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ドクガ類について

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このページを印刷する最終更新日:2015年6月11日

ページの概要:幼虫、成虫ともに皮膚炎の原因となる、ドクガ類について

ドクガ類

[学名] Lymantriidae
[分類] 鱗翅目(チョウ目),ドクガ科

成虫は大型ないし中型。幼虫は全身ブラシ状の剛毛や毛束でおおわれる典型的なケムシ。

日本に約50種を産する。無害の種も多いが、激しい皮膚炎を起こす毒針毛を持ったものもある。

チャドクガ毒針毛画像(プレパラート標本)

毒針毛(右画像:プレパラート標本)は100μm前後の長さで、プロテアーゼ、エステラーゼ、ヒスタミンなどの毒物質を含んでいる。

毒針毛は、幼虫の腹部背面にある盃状部に叢生し、触れると容易に脱落し飛散する。
一般的に1齢幼虫には毒針毛はない。
2齢以降、脱皮を重ねるごとに増加する。

成虫の鱗粉には毒性はないが、蛹化する際、繭内部に毒針毛を塗りつけるために、羽化した成虫にも毒針毛が付着し、それにより皮膚炎を起こす。

ドクガ

[学名] Artaxa subflava (Bremer)
[分類] 鱗翅目(チョウ目),ドクガ科

ドクガ成虫

中型のガ。翅を広げた大きさ約30-40mm。全体黄色で、前翅に褐色の帯状紋と、黒色の小点がある。

成虫は年1回発生し、6-8月頃見られる。

幼虫で越冬し、4月初めに越冬からさめた幼虫は、6-7月頃までに11-17齢を経て老熟し、落ち葉の間などに潜り、茶褐色の繭を作る。

ドクガ幼虫

幼虫は体長約40mm。

幼虫の胴部には毒針毛があり、激しい皮膚炎を起こす。
蛹化する際に、繭内部に毒針毛を塗りつけるために、羽化した成虫にも毒針毛が付着し、室内に迷入したガにより皮膚炎を起こす。

幼虫の食草は非常に多種にわたり、今までに確認された食草は100種以上におよぶ。

チャドクガ

[学名] Arna pseudoconspersa (Strand)
[分類] 鱗翅目(チョウ目), ドクガ科

チャドクガ成虫

ドクガと同じように、毒針毛による皮膚炎の原因となる重要種。

成虫は翅を広げた大きさ約25-35mm。全体黄色で、雄には黒褐色と黄色の2型がある。

年2回の発生で、成虫は7-8月および9-10月に出現する。

チャドクガ幼虫

幼虫は体長約25mm。

幼虫の食草はツバキ、サザンカ、チャなどのツバキ科の植物に限られる。

被害は、庭木や街路樹の手入れをしているときに多い。
室内に侵入した成虫による被害もある。
また、学校などでサザンカなどをプールサイドに植えた場合、そこに発生したチャドクガから飛散した毒針毛によって、遊泳者が被害にあうことがある。

モンシロドクガ

[学名] Sphrageidus similis (Fuessly)
[分類] 鱗翅目(チョウ目), ドクガ科

モンシロドクガ成虫

成虫は中型。翅を広げた大きさ約25-40mm。翅は白色で、前翅の後縁近くに黒褐色の小斑がある。

幼虫は体長約25mm。

幼虫はサクラ・ウメなどのバラ科、クヌギ・クリ・コナラなどブナ科、クワ科などを食す。

2齢幼虫以降毒針毛を生ずる。

年2-3回発生するが、6月と8-9月に多い。幼虫で越冬する。

マイマイガ

[学名] Lymantria dispar (Linnaeus)
[分類] 鱗翅目(チョウ目), ドクガ科

マイマイガ成虫

成虫は中型ないし大型のガで、翅を広げた大きさ約40-80mm。
7-8月に見られる。

幼虫は老熟すると60mmに達するケムシである。
多数の毛が生えており、触れるとチクチクすることがあるが、毒針毛は持たない。
ただし、1齢幼虫には毒針毛があり、まれに皮膚炎を起こす。

マイマイガ幼虫

幼虫は、ヤナギ、サクラなど各種の植物を食する。
果樹、庭木、街路樹などに害を与えることもある。

卵で越冬した後、4月頃ふ化する。
初期は集団で生活する。
糸を引いてぶら下がることがあり、その様子から『ブランコケムシ』の別名がある。

マイマイガ(左:街灯の周囲で飛ぶ成虫、右:屋外施設に産み付けられた卵塊)

周期的に大発生することがあり、不快害虫として問題となる。

卵塊が家の軒先など木から離れたところに産み付けられ、ふ化した幼虫が家屋に侵入すると、不快害虫とされる場合もある。

[下画像左] 街灯の周囲で飛ぶ成虫
[下画像右] 建築物の軒下に大量に産み付けられた卵塊

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