第3回熱田区ジュニアスポーツ指導者研修 スポーツコーチング
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熱田区役所では毎年、子どもたちにスポーツを教える方や子どもの保護者を対象に「ジュニアスポーツ指導者研修会」を開催しています。令和2年度の講座は、公益財団法人日本スポーツ協会スポーツ医・科学専門委員で心理カウンセラーの吉田繁敬先生をお招きし、指導者に必要なスキル「スポーツコーチング」について、ユーモアを交えてご講演いただきました。その内容を参考に一部をご紹介します。
※講師と受講者の間に透明なパーテーションを使用しています。
指導者は子どもになぜ「ダメ」なのかを説明し、子ども自身で判断するための規律を伝えるようにします。
子どもの成長は見えにくいのです。
指導者が子どもの自発的な行動(やる気)を引き出すためのコミュニケーションスキルのことです。
子どもが自分から「やってみたい」という気持ちを引き出すのに、
指導者は「いかにサポートするか」が課題です。
子どもの「自律」
子どもが自分の意志によって、自分が獲得した規律で自分の行動を制御できるようになることがスポーツコーチングの目標です。
子どもが問題や課題に直面した時の対応は「子どもに任せて、指導者は見守る」
指導者は「指示」するのではなく、子どもの思考や感情を「支持」して、
子どもたち自身が考えるきっかけを作ることが大切です。
子どもがスポーツを行うことの「目的」は「人間形成」
子どものスポーツの練習や試合は
「人格形成」を達成するための「手段」なのです。
指導者は子どもの行動や意見の良い部分を認めて、具体的にほめる。
子どもが「もっとやってみよう!」と考えるようになることで、
子どもたちの「積極性・自信・主体性」につながります。
指導者は感情的に伝えるのではなく、自分の気持ち(感情)を伝えましょう。
「どうして早く帰ってこないの?早く帰ってきなさい」
※相手を支配(コントロール)しようとしている表現。
相手の反発を招くことが多い表現です。
「暗くなっても帰ってこないから、心配でご飯も作れなかったのよ。
明るいうちに帰ってきてくれると安心してご飯が作れるから、そうしてくれると嬉しいな。」
※自分の気持ちを相手に伝える表現。
相手は自分がどうすればよかったのかを考えるきっかけとなることが多い表現です。
指導者と子どもとの考え方の溝を埋めるため、
指導者はなぜそうして欲しいのかを具体的に子どもに説明し、
共通理解(約束)を促します。
「どうすれば解決できるのか」を考え、「次はどうするのか」に焦点を当てたコミュニケーションのことです。
指導者が子どもに
「何が悪かったのか」「誰に責任があるのか」「どこに問題があるのか」を
追求するだけでは、問題解決はできないばかりか、
対立が深まってしまうことが多くあります。
ジュニアスポーツの指導者は、いかに「失敗する機会」を子どもたちに与えられるかが大切です。
子どもが「失敗」した時の指導者の対応が、
子どもの「自律」のカギとなります。
熱田区ジュニアスポーツ指導者研修会は毎年3月に開催しています。
子どものスポーツ指導者だけでなく、子育てにも役立つと保護者の方も受講されます。
今後もスポーツを通して子どもの健やかな成長を支えるための研修を開催していきますので、ぜひご参加ください。
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