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小友中学校文集メッセージ

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このページを印刷する最終更新日:2015年3月31日

ページID:48464

ページの概要:陸前高田市の子ども達を名古屋市へ招待するプロジェクトで名古屋へ来ていただいた小友中学校の先生、生徒の皆さんが作成された文集の中からメッセージをご紹介します。

加藤 清校長のメッセージ

友好の架け橋になるために

 皆さんと一緒の名古屋学習旅行は、とても素晴らしい旅行ができました。全員無事に、元気な姿で小友中に戻ってこられたことを何よりも嬉しく思います。

 初めて体験したこともいっぱいあったでしょう。飛行機に乗ったこと、ミュージカルを観たこと、主演女優・男優さんと記念撮影したこと、地下鉄に乗ったこと、高速エレベーターに乗ってミッドランドスクエアスカイプロムナード46階デッキから名古屋城を観たこと、水族館や動物園、病院などで就労体験したこと、Jリーグトップチーム同士の対決「名古屋グランパスとガンバ大阪」の首位決戦を観戦したこと、世界一の大きさのプラネタリウムを観たこと、離着陸する飛行機を間近で眺めたこと、名古屋市民がうらやむ豪華ホテルに泊まったこと、おいしい食事をお腹いっぱい食べたことなど。

 皆さんは、一番何が楽しかったですか?あっという間の三日間だったと思います。

 この旅行は、名古屋市長さんがお話しされたように「高田の中学生を勇気づけたい、元気になってほしい」という思いから名古屋市に招待する「名古屋においでよ」プロジェクトとして実施されたものです。

 旅行にかかる経費、どれくらいかかったか想像できますか?その経費のすべてが名古屋市民一人一人の募金や協賛金で賄われています。

 名古屋に出かける前に、「どうせ行くのだから、楽しい思い出となる旅行、自分の未来の生き方につながる旅行にしましょう。」とお願いしました。

 旅行の結団式で、三つのめあてを話しました。

一つには、思いっきり楽しんでこよう。

二つには、感謝と明るい笑顔のメッセンジャーになろう。

三つには、名古屋市民との世代を超えた交流に努めよう。

です。

 皆さんは、この三つとも達成できたでしょうか?

 名古屋祭りでのステージ発表では、涙を流しながら聞いてくれた人、頷きながら大きな拍手やエールを送ってくれた人など、感動的なシーンが思い出されます。河村市長さんからも「長い人生、そう悪いことばかりじゃないから元気出して、前を向いて進んでいってほしい。きっと、いいことあるから。」と、励ましの言葉をいただきました。皆さんを紹介した地元テレビのニュース番組を観た方から「テレビに出ていた中学校さんですか?頑張って下さい。」とか、「新聞記事で観たよ。挫けないで頑張ってね、応援しているから。」など、見ず知らずの方々からも温かな言葉をかけていただきました。本当にうれしかった。そして、これまでの復旧・復興への歩みを感謝の言葉として発表したことが、多くの方々にしっかりと受け止めていただいたことに感激しました。

 改めて「行ってきてよかったな」と、みんなで思い返せる旅行ができました。

 旅行に出かける前からお世話くださった名古屋市役所総合調整室、原 誠さんをはじめとする職員の方々から、小友中生徒の印象やメッセージを伺いました。

 「いい生徒さんたちですね。素直でいい子どもたちです。こんないい子たちをあんな大変な状況にするなんて。過去は過去です。未来を見て、生きてほしい。皆さん方なら、必ずや高田の街を復興できます。心から信じています。心配なことがあっても挫けないで!最後は、皆さん一人一人が頑張るしかないけど、皆さんは、一人じゃないよ。名古屋は遠いかもしれないけど、いつだって、皆さんの味方だから、応援団だから。」

 こんな素晴らしい応援メッセージもいただいきました。

 こんな風に思ってくれている方々、そして、旅行中、皆さんがお世話になった方々へのお陰で、一生、心に残る旅行ができました。旅先のいたるところで、たくさん勇気づけてもらいました。

 あの風光明媚な小友浦、陸前高田の街並み、そして三陸海岸を震災前よりももっともっと素晴らしい素敵な街に復旧・復興しよう、厳しい現実に立ち向かっていこうというパワーと活力が湧いてきました。

 高田の町の復旧・復興への道のりは、決して平坦ではなく長い年月がかかるものと思いますが、今の中学生が地域の担い手として活躍する社会人になることを願っています。

 名古屋の皆様、陸前高田の街の復旧・復興に向けた友好の架け橋として、どうか末永いご支援をお願いいたします。本当にありがとうございました。

一年生 大和佑夏さんのメッセージ

名古屋旅行に思う

 十月十四、十五日、十六日に名古屋に行ってきました。名古屋へは、たくさんの募金のおかげで行くことができたので、感謝の気持ちを伝える旅行にしたいと思いました。

 私がこの旅行で印象に残ったことは、様々な場所での歓迎と、名古屋でしかできないような職場体験と、何よりたくさんの人達との出会いでした。

 行った場所全てですごく歓迎されて、私は旅行をおもいっきり楽しもうと思いました。

 職場体験では、名古屋の中でも大きな鶴舞図書館に行って、図書館の仕事や仕組みを見学してきました。約百二十万冊もの本が保管されていると知って、想像もできない本の数に驚きました。実際に仕事の体験もしました。開館前の準備や、貸し出し、返却などの、ふつうは出来ない仕事を体験させていただきました。貸し出し、返却では、磁気を使って持ち出しを予防をしていることが分かって、図書館の工夫を学ぶことができました。本やシール、花束までいただいたので、感謝の気持ちでいっぱいでした。

 また、名古屋では、たくさんの人達との出会いが一番印象に残りました。TJG311の大学生のみなさんには、たくさん写真を撮っていただいたし、一緒に話をして、楽しい時間を過ごせました。ガイドさんには、名古屋の事を紹介していただき、名古屋について知らなかったことをたくさん知ることができました。図書館でお世話してくださったみなさんは、私一人だけのために、館内の色々な場所を見せてくださいました。丸の内中学校の生徒のみなさんは、名古屋城の説明を熱心にしてくださいました。そして、名古屋市民のみなさんには募金をしていただきました。その募金のおかげで旅行に行くことができました。全ての方々に感謝の気持ちを伝えたいです。

 名古屋旅行のテーマは「感謝」でした。私達は、名古屋まつりでのステージ発表以外にも感謝の気持ちを伝えたつもりだけれど、まだまだ伝えきれていないと思います。これからも、名古屋のみなさんや、支援してくださった方々への感謝の気持ちを小友中から発信していきたいです。

二年生 佐藤悠介さんのメッセージ

忘れられない名古屋

 名古屋はとてもすばらしいところでした。まず、名古屋のみなさんの歓迎がとてもうれしかったです。朝早くから名古屋の方が迎えに来て下さったり、飛行機で名古屋に着いたときにたくさんの方が拍手をして出迎えて下さったり、ホテルに行ったときに入口で待っていて下さったりなどと本当にうれしかったです。

 一日目、初めての飛行機に乗り、上がった瞬間が怖かったです。名古屋に着いてすぐにバスが移動してミュージカルを見ました。「ウィキッド」は一人一人が迫力があって感動しました。夕食はポモドーロでイタリア料理を食べました。とてもおいしかったです。クイズ大会もやり名古屋のことについて分かりました。紅霞君がリーダーとなって奇跡的に問題を当てることができて楽しかったです。その後、スカイデッキで名古屋の夜景を見ました。とてもきれいでした。ホテルでは、こんなところにいて良いのだろうかというくらいの広さの部屋に泊って楽しく過ごしました。

 二日目は就労体験で地下鉄で移動して消防署へ行きました。消防署は六階建てと、とても大きかったです。消防署で一番楽しかったのは想定訓練です。実際のような緊張感を味わうことができました。自分たちだけでやってみて不安だったけど、やり終えたときの達成感が気持ち良かったです。名古屋まつりでは自分たちの思いを堂々と伝えることができました。サッカー観戦では名古屋グランパス対ガンバ大阪の試合を見ました。見事名古屋グランパスが勝ったのでうれしかったです。夕食は焼き肉を食べました。お腹いっぱい食べておいしかったです。次々とお肉がでてきてビックリしました。ホテルでは窓から名古屋城が見えました。とてもきれいでした。

 三日目は丸の内中学校のみなさんと名古屋城を見て回りました。丸の内中学校のみなさんと交流を深められました。科学館では世界最大のプラネタリウムを見ました。とてもすごかったです。昼食はひつまぶしを食べました。いろんな食べ方をしておいしかったです。帰りの空港では名古屋で過ごした三日間を思い出して、とてもさみしい気持ちになりました。

 あっという間の三日間でした。とてもいい思い出になりました。名古屋の人たちにもらった元気でこれからも復興に向けて頑張っていきたいと思っています。また必ず名古屋に行きたいです。

二年生 佐藤真美さんのメッセージ

「名古屋に行って感じたこと」

 私は、名古屋学習旅行を通して、改めてたくさんの方々に支えられていることを実感しました。

 一日目、飛行機で名古屋へ飛び立ち、高いビルやたくさんの人を見て、「都会はすごいなぁ」と思いました。そこから大学生の人達とミュージカルを見に行き、大きな舞台のセットに感動しました。ミュージカルが始まり、大きな音にびっくりしましたが、役者さん達の声がきれいで感動しました。その後、いろんな方と夕食を食べました。クイズ大会では名古屋のことが詳しく分かってよかったし、二位になれたのでうれしかったです。夜景を見にいったときは、雨が降ってて大変でしたが、夜景はとってもきれいでした。高田の町も名古屋のような風景になればいいなと思いながら見ていました。マリオットアソシアホテルでは、とっても素敵なホテルで感激しました。

 二日目は職場体験で、マリオットのホテルで、ベッドメイキングをしました。ちゃんとした制服に着替え、お手本の通りになるようにがんばりました。体全体を使ってやる仕事で、思っていた以上に疲れました。次に、名古屋まつりでのプレゼンテーションは、名古屋の人達に、私達の思いが届いたようだったのでうれしかったです。サッカー観戦では初めてプロのサッカーの試合を見て、いない人の間にすばやく動いているのを見て、感動しました。それに、名古屋グランパスが勝ったことがうれしかったです。その後、ピッチにおりて記念撮影できてうれしかったです。次に、夕食を食べに行き焼肉を食べました。食べきれなかったですが、とってもいい思い出になりました。キャッスルホテルでは、部屋から、ライトアップされた名古屋城が見えました。とってもきれいでした。

 三日目の最終日は、天候にも恵まれ、名古屋城に丸の内中学校のみなさんと行きました。名古屋城の中では、さまざまな体験をすることができて楽しかったです。名古屋の中学生の人達と交流できてよかったです。プラネタリウムでは、森の中にいくにつれて、星がとってもはっきり見えてきれいでした。小友できれいな星が見えた時は、星座を見てみようと思いました。

 セントレアの滑走路見学では、飛行機を間近で見て、おもしろかったです。

 最後のお別れでは、自分達がこんなにもたくさんの人達に歓迎されていたのだと思うと涙が出そうでした。

 名古屋のみなさんが私達が帰るのに涙を流してくれたり、二泊三日だけでも、こんなに強い「絆」が生まれたことがうれしかったです。高田の町を名古屋のように、明るく元気な町にしたいと思いました。

三年生 村上大さんのメッセージ

名古屋旅行に行ったよ!

 名古屋旅行の一日目は、最初にミュージカル「ウィキッド」の観劇でした。僕はミュージカルを見たことがなく、どんなことをするんだろうと、とても楽しみにしていました。

 実際に見てみると、思っていたよりも場面が変わるときの表情の変化や、歌になったときの動きの変化など、一つ一つの動きにキレがあり本物のミュージカルのすごさを知り、本当に感動しました。夜には名古屋の夜景を見に行きました。小友の夜景は雨だと見ることができないけれど、名古屋の夜景は雨でも見ることができたし、雨の夜景も雨のおかげで際立つ美しさというものがあり、とても綺麗でした。

 二日目は就労体験が朝からありました。僕は東山動物園へ行き、サル舎の体験をしてきました。サル舎では小屋の掃除とエサやり、エサ作りをしてきました。サル小屋の掃除とエサ作りは二人でやっても大変だったのに、それを従業員の方は一人で全ての仕事をやるなんてすごいと思ったし、そんな大変なことを笑顔でやっていたので好きなことをやると多少大変でも苦にせずやれるんだなと思いました。その後の名古屋まつりでは、あの構成詩で僕たちの気持ちが少しでも伝わればいいなと思います。サッカー観戦では、ゴールが合計で五回も見れてとてもうれしかったし、テレビで見るよりも迫力があり、とても楽しかったです。それに、試合観戦終了後には下に降り、さっきまで目の前で戦っていた選手たちが走っていたグラウンドに立てて本当にうれしかったです。それだけではなく、写真撮影では玉田選手と一緒に写真を撮ることができたし、握手をすることもできたので、言葉にできないほど、本当に感動しました。

 三日目は名古屋城に行き、丸の内中学校の人達と交流をしました。名古屋城内を見学しながら、丸の内中学校の人達から名古屋城の中にある物の歴史を教えてもらい、とてもすごいなと思いました。プラネタリウムでは、星だけを見るのかなと思っていたら、星を見る以外にも、その星ができた過程をしれて、宇宙の壮大さを知ることができ、とても感動しました。

 今回の名古屋旅行を通して思ったことは、名古屋の人情の温かさ、たくさんの方々の支援でここまで復興できたんだなということです。

 僕も将来名古屋の人達のように人情がある温かい人になり、困ってる人を助けてあげれるような人になりたいです。本当に名古屋の人達は名古屋まつりの時にも自分のことのように心配してくれるほど優しい人達だったし、そんな温かい人達に出会えたことは、これから自分達もそうなっていく必要があると思うので名古屋の人達を見習っていきたいです。

三年生 及川恵香さんのメッセージ

ありがとう名古屋!!

 二泊三日の名古屋旅行で印象深かった出来事はたくさんあります。

 一つ目は、四季劇場で見た「ウィキッド」です。とても迫力があり、すごく感動しました。そして、ミュージカルが終わったあとに舞台の上に行きました。普通なら行けないのですごくうれしかったです。あと、「ウィキッド」に出演した、グリンダ、フィエロ、エルファバやオズの魔法使いを演じた俳優さんたちと写真を撮りました。すごくうれしかったし、感動しました。

 二つ目は、就労体験でお菓子作りをしたことです。今回作ったのは「フルーツタルト」と「レモンフラワークッキー」と「エビフライサンド」の三つです。フルーツタルトのときに作ったカスタードクリームが一番勉強になりました。カスタードクリームが作れるといろいろなお菓子が作れるので今度作ってみたいです。あと、レモンフラワークッキーでは、形が整わなくて苦戦しました。次作るときは、がんばりたいです。

 三つ目は、サッカーの観戦です。テレビでしか見たことがなかったのでとてもうれしかったです。生でゴールを決めたところを見たら、すごく興奮しました。試合が終わったあと、アリーナに行きました。普通なら見られないところが見れたし、玉田選手と握手をしたり、写真を撮ったりできてすごく感動しました。

 四つ目は、名古屋城の見学です。名古屋城の見学のとき同じ班だったななみちゃん、まみちゃん、アリーナちゃんやまりちゃんと仲良くなれてとても楽しかったです。中でも、ななみちゃんに住所やメアドを聞いてすごく仲良くなれたし、まみちゃんとは、嵐のことで意気投合できて楽しかったです。テストが近いのに私たちのために集ってくれてとてもうれしかったです。またみんなに会いたいです。

 私は名古屋に行って名古屋のみなさんの心のあたたかさを感じました。普通では入れない所に入れてくれたり、名古屋の人でも泊まったことのないホテルに泊まったりしてすごくうれしかったし、いい思い出ができました。また、名古屋祭りでは雨が降っていたのに、たくさんの人がいて、私たちの思いを聞いてくれました。涙を流している人もいて、うれしかったし、私も泣きそうになりました。

 私たちは感謝の気持ちを伝えに行ったのに、またたくさんのあたたかい気持ちにふれたり、支援を受けたりしてありがたいと思いました。感謝の気持ちでいっぱいだし、とても元気をもらいました。いつか恩返しをしたいと思います。でもまずは、小友の町を復興させたいです。私たちにできることは、地域の人を笑顔にすることだと思うので文化祭取り組みをがんばりたいと思います。郷土芸能も人数が少ないけど、がんばりたいです。

このページの作成担当

名古屋市被災地域支援本部(防災危機管理局統括課)
電話番号: 052-972-3585
ファックス番号: 052-962-4030
電子メールアドレス: a3585@bosaikikikanri.city.nagoya.lg.jp

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