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平成29年度被災地支援リポート -陸前高田市・気仙沼市- 2月分の記事

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このページを印刷する最終更新日:2018年3月5日

平成29年度被災地支援リポート-陸前高田市・気仙沼市-

平成30年2月1日(木曜日)

 みなさんこんにちは。陸前高田市防災課に派遣されている職員です。

 ここ陸前高田市は、「岩手の湘南」と一部で呼ばれるくらい、岩手県内では比較的暖かいところのようですが、やはり名古屋から来た私には幾分寒く、また今年は厳しい寒波の影響で積雪も多く、東北の冬の厳しさを痛感しておりますが、変わらず元気に職務に励んでいます。さて、ここ数か月における主な出来事を紹介したいと思います。


〇災害・危機管理対応

 陸前高田市防災課は、6人という小さな部署なので、いざ災害が起こりそうな事態となると全員で対応することが基本となります。(今年度は、北朝鮮による弾道ミサイルへの対応もありました。)

 特に、9月の台風18号では、土砂災害警戒情報が発表され、避難勧告を発令し避難所を開設するなど、夜を徹しての対応にあたりました。

 また、10月の台風21号では、収穫前のリンゴが大量に落下し、停電の影響で水耕栽培をしているドームが稼働しなくなるなど、農作物を中心に被害が発生してしまいました。

〇津波避難訓練、消防・防災フェスタ(11月12日)

 東日本大震災の浸水区域を対象とした津波避難訓練を開催し、約2,000人の市民・市職員が参加し、最寄りの高台や避難経路、市職員の参集経路を確認しました。また、今年度はかさ上げ地に新しい中心市街地が形成されつつあることから、同エリアの商業施設「アバッセたかた」の店員らも避難誘導に関わるなど、過去の悲劇を繰り返さないよう、市を挙げて津波避難に取り組んでいるところです。

・津波避難訓練の様子 ※東海新報社提供(転載禁止)

・津波避難訓練の様子 ※東海新報社提供(転載禁止)

 また、同日午後には、楽しく学べる体験型イベント「消防・防災フェスタ」を初開催しました。消防士との放水体験、消火器の使い方指導、煙体験、AED等を用いた救急体験、災害用伝言ダイヤルの利用方法説明ブース、非常持出品や備蓄品の展示・解説などを市民の皆さまに体験していただき、親しみやすく防災に触れる機会を提供することができました。


・消防・防災フェスタの様子

・消防・防災フェスタの様子

〇陸前高田市防災会議、国民保護協議会(1月23日)

 市域の防災に関する総合的な計画である「陸前高田市地域防災計画」の改定などを行う防災会議を開催しました。改定にあたっては、東日本大震災の教訓を始めとして、近年発生した熊本地震、平成28年台風10号災害等の教訓も踏まえ、大幅な見直しを行いました。

 また、弾道ミサイルの発射など、武力攻撃事態等における対応等を定めた「陸前高田市国民保護計画」について、計画の変更案を協議する陸前高田市国民保護協議会を引き続き開催し、危機管理対応にも万全を期しているところです。


・防災会議の様子 ※東海新報社提供(転載禁止)

・防災会議の様子 ※東海新報社提供(転載禁止)

〇1年を通じて

 陸前高田市の防災というと、どうしても津波のことが脳裏に浮かびますが、津波に限らず、あらゆる災害が起こりうることを肝に銘じておく必要があります。それはもちろん、名古屋市でも同じです。

 「防災」に決して終わりはなく、いざ災害が起こるその時までにできるだけの備えをすることで、被害は大きく減らすことができると思います。

 引き続き陸前高田市の復興に全力を尽くすとともに、被災地で見たもの、聞いたもの、経験したものをきちんと名古屋に持って帰れるよう意識しながら、残り期間も派遣先での業務を頑張りたいと思います。

平成30年2月14日(水曜日)

 陸前高田市復興局市街地整備課に派遣されている職員です。新しい年を迎え、立春もすぎましたが、今年は雪の日が多い陸前高田市です。

 今泉地区の区画整理事業は、平成29年7月2日に初めて高台6の宅地引渡しを行い、年末までに高台5北、高台5南と合わせて約100画地の引渡しを行いました。そのため、平成29年中に、住宅再建をして引っ越しをされた方もいます。

 今後、平成30年3月までに、高台5中、高台4、愛宕下、高台7と約150画地の引渡しを行う予定です。

〇今泉地区土地利用計画(案)図(平成29年3月24日時点)

〇今泉地区土地利用計画(案)図(平成29年3月24日時点)

〇二次造成中の愛宕下(平成29年12月22日撮影)

〇二次造成中の愛宕下(平成29年12月22日撮影)

〇高台5から高台4の状況(奥側が高台3)(平成30年1月21日撮影)

〇高台5から高台4の状況(奥側が高台3)(平成30年1月21日撮影)

〇高台5から高台7の状況(平成29年12月18日撮影)

〇高台5から高台7の状況(平成29年12月18日撮影)

しかし、引渡しが進む一方で、いまだに一次造成中の高台2、3では、地盤が堅いため、火薬による発破を行って岩盤と格闘しています。一次造成は、本年5月ごろまでかかる予定です。
〇高台3の状況 (平成30年1月12日撮影)

〇高台3の状況 (平成30年1月12日撮影)

 高台3の宅地の引渡しは、平成30年度末頃の予定です。震災から7年でようやく高台部の引渡しがはじまりましたが、いまからもうひと頑張りと考えています。「無事故、無災害!」で復興に尽力していきたいです。

 

 

 私は2回目の派遣になりますが、1回目の派遣時から変わった所など陸前高田市の状況を紹介したいと思います。

 まず、1回目の派遣時の宿舎からすぐそばの旧JR大船渡線の線路から気仙川河口に向けて撮影した写真です。三陸沿岸自動車道の橋が出来ていました。
〇竹駒町から気仙川の状況(平成25年4月6日撮影)

〇竹駒町から気仙川の状況(平成25年4月6日撮影)

〇気仙川左岸からの状況(平成26年4月19日撮影)

〇気仙川左岸からの状況(平成26年4月19日撮影)

〇気仙川右岸より上流方向の状況(平成26年10月26日撮影)

〇気仙川右岸より上流方向の状況(平成26年10月26日撮影)

〇竹駒町より気仙川の状況(平成30年1月21日撮影)

〇竹駒町より気仙川の状況(平成30年1月21日撮影)

小友浦の広田湾側にも防潮堤が出来上がっていて、最後の仕上げをしていました。
〇小友浦の状況(平成29年9月27日撮影)

〇小友浦の状況(平成29年9月27日撮影)

また、広田町泊第三防災集団移転団地も住宅が建っており、平成27年3月にはなかった防潮堤が出来上がっていました。
〇広田町泊 後浜の状況(平成27年3月7日撮影)

〇広田町泊 後浜の状況(平成27年3月7日撮影)

〇広田町泊 後浜の状況(平成27年3月7日撮影)

〇広田町泊 後浜の状況(平成28年1月20日撮影)

平成30年2月28日(水曜日)

 教育施設整備室に派遣された職員です。雪があまり降らない太平洋側の陸前高田市ですが、今年は雪が多く、気温も低いため積もった雪がなかなか解けず気仙小学校の新築工事にも少なからず影響が出ています。

 2月から木造部分の建方工事が始まりました。写真左側の特別教室棟は平屋建てで切妻屋根を支える梁は最大約13mになります。その梁に気仙小学校を卒業する児童が後輩や学校へのメッセージを書き込みました。設計・監理を委託している綾井・土屋・IEE設計共同体からの申し出から実現したイベントでした。はじめは恥ずかしそうにしていた子も友達が書いているところを見て、どんどん今の気持ちを書き込んでいました。当初は上面のみに書く予定でしたが隠れてしまうため、側面にも“がんばれ!気仙小学校!!”の文字と卒業生13人全員の名前を記しました。当日は新聞社の取材もあり、翌日には大きく紙面を飾りました。それを読んだ方から復興への応援の言葉もいただき、これからの業務の励みにもなりました。

〇高台に再建中の気仙小学校

〇高台に再建中の気仙小学校

〇気仙小学校の建込みと児童によるメッセージ書き込み

〇気仙小学校の建込みと児童によるメッセージ書き込み

このページの作成担当

名古屋市被災地域支援本部(防災危機管理局危機対策室)
電話番号: 052-972-3585
ファックス番号: 052-962-4030
電子メールアドレス: a3585@bosaikikikanri.city.nagoya.lg.jp

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