シミ科

ヤマトシミによく似ているが、ヤマトシミより濃色で黒っぽく見える、触角が短い(体長の1/2の長さ)、腹部末端節(第10節)が長い(第9節の2倍)などで区別できる。

本種はヨーロッパが原産であるが、現在は世界各地に広がり、図書館などの書籍などの害虫として重要種の一つとなっている。日本にも侵入し定着している。

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