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平成26年度被災地支援リポート ‐岩手県・陸前高田市・宮古市・気仙沼市‐ 8月分の記事

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このページを印刷する最終更新日:2015年3月31日

被災地支援リポート ‐岩手県・陸前高田市・宮古市・気仙沼市‐

8月1日(金曜日)

 都市整備局市街地整備課です。

 高田地区土地区画整理事業を担当しております。

 土地区画整理事業の主な進捗状況ですが、換地意向確認調査を9月末まで実施しております。

 意向調査を整理次第、本格的に換地設計に入る予定です。

 8月上旬時点の意向確認調査の進捗率は約3割程度となっておりお盆期間中を中心に集中的に進めていきたいと考えております。

 高田町内では新たな施設が2箇所出来ましたので、紹介させていただきます。

 国道45号沿いの道の駅タピック45の近くに陸前高田復興まちづくり情報館(写真1)がオープンしました。こちらでは、震災当時の状況の写真や復興事業の解説が記載されており非常にわかりやすくなっておりますのでこちらにお越しの際は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

 また、一本松駐車場に一本松茶屋(写真2)がオープンしました。

 こちらでは、カフェや食事、お土産を買う事が出来ます。

 こちらにもぜひ足を運んでください。

陸前高田市の復興まちづくり情報について展示してある建物です。

写真1 復興まちづくり情報館

奇跡の一本松の入口に出来た茶屋です。

写真2 一本松茶屋

 陸前高田市のHPを参考に掲載しておきます。

県営名古屋空港から花巻空港まで約70分、花巻空港からレンタカー等で陸前高田市まで約90分です。ぜひ足を運んでみてください。

 陸前高田市HP (外部リンク)別ウィンドウ

8月8日(金曜日)

  こんにちは。陸前高田市で商工観光業務を担当している職員です。東北の夏は涼しく毎日が快適です。このような土地の気候を生かして、街のハード面が整備された後に学生の部活やスポーツチームの合宿などに利用してもらえると良いだろうなあなどと考える今日この頃です。

  私の担当している業務の一つに雇用対策に関するものがあります。具体的には高校生向けの合同就職面接会や気仙地方で就職しようと考えている人向けの会社説明会、首都圏でのU・Iターンフェアなどの運営業務です。平成26年7月現在の大船渡管内の有効求人倍率は1.87倍であり、震災後の平成23年4月時点で0.70倍であったことを考えると、人手不足であり売り手市場であることが一目瞭然の状態です。そのため、上記の面接会や説明会は陸前高田市内で働いてもらう人をいかに増やすかという意味合いが強くなっています。特に人が集まりにくい水産加工業や建設業などは非常に苦戦しています。もっとも、労働力不足という問題は被災地に限られた問題ではなく、過疎化の進む地域でも共通した問題なのです。

多数の高校生が出席し盛況の会社説明会の写真

高校生向けの会社説明会の様子。高校生も企業も真剣勝負。

  人は一日のうち多くの時間を仕事に割いていることからすると、どのような仕事をし、どのような場所で働くかはとても大事な問題です。仕事内容や賃金、通勤時間はどれくらいか、近くにちょっと寄り道できるカフェ・居酒屋や本屋があるか、子どもを預けられる施設などがあるか、など重視する内容は人それぞれです。ただ、この土地で仕事をしてみたいと思ってもらえる街は自然と人が集まってきます。人が集まれば企業や起業者も集まってきます。そのような好循環を生み出すよう課題解決していく仕事が私たち自治体職員の仕事です。

  土地の嵩上げやインフラの整備、住宅の建設などが進行中の陸前高田市ではしばらく厳しい状態が続くとは思いますが、嵩上げ後に作る予定の中心市街地をどのようにしていくか行政のみならず、市民、民間が一体となって今厳しい議論をしています。

被災から月日がたち、草木が生い茂るJR陸前高田駅の写真

JR陸前高田駅があった場所。様々な想い・考えが交錯する街づくりは甘くない。

  私は雇用対策の一担当ではありますが、若い世代に陸前高田で働くということを一つの選択肢に入れてもらうような取り組みをやっていきたいと考えています。例えば、SNSなどの媒体を通して陸前高田の情報が入ってきて、就職時期にUターンも一つの候補に入れてもらえるようにしたり、陸前高田で働く魅力的な人を紹介していくような取り組みです。

  ・・・と考えれば、やることがたくさん。課題解決業に終わりはありませんね。

うごく七夕まつりでの電飾きらめく山車の写真

うごく七夕まつりの様子。この景色が見られるのは今年最後。

8月22日(金曜日)

 陸前高田市市街地整備課で土地区画整理事業を担当している職員です。

 現在実施している土地区画整理事業では高田地区、今泉地区とも3つの区分で土地を造成(1 津波で被災した平地部に隣接する山を削って高台造成地を新たにつくる。2 山を削る際に発生する土砂を平地部に10メートルから12メートル程度って嵩上げ地をつくる。3 3メートルから5メートル程度盛土する平地部を住宅建築ができない災害危険区域に指定する。)する計画を立てています。

 この造成計画を前提に換地設計(従前所有していた土地の権利を造成後の同評価の土地(換地)に移す作業)を行うのですが、高台造成地をつくることなどから権利者それぞれの住宅再建等の意向を踏まえて実施することとし、7月17日から9月15日までの約2か月間、高田地区と今泉地区あわせて2,000名を超える権利者を対象に個別面談で換地先の意向確認調査を行っています。

 調査を開始して1か月ほど経過した時点での個別面談等を行った権利者が約6割という状況ですが、できるだけ多くの権利者の意向を確認し、その後の換地設計に反映させ、来年の夏から秋ごろの仮換地指定を目指していきたいと考えています。

 ところで、震災の状況や復旧・復興の状況などをパネル展示した「復興まちづくり情報館」が8月6日に「旧道の駅 高田松原(タピック45)」に開設されました。高田松原に残っていた被災松の根も展示してありますので、陸前高田にお越しの際は立ち寄っていただければと思います。

陸前高田市の復興まちづくり情報について展示してある建物です。
陸前高田市の復興まちづくり情報に関する展示の様子です。

 話は変わりますが、夏の東北は各地で祭りが開催されています。陸前高田市でも8月7日に「うごく七夕まつり」と「けんか七夕まつり」が開催されました。

 「うごく七夕まつり」は綺麗な飾り付けをした山車が笛と太鼓の演奏にあわせてまちを練り歩くという祭りで、「けんか七夕まつり」は太い丸太を縛り付けた山車をぶつけ合いロープで引っ張り合って勝ち負けを競うという祭りです。

 普段見かけることのない大勢の人が集まり、とても盛り上がっていました。どちらの祭りの開催場所も造成工事が本格化する土地区画整理事業区域内であるため、来年以降数年間は開催することが難しくなると思われます。そのことは市民の方々も理解しているようで、思いっきり楽しむとともに名残惜しそうにしているようでもありました。

電飾で輝く、うごく七夕まつりの山車の写真

(うごく七夕まつり)

けんか七夕まつりで、山車を多くの人がロープで引いている写真

(けんか七夕まつり)

 先日、早朝に陸前高田市にある長部(おさべ)漁港に釣りをしに出かけたのですが、そこから見た市街地の風景が幻想的でしたので、その写真を載せました。銀色で横に伸びているのが土砂を運ぶベルトコンベアで、その後方で雲が低く垂れこめています。右側に見える三角形の建物はタピック45、左側に見える木が「奇跡の一本松」です。

 三陸沿岸は、太平洋から「やませ」と呼ばれる冷気が吹いてきて雲や霧が発生することがあります。この日の朝の天候がやませなのかは分かりませんが、とても肌寒く感じられました。

霧に包まれるベルトコンベア

 それではまた。

このページの作成担当

名古屋市被災地域支援本部(防災危機管理局統括課)
電話番号: 052-972-3585
ファックス番号: 052-962-4030
電子メールアドレス: a3585@bosaikikikanri.city.nagoya.lg.jp

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